心の休憩所

関塚衣旅葉

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3月分

カラオケの話

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 歌うのは昔から好きだったけど、どうにも下手っぴでママにはちゃんと練習してからカラオケ行きなよ…って言われてた。

 そんな私も中学、高校と友達とカラオケに行くようになりある程度ならちゃんと人に聞かせられるくらいになった。
いろんな人とカラオケに行ったけど、これだけは忘れたいなぁって記憶があるんだ。
今日はその話をしてから寝ようと思ってる。

 それは多分、高校三年生くらいの時の話。
当時の彼氏と2人で田舎にあるカラオケで歌ってた時のこと。
アニソンとかボカロが好きで歌ってたし、聞いてた私は、彼の好きな曲はほとんど分からなかったのだ。
だから、その曲を歌われても、ふーん、歌詞がえっちじゃん。
って感じだった。
私は割と人が歌ってる曲を気に入ると自分で覚えて歌えるようにしようとか思う人間なのだけど、まあその曲は覚えなくていいかなって。
だけど、気がついたら歌えるようになってた。
なんでかって、たぶんその日のカラオケでの出来事が印象的だったからだと思う。

 具体的に何があったか。
んー、まあ、相手が彼氏じゃなくて友達だったら二度とカラオケには行かなくなるようなことされたね。
一応聞かれたんだよね。
この曲のライブ映像でね、真似したい演出(?)があって。
みたいな。
へー、まあいいんでね。
とか言ったんすよ。
だって具体的にどんなこととか聞いてなかったし。
いざやられたのは抱きつかれて、目の前で歌われるという。
うん。
多分だけど、これ歌ってる人がね、かっこよければいいんだよ。
歌ってる方はめちゃくちゃかっこいいからその方にされるのはキャー!ってなる。
しかし、この元彼はタバコ臭いし、顔がいい訳でもない。
ギャーってなったわ。

 今一番好きな人もたまーに歌ってくれるけど、この人にならこのパフォーマンスされたい。
もしこれ読んでたら是非してください。
よろしくお願いします。
まあなんだ、好きな歌を歌うのは大切だけど、憧れは憧れのままで留めた方がいいこともあるよねって話。
寝るわ。
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