闇の深そうな話

部屋と私

 これはだいぶ溯る。
私の家、ゴミ屋敷なんすよ。
知ってる人は知ってると思う。
いちばん酷い時に家に来たことがあるのは、カレと昔一方的に憧れていた人くらいかな。
あの時よく家に呼んだな…って親に何度か怒られました。
でもまあ、私と部屋ってすごいアレなのよ。
密接に関わってるの。
そりゃまあ、人間やってますから基本部屋にいるわなって感じですけど。
思ってるよりも部屋にまつわるエピソード多いからちょっと聞いてよ。

 まず1つ。
高確率でカラオケに行くとお触りしがち。
触られることもあるし、触ることもあるよねって。
いや、別に同意の上だから、たぶん。
ごめん、待って、同意の上じゃない人もいたかもしれない。
なんかさ、カレとカラオケに行った時、2人で行った時よ。
なんかさ、ちょっとえっちな歌を歌われた時、まだ10代の頃。
メンヘラ処女だったから歌いながら近づかれたり、顎クイ(これ死語かな)されたりキスの寸止め？されたりとか。
そんなのされたらメンヘラ処女はその気になるわけで。
まあその後はご想像に任せるって言うか、覚えてない。
なんか、うん。
記憶しておくほどの事じゃなかった。

 2つ目行くか。
部屋…。
ゴミ屋敷での話でも一応しておくかぁ。
なんかね、ゴミ屋敷なんだけど、それでもゴミ屋敷ですることは多々あった。
ゴミ屋敷ですんなよ、ホテル行けよって思うんですけどね。
当時、私一応ね、未成年だったからホテル行けなくてさ。
でもあれじゃない？
わざわざゴミ屋敷でやらんでも。
相手の家でええやんって思うじゃん？
電車乗らないといけないお家の人ばかりでね。
来てもらっていたので…。
ごめんね、ゴミ屋敷でさせて…。

 3つ目。
2つ目なんかすごいつまらないんだけど。
口直しに。
何度かフットワークが軽い時期があったから人の家に行ったこともありました。
1人はまだ学生の頃に…。
御家族いるのに制服で行ったことは申し訳なかったなぁと思ってます。
1人は、家にいても危ないみたいな考えに至って、ちょっと遠かったけど行ったのよ。
急に行ったのに美味しいご飯作ってくれてありがとうだよ…。
めちゃくちゃ同人誌多かったの覚えてる。
どれも私も好きな絵柄でした。
1人は、私が、1人がしんどくて勢いで行くね、今から行くからって行ったのよね。
押しかけてごめんね。
ご飯美味しかったです。
高確率でご飯ご馳走になるのやばいなこの人。

 4つめ。
何かあるかなぁって思ったら、これを書こうとした理由のお話書いてないことに気がついた。
私、定期的にあの部屋に戻りたいとか呟くでしょ？
あの部屋ってさ、カレと過ごした部屋なのよ。
半同棲？ほぼ同棲かな。
高校卒業して、半年くらい。
どうせ、自分の家帰っても1人だからと思って。
でもそんな気持ちで行ったから失敗したのよ。
具合悪くても家事しなきゃいけない。
家事しないと何か言われる。
頑張っても褒めて貰えない。
節約しないとなのにバイト終わって帰ると10時すぎてるからご飯手抜きにしたくて冷食食べちゃう。
あの頃は夜が来るのが怖かった。
部屋では基本他人が聞いたら甘い声。
私にとっては痛みを軽減させるための叫び。
あの部屋に残っていたのは、幸せなんかじゃなくて、なんだ。
憎しみ？
1度経験した快楽が、その後も続くとは限らないって話。
初めてはなんか好奇心とあんまり寝てなくて気持ちよくても、その後待ってたのは半分くらい痛み。
なんでか覚えてないけど、噛まなきゃイけないって言われた気がする。
最初は私から甘噛みしてとは言いましたよ、はい。
でもねぇ、途中からおかしくなったのよ。
肩こりが酷くなったり、肩揉んでもらうと激痛が走るとか。
お風呂で鏡を見たらぐじゅぐじゅになった傷が映ってた。