【完結・R18】私を待っていたもの…それは…

もえこ

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加齢

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退職して半月が経とうとしていた。

私は人生で初めてともいえるゆったりとした日々を過ごしていたが、久々に、変化が訪れた。

11月15日、
今日は私の誕生日だ。

私は今日で晴れて…
いや…年齢的には曇ってという方が適切か…とにかく今日で私は31歳になった。

石元さんとの年齢がまた開いてしまったが、そんなことはどうでもいいこと…
いっそ、愛されなくてもいい…

この、渇き切った身体を揺さぶり…
女として、しっとりと潤してもらえるなら…お金を彼にどれだけつぎ込んだって構わない。

今ではもう、彼の希望するままに欲しいものを買い与え、頼まれたら現金も少しばかり渡しているくらいだ。 

それはそうと、この前…
彼が私の家で誕生日の当日にお家デートみたいなことをしようと言ってくれた…  
彼とはホテルで会うことの方が多かったので、嬉しい気持ちが湧き上がる…

今、彼が二股か…或いは三股なのか…

笹山ちゃんと関係が続いているのかさえよくわからないが、彼が私にわざわざお祝いの為にそんな時間を割いてくれることが、素直に嬉しかった…

今夜、夜7時にお酒とケーキを持って彼が来る予定だ。

私は料理があまり得意ではないので、デパ地下で、すぐに食べられるサラダやお惣菜、豪華なお肉料理と、彼の好きなワインやおつまみを調達した。

もうすぐ6時…

帰って準備をすれば、ちょうどいい時間だ…
私は弾む気持ちを抑えながら、両手いっぱいに買い物袋を下げ、足早に自宅へ向かった。






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