12 / 15
背後
しおりを挟む
「石っ… 」元さんと、振り向こうとした瞬間、
え … ?
「 … 、ん む、ぐっ…ん!」
何…?
え … 口…を… 手で…
塞がれた… 後ろに、誰か… !
「動くな…今から絶対にこっちを振り向くな。」
「ん、… ん… ん… 」
うまく、返事が出来ない…
背中を、冷たい汗が伝っていく… 誰…
シュルルル…
布の擦れるような音。
素早い動きで、目元を布らしきのもので塞がれ、
手足を縛られ、
ゴロンと床に転がされる。
なに… なんなの… …
誰… ?
「二度は言わない。
有り金…いや…当選したくじを、出せ…まだ、換金前なんだろう…?」
有り金… くじ… 換金…
え…?
「チッ… もう一度、言う。
今すぐに、当選した宝くじを出せ…どこに隠してる…?場所はどこだ…」
え… なんで…
事態が飲み込めず、固まったままでいると、
首筋に冷たい何かが、ひたりと…触れる。
「ひ、いっ…」
嘘… 刃物だ…
「三度目はねえぞ…今すぐ、くじのありかを言うんだ…さもないと…」
男がふふと笑ったのがわかった。
「言わないなら、おまえの命はない…
金か…自分の命か…10秒以内に答えろ…」
「あ… あっ… 」
ダメだ…言わないと…
きっと、殺される…この男は、多分本気だ…
でも、言いたくない…
今の私の、何よりも大事な… ものだ…
命 …
お金 …
命 …
お金… …
あぁ…
男のカウントダウンが始まった…
え … ?
「 … 、ん む、ぐっ…ん!」
何…?
え … 口…を… 手で…
塞がれた… 後ろに、誰か… !
「動くな…今から絶対にこっちを振り向くな。」
「ん、… ん… ん… 」
うまく、返事が出来ない…
背中を、冷たい汗が伝っていく… 誰…
シュルルル…
布の擦れるような音。
素早い動きで、目元を布らしきのもので塞がれ、
手足を縛られ、
ゴロンと床に転がされる。
なに… なんなの… …
誰… ?
「二度は言わない。
有り金…いや…当選したくじを、出せ…まだ、換金前なんだろう…?」
有り金… くじ… 換金…
え…?
「チッ… もう一度、言う。
今すぐに、当選した宝くじを出せ…どこに隠してる…?場所はどこだ…」
え… なんで…
事態が飲み込めず、固まったままでいると、
首筋に冷たい何かが、ひたりと…触れる。
「ひ、いっ…」
嘘… 刃物だ…
「三度目はねえぞ…今すぐ、くじのありかを言うんだ…さもないと…」
男がふふと笑ったのがわかった。
「言わないなら、おまえの命はない…
金か…自分の命か…10秒以内に答えろ…」
「あ… あっ… 」
ダメだ…言わないと…
きっと、殺される…この男は、多分本気だ…
でも、言いたくない…
今の私の、何よりも大事な… ものだ…
命 …
お金 …
命 …
お金… …
あぁ…
男のカウントダウンが始まった…
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
9
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる