【BL・R18】俺とシテみたいって・・・何をですか?

もえこ

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作戦会議

お互いに情報が繋がったこともあり、俺と圭一、森林の三人は時々つるむようになった。

今日もシフト上タイミングが良かったので、バイト帰りに夕食がてら三人で近くのファミレスに来ていた。

お互いに好きな食事を注文し、待つまでの間…俺はちょっと、悩んでいた。
森林に寺崎の交際のことを早く、伝えるべきなのはわかっているけど…なんだかやっぱり言いづらい…既に相手がいると伝えるのは…すごく、打撃を与えることじゃないだろうか…

このことは、実はちょっと前に、圭一には話しておいた。奴はまあまあ驚いてはいたが、二人で話して、やっぱり事実だから森林には話した方が良いとの結論に至ったのだが…
 
うーん…楽しい話でもないから、やっぱりなかなか言いづらい…

そんな風に悩んでいると、すぐに森林の直球質問。

「佐々木さん!いきなりですけど…聞いてもよいですか?寺崎さんって、私から見て結構ナゾなんですけど…好きな人とか…付き合っている人とか…いたりするのかな…知ってたりしますか…?」

お!なんというチャンスだ…こんな感じだと、俺は単に、森林の質問に答えるだけで済む。

俺はチャンスを逃さず、口を開く。

「森林さん…寺崎には、彼女が、もういます…」
  (それも…とびきりの、美少女…)
これは言わないが…何故か、敬語になってしまう。

森林の表情が少しだけ暗くなる。

「あ、でも、付き合い始めて、多分まだ1~2ヶ月とかじゃないかな…向こうから告られて…寺崎は少し悩んでたみたいだけど、OKした、らしいよ…」

なんの慰めにもならないかもしれないが、聞かれてもいないのに色々、情報を増やす、俺。森林の打撃が、少しでも減ればいいな…

すると、
「ほ!…本当ですか!?まだそんな、期間短いんですね!?しかも、相手の女子の方から、告られた!?…
そうなんですね!?…」と、テーブルに乗り出す森林。
 
「う…うん、そうだよ。確かに…そうだ。」
俺がビクビクしながら答えると、 

森林は、
「じゃあ、まだ…チャンスあるかも…
寺崎さんからいったとかだと、厳しいかなと思いましたが…うん、大丈夫です、よし…よし!」

なぜか、笑いながらガッツポーズをする森林…

なんか好きだな、コイツ…
…本当に前向きで…こんな時でも明るい。
俺にちょっと、彼女を応援したくなる気持ちが湧いてくる。まあ…それも、寺崎次第だけど。

でも、田口はきっと、全女子にとって脅威な存在だから、森林が奪うのは…やはり至難の技かもしれない。

「情報、ありがとうございました!また、よろしくお願いします。」と森林がペコリと頭を下げる。

「…私のことはとりあえずOK!…
では、議題を変えます…」とニヤリと笑う彼女。

なんだなんだ…その、悪い顔は…

「奥村先輩と佐々木さん…って…」
森林の目が、キラキラ…輝く…
「いま…どこまで…いってるんですか…?」


!?っ…  俺は烏龍茶を、吹き出しかけた…

「ぷはっ…な、な、なななっ…?!」

 恐るべし、腐女子…直球過ぎる…

 俺は、圭一を見る…
 この質問…どう答えるのが、正解なんだ…

                  
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