【BL・R18】俺とシテみたいって・・・何をですか?

もえこ

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ゼミの飲み会

ある日、久々にゼミの飲み会が開催された。

ゼミのメンバーは教授合わせて15名ほどの人数で男女比でいうと、男6割、女4割くらい。

ちなみにゼミのメンバーの女子全員が、寺崎目当てなんじゃないかな?というくらい、寺崎は何かにつけて、キャーキャー言われたり食事に誘われたりして、モテまくっていた。ただし、寺崎は特別嬉しそうでもなく、いたって普通…

一方、俺はこの容姿からか、女子から可愛いとか綺麗とか言われることはあっても、かっこいいとか逞しいとか、あと、誘われたりとかもほとんど、ない…

神様は不公平だなと、何度思ったことか。
ひがみではないが、同じ男に生まれた以上、やっぱり時々、虚しい気持ちになる。

ゼミでは少人数ということもあって、今までも1~2か月に1度、飲み会みたいなものが開催されていた。大抵言い出すのは女子からで、お目当ては多分、やっぱり寺崎…。
 
でも、田口美弥と寺崎が付き合うようになってからは、ずっと開催されていなかったのだが…最近また、女子の誰かが言い出したらしい。

飲み会の場所は大学近くの和風居酒屋。よくあるチェーン店だが、値段の割に結構うまくて、学生にはなかなか人気の店でいつも賑わっている。

ワイワイした店内で、乾杯をし、女子たちの質問攻めにあう寺崎。俺は外野だから見ているだけ。
まあ、これはこれで、面白いかもしれない。

田口と寺崎、どっちが先に告白したのかとか、デートはいつしているのかなど、女子たちの質問は絶えることを知らない。

寺崎はさすがに世渡り上手で、質問にはまあまあ答えているようだが、答えたくないことには、笑いを交えながらサラッと交わしているらしく、相変わらずソツない男だなと、感心する。

おそらく185センチ位…背が高くて、均整の取れた体つき、甘いマスクに光が透けるような日本人にしては明るめの栗色でサラサラの髪。笑うとさらに一層、イケメン度が上がる…。
そりゃあ、そこらの男が束になっても…寺崎に敵うことはない気がする。

ただ一人、圭一を除いては…。

寺崎と同じくらい背が高く、浅黒い肌に切れ長の目、野生を感じさせる男らしい筋肉をその身にまとう圭一。いつの間にか圭一は、俺にとっての、No.1というか…今となっては順位すらつけられない、特別な奴…

今のこの飲み会より…俺は、なんだか圭一に会いたい。

圭一とまた、飯に行きたいし、ゲームなんかしたい…
また、キス…したいな…なんて思っていたりするし…

圭一にきっとたくさん我慢させてるから、もう、腹を括ろうと俺は思い始めていた。
次回会った時こそ、奴に俺のこの気持ち、伝えなきゃ…

物思いにふけりつつ、
現実に戻るとまだ女子たちの寺崎に対する質問責めは続いていた。
    マジで…    すげえパワーだ…

              

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