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油断
それから俺は、寺崎に勧められるままにシャワーを浴びた。
正直、力が出なくてシャワーどころか着替えもせずに、ベッドへダイブしたいところだったけど…さすがに人の家で寝泊りするのにシャワーを浴びないわけにはいかない。
まだ、クラクラする頭をなんとかやり過ごしながら、いつもより手早くシャワーを済ませる。
パジャマ代わりに寺崎が貸してくれた上下の部屋着に袖を通す。うん…やっぱり…当たり前だけどブカブカ
Tシャツはともかく、下の短パンに関してはウエスト部分に驚くほどに隙間ができたため、俺はゴム紐を最大限にキツく締め、ずり落ちないように手で押さえながら、ぎこちなくシャワールームから出る。
「ありがとう、寺崎。サッパリしたよ」
俺は濡れた髪をタオルで拭きながらドアを開け、寺崎に声をかける。
薄暗がりの部屋のなか、寺崎は洒落たグラスに入った赤ワインみたいなのを飲みながら、ソファーに腰掛けゆったりと寛いでいた。とても大学生とは思えない雰囲気、普通に社会人といっても通用しそうだ。
俺を一瞬見て、すぐに目を逸らす。
格好が変だったかな…やっぱ…服に着られてるし。
それにしても夜中の二時近く…この時間でもまだ寺崎は酒が飲めるんだなと…俺はある意味、関心する。
「何か飲む?お茶とか、色々あるけど…」
寺崎が言ってくれたので、喉が乾きまくっていた俺は水をお願いした。寺崎が立ち上がり、ミネラルウォーターをコップに注いでくれる。
うまい…冷たい水が、少しだけ、酔ってだらけた俺の頭をクリアにしていく…
俺が飲み終わったところを見計らってか、寺崎が言う。
「もう寝るよね?僚介ベッド使っていいよ。俺、ソファーで寝るからさ」
泊めてもらえるだけで十分助かるのに、べッドを使うなんて…さすがに甘え過ぎだよな…
俺はすぐさま辞退する。
「俺はソファーで十分。
泊めてもらうだけで、すごくありがたいんだから。寺崎、おまえがいつも通りベッドで寝てくれ」俺は譲らなかった。
押し問答の末、寺崎が諦めたのか溜息をつき
「まったく、聞かない子…だね…」と笑う。
人を子供みたいに言うな、と内心思いながらも、俺は寺崎が退いたソファにゆっくり横になる。
うん、これなら十分眠れる、
既にもう、かなり眠い…
「おやすみ、寺崎…」
俺はベッドの上の寺崎に声をかけ、眠りの世界に入ろうと目を閉じようとしていた。
「…僚介…」寺崎が俺の名をよぶ。
なんだ寺崎…
俺もうかなり、
眠いんだけど…
正直、力が出なくてシャワーどころか着替えもせずに、ベッドへダイブしたいところだったけど…さすがに人の家で寝泊りするのにシャワーを浴びないわけにはいかない。
まだ、クラクラする頭をなんとかやり過ごしながら、いつもより手早くシャワーを済ませる。
パジャマ代わりに寺崎が貸してくれた上下の部屋着に袖を通す。うん…やっぱり…当たり前だけどブカブカ
Tシャツはともかく、下の短パンに関してはウエスト部分に驚くほどに隙間ができたため、俺はゴム紐を最大限にキツく締め、ずり落ちないように手で押さえながら、ぎこちなくシャワールームから出る。
「ありがとう、寺崎。サッパリしたよ」
俺は濡れた髪をタオルで拭きながらドアを開け、寺崎に声をかける。
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それにしても夜中の二時近く…この時間でもまだ寺崎は酒が飲めるんだなと…俺はある意味、関心する。
「何か飲む?お茶とか、色々あるけど…」
寺崎が言ってくれたので、喉が乾きまくっていた俺は水をお願いした。寺崎が立ち上がり、ミネラルウォーターをコップに注いでくれる。
うまい…冷たい水が、少しだけ、酔ってだらけた俺の頭をクリアにしていく…
俺が飲み終わったところを見計らってか、寺崎が言う。
「もう寝るよね?僚介ベッド使っていいよ。俺、ソファーで寝るからさ」
泊めてもらえるだけで十分助かるのに、べッドを使うなんて…さすがに甘え過ぎだよな…
俺はすぐさま辞退する。
「俺はソファーで十分。
泊めてもらうだけで、すごくありがたいんだから。寺崎、おまえがいつも通りベッドで寝てくれ」俺は譲らなかった。
押し問答の末、寺崎が諦めたのか溜息をつき
「まったく、聞かない子…だね…」と笑う。
人を子供みたいに言うな、と内心思いながらも、俺は寺崎が退いたソファにゆっくり横になる。
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「おやすみ、寺崎…」
俺はベッドの上の寺崎に声をかけ、眠りの世界に入ろうと目を閉じようとしていた。
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なんだ寺崎…
俺もうかなり、
眠いんだけど…
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