【BL・R18】俺とシテみたいって・・・何をですか?

もえこ

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打撃

シュウからのメールは…俺にかなりの打撃を与えた。

あの夜のことは…もう全てなかったことにして、全て綺麗に忘れ去って…
俺はこれでも、なんとか乗り切ろうとしていたんだ…
これでも…前向きに生きていこうと…していた…

寺崎の別人格、シュウの存在がわかってからも…今後は寺崎になるべく近付かないようにするとか、会う機会を減らすとか…色々工夫して、二度とあんな目に合わないように細心の注意を払おうと意識しているところだった…

意図的に、物理的にアイツと距離を保つことによって、毎日、より一層気をつけることで、あの忌まわしい過去を、なきものにしようと…思っていたんだ…

だけど…

…俺は布団の中で、子供のように小さく丸まり、自分自身を抱き締める…

だけど、あんな写真を…
あんな、恥ずかしい自分の写真を、堂々と送り付けられて…俺は…俺はこれから…どうしたら…どうやったら、前向きになれるというんだろう…

寺崎の部屋を立ち去る時、シュウが俺の背後で不気味に言ったことを、不意に思い出す…

「おまえはまた、俺のところに来ることになるよ…楽しみにしてる」…と…確かに、言っていた…

そういうこと…だったのか…

俺の意志はともかく、この写真を自分が手にしていることをネタに、シュウは…もしかして…いや、きっと間違いなく…俺を…脅す…つもりなのではないか…

俺を無理矢理…モノにするだけでは飽き足らず…まさか、その行為を…その行為の様子を…いつの間にか…カメラに収めていたなんて… 

本当に…鬼畜だ…
 鬼としか…言いようがない… 

もしかしたら奴は…静止画だけではなく…動画も…おさめているかもしれない…奴ならやりかねない…

俺はゾッとするような想像をしながら…なんとか…眠りにつこうと試みる。

明日は、幸か不幸か…講義とバイト両方で…寺崎と被る日だった… 

できれば寺崎と…
シュウではなく寺崎自身と一度ゆっくり話がしたい…明日思い切って…俺の方から、アクションを起こそう…

俺はそう思いながら、
   無理矢理に、目を閉じた…

                                      
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