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幸福な長文
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俺は、落ち切った気持ちを浮上させるべく、今度は圭一のラインを開いた。
うわ…長っ…!!
どいつもこいつも、なんなんだ…
俺は基本的に自分からする時、ラインもメールもすごく短い。
本当に必要最低限の用件だけで済ませるタイプだ。
可愛らしいスタンプとかも使うことはないし、多分頑張っても、5行位の文章が限度…
だから圭一も…もちろんシュウに対しても…ただただ感心する。
話した方が早くねえか?とか、なんでこんなにネタがあるんだとか…思っちまう。
見ると…圭一のラインは結構前に来ていたみたいだ。
ちょうど寺崎と喫茶店にいた時間くらいに1通。その数時間後に1通。
『先輩、こんにちは。旅行、お疲れ様でした!!すごく、楽しかったですね!料理もお湯も最高だったし。天気も良かったし…あと、何度も夢にまで見た先輩とやっと…できたこと。今でも、なんか夢みたいです…
俺、本当に最高に、嬉しい。』ここでいったん、終了している。
続けて読む。
『先輩…あれから身体は大丈夫ですか?俺、あまりに嬉しくて、調子に乗って…翌日の朝まで…しちゃって…。
先輩に無理させ過ぎたかな…って少し反省してます。
あ、それと…ご実家、大丈夫でしたか…?先輩、俺んちでメールが来た時、顔色が一瞬にして悪くなったので、なんかすごい気になってます…あ、うちの母も心配してました…何事もないなら良いけど、なんかあって俺でも話聞けるなら、いつでも話してくださいね…!でもまあ、俺はまだガキだから…なんの助けにもならないとは思いますけど…先輩の悩みなら、俺は何でも知りたいし、俺でも助けになれるなら…なりたい、そう、思ってます。』
…圭一…ごめんな…実は、実家では何も、問題は起きていないんだ…問題は…あくまで俺自身の問題で…俺はおまえに、前からずっと隠していることがある…。
そんな風に答えを続けられたら…圭一に今すぐに、本当のことを言えたら…どんなに…楽だろう。
そう思いながら、時間があいてきた、最後のラインに視線を落とす。
『今日は大学でしたっけ?…俺、さっきあんなこと書いたけど、先輩の周りのこと、すべて教えて欲しいってことじゃないんで…先輩の悩みを軽くできたらって思っただけなんで、俺に話せないことがあるとしても、全然気にしないでくださいね。
でも、先輩には笑っていて欲しいから、俺はそう、いつでも願ってます。それだけ、言っときますね!
…うわ…ってか、かなり長くなっちゃいました…先輩、男のくせに長文ライン、キモイ…とか引かないでくださいね。先輩のこと、好きでいる証拠です…ってか、やべえ、俺、何言ってんだ…もういいです、では今日も、真面目に勉強開始します。ではまた』
好き…
大好きだ、圭一…。
俺は、スマホをぎゅっと握りしめる。
圭一の優しさ…俺に対する配慮や愛情…言葉…全てが俺の身体に…細胞に、染み込んでくるような気がした。
圭一のことを想うだけで、胸が締めつけられる…。
愛しい…人を好きになるって…こういうことだったんだ…
俺は本当に、今まで生きてきて、初めての感情に戸惑っていた。
シュウに乱暴されたこと…もしも…もしも真実をおまえに話したら…おまえは…どんな顔をするだろう…
怒るかな…
拗ねるかな…
顔を真っ赤にして…シュウを、いや、寺崎を…殴りに行くのかな…それとも…
俺から…離れていくのかな…
でもきっと、このまま隠し通すことはできない。
シュウの口から、面白おかしく圭一に暴露されることだけは絶対に避けたかった。
俺は男だ…そうだ、なんてことはない…もう過去の話だ…
俺は決意した。
今度会った時に、
圭一に全てを話すことを…
うわ…長っ…!!
どいつもこいつも、なんなんだ…
俺は基本的に自分からする時、ラインもメールもすごく短い。
本当に必要最低限の用件だけで済ませるタイプだ。
可愛らしいスタンプとかも使うことはないし、多分頑張っても、5行位の文章が限度…
だから圭一も…もちろんシュウに対しても…ただただ感心する。
話した方が早くねえか?とか、なんでこんなにネタがあるんだとか…思っちまう。
見ると…圭一のラインは結構前に来ていたみたいだ。
ちょうど寺崎と喫茶店にいた時間くらいに1通。その数時間後に1通。
『先輩、こんにちは。旅行、お疲れ様でした!!すごく、楽しかったですね!料理もお湯も最高だったし。天気も良かったし…あと、何度も夢にまで見た先輩とやっと…できたこと。今でも、なんか夢みたいです…
俺、本当に最高に、嬉しい。』ここでいったん、終了している。
続けて読む。
『先輩…あれから身体は大丈夫ですか?俺、あまりに嬉しくて、調子に乗って…翌日の朝まで…しちゃって…。
先輩に無理させ過ぎたかな…って少し反省してます。
あ、それと…ご実家、大丈夫でしたか…?先輩、俺んちでメールが来た時、顔色が一瞬にして悪くなったので、なんかすごい気になってます…あ、うちの母も心配してました…何事もないなら良いけど、なんかあって俺でも話聞けるなら、いつでも話してくださいね…!でもまあ、俺はまだガキだから…なんの助けにもならないとは思いますけど…先輩の悩みなら、俺は何でも知りたいし、俺でも助けになれるなら…なりたい、そう、思ってます。』
…圭一…ごめんな…実は、実家では何も、問題は起きていないんだ…問題は…あくまで俺自身の問題で…俺はおまえに、前からずっと隠していることがある…。
そんな風に答えを続けられたら…圭一に今すぐに、本当のことを言えたら…どんなに…楽だろう。
そう思いながら、時間があいてきた、最後のラインに視線を落とす。
『今日は大学でしたっけ?…俺、さっきあんなこと書いたけど、先輩の周りのこと、すべて教えて欲しいってことじゃないんで…先輩の悩みを軽くできたらって思っただけなんで、俺に話せないことがあるとしても、全然気にしないでくださいね。
でも、先輩には笑っていて欲しいから、俺はそう、いつでも願ってます。それだけ、言っときますね!
…うわ…ってか、かなり長くなっちゃいました…先輩、男のくせに長文ライン、キモイ…とか引かないでくださいね。先輩のこと、好きでいる証拠です…ってか、やべえ、俺、何言ってんだ…もういいです、では今日も、真面目に勉強開始します。ではまた』
好き…
大好きだ、圭一…。
俺は、スマホをぎゅっと握りしめる。
圭一の優しさ…俺に対する配慮や愛情…言葉…全てが俺の身体に…細胞に、染み込んでくるような気がした。
圭一のことを想うだけで、胸が締めつけられる…。
愛しい…人を好きになるって…こういうことだったんだ…
俺は本当に、今まで生きてきて、初めての感情に戸惑っていた。
シュウに乱暴されたこと…もしも…もしも真実をおまえに話したら…おまえは…どんな顔をするだろう…
怒るかな…
拗ねるかな…
顔を真っ赤にして…シュウを、いや、寺崎を…殴りに行くのかな…それとも…
俺から…離れていくのかな…
でもきっと、このまま隠し通すことはできない。
シュウの口から、面白おかしく圭一に暴露されることだけは絶対に避けたかった。
俺は男だ…そうだ、なんてことはない…もう過去の話だ…
俺は決意した。
今度会った時に、
圭一に全てを話すことを…
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