【BL・R18】俺とシテみたいって・・・何をですか?

もえこ

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用意周到

なんて準備のいい…奴なんだ…

ふと、俺は気付いてしまう…何で圭一が偶然、あんな場所に突然現れたのか…。

俺が寺崎と話をするって事前に言っていたから…もしかしたら終わる頃、店に迎えに来るつもりだったのかもしれない…

そのまま俺と寺崎の話を見届けて、その後、俺んちに転がり込むつもりだったのかもしれない…。

「おまえ… なかなかだな… まさか今日…しかもこんな平日ど真ん中…俺んちに泊る予定を…おまえの予定の中に勝手に組み込んでいるとは…」

「すみません…先輩、…でも俺、本当に心配だったんです…。」
圭一の真剣な目が、俺を正面から射抜く。

「…先輩が寺崎先輩と話すって聞いて…寺崎先輩がどんな行動に出るかもわからないし…途中でシュウって野郎が出てきてまた先輩を…とか、マジで悪い方にしか考えらんなくて…だからすみません、俺の勝手でしたことです…」圭一は一旦、言葉を切る。

「でも、やっぱ今日、先輩は奴に…あの、むかつく野郎にやっぱり…襲われてた…あの時仮に、俺が行かなければ…まあ、実際役立たずではありましたけど、俺じゃなくても…誰にも、気付かれなければ…

先輩は、どう…なってたと思います…?
先輩はあまりに無防備過ぎて…俺…もう、気が気じゃないんですって…」

辛そうに歪んだ圭一の顔…

ごめん…
確かに俺が悪い…俺の甘さが、さっきの展開を生んだんだ…そう思った俺は、圭一に気付けば返事をしていた。

「そうだな…悪いのは俺だ…。おまえのおかげで俺は助かったし、ほんと、サンキューな…。
とりあえず、入れ…全然片付いてないけど、…」

「はい…ありがとうございます…」

しぶしぶ圭一を部屋に招きながらも…本当は心の奥底で…嬉しい気持ちを抑えきれずにいた俺。
圭一が好きなんだから、これはしかたがない感情だ…。



でも…部屋に入ってほどなくして… 
圭一は、豹変した…。

可愛い犬コロから、血に飢えた狼のような獣へ… 
圭一は、やっぱり怒っていたんだ…

シュウにまんまと組み敷かれた俺を見たんだ…当たり前だけど…
俺はやっぱり、驚いた…

そして同時に、そんな圭一のことを…
      
いや…どんな圭一であっても、
     心から…好きだと思った… 






















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