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本体
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「… なんだよ、その目つき… 」シュウが笑う。
「… … … …」
この喫茶店に来て、寺崎と話したのはわずか10分程度…
昨夜の話をしてから寺崎は塞ぎ込み、料理が出されたところからは完全にシュウが出現してしまった。
まさか…これも…?
本当のところ、シュウがしゃしゃり出てきたわけでもなく…
寺崎自身が…昨夜の行動に…つまり、俺の発言にショックを受けて内側に引っ込んでしまったのだろうか…
もう一度、正面に座る寺崎を見る。
「てめえ、不躾だな…無言で人の顔、じろじろ見やがって…」
「… … … 」この、乱暴な語り口調…中身は間違いなく、シュウだ…
一体どうやったら、本当の寺崎と普通に…コイツに邪魔をされずにゆっくり話が出来るようになるのか、検討もつかない。
俺と寺崎の全ての会話は、この男に知られてしまうのに…
寺崎自身は、自分が眠っている間に何が起こっているのか、一切知ることが出来ていない現状…
本当にこの男の言う通り…
ある意味で、寺崎が影の存在のようになってきている気がするのは気のせいだろうか…
心の奥底が、ゾクリとする… ゆっくりと…冷えていく…
シュウが本体で、寺崎は影… ?
跡形もなく、消えるかも…だと… ?
ふざけるな…
寺崎は大学で俺に声を掛けてきてくれた頃からずっと、変わらず優しくて…人に親切で…
男女問わず誰からも好かれて、先生からの信頼もすこぶる厚い男…。
なのに、このゲスな男が本体となり…あの、優しい寺崎がいなくなるとか…
絶対にありえない…
あってはならない事態だ…
寺崎にはいまだ、聞けてはいなかったが、
そもそもこの男は…一体いつから、寺崎の中に巣食っていたんだろう…
なんとかそこを聞き出せたら…少しはこの事態の解決のヒントになるかもしれない…
俺はそんな一心で、口を開いた…
「… … … …」
この喫茶店に来て、寺崎と話したのはわずか10分程度…
昨夜の話をしてから寺崎は塞ぎ込み、料理が出されたところからは完全にシュウが出現してしまった。
まさか…これも…?
本当のところ、シュウがしゃしゃり出てきたわけでもなく…
寺崎自身が…昨夜の行動に…つまり、俺の発言にショックを受けて内側に引っ込んでしまったのだろうか…
もう一度、正面に座る寺崎を見る。
「てめえ、不躾だな…無言で人の顔、じろじろ見やがって…」
「… … … 」この、乱暴な語り口調…中身は間違いなく、シュウだ…
一体どうやったら、本当の寺崎と普通に…コイツに邪魔をされずにゆっくり話が出来るようになるのか、検討もつかない。
俺と寺崎の全ての会話は、この男に知られてしまうのに…
寺崎自身は、自分が眠っている間に何が起こっているのか、一切知ることが出来ていない現状…
本当にこの男の言う通り…
ある意味で、寺崎が影の存在のようになってきている気がするのは気のせいだろうか…
心の奥底が、ゾクリとする… ゆっくりと…冷えていく…
シュウが本体で、寺崎は影… ?
跡形もなく、消えるかも…だと… ?
ふざけるな…
寺崎は大学で俺に声を掛けてきてくれた頃からずっと、変わらず優しくて…人に親切で…
男女問わず誰からも好かれて、先生からの信頼もすこぶる厚い男…。
なのに、このゲスな男が本体となり…あの、優しい寺崎がいなくなるとか…
絶対にありえない…
あってはならない事態だ…
寺崎にはいまだ、聞けてはいなかったが、
そもそもこの男は…一体いつから、寺崎の中に巣食っていたんだろう…
なんとかそこを聞き出せたら…少しはこの事態の解決のヒントになるかもしれない…
俺はそんな一心で、口を開いた…
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