【BL・R18】俺とシテみたいって・・・何をですか?

もえこ

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白いお化け

リアルに、シュウが俺にのしかかるような重みを感じたが、きっと圭一の腕か体が…俺の上に…乗っていたのかも、しれない…

ああ… 心から… ホッとする…

圭一に見られるとか…森林にばれるとか…
キャンプも珈琲も何もかも…  夢だ…
全て、夢…  
単なる、俺の頭の中だけの…夢に、すぎない…   

「あ…あ …   あ… よ、良かっ、たあ…  」

 「…… 先輩… 大丈夫ですか…汗…すごいですよ… 一体、なんの夢を…見てたんですか… 」

ぽうっと…
圭一が間接照明を一つだけ、点けて… 
心配そうに、俺の顔を覗き込む… 

「あ…  あの… えっと…」

さすがに…圭一に正直に…
シュウに襲われかけた夢…だなんて、言えない…

そんな夢にいまだに悩まされていると知れば…圭一はどれほどに、心配するだろう…
俺は咄嗟に、まるで子供のような嘘をついた。

「ああ…変なお化けに…追いかけられる夢、みたいな…」

「…お化け…?」

「そう、お化け…」

「…どんな…?」

「え…えっと、その、白いやつ…」

「…白い…?」

「そうだよ、白い布被ったような、お化け…が…」

「…ふーーん…そんな、典型的なおばけが、襲ってくる夢で… …」

「… … …ん… …?」

「そんなに、取り乱しますか…先輩、うなされて、泣いてましたよ…俺、マジで起こすか迷ったくらいに…ほら、ここ…涙、少しついてるし…」

圭一がペロンと、俺の瞼の辺りを舐める…

「う、わっ… !!」

「…しょっぱ… 」

「ばか… 汚いだろう…」

「はあ…?先輩の体を形成するもので、汚いものなんてありません。俺は全部、大丈夫です。」

堂々と言ってのけて、笑って俺を見る圭一。

好きだ…
やっぱコイツ、好き…好き過ぎる…

俺がいくつか年上だろうが、圭一がまだ、高校生だろうが、周りに可愛らしい女の子がウヨウヨいて、圭一を狙っていようが、俺は圭一が…好きで仕方ない…

「んで…本当は、何の夢を見ていたんですか…」

笑っていた圭一が、不意に真面目な顔つきになり、俺を見下ろす。
何を言っても、見抜かれそうな気がした俺は、つい、口を滑らせてしまった。

「ん… あの…  シュウに… お… 」

圭一の視線が、ピクリと動いたのがわかった。

「シュウに、その…襲われそうになる、夢…なんかさ、おまえとか、森林とかと…キャンプに…  ん、 …こら…圭一…」

いきなり圭一に…さらに力を込めて、ぎゅうと抱きしめられて…
俺は身を、よじる…
「ん… 苦し…  」

「先輩… やっぱ俺、今日は我慢しません… 」
くぐもった圭一の、低い声…

「は… ?な… 今、何時だと… 明日、がっこ…」
「知りません、そんなの、どうでもいい…  」
「圭一… 夢、なんて、気に…するな…俺はもう 」
「俺は気にします…」


   圭一の目に…欲情の光が見えた瞬間、
   俺の頬は大きな手に包まれ、

      唇を、塞がれていた…   





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