【BL・R18】俺とシテみたいって・・・何をですか?

もえこ

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動揺

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俺はなんとか、田口のその疑惑を否定する。

「そんなことは、ないよ…」
だめだ…もっと、自信満々に否定しなきゃ…
「あの、だって… 」

俺が、なにかしらの言葉を補足しようとしたら、すぐに田口に…言葉をかぶせられて、しまう…
「…いえ、きっとそうだと思います…って言うか…佐々木さん、さっきから完全に目が泳いじゃってますよ…やっぱり秋夜さんに既に…告白とか、されてるんじゃないですか…?」

「え… や… そ、ん な… …  … あの、… 」

「ふふふっ…なんだか佐々木さんって、可愛いくらいに分かりやすいですよね…嘘、つけないタイプですか…?もういいですよ、答えなくて…その反応でわかっちゃいましたから…でもまあ、佐々木さんは…秋夜さんの気持ちには答えられない… 佐々木さんは圭一さんが好きって、そういうこと、なんでしょう… ?」
田口が…天使のような綺麗な表情で…俺にニコリと微笑む…。

「いっ…!?け、圭一…!?… や、あの…」

俺の心臓は、バクバクと動き始める…

この子は…
田口は…もう既に何もかもを…お見通しなのかもしれない… 

俺と圭一のことまで… 疑っているのか…
なんと言葉を返せばいいのか、すぐには、頭が回らない…
早く、発しろ…  … 完全否定の、言葉を…

きっと、あの時だ…
やっぱり、全てはあの喫茶店の場面…

圭一がネットカフェだの、俺と二人で由布院に旅行に行くだの、色々聞かれてもいないことをベラベラ話したからだ…
それできっと、勘付かれて…

ああ…最低… 最悪だ…

圭一はいつも、誰にばれても…周りにばれても全然構わないと、笑って俺に話してくるが… 

構わない…?そんな、わけがない…

俺と圭一が恋人同士だと、もしも知られたら…
圭一の高校にバレたら…
圭一の親にバレたら…
俺の大学の友人にバレたら…
俺の…親にバレたら…どうなるか…

きっと…100%、反対される…

俺の親は…どれほどに驚くだろう…
男と男で…恋愛関係にあるなんて…しかも、身体の関係もあるなどと、知られたら…
俺が、女の子のように、男に… しかも、高校生…
年下の男… 圭一に、抱かれていると知られたら…

下手をしたら…
いや、多分間違いなく…勘当されるだろう…

絶対に、人に知られたくない…
あくまで、俺と圭一だけの秘密に止めておきたかったのに…

どうしよう…     どうする、俺…

特に、田口には申し訳ないが、
この子は… どう見たって口が、軽そうだ…
今、俺が圭一とのことを認めて、しっかり口止めしたとしても…悪くすれば数日で…大学中に広まったりは、しないだろうか… 

そんな気さえしてきて…
俺は、うっかり言葉を無くした…

こんな場面で、言葉を…
無くしている場合ではないにも、関わらず… 

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