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覚醒
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「先輩…先輩っ !!」
「あっ… あ、っ … 」
「先輩、しっかりしてください… 大丈夫です!俺、ここに居ますから!」
目の前には圭一…
俺の…あまりにも愛しい男が、俺の頭を包み込むようにして心配そうに俺に声を掛けてくる…。
圭一の温かい胸…
トクントクンと…圭一の柔らかな心臓の音が、俺を優しく包み込む…。
そうか、良かった…
やっぱり、今のは悪い夢だった…
「あ… ぁ… そ… そ、うか… やっぱ、夢… 」つい、そう言葉に出してしまう。
「… なんか、ヤバい夢でも…見ました ?」圭一が俺をまっすぐに見つめる。
夢の中…
白いもやの中で、俺は寺崎と、少しだけ話をした…
そして、途中から… いきなりだった。
明らかに寺崎ではない人物が… 寺崎を押しのけて…
そうだ…また、アイツ… シュウが、現れた。
それで、奴はいつものあの横柄な態度で…俺に迫ってきて… 俺は…俺は…
服を脱がされて… ああ… 嫌だ… 気持ち、悪い…
「どうしました…?先輩… 顔色がすごく、悪いですよ…お水、持ってきましょうか…」
「やっ… あ、…別に… その… 」
優しい圭一…
だが、例え夢だとしても、俺があの男に衣類を脱がされ、再び襲われそうになったことを告げれば、
きっといい気持はしないだろう…
俺は口をつぐむ。
「…まさか… また、アイツの… 嫌な夢でも… 見ました…?今は現実世界ですから…俺もついてますから、大丈夫ですよ… ね…?」
圭一が俺の髪を…頭を優しく、まるで子供にするかのように、よしよしと撫でつける…。
年下の圭一にこんなことをされているというのに、全く嫌じゃない…。
なんて、温かい…
好きだ… 好きすぎる…
俺は急に恥ずかしくなって、圭一の視線から逃れるかのように顔を下に向けた。
「う… や… ごめ、ん…だ… 大丈夫だ…」
「あーーっ!!さてはやっぱり… アイツの夢、見てましたね…」
「や… そうじゃ、ない… 本当、…」
「嘘ばっか… 先輩…完っ全っ…に、目が泳いでますよ? ほんと、わかりやすい…あーー腹立つな…」
突然、圭一に顎をくいと、あげられ…圭一の顔が近付く…
「え…えっ… 圭、… んっ … むっ、 んんんんっ… んぅっ…」
抱き締められたような格好で、強引に唇を塞がれる…。
「ん… ふっ… ん… 」
両耳を、大きな手でふさがれるような格好でキスをされ、外界の音が途絶える…。
代わりに聞こえてくるのは…
ぴちゃぴちゃと、互いの唇と唾液が、絡むような水音…ああ…
すぐさま、熱い舌を差し入れられ…激しく、口内を圭一の舌がうごめき、俺はもう簡単に、溶けそうになる…。
駄目だ… もう、ダメ…
「あっ… け、圭一 … んんっ… ふっ…」
突如圭一の唇が離れ、俺はすがるように、圭一を見る。
圭一の濡れた唇が、あまりにも色気を帯びていてクラクラしてくる…
なんて、いい男なのだろう… 精悍な顔立ち…高校生なのに、もう、完全に、雄の顔をしている…
こんな男が、俺なんかを好きだと言ってくることがいまだに信じられない…。
「…たとえ夢だったとしても、俺以外の男が登場する夢なんて、駄目ですよ…俺、嫉妬します…」
「は… ?」
「先輩はもう、俺のものですから…誰にも渡しませんよ…悪いけどもう一生、先輩のこと離しませんから…」
「え…一生、って… また、大袈裟な…」
圭一の視線と目があい、心臓の音が激しくなる…。
朝から…あまりにも真剣な顔をして、何を言ってる、圭一…
「…大袈裟とかじゃなく、俺、マジですよ…本気で、言ってます。先輩が嫌だって言っても、先輩は一生俺のもの…さ… そろそろ、起きましょうか」
さっきとは打って変わったようなにこやかな表情で俺を見る圭一。
本当に、もう… 心臓がもたない…
だが、とにかく俺の方が年上だ…。
俺はそう、自分自身を鼓舞して、なんとか動揺の色を隠して「ん…そだな、起きよう…」ただ、そう告げた。
今日は土曜日。
さっきの嫌な夢なんて忘れて、圭一とできるだけ楽しく過ごそう…。
そう思って、時間を確認しようとスマホを持ったときに、俺は気付いてしまった。
寺崎から…一通の、ライン…連絡が、きていることに…
「あっ… あ、っ … 」
「先輩、しっかりしてください… 大丈夫です!俺、ここに居ますから!」
目の前には圭一…
俺の…あまりにも愛しい男が、俺の頭を包み込むようにして心配そうに俺に声を掛けてくる…。
圭一の温かい胸…
トクントクンと…圭一の柔らかな心臓の音が、俺を優しく包み込む…。
そうか、良かった…
やっぱり、今のは悪い夢だった…
「あ… ぁ… そ… そ、うか… やっぱ、夢… 」つい、そう言葉に出してしまう。
「… なんか、ヤバい夢でも…見ました ?」圭一が俺をまっすぐに見つめる。
夢の中…
白いもやの中で、俺は寺崎と、少しだけ話をした…
そして、途中から… いきなりだった。
明らかに寺崎ではない人物が… 寺崎を押しのけて…
そうだ…また、アイツ… シュウが、現れた。
それで、奴はいつものあの横柄な態度で…俺に迫ってきて… 俺は…俺は…
服を脱がされて… ああ… 嫌だ… 気持ち、悪い…
「どうしました…?先輩… 顔色がすごく、悪いですよ…お水、持ってきましょうか…」
「やっ… あ、…別に… その… 」
優しい圭一…
だが、例え夢だとしても、俺があの男に衣類を脱がされ、再び襲われそうになったことを告げれば、
きっといい気持はしないだろう…
俺は口をつぐむ。
「…まさか… また、アイツの… 嫌な夢でも… 見ました…?今は現実世界ですから…俺もついてますから、大丈夫ですよ… ね…?」
圭一が俺の髪を…頭を優しく、まるで子供にするかのように、よしよしと撫でつける…。
年下の圭一にこんなことをされているというのに、全く嫌じゃない…。
なんて、温かい…
好きだ… 好きすぎる…
俺は急に恥ずかしくなって、圭一の視線から逃れるかのように顔を下に向けた。
「う… や… ごめ、ん…だ… 大丈夫だ…」
「あーーっ!!さてはやっぱり… アイツの夢、見てましたね…」
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抱き締められたような格好で、強引に唇を塞がれる…。
「ん… ふっ… ん… 」
両耳を、大きな手でふさがれるような格好でキスをされ、外界の音が途絶える…。
代わりに聞こえてくるのは…
ぴちゃぴちゃと、互いの唇と唾液が、絡むような水音…ああ…
すぐさま、熱い舌を差し入れられ…激しく、口内を圭一の舌がうごめき、俺はもう簡単に、溶けそうになる…。
駄目だ… もう、ダメ…
「あっ… け、圭一 … んんっ… ふっ…」
突如圭一の唇が離れ、俺はすがるように、圭一を見る。
圭一の濡れた唇が、あまりにも色気を帯びていてクラクラしてくる…
なんて、いい男なのだろう… 精悍な顔立ち…高校生なのに、もう、完全に、雄の顔をしている…
こんな男が、俺なんかを好きだと言ってくることがいまだに信じられない…。
「…たとえ夢だったとしても、俺以外の男が登場する夢なんて、駄目ですよ…俺、嫉妬します…」
「は… ?」
「先輩はもう、俺のものですから…誰にも渡しませんよ…悪いけどもう一生、先輩のこと離しませんから…」
「え…一生、って… また、大袈裟な…」
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だが、とにかく俺の方が年上だ…。
俺はそう、自分自身を鼓舞して、なんとか動揺の色を隠して「ん…そだな、起きよう…」ただ、そう告げた。
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