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第1章
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だからこそ、僕は彼女のことが気になった。
要領の悪い僕に対して、批判的な言葉や愚痴が、彼女の心からは一切聞こえない。
彼女の口から発せられる表面に出てきている言葉=彼女の心…
彼女にはつまり、表裏、みたいなものがないのかもしれない…
もしくは、人に…
自分以外の人に、ただただ無関心なだけ、なのかもしれない。
最近の僕は美波さんのことをそんな風に思うようになってきていた。
だって、職場で…
優しくて女子力が高い、男性社員にも絶大な人気を誇る、ふんわりとした雰囲気を醸し出す高田さんですら、ある日の僕に対して…
『おっそ…ってか、なんでこんなに仕事が遅いのよ、笹野君…見た目はジャニーズにもいそうな、まあまあ可愛いイケメンくんなのに、もったいな…
あー …もう、早くしてよ…それ、その資料、ただ10部ちょっと印刷して皆に配るだけじゃん…もう、イライラする~…デートに遅れちゃうじゃん…』
…って、内心は俺に、めちゃくちゃ怒りながら、
「笹野くん…その資料の印刷、もうそろそろできそう?あの…ごめんねちょっと急ぐから、もう良かったら…あれだったら私がしようか…?ね?」
なんてさ…まじでほんと、
…その、恐ろしい内心、聞きたくない…
まあそもそも、こんな感情を他人に抱かせる僕自身の仕事の遅さが原因ではあるんだけど…
ほんと、いやんなる…
だから僕は、
彼女…美波さんと話す時だけは心落ち着いて話せるんだ…
たとえ、僕がミスしていても、僕の仕事がどんなに遅くても、彼女の毒舌なんて聞いたこともないから。
「お先に失礼します。」
あっ…気付けば5時… …
今日も彼女は定時でダッシュだ…
そして僕は、いつものごとく残業だ。
ってか…俺はそこで気付いた。
彼女の5時以降の行動…知りたかったのに…
そもそも毎日のように残業三昧の僕が、
どうやって定時ダッシュして、彼女の行動を追うことができるんだ…
僕はがっくりと肩を落としながらも、
とりあえず、せめて!
ノー残業DAYの木曜日に定時に帰ることを目標に、頑張って仕事をこなそう…
そう決意して、
その日もいつもと同様、夜食を買いに、売店に急いだ。
要領の悪い僕に対して、批判的な言葉や愚痴が、彼女の心からは一切聞こえない。
彼女の口から発せられる表面に出てきている言葉=彼女の心…
彼女にはつまり、表裏、みたいなものがないのかもしれない…
もしくは、人に…
自分以外の人に、ただただ無関心なだけ、なのかもしれない。
最近の僕は美波さんのことをそんな風に思うようになってきていた。
だって、職場で…
優しくて女子力が高い、男性社員にも絶大な人気を誇る、ふんわりとした雰囲気を醸し出す高田さんですら、ある日の僕に対して…
『おっそ…ってか、なんでこんなに仕事が遅いのよ、笹野君…見た目はジャニーズにもいそうな、まあまあ可愛いイケメンくんなのに、もったいな…
あー …もう、早くしてよ…それ、その資料、ただ10部ちょっと印刷して皆に配るだけじゃん…もう、イライラする~…デートに遅れちゃうじゃん…』
…って、内心は俺に、めちゃくちゃ怒りながら、
「笹野くん…その資料の印刷、もうそろそろできそう?あの…ごめんねちょっと急ぐから、もう良かったら…あれだったら私がしようか…?ね?」
なんてさ…まじでほんと、
…その、恐ろしい内心、聞きたくない…
まあそもそも、こんな感情を他人に抱かせる僕自身の仕事の遅さが原因ではあるんだけど…
ほんと、いやんなる…
だから僕は、
彼女…美波さんと話す時だけは心落ち着いて話せるんだ…
たとえ、僕がミスしていても、僕の仕事がどんなに遅くても、彼女の毒舌なんて聞いたこともないから。
「お先に失礼します。」
あっ…気付けば5時… …
今日も彼女は定時でダッシュだ…
そして僕は、いつものごとく残業だ。
ってか…俺はそこで気付いた。
彼女の5時以降の行動…知りたかったのに…
そもそも毎日のように残業三昧の僕が、
どうやって定時ダッシュして、彼女の行動を追うことができるんだ…
僕はがっくりと肩を落としながらも、
とりあえず、せめて!
ノー残業DAYの木曜日に定時に帰ることを目標に、頑張って仕事をこなそう…
そう決意して、
その日もいつもと同様、夜食を買いに、売店に急いだ。
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