17 / 25
第2章
5
しおりを挟む
「お…昨日は珍しく5時ダッシュだったけど、やっぱり今日は残るのか…?まあ、ほどほどにな…」
その日の午後7時過ぎ、主任がバッグを片手に部屋を出ようとする。
周りを見渡すと、ラッキーだ…珍しく誰もいない。
大抵7時くらいにには、まだ数人部屋に残っているけど、今日は僕と主任のみ…
美波さんのことを…聞くなら…今がチャンスだ…僕はそう思った。
「あの…主任…ちょっと相談…というか、聞きたいことが…あるんですけど…」
ドアを閉めて出て行こうとする主任に背後から声をかける。
「ん…?なんだなんだ、笹野君…なんか、悩み事か…?
聞くぞ聞くぞ…?部下の悩みを聞いて手を差し伸べるのが俺の仕事だ、…そうだ、もう今日はいっそ帰ろう!
な…笹野君、今やってるその仕事、キリのいいところで終わらせろ。飲みにでも、行こう…金曜だしな!」
…別に僕は…僕自身は、悩みとか…ないんだけどな…
飲みに…?主任と二人で飲み会か…あんまり気が進まないけど…
こうも考える。
…主任を酔わせて…美波さんのことを自然に聞き出せないかな…
しらふの時はかなり固そうな主任…
酔わせたら、普段は聞けない何かが、聞けるかもしれない。
「あ…!はい、では…すみませんが5分ほど時間ください。すぐに片付けます…」
「おっ!笹野君にサシ飲み、OKもらえるとは思ってなかったな…!いや~楽しみだ!行こう行こう。」
主任はきっと、立場上からも…きっと、美波さんの何かを知ってる…
僕は意を決して、デスク回りを片付け始めた。
その日の午後7時過ぎ、主任がバッグを片手に部屋を出ようとする。
周りを見渡すと、ラッキーだ…珍しく誰もいない。
大抵7時くらいにには、まだ数人部屋に残っているけど、今日は僕と主任のみ…
美波さんのことを…聞くなら…今がチャンスだ…僕はそう思った。
「あの…主任…ちょっと相談…というか、聞きたいことが…あるんですけど…」
ドアを閉めて出て行こうとする主任に背後から声をかける。
「ん…?なんだなんだ、笹野君…なんか、悩み事か…?
聞くぞ聞くぞ…?部下の悩みを聞いて手を差し伸べるのが俺の仕事だ、…そうだ、もう今日はいっそ帰ろう!
な…笹野君、今やってるその仕事、キリのいいところで終わらせろ。飲みにでも、行こう…金曜だしな!」
…別に僕は…僕自身は、悩みとか…ないんだけどな…
飲みに…?主任と二人で飲み会か…あんまり気が進まないけど…
こうも考える。
…主任を酔わせて…美波さんのことを自然に聞き出せないかな…
しらふの時はかなり固そうな主任…
酔わせたら、普段は聞けない何かが、聞けるかもしれない。
「あ…!はい、では…すみませんが5分ほど時間ください。すぐに片付けます…」
「おっ!笹野君にサシ飲み、OKもらえるとは思ってなかったな…!いや~楽しみだ!行こう行こう。」
主任はきっと、立場上からも…きっと、美波さんの何かを知ってる…
僕は意を決して、デスク回りを片付け始めた。
0
あなたにおすすめの小説
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
壊れていく音を聞きながら
夢窓(ゆめまど)
恋愛
結婚してまだ一か月。
妻の留守中、夫婦の家に突然やってきた母と姉と姪
何気ない日常のひと幕が、
思いもよらない“ひび”を生んでいく。
母と嫁、そしてその狭間で揺れる息子。
誰も気づきがないまま、
家族のかたちが静かに崩れていく――。
壊れていく音を聞きながら、
それでも誰かを思うことはできるのか。
Husband's secret (夫の秘密)
設楽理沙
ライト文芸
果たして・・
秘密などあったのだろうか!
むちゃくちゃ、1回投稿文が短いです。(^^ゞ💦アセアセ
10秒~30秒?
何気ない隠し事が、とんでもないことに繋がっていくこともあるんですね。
❦ イラストはAI生成画像 自作
嘘をつく唇に優しいキスを
松本ユミ
恋愛
いつだって私は本音を隠して嘘をつくーーー。
桜井麻里奈は優しい同期の新庄湊に恋をした。
だけど、湊には学生時代から付き合っている彼女がいることを知りショックを受ける。
麻里奈はこの恋心が叶わないなら自分の気持ちに嘘をつくからせめて同期として隣で笑い合うことだけは許してほしいと密かに思っていた。
そんなある日、湊が『結婚する』という話を聞いてしまい……。
愛する貴方の心から消えた私は…
矢野りと
恋愛
愛する夫が事故に巻き込まれ隣国で行方不明となったのは一年以上前のこと。
周りが諦めの言葉を口にしても、私は決して諦めなかった。
…彼は絶対に生きている。
そう信じて待ち続けていると、願いが天に通じたのか奇跡的に彼は戻って来た。
だが彼は妻である私のことを忘れてしまっていた。
「すまない、君を愛せない」
そう言った彼の目からは私に対する愛情はなくなっていて…。
*設定はゆるいです。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる