【完結】僕のしたこと

もえこ

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僕のしたいこと

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僕の職業は…小説家。

学校の先生、パン屋さん、バスの運転手、公務員、政治家、会社の社員、とか…世の中にはたくさん仕事があるけど…僕は小説家になった。

まだまだ、無名で…まだ2冊ほどしか、出版されていないけど…これからたくさん書き続ける予定。


僕は小学生の頃、みさきちゃんのことで失敗してから…その後も時々失敗を重ねて、ある日気付いた…。

僕は人と、直接的に接するのが苦手なんだと。

むしろ…そのせいで、人に対して攻撃的になってしまうくらいに。

緊張するのか、なんなのか…人前で話すのもあんまり得意じゃないし…
自分の感情を外に向けて、自分の口で表現するのも苦手…

つまり、人と接するのが苦手なんだって気付いて…僕はもう、無理をするのをやめた。

だから、とにかく自分が思ったことを文字だけで表現できる小説… 

人と話さずに、自分の思っていることを、思いきり表現することができる小説を書く。

人とあまり接することなく、一人で出来ることといえば、

画家、作曲家、陶芸家…

色々あるとは思うけど、僕はあまり美術とか音楽は得意じゃないし唯一、国語だけは好きだったから…

文章や物語を作り出す…
僕にできることはこれしかないと思った。

だからいつか、僕が書く小説を読んで…

たとえば普段、あまり笑わない人がクスッと笑ってくれたり…

疲れてしまった人が、少しだけでも疲れを忘れて、リラックスしてくれたり…

病んでいる人の気持ちが、一瞬でも、和らいで、楽になってくれたり…

何かに追い詰められた人が、少しでも心を軽くできるような…逃げ場を見い出してくれたらと…

    …いつもそう、願っている。

僕はネットとかで、知らない人を攻撃したり傷つけるような人とは違う…その、逆を行く。

優しい言葉を紡いで、できるだけ人に寄り添えるようなあったかい小説を書いていきたい。 
     
みんな、もしいつかどこかで、僕の小説を見かけたら…良かったら、応援してね。     

僕は過去に失敗したけど…こんな生き方だってあるんだって、たくさんの人に知って欲しい。
 
だから今、将来に悩んでいる人は、一度、考えてみて欲しい。
 
親とか家族がそう言うからとか…そんなのは、関係ない。
 
未来を決めるのは自分だから…
 
自分の性格を、自分でちゃんと把握して、向き不向きを見極めて…仕事や生活、環境を自分で選んで、生きていく方がきっと楽だし、楽しいと思うんだ。

人が、自分の選んだ道を…どう思うかとか、世間体とか…?…そんなの全く、関係ない。

      人は人。僕は僕。


 大事なのは、自分が自分を、どう思うか… 

 大事なのはそれだけ…、僕はそう思う。

みさきちゃんの言ったこと、僕の胸にはまだ突き刺さってるし、ごめんなさいってずっと思ってる…そしてもちろん、僕を変えてくれたみさきちゃんの幸せを、僕は本当に心から願ってるし、
     
みさきちゃんがどこかで、この僕の小説を…読んでくれてると、すごく嬉しいな…

               おしまい。










        
  




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感想 1

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みんなの感想(1件)

Kabochan
2021.04.17 Kabochan

悲しい😢

2021.04.18 もえこ

感想いただきありがとうございます。

悲しい別れとなってしまいましたが、子供の頃にありがちな間違った行動と、言葉の威力、ともすれば攻撃的な今のネット社会を絡めて書いてみました。誰もが生きやすい、もう少し優しい世の中になって欲しいなと思います。

解除

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