クズ達の青春

海星

文字の大きさ
18 / 60

ファイティングバイパーズ

しおりを挟む
「セガについて語れば?」と言われた。
「ああすれば良い」「こうすれば良い」というアドバイスをもらうのは傍目から見て上手くいってない証拠だろうし気遣いは有難く申し訳なく思う。
だがセガの話になると私は感情的になる。
つまり敵を作り読者をさらに減らす。
セガの話を控えめにしているのはそういう事だと思っていただきたい。
だがリクエストには応える。今回はセガについてソフトに触れようと思う。
セガとセガインタラクティブは別物だ。それだけの事だ。セガは死んだのだ。
セガ人には「背が高い」が「セガ他界」に聞こえる・・・という自虐ネタがあるが、何もおかしくない。セガは他界したのだ。
なぜ「SNKプレイモアはSNKじゃない」という理屈は理解出来るのに「セガインタラクティブはセガじゃない」という理屈は理解出来ないんだろうか?
いくら似てても別物は当たり前に存在する。
あなたはカレーの代わりにクソを食べるだろうか?それと同じ、いやセガインタラクティブはクソ以下だ。比べたらクソに失礼だ。
「名越稔洋が『龍が如く』作ってるだろ?セガは今でもゲーム作ってるんだよ」と言う人もいる。
逆に言えば、『龍が如く』以外にゲームを作っているだろうか?
そしてアーケード向けにセガが開発したゲームはいつ以来ないだろうか?
「名越稔洋が・・・」と言うが本当に偉くなったものである。
周りが『シェンムー』などの「一か八か」の大勝負をしていた時に冒険をせずに『モンキーボール』を作っていて、周りがコケてのしあがっていったんだなぁと。
『名越稔洋』は私にとって『モンキーボール』と『デイトナUSA』の人であり、AM2研の雑魚である。
何が「大人よ、遊べ」だ。お前も少しは遊べ、冒険しろ。バーチャとシェンムーの遺産でヤクザゲーム作ってねーでさ。

AM2研の話が出たから、ちょっとマニアックだけど当時のセガの話をしようと思う。
(あくまで私見で、当時セガが言っていた事ですらありません)
昔セガの専門誌があった。この事すら知らないヤツが『セガ好き』を名乗っていたりするので、セガ人は青筋を立てるが心の中で「死ねば良いのに」と呪うだけなので私も大人になったなあ、と。
専門誌の名は『BEEP』という。出版社はソフトバンクというが白戸家とは一切関係がない、ソフトバンク以前にソフトバンクは存在したのだ。
こういった名称は「早い者勝ち」ではなく「シェアが大きい者が勝つ」のである。セガ人はそれを痛いほど知っている。セガ人にとって『PS』は昔から『プレイステーション』ではなく『ファンタシースター』だし、『MD』は『ミニディスク』ではなく『メガドライブ』であった。ソニーはセガに何か恨みでもあったのか?と思ったりもしたが、ただ単に「相手にしていないだけ」だろう。少し脱線したが話は『BEEP』に戻る。
当時・・・まだAM2研が設立していなかった当時、『BEEP』にハングオンの記事で「開発の鈴木さん」と呼ばれるオッサンが登場する。彼こそが3D格ゲー産みの親、多くのバーチャプレイヤーが子供に「裕」という名前を付けちゃう原因である『鈴木裕』である。
ここで私は「アレ?」と思った。
「まだAM2研が影も形もない時代に何で『AM2研の代表的なゲーム』として『ハングオン』や『スペースハリアー』が生まれるんだ?当時の記事に『開発の鈴木さん』として登場する、という事はAM1研に鈴木裕は所属してたんでしょ?」
「鈴木裕の作ったゲームを『AM2研』ブランドにしよう」という意図的なモノを感じるのは私だけだろうか?
等身大のセガを見て欲しい。私がイラッとする言葉に「さすがセガ」という言葉がある。
ハッキリ言う。「経営が立ちいかなくなる会社が『さすが』であるはずがない」セガ人にとってセガは愛すべきゲームメーカーではあったが、当時から『さすが』でも何でもなかったのだ。

もしにわかセガマニアが「ポリゴンで出来た人間をゲームで動かしたのは『バーチャファイター』が初めてだ」などと知ったような事を言っていたらソイツをボコボコに殴っておいて欲しい、ただし自己責任で。
「ポリゴンで出来た人間をゲームで動かしたのは『バーチャファイター』が初めて」というデマがまことしやかに広まっている。だがポリゴンで出来た人間なら『バーチャレーシング』のピットクルーのほうが早いだろう。探せばもっと前にゲームでポリゴン人間を見つけられるかも知れない。
何故かゲームではデマが真実として広まる風潮がある。
・史上初の対戦格ゲーはストリートファイターである。→デマである。空手道のほうが早い。
・ストリートファイターは二つの大きなボタンがあり叩く強さで攻撃の強さが決まった。→デマである。大きなボタンがあったのは輸出仕様で日本のゲームセンター向けは当時から6ボタンのテーブル筐体であった。しかもボタンは叩く強さは関係ない、ボタンを押す長さで攻撃の強さは変わる。
・ポリゴンで人間を表現したのはバーチャファイターである。→デマである。バーチャレーシングのピットクルーはすでにポリゴンで出来た人間であった。
どうでも良い事かもしれない、でも「ゲーマーは嘘つきだ」「ゲーマーは知ったかぶりをする」と言われないためにデマがそれらしく広まっている風潮を正していかなかくてはいけない。
ついでなので「セガ人が好きなのはゲームメーカーとしてのセガである」というと誤解されがちなので、言っておく。「セガは昔からサードパーティのゲームをセガの名前で販売していた」という事だ。
『ペンゴ』や『青春スキャンダル』はセガが作ったゲームではない。
コアランドというサードパーティが作ったゲームだ。
その後コアランドはバンダイに買収され、『バンプレスト』と名前を変える。
別にサードパーティのゲームをセガブランドで出す事に文句はない。
・・・というか任天堂がゲームフリークのゲームを任天堂ブランドで出し、それが「ポケットモンスター」として大ヒットしても「任天堂が作ったゲームではない」と批判する人はいないだろう。
それと同じで別にセガがゲームを作らずに販売する事を批判している訳ではない、それしかせずゲームを作っていない状況を「セガじゃない」と言っているだけなので誤解なきように。
ちなみにゲームフリークはメガドライブで『まじかる☆タルるートくん』という横スクロールシューティングゲームをセガブランドで出している。

AM2研が作った3D格ゲーとして有名なのは「バーチャファイター」シリーズだろう。
だが他にも「ソニック・ザ・ファイターズ」や「ファイティングバイパーズ」がある。
「ソニック・ザ・ファイターズ」をあまりやらなかったのは「あまりやっている人がおらず対戦が成立しないから」というのが大きい。対戦格闘ゲームで大切な事は何より「対戦相手がいる事」だった。「バーチャファイター3」があまりヒットしなかったのは「対戦が盛り上がらなかったから」だろう。なぜ対戦が盛り上がらなかったのかは色々な考え方がある。「アンジュレーション(高低差)がゲーム的ではなかった」「千本パンチ系の無茶苦茶な行動が制限された」「韓国で生まれた『垢すりステップ(今考えたらろくでもないネーミングだな)』がゲームをつまらなくした」など色々な意見があるが、結局は「対戦が盛り上がらなかった」というのが全てだろう。
私は「ファイティングバイパーズ」をやりこんでいた。理由は対戦が成立したからだろう。
今格闘ゲームを盛り上げようと思ったら、「対戦を成立させる」という事だろう。昔とは違いネットが発達しているので「今から○○というゲーセンに行って◎◎というゲームをやります。誰か私と対戦して下さい」と書き込むのはどうだろうか?
「したらばがその役割を果たしている」と言うかも知れないが、したらばは悪口と晒しの場でもある。
したらばとは別にそういった対戦ツールをアプリとして作れないだろうか?脱線ばかりしているな。

昔渋谷センター街の入り口にハイテクセガがあった。
100円ゲーセンで地元に行けば半分の値段で出来たのであまり行かなかったが私は「ハチ公の前で待ち合わせをするくらいなら、ハイテクセガでゲームをしながら待っていたい」と思い時々利用していた。
そこでやっていたのが「ファイティングバイパーズ」だった。
バーチャファイター2は地元でやれば良い。だったら地元ではあまり対戦が成立しないファイティングバイパーズをやろうと思っていたのだ。
その日は何故か混雑していた。しかもバーチャファイターの有名プレイヤーが勢ぞろいしていた。
何故そんなに混んでいたのかすぐにわかった。
『ラストブロンクス』のロケテストをしていたのだ。
和気あいあいな雰囲気を想像していたら、殺伐としていた。
見ていたら木刀使いのトオルしか使っている人はいなかった。
しかも木刀で相手を浮かせて、木刀の柄で三回殴るというコンボしか誰も使っていない。
筐体の横にアンケート用紙を入れる箱があり、箱の周りには「こんなクソゲー出すんじゃねえ!」と殴り書きしてクシャクシャに丸めたアンケート用紙が落ちている。

私はそれを横目にファイティングバイパーズをやっていた。
私が使っていたキャラはピッキーというキャラだった。
しばらくすると乱入者が現れた。
乱入者はサンマン使いだった。相手は強者で歯が立たなかった。
信じられない事に相手は「脱衣コンボ」を決めた。
脱衣コンボとは自分を守るアーマーを自ら脱ぎ捨てると、ドット体力が減りコンボに組み込めるという・・・言うなればナメプレイである。
格下の相手にする事じゃないだろう!・・・と思って対戦台の向こう側を見ると、そこにはイライラしたブンブン丸がいた。ブンブン丸というのはファミ通の編集者で当時、有名ゲーマーとしてテレビに出たりしてた人物だ。

ラストブロンクス・・・ストレス発散に脱衣コンボするほどつまらないのか・・・とそれから一度もやらなかった。
当時ラストブロンクスの作者、赤田義郎氏が「バーチャファイターに、鈴木裕に勝った」と勝利宣言をしていたのは何に対する勝利宣言だったのだろう?
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

性別交換ノート

廣瀬純七
ファンタジー
性別を交換できるノートを手に入れた高校生の山本渚の物語

入れ替わり夫婦

廣瀬純七
ファンタジー
モニターで送られてきた性別交換クリームで入れ替わった新婚夫婦の話

意味が分かると怖い話(解説付き)

彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです 読みながら話に潜む違和感を探してみてください 最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください 実話も混ざっております

まなの秘密日記

到冠
大衆娯楽
胸の大きな〇学生の一日を描いた物語です。

秘められたサイズへの渇望

到冠
大衆娯楽
大きな胸であることを隠してる少女たちが、自分の真のサイズを開放して比べあうお話です。

処理中です...