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第一章:独裁の萌芽!?華の国ツバキ市の腐敗
第5話:真夜中の訪問者!?支配者クラスの力
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「……………………」
俺はただただ突っ立っていた。
死体が搬出されて、捜査員が引き上げたあと、コテージ周辺は誰も来なく、静かなものだった。
現場捜査がすぐ切り上げられたのは、オウの指示だったのだろう。
しかし、中で何があったのか。なぜオウは、あのような思力を使ったのか……。
俺は、オウの燃え盛る業火のような思力を思い出していた。
(あんな、強大な思力様式初めて見た)
オウの思力は、コテージまるまる一棟を包む強大な思力だった。流石、書記長に次ぐ市のナンバーツーである実力者だ。
(いや、俺が知らないだけで、支配者クラスの思力は皆あのレベルなのか)
俺は警官という職業柄、現場で思力による闘いを目撃することもある。
武装したマフィアを逮捕する時などだ。もちろん前線は女性で、男の俺は遠巻きに見るだけだが。
それでも、思力様式を伴う闘いにはそうそうならない。基本は身体強化した者同士の闘いになる。
思力様式を持てるのは極一握りの人間だけだ。
だから、こんな間近で思力様式《スタイル》を見るのは初めてだった。
(でも、幻影なのに本物の炎のようだったな……)
思力の幻影が、あたかも本物の物理現象のように振る舞うなんて、今日始めて知った。
俺はオウの思力に巻き込まれそうになった時にとっさに使った思力のことを考えた。
あの時俺は上昇気流による空気の壁をイメージして思力を使った。
そして、オウの思力である炎の幻影は、まるで本物の炎のように上昇気流によって天へと舞い上がった。
俺は、自分が思力で、上昇気流を出せたことにも驚いていた。
まず、炎を上昇気流で防ぐ。この発想は、俺にはまったくないものだ。
空気の壁で炎を防げるという物理現象を俺は知らなかった。
それは、俺の知識だ。つまり、日本での俺の知識、経験が役にたったのだ。
さらに俺なら思力で上昇気流を作ろうなんて思いもしなかったはずだ。
男が使える思力なんて、ちょっとした身体強化が関の山だ。幻影を伴う思力なんて使えるわけないと思っていた。
しかし、俺は、この世界にある男の限界という先入観がない。だからなのか、とっさににもかかわらず思力が使えたのだ。
男でも身体強化以上の思力が使える!
この発見に、俺は胸が踊った。思力は、思いの力。そして、それは思いをイメージすることが重要だ。
俺は今、この世界のルーとしては知り得なかった知識を持ってる。その知識をイメージとして思力に込めれば、やりようによっては、あのオウの思力でも防げるのだ。
この世界で消耗品としてでなく生きるには思力の強さが必須だ。
転生前の知識で思力を鍛える。まったく役に立たないなんてことはなかったのだ。
転生前の俺は、大学時代物理学を専攻していた。
物理学、例えば核融合や、反物質など、俺は数式レベルでイメージできる。
流石に俺の思力でそのような現象を顕現できないし、それで他人を支配するなんてことはできないだろう。
ただ、炎に対して空気の壁のように、反する現象をぶつけることでで相手の思力を上手く防げるかもしれない。
俺はこのただただ暇な時間、転生前の知識をどう思力に応用するか考え続けた。
□ ■ ◆ ■ □
――辺りが暗くなってからだいぶ時間がたった。
出勤して、現場に到着したのが昼前。捜査員たちが現場を去ったのが3時すぎだったはずた。
その後も俺はずっと立っていた。
ホテルの従業員が差し入れを持ってきてくれた。
同じ消耗品として、同情してくれたのだろう。
その時教えてくれたが、捜査員は全員ホテル本館からも引き揚げたようだ。
そろそろ俺も退散するか、そう考え始めた矢先、本館からこちらに向かってくる人影が見えた。
その人影は、昼間見張りを俺と交代した新人の捜査員だった。
見た目も、そして、実際もそうだろうが16くらいの年齢の地味ではあるが美少女だ。
その歳で捜査員として現場に出てるのであれば、相当なエリートであろう。
しかし、こんな時間に現場に戻ってくるのか……、俺は少し警戒した。
「お疲れ様です!」
俺はあえて大きい声で挨拶をした。
声をかけられた方は、俺の大きい声に眉をひそめながらも、
「入るわよ」
と短く言った。
「朝まで誰も入れるなとオウ様に言われておりますが」
別にオウに、義理立てするつもりではないが、あとあとの弁明ができるよう俺は言った。
彼女は鋭く俺を睨みながら、「どけ」という言葉さえ俺にはもったいないとでも言うように問答無用で中へ入っていった。
また見張りの時間が増えてしまった。
とっとと帰った方がよかったのか、帰らなくてよかったのか今の俺には判断出来ないが、またしばらく見張りをすることが確定した。
しかし、こんな時間に現場に戻って来るなんて、どういうことだろうか。
外国人の死体……、そこに一緒にいたのは市ナンバーワンの妹……。
ただでさえきな臭いのに、さらに何故か新人がこんな時間に現場に来る。
どういうことだろうか。どう逆立ちしても回答の得られない疑問を俺は頭に並べていた。
そんな俺の目の前に突如、空から火球が降ってきた。
火球は、地面に激突して、一瞬辺りを明るくした。
そして、火球が落ち辺りに立っていたのは……、オウであった!
今日何度目かの突然の来訪。その中でも一番怒気に溢れている。
「中に誰も入れるなと言ったであろう!!」
怒りがこもったその一括ともにオウは、思力装纏した。
美しい炎の虎。目の前の美女と炎が魅せる非現実的な光景を前に俺は、ただ、ただ見とれていた。
一瞬後には俺は死ぬだろう。正確には死に等しい廃人になり自由意思を奪われるのであるが。
その死の恐怖を凌駕する目の前の美しさに俺は立ちすくんでいた。
「あら、オウ様、こんな時間にこんなところで何ようですか?」
瞬間コテージの入り口から女の声がした。
出てきたのは先ほど入っていった新人だ。
俺はただただ突っ立っていた。
死体が搬出されて、捜査員が引き上げたあと、コテージ周辺は誰も来なく、静かなものだった。
現場捜査がすぐ切り上げられたのは、オウの指示だったのだろう。
しかし、中で何があったのか。なぜオウは、あのような思力を使ったのか……。
俺は、オウの燃え盛る業火のような思力を思い出していた。
(あんな、強大な思力様式初めて見た)
オウの思力は、コテージまるまる一棟を包む強大な思力だった。流石、書記長に次ぐ市のナンバーツーである実力者だ。
(いや、俺が知らないだけで、支配者クラスの思力は皆あのレベルなのか)
俺は警官という職業柄、現場で思力による闘いを目撃することもある。
武装したマフィアを逮捕する時などだ。もちろん前線は女性で、男の俺は遠巻きに見るだけだが。
それでも、思力様式を伴う闘いにはそうそうならない。基本は身体強化した者同士の闘いになる。
思力様式を持てるのは極一握りの人間だけだ。
だから、こんな間近で思力様式《スタイル》を見るのは初めてだった。
(でも、幻影なのに本物の炎のようだったな……)
思力の幻影が、あたかも本物の物理現象のように振る舞うなんて、今日始めて知った。
俺はオウの思力に巻き込まれそうになった時にとっさに使った思力のことを考えた。
あの時俺は上昇気流による空気の壁をイメージして思力を使った。
そして、オウの思力である炎の幻影は、まるで本物の炎のように上昇気流によって天へと舞い上がった。
俺は、自分が思力で、上昇気流を出せたことにも驚いていた。
まず、炎を上昇気流で防ぐ。この発想は、俺にはまったくないものだ。
空気の壁で炎を防げるという物理現象を俺は知らなかった。
それは、俺の知識だ。つまり、日本での俺の知識、経験が役にたったのだ。
さらに俺なら思力で上昇気流を作ろうなんて思いもしなかったはずだ。
男が使える思力なんて、ちょっとした身体強化が関の山だ。幻影を伴う思力なんて使えるわけないと思っていた。
しかし、俺は、この世界にある男の限界という先入観がない。だからなのか、とっさににもかかわらず思力が使えたのだ。
男でも身体強化以上の思力が使える!
この発見に、俺は胸が踊った。思力は、思いの力。そして、それは思いをイメージすることが重要だ。
俺は今、この世界のルーとしては知り得なかった知識を持ってる。その知識をイメージとして思力に込めれば、やりようによっては、あのオウの思力でも防げるのだ。
この世界で消耗品としてでなく生きるには思力の強さが必須だ。
転生前の知識で思力を鍛える。まったく役に立たないなんてことはなかったのだ。
転生前の俺は、大学時代物理学を専攻していた。
物理学、例えば核融合や、反物質など、俺は数式レベルでイメージできる。
流石に俺の思力でそのような現象を顕現できないし、それで他人を支配するなんてことはできないだろう。
ただ、炎に対して空気の壁のように、反する現象をぶつけることでで相手の思力を上手く防げるかもしれない。
俺はこのただただ暇な時間、転生前の知識をどう思力に応用するか考え続けた。
□ ■ ◆ ■ □
――辺りが暗くなってからだいぶ時間がたった。
出勤して、現場に到着したのが昼前。捜査員たちが現場を去ったのが3時すぎだったはずた。
その後も俺はずっと立っていた。
ホテルの従業員が差し入れを持ってきてくれた。
同じ消耗品として、同情してくれたのだろう。
その時教えてくれたが、捜査員は全員ホテル本館からも引き揚げたようだ。
そろそろ俺も退散するか、そう考え始めた矢先、本館からこちらに向かってくる人影が見えた。
その人影は、昼間見張りを俺と交代した新人の捜査員だった。
見た目も、そして、実際もそうだろうが16くらいの年齢の地味ではあるが美少女だ。
その歳で捜査員として現場に出てるのであれば、相当なエリートであろう。
しかし、こんな時間に現場に戻ってくるのか……、俺は少し警戒した。
「お疲れ様です!」
俺はあえて大きい声で挨拶をした。
声をかけられた方は、俺の大きい声に眉をひそめながらも、
「入るわよ」
と短く言った。
「朝まで誰も入れるなとオウ様に言われておりますが」
別にオウに、義理立てするつもりではないが、あとあとの弁明ができるよう俺は言った。
彼女は鋭く俺を睨みながら、「どけ」という言葉さえ俺にはもったいないとでも言うように問答無用で中へ入っていった。
また見張りの時間が増えてしまった。
とっとと帰った方がよかったのか、帰らなくてよかったのか今の俺には判断出来ないが、またしばらく見張りをすることが確定した。
しかし、こんな時間に現場に戻って来るなんて、どういうことだろうか。
外国人の死体……、そこに一緒にいたのは市ナンバーワンの妹……。
ただでさえきな臭いのに、さらに何故か新人がこんな時間に現場に来る。
どういうことだろうか。どう逆立ちしても回答の得られない疑問を俺は頭に並べていた。
そんな俺の目の前に突如、空から火球が降ってきた。
火球は、地面に激突して、一瞬辺りを明るくした。
そして、火球が落ち辺りに立っていたのは……、オウであった!
今日何度目かの突然の来訪。その中でも一番怒気に溢れている。
「中に誰も入れるなと言ったであろう!!」
怒りがこもったその一括ともにオウは、思力装纏した。
美しい炎の虎。目の前の美女と炎が魅せる非現実的な光景を前に俺は、ただ、ただ見とれていた。
一瞬後には俺は死ぬだろう。正確には死に等しい廃人になり自由意思を奪われるのであるが。
その死の恐怖を凌駕する目の前の美しさに俺は立ちすくんでいた。
「あら、オウ様、こんな時間にこんなところで何ようですか?」
瞬間コテージの入り口から女の声がした。
出てきたのは先ほど入っていった新人だ。
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