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メアリーの由来
しおりを挟む「お母さん、どこ……?」
私は、暗い中両親を探して歩いていた。
何処からか波の音が聞こえてきた。
(地面も……揺れてる…………?)
そう思ったとき、何処からか話し声が聞こえてきた。
私は、その声のする方向に進んで行った。
だが、いくら歩くも、声の主のもとにたどり着けず、その途中に、ドアもいくつかあったが暗く誰もいない。
私は、小さいながらその異様さを感じとりいつの間にか走り出していた。
「お母さん、どこ⁉️お父さん……、ママ、パパ……!!」
どのくらい、走っていただろう、下に続く階段を降りていたとき、奥の部屋から微かに光が漏れているのが見えた。
私は、その部屋に飛び込んだ。
その部屋は、人一人が入るのがやっとの広さで壁一面鏡になっていた……。
その部屋に入ると、部屋のドアが急に閉まった。
私は、思わず後ろを向いてドアを開けようとするもその扉も鏡張りになっていて取手も見当たらず、押してみてもびくともしなかった。
すると、鏡の中の自分が急に俯きながら笑い出した。
私は、驚いて後ろの鏡に背中をつけた……、
(カワイソウナコ……、リョウシンニステラレテ……、クスクス、ホントウニカワイソウナコ……デモ、アンシンシテ、ワタシタチガダイジニシテアゲル)
そう言うと、鏡の中から手が私に向かって伸ばしてきた。
私は、悲鳴を挙げたがすぐ口を塞がれてしまい、その手を離そうとした時無数の手が私の手や足に絡み付いてきた。
その手が私を鏡の中に引き込んだ。
鏡の中は、暗く身体を掴んでいた手は、いつの間にか消えていた。
だが、身体は下へと沈んでいく上へと行こうともがけば、もがく程沈んでいくまるで泥沼のように、身体に纏わりついてくる。
私は、もう死ぬんだと思った…………、
………………だけど、その時声がした。
「あなたは、このままで良いの?」
「誰?」
「このままだと、あなた死ぬわよ?こんなことをした人達を、あなたは、許せるの?クスクス……」
その声を聞いた瞬間、私の中にどす黒い感情が芽生えた。
(どうして、私がこんな目に会わないといけないの……?ドウシテ、ドウシテ、ドウシテ、ドウシテ、ドウシテ、ドウシテ、ドウシテ、ドウシテ……)
(やっぱり、あなた最高だわ、私の器にちょうど良い……、どう、私が貴方に力を貸してあげるわ?ただし…あなたが私を受け入れてくれるなら?)
「いいよ、この身体貴方にあげる……。」
(後悔は、させないわ……、クスクス)
その笑い声を聞いた瞬間、上から白いワンピースを着た長い黒髪の女の人が腕を拡げながら私の所に笑いながら降りてきた、ところで意識が途切れた……。
次に目が覚めたのは、病院のベッドの上だった。
後から、聞いた話だと、豪華客船から救護信号を受け取った、海上自衛隊が海に漂ってる船見つけて乗り込んだが、船内に誰の姿もなく広間のテーブルの上には、湯気のたった朝食が置かれているも人の気配を感じられず、それでも、誰かいないか探しているうちに血溜まりの中に倒れている私を発見したそうで、その時、船が揺れて大きな音が聞こえたため、急いで船から降りた瞬間ものすごい音をたてて沈んでしまったその時、その船に乗った人達が船の窓にへばりつく無数の人が苦しそうにしている姿を……、
私は、あの日の事を警察に話すも信じてもらえず何故か、自分の名前だけどうしても思い出せなかった為、メアリーと名前をつけられた……。
以前に起こった、クイーンメアリー号と同じ事件と発見時の見た目がブラッディメアリーそっくりだったからその名前をつけられた。
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