メアリーと呼ばれる理由

Ma

文字の大きさ
1 / 1

メアリーの由来

しおりを挟む

「お母さん、どこ……?」

私は、暗い中両親を探して歩いていた。
何処からか波の音が聞こえてきた。

(地面も……揺れてる…………?)

そう思ったとき、何処からか話し声が聞こえてきた。
私は、その声のする方向に進んで行った。
だが、いくら歩くも、声の主のもとにたどり着けず、その途中に、ドアもいくつかあったが暗く誰もいない。
私は、小さいながらその異様さを感じとりいつの間にか走り出していた。

「お母さん、どこ⁉️お父さん……、ママ、パパ……!!」

どのくらい、走っていただろう、下に続く階段を降りていたとき、奥の部屋から微かに光が漏れているのが見えた。
私は、その部屋に飛び込んだ。
その部屋は、人一人が入るのがやっとの広さで壁一面鏡になっていた……。
その部屋に入ると、部屋のドアが急に閉まった。
私は、思わず後ろを向いてドアを開けようとするもその扉も鏡張りになっていて取手も見当たらず、押してみてもびくともしなかった。
すると、鏡の中の自分が急に俯きながら笑い出した。
私は、驚いて後ろの鏡に背中をつけた……、

(カワイソウナコ……、リョウシンニステラレテ……、クスクス、ホントウニカワイソウナコ……デモ、アンシンシテ、ワタシタチガダイジニシテアゲル)

そう言うと、鏡の中から手が私に向かって伸ばしてきた。
私は、悲鳴を挙げたがすぐ口を塞がれてしまい、その手を離そうとした時無数の手が私の手や足に絡み付いてきた。
その手が私を鏡の中に引き込んだ。
鏡の中は、暗く身体を掴んでいた手は、いつの間にか消えていた。
だが、身体は下へと沈んでいく上へと行こうともがけば、もがく程沈んでいくまるで泥沼のように、身体に纏わりついてくる。
私は、もう死ぬんだと思った…………、


………………だけど、その時声がした。

「あなたは、このままで良いの?」
「誰?」
「このままだと、あなた死ぬわよ?こんなことをした人達を、あなたは、許せるの?クスクス……」

その声を聞いた瞬間、私の中にどす黒い感情が芽生えた。

(どうして、私がこんな目に会わないといけないの……?ドウシテ、ドウシテ、ドウシテ、ドウシテ、ドウシテ、ドウシテ、ドウシテ、ドウシテ……)

(やっぱり、あなた最高だわ、私の器にちょうど良い……、どう、私が貴方に力を貸してあげるわ?ただし…あなたが私を受け入れてくれるなら?)

「いいよ、この身体貴方にあげる……。」

(後悔は、させないわ……、クスクス)

その笑い声を聞いた瞬間、上から白いワンピースを着た長い黒髪の女の人が腕を拡げながら私の所に笑いながら降りてきた、ところで意識が途切れた……。


次に目が覚めたのは、病院のベッドの上だった。
後から、聞いた話だと、豪華客船から救護信号を受け取った、海上自衛隊が海に漂ってる船見つけて乗り込んだが、船内に誰の姿もなく広間のテーブルの上には、湯気のたった朝食が置かれているも人の気配を感じられず、それでも、誰かいないか探しているうちに血溜まりの中に倒れている私を発見したそうで、その時、船が揺れて大きな音が聞こえたため、急いで船から降りた瞬間ものすごい音をたてて沈んでしまったその時、その船に乗った人達が船の窓にへばりつく無数の人が苦しそうにしている姿を……、

私は、あの日の事を警察に話すも信じてもらえず何故か、自分の名前だけどうしても思い出せなかった為、メアリーと名前をつけられた……。

以前に起こった、クイーンメアリー号と同じ事件と発見時の見た目がブラッディメアリーそっくりだったからその名前をつけられた。
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

月弥総合病院

御月様(旧名 僕君☽☽‪︎)
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。 また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。 (小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!

三十年後に届いた白い手紙

RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。 彼は最後まで、何も語らなかった。 その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。 戴冠舞踏会の夜。 公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。 それは復讐でも、告発でもない。 三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、 「渡されなかった約束」のための手紙だった。 沈黙のまま命を捨てた男と、 三十年、ただ待ち続けた女。 そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。 これは、 遅れて届いた手紙が、 人生と運命を静かに書き換えていく物語。

私のドレスを奪った異母妹に、もう大事なものは奪わせない

文野多咲
恋愛
優月(ゆづき)が自宅屋敷に帰ると、異母妹が優月のウェディングドレスを試着していた。その日縫い上がったばかりで、優月もまだ袖を通していなかった。 使用人たちが「まるで、異母妹のためにあつらえたドレスのよう」と褒め称えており、優月の婚約者まで「異母妹の方が似合う」と褒めている。 優月が異母妹に「どうして勝手に着たの?」と訊けば「ちょっと着てみただけよ」と言う。 婚約者は「異母妹なんだから、ちょっとくらいいじゃないか」と言う。 「ちょっとじゃないわ。私はドレスを盗られたも同じよ!」と言えば、父の後妻は「悪気があったわけじゃないのに、心が狭い」と優月の頬をぶった。 優月は父親に婚約解消を願い出た。婚約者は父親が決めた相手で、優月にはもう彼を信頼できない。 父親に事情を説明すると、「大げさだなあ」と取り合わず、「優月は異母妹に嫉妬しているだけだ、婚約者には異母妹を褒めないように言っておく」と言われる。 嫉妬じゃないのに、どうしてわかってくれないの? 優月は父親をも信頼できなくなる。 婚約者は優月を手に入れるために、優月を襲おうとした。絶体絶命の優月の前に現れたのは、叔父だった。

〈完結〉遅効性の毒

ごろごろみかん。
ファンタジー
「結婚されても、私は傍にいます。彼が、望むなら」 悲恋に酔う彼女に私は笑った。 そんなに私の立場が欲しいなら譲ってあげる。

卒業パーティでようやく分かった? 残念、もう手遅れです。

ファンタジー
貴族の伝統が根づく由緒正しい学園、ヴァルクレスト学院。 そんな中、初の平民かつ特待生の身分で入学したフィナは卒業パーティの片隅で静かにグラスを傾けていた。 すると隣国クロニア帝国の王太子ノアディス・アウレストが会場へとやってきて……。

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

父が再婚しました

Ruhuna
ファンタジー
母が亡くなって1ヶ月後に 父が再婚しました

貴方なんて大嫌い

ララ愛
恋愛
婚約をして5年目でそろそろ結婚の準備の予定だったのに貴方は最近どこかの令嬢と いつも一緒で私の存在はなんだろう・・・2人はむつまじく愛し合っているとみんなが言っている それなら私はもういいです・・・貴方なんて大嫌い

処理中です...