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ナンテコッタイ!
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お昼ご飯。
アリスを誘い、また人気の居ない建物裏で
ひっそりとご飯タイム。
この世界にお弁当という概念があって良かった。
家でならともかく、公衆の場での食事に不安があったので、
家のシェフ(一回言ってみたかった)に、
家のご飯が美味しいから、お弁当にして持って行きたい。
的な事を言ったら、号泣されて、
シェフが噎び泣きながら作ってくれた。
大丈夫かな?塩分過多になってないかな。
お弁当の蓋を開ける。
「オーマイガー!」
中身が・・・正月の百貨店のおせち料理かと、言いたくなる程の豪華さ。
気合入れ過ぎだから。
嬉しいけど、毎日これではとても申し訳ない気持ちになる。
「何、そのお弁当。お弁当っていうか、百貨店のおせち料理みたい。」
貴女も同じ事を考えていたんだな。
アリスのお弁当を見る。
何と、前世で見た事のあるラインナップ。
懐かし過ぎる!!
卵焼きにたこさんウインナー。
アスパラベーコンまであるじゃないか!
「アリス、そのお弁当・・・。」
「ん?私が作ったの。」
「ジーザス!!女子力!!」
マジ!ヒロイン!
手作りお弁当とか!!
「お、美味しそうですね・・・。」
生唾を飲みながら、アリスのお弁当をガン見する。
「いや、自分のお弁当を差し置いて言う?それ。」
「これは、これでまた違うのです。」
目線を外さない私に根負けしたのか、アリスがすっとお弁当箱を差し出す。
「・・・アンタのそのおせち料理も分けてくれるんなら、どうぞ。」
「あざっす!!!」
私はいそいそと自分のお弁当箱の蓋におせち料理を取り分け、
こんもり盛られたそれをアリスに渡す。
「量半端ない。いいの?そんなに貰って。」
「まだまだ沢山ありますので、大丈夫です。
アリス、私はアスパラベーコンと卵焼きが欲しいです。」
かぱと私は口を開ける。
「何してんの?」
何してんのじゃない。早く口に入れてください。
口を開けたままじっとしていると、
アリスが大きく溜息を吐き、
「何が悲しくて、女子同士で・・・。」
卵焼きを私の口に放り込んでくれました。
うんむ!!!うまい!!
絶妙な塩加減!!
「ふぉいふぃへふぅ。」
「食べなから話さない!!
何言ってるのかも分からない!」
怒られました。
卵焼きを充分味わい飲み込む。
アスパラベーコン!
またカパと口を開ける。
「・・・餌付けしてるみたい。」
アスパラベーコンをアリスは私の口へ運ぶ。
何と!
私好みのカリカリに焼かれたベーコン!
アスパラもちゃんと筋を取る細やかさ。
「はふぅ・・・。」
頬に手を当て味わう。
「幸せそうに食べるのね。」
アリスも心なしか嬉しそうに見える。
「だって、本当に美味しいですもん。」
「そ、そう?」
アリスが照れている。
可愛い!
照れながら私のおせちを食べている。
「これ美味しいわね。どうやって作るのかな?」
「?さあ?どうなんでしょう?ウチのシェフに聞いてみます?」
「いいの?」
「はい、全然構いませんよ。アリスの予定が合う日を教えてくれれば、
シェフに話を通しておきます。」
「じゃあ、明日のお休みにお邪魔しようかな?」
「分かりました。」
シェフに事情を話すと快諾してくれた。
「お嬢様のご友人がそんなにお料理が上手いお方で、
しかもお嬢様がそのお料理をお気に召した。
ふふふ。とても、興味があります。」
何か謎の言葉を呟くシェフ。
翌日。
「お邪魔します。」
「ようこそ、アリス。」
「これ、良かったら。」
アリスから手渡されたのは、小さな箱。
その中にはショートケーキが入っていた。
「これもアリスが作ったのですか?」
「うん。この世界に生クリームがあって良かったわ。」
「ありがとうございます。美味しそうです。
今日のお茶請けにしましょう。
執事に渡してきます。」
アリスを応接室に残し、執事の元へ。
数分後、応接室に戻る。
「アリス、どうしますか、もうシェフの所へ行きます?」
アリスに尋ねる。
「私はいつでも大丈夫。」
「じゃあ、行きましょうか。」
アリスを厨房へ案内する。
シェフはにこりと笑い、私達の元へ歩いてくる。
「初めまして、貴女がお嬢様のご友人の・・・。」
「ア、アリス・ロズウェルです!」
「アリス様。私はこの屋敷の料理長のジェフです。」
「ジェフ様・・・。今日はよろしくお願いします!!」
アリスの顔が心なしか赤い気がする。
ん?
これは・・・?
アリスを誘い、また人気の居ない建物裏で
ひっそりとご飯タイム。
この世界にお弁当という概念があって良かった。
家でならともかく、公衆の場での食事に不安があったので、
家のシェフ(一回言ってみたかった)に、
家のご飯が美味しいから、お弁当にして持って行きたい。
的な事を言ったら、号泣されて、
シェフが噎び泣きながら作ってくれた。
大丈夫かな?塩分過多になってないかな。
お弁当の蓋を開ける。
「オーマイガー!」
中身が・・・正月の百貨店のおせち料理かと、言いたくなる程の豪華さ。
気合入れ過ぎだから。
嬉しいけど、毎日これではとても申し訳ない気持ちになる。
「何、そのお弁当。お弁当っていうか、百貨店のおせち料理みたい。」
貴女も同じ事を考えていたんだな。
アリスのお弁当を見る。
何と、前世で見た事のあるラインナップ。
懐かし過ぎる!!
卵焼きにたこさんウインナー。
アスパラベーコンまであるじゃないか!
「アリス、そのお弁当・・・。」
「ん?私が作ったの。」
「ジーザス!!女子力!!」
マジ!ヒロイン!
手作りお弁当とか!!
「お、美味しそうですね・・・。」
生唾を飲みながら、アリスのお弁当をガン見する。
「いや、自分のお弁当を差し置いて言う?それ。」
「これは、これでまた違うのです。」
目線を外さない私に根負けしたのか、アリスがすっとお弁当箱を差し出す。
「・・・アンタのそのおせち料理も分けてくれるんなら、どうぞ。」
「あざっす!!!」
私はいそいそと自分のお弁当箱の蓋におせち料理を取り分け、
こんもり盛られたそれをアリスに渡す。
「量半端ない。いいの?そんなに貰って。」
「まだまだ沢山ありますので、大丈夫です。
アリス、私はアスパラベーコンと卵焼きが欲しいです。」
かぱと私は口を開ける。
「何してんの?」
何してんのじゃない。早く口に入れてください。
口を開けたままじっとしていると、
アリスが大きく溜息を吐き、
「何が悲しくて、女子同士で・・・。」
卵焼きを私の口に放り込んでくれました。
うんむ!!!うまい!!
絶妙な塩加減!!
「ふぉいふぃへふぅ。」
「食べなから話さない!!
何言ってるのかも分からない!」
怒られました。
卵焼きを充分味わい飲み込む。
アスパラベーコン!
またカパと口を開ける。
「・・・餌付けしてるみたい。」
アスパラベーコンをアリスは私の口へ運ぶ。
何と!
私好みのカリカリに焼かれたベーコン!
アスパラもちゃんと筋を取る細やかさ。
「はふぅ・・・。」
頬に手を当て味わう。
「幸せそうに食べるのね。」
アリスも心なしか嬉しそうに見える。
「だって、本当に美味しいですもん。」
「そ、そう?」
アリスが照れている。
可愛い!
照れながら私のおせちを食べている。
「これ美味しいわね。どうやって作るのかな?」
「?さあ?どうなんでしょう?ウチのシェフに聞いてみます?」
「いいの?」
「はい、全然構いませんよ。アリスの予定が合う日を教えてくれれば、
シェフに話を通しておきます。」
「じゃあ、明日のお休みにお邪魔しようかな?」
「分かりました。」
シェフに事情を話すと快諾してくれた。
「お嬢様のご友人がそんなにお料理が上手いお方で、
しかもお嬢様がそのお料理をお気に召した。
ふふふ。とても、興味があります。」
何か謎の言葉を呟くシェフ。
翌日。
「お邪魔します。」
「ようこそ、アリス。」
「これ、良かったら。」
アリスから手渡されたのは、小さな箱。
その中にはショートケーキが入っていた。
「これもアリスが作ったのですか?」
「うん。この世界に生クリームがあって良かったわ。」
「ありがとうございます。美味しそうです。
今日のお茶請けにしましょう。
執事に渡してきます。」
アリスを応接室に残し、執事の元へ。
数分後、応接室に戻る。
「アリス、どうしますか、もうシェフの所へ行きます?」
アリスに尋ねる。
「私はいつでも大丈夫。」
「じゃあ、行きましょうか。」
アリスを厨房へ案内する。
シェフはにこりと笑い、私達の元へ歩いてくる。
「初めまして、貴女がお嬢様のご友人の・・・。」
「ア、アリス・ロズウェルです!」
「アリス様。私はこの屋敷の料理長のジェフです。」
「ジェフ様・・・。今日はよろしくお願いします!!」
アリスの顔が心なしか赤い気がする。
ん?
これは・・・?
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