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おまけ その後の情事
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まだ外は明るい。
でもベッドの上、煌弥の足の上、向かい合って煌弥に腰を抱えられている。
「ここに来たってことはするってこと?」
「したい?」
拒否する理由もないし、素直に頷いてもいいんだけど、すごくしたいかと言われるとちょっと躊躇う。だって昨日も、朝起きられるくらいだったけど、これからこのままベッドの住人になるのは避けたい。
せっかく煌弥が珍しくマンションにいるんだから。
「うーん、少し? 激しいのはヤかなぁ」
「結果激しなっちゃうのはいい?」
「そんなふうに言うなら聞く意味あった?」
何故だが嬉しそうに笑うと、そのまま唇を塞がれる。
俺も素直にそれを受け入れ、息が上がるまで続けた。
「ッ……はぁ」
「威がこういう時この脇腹のとこぎゅって握る好き」
たっぷりにキスで翻弄されてる俺は無意識に掴んでいた煌弥の服を放す。
しっかり煌弥の腰骨のあたりは両方とも皺になっていた。
煌弥は空いた俺の両手の袖口を掴むとそのまま万歳させるようにして俺の服を脱がす。
煌弥自身も素早くシャツを脱ぎながら、俺の首元に顔を寄せて耳たぶまで舌を這わせてくる。
「ンッ」
反射的に俺が体を反らせると、その勢いのまま押し倒され、首筋、鎖骨と軽く吸われたりキスをされたり舐められたりと少しずつ下りていく。
その中で煌弥の手によってズボンもパンツも剥ぎ取られ、俺の反応し始めているものが露わになっていた。
「んッぁ!」
乳首を口の含まれると痺れるような感覚が体に走る。
「ぁあ、はぁ、ああ、ッ」
思わず漏れる声に口を塞ぎたくなるけど、煌弥に何度も止められたからシーツを握って、快感と羞恥に耐える。
「激しくならないように、最後だけな」
体温の上がった体は撫でる煌弥の手だけで快感を拾う。腰から滑るように内腿を触れていき、膝に手を掛ける。
ペニスには触らない。
俺は射精をさせられるほど快感に飲まれやすくなって、最終的には意識が飛びやすくなってしまう。
感覚も過敏になるのか、それとも煌弥が無茶をするのか、感じやすく乱れすぎて、その後が目も当てられないほど動けなくなっていた。
だから俺も求めようとは思わないし、自分でも触らない。
すっかり立ち上がってるのは分かってるけど、イキ過ぎて後で辛いのは自分だし。
……今でもめっちゃ気持ちいいから。
膝を持ち上げられて、今更恥ずかしくて両手の甲で目を隠す。
煌弥がチェストとに手を伸ばすのを気配で感じながら、ドキドキとした自分の鼓動が響く。
たっぷりとローションと指でならし、煌弥がいつものように入ってくる。
指とは明らかに違う熱がくるこの瞬間にまだ慣れることはなく、少し緊張する。
だから抵抗感があるのだと思う。けど煌弥は俺に痛みを与えないように慎重にしてくれる。
最初から全部は入れずに、俺が馴れるまで浅い抜き差しだけ。
「あッ、あぁ、あッ……煌弥……少し、くらい」
大丈夫だから、と言い終わらないうちに煌弥は俺の頬を撫でる。
「これも気持ちいい」
本当にそうだと願う。
徐々に深くなる挿入。
いつの間にか全部入り、そこで少し煌弥は動きを止める。
お互いに呼吸が整うと俺の腰を持って数度長いストロークで煌弥が動く。
「あぁぁ、っ……ァ……ああ……ァァァ」
抜けきらないところで、また深くまで打ち込まれ、そしてすぐ引いていき、またギリギリで間髪入れず奥に来る。
「はっあっはぁああっいっ……イッちゃう、よ」
「一回いっとこな」
「あ……っ……ぅん……っん、ほんと……イッく」
「いきな」
「ぁぁあ、ッイク、イクぅああ」
中のうねりに合わせるのか、リズムをずらして奥をぐんっとニ度突かれた衝撃で射精した。
そのせいか、イッたせいで乱れた呼吸が整って、また煌弥が動き出すと今度は緩慢な動きになる。
ぞわぞわとした体の感覚を波打って広がっていく。
「あっ、ぁあ、あぅくっんん、きもちぁいぃ……」
「……激しくなくなッ」
「はあ、はっ、あ……ィゥ…っ」
「深く……ゆっくり……威、好きだろ?」
「あァァァ……、はぁあ、アぁはあ、……ぁぁああ」
膝裏を抑えて体重を掛けるように時間をかけて腰を進め、奥で一度突くと、またゆっくりと腰を引いていく。
それを何度となく繰り返され、今までになく快楽を堪能させられ、蕩けるように体は緩むのに、煌弥を受け入れるそこだけはより煌弥を感じようとして熱く、自覚なく締め付けている。
ようやく煌弥が動きを止めた。
すべてを飲み込ませた状態で、一度激しいキスをくれる。力の入らない手で煌弥の顔を挟み、キスに応えると、ベッドについた肘下で頭を包むようにしてくれる。
唇が離れ、そのままの位置で一瞬息を吐くと、煌弥はグラインドなく腰を打ち付ける。
「ックぁ!」
顔はまだキスの距離なのに、煌弥に見下され、刺激に反応する様子を観察されているよう。
たぶんこの動きを続けるのだと察した俺は体を突き抜けるような快感に少し怯えて、自分の顔の両脇にある煌弥の二の腕を握ってしまう。
煌弥の動きとともに俺は声が止まらない。
「あンッ」
「んァ」
「ひゃクッ」
「あぁア!」
「ンッんん」
「ッあァ!」
激しくしないようになのか、一突きごとに少し間隔があけられ体がいちいち余韻で震える。
「こうや……あッ!んん……はぁはぁ」
「……ん」
「はぁあ、ぁ……いっんッ!」
「……気持ちいいな」
同意を含む声に俺はコクコク頷く。
「威」
「ぁあゥ!ん……はぁはぁはぁ」
「これ以上は激しいって怒るか?」
「あぁぁッ……とめ、て、からァ、きいて」
「ふふ、難しい」
「クッうンッ」
「夜もね、だからっねッ」
「ンンぁあ!」
「一旦スッキリしとこう」
最低限だったペニスへの刺激を与えられ、考える間もなくイカされ、同時に煌弥もイッてくれたようだ。
余韻が薄れるタイミングで、煌弥が離れる。
「……ッ……ん」
「ちゃんと休憩しないとな」
ゴムの処理を済ませると、まだ呼吸が治まりきらない俺に毛布を掛けて、煌弥も横に一緒に寝転ぶ。
にこやかな煌弥は俺が落ち着くのを待ってから、夕飯は何にしようかと考え始める。
外食は難しいとだけ伝えると、デリバリーで食べたいものを決めた。
「夜……またするの?」
「もちろん」
「お風呂ゆっくり入らせてくれるなら……」
「前後にマッサージもしてあげよう」
「……ありがたくお願いします」
「了解!」
煌弥は嬉しそうに頷いた。
でもベッドの上、煌弥の足の上、向かい合って煌弥に腰を抱えられている。
「ここに来たってことはするってこと?」
「したい?」
拒否する理由もないし、素直に頷いてもいいんだけど、すごくしたいかと言われるとちょっと躊躇う。だって昨日も、朝起きられるくらいだったけど、これからこのままベッドの住人になるのは避けたい。
せっかく煌弥が珍しくマンションにいるんだから。
「うーん、少し? 激しいのはヤかなぁ」
「結果激しなっちゃうのはいい?」
「そんなふうに言うなら聞く意味あった?」
何故だが嬉しそうに笑うと、そのまま唇を塞がれる。
俺も素直にそれを受け入れ、息が上がるまで続けた。
「ッ……はぁ」
「威がこういう時この脇腹のとこぎゅって握る好き」
たっぷりにキスで翻弄されてる俺は無意識に掴んでいた煌弥の服を放す。
しっかり煌弥の腰骨のあたりは両方とも皺になっていた。
煌弥は空いた俺の両手の袖口を掴むとそのまま万歳させるようにして俺の服を脱がす。
煌弥自身も素早くシャツを脱ぎながら、俺の首元に顔を寄せて耳たぶまで舌を這わせてくる。
「ンッ」
反射的に俺が体を反らせると、その勢いのまま押し倒され、首筋、鎖骨と軽く吸われたりキスをされたり舐められたりと少しずつ下りていく。
その中で煌弥の手によってズボンもパンツも剥ぎ取られ、俺の反応し始めているものが露わになっていた。
「んッぁ!」
乳首を口の含まれると痺れるような感覚が体に走る。
「ぁあ、はぁ、ああ、ッ」
思わず漏れる声に口を塞ぎたくなるけど、煌弥に何度も止められたからシーツを握って、快感と羞恥に耐える。
「激しくならないように、最後だけな」
体温の上がった体は撫でる煌弥の手だけで快感を拾う。腰から滑るように内腿を触れていき、膝に手を掛ける。
ペニスには触らない。
俺は射精をさせられるほど快感に飲まれやすくなって、最終的には意識が飛びやすくなってしまう。
感覚も過敏になるのか、それとも煌弥が無茶をするのか、感じやすく乱れすぎて、その後が目も当てられないほど動けなくなっていた。
だから俺も求めようとは思わないし、自分でも触らない。
すっかり立ち上がってるのは分かってるけど、イキ過ぎて後で辛いのは自分だし。
……今でもめっちゃ気持ちいいから。
膝を持ち上げられて、今更恥ずかしくて両手の甲で目を隠す。
煌弥がチェストとに手を伸ばすのを気配で感じながら、ドキドキとした自分の鼓動が響く。
たっぷりとローションと指でならし、煌弥がいつものように入ってくる。
指とは明らかに違う熱がくるこの瞬間にまだ慣れることはなく、少し緊張する。
だから抵抗感があるのだと思う。けど煌弥は俺に痛みを与えないように慎重にしてくれる。
最初から全部は入れずに、俺が馴れるまで浅い抜き差しだけ。
「あッ、あぁ、あッ……煌弥……少し、くらい」
大丈夫だから、と言い終わらないうちに煌弥は俺の頬を撫でる。
「これも気持ちいい」
本当にそうだと願う。
徐々に深くなる挿入。
いつの間にか全部入り、そこで少し煌弥は動きを止める。
お互いに呼吸が整うと俺の腰を持って数度長いストロークで煌弥が動く。
「あぁぁ、っ……ァ……ああ……ァァァ」
抜けきらないところで、また深くまで打ち込まれ、そしてすぐ引いていき、またギリギリで間髪入れず奥に来る。
「はっあっはぁああっいっ……イッちゃう、よ」
「一回いっとこな」
「あ……っ……ぅん……っん、ほんと……イッく」
「いきな」
「ぁぁあ、ッイク、イクぅああ」
中のうねりに合わせるのか、リズムをずらして奥をぐんっとニ度突かれた衝撃で射精した。
そのせいか、イッたせいで乱れた呼吸が整って、また煌弥が動き出すと今度は緩慢な動きになる。
ぞわぞわとした体の感覚を波打って広がっていく。
「あっ、ぁあ、あぅくっんん、きもちぁいぃ……」
「……激しくなくなッ」
「はあ、はっ、あ……ィゥ…っ」
「深く……ゆっくり……威、好きだろ?」
「あァァァ……、はぁあ、アぁはあ、……ぁぁああ」
膝裏を抑えて体重を掛けるように時間をかけて腰を進め、奥で一度突くと、またゆっくりと腰を引いていく。
それを何度となく繰り返され、今までになく快楽を堪能させられ、蕩けるように体は緩むのに、煌弥を受け入れるそこだけはより煌弥を感じようとして熱く、自覚なく締め付けている。
ようやく煌弥が動きを止めた。
すべてを飲み込ませた状態で、一度激しいキスをくれる。力の入らない手で煌弥の顔を挟み、キスに応えると、ベッドについた肘下で頭を包むようにしてくれる。
唇が離れ、そのままの位置で一瞬息を吐くと、煌弥はグラインドなく腰を打ち付ける。
「ックぁ!」
顔はまだキスの距離なのに、煌弥に見下され、刺激に反応する様子を観察されているよう。
たぶんこの動きを続けるのだと察した俺は体を突き抜けるような快感に少し怯えて、自分の顔の両脇にある煌弥の二の腕を握ってしまう。
煌弥の動きとともに俺は声が止まらない。
「あンッ」
「んァ」
「ひゃクッ」
「あぁア!」
「ンッんん」
「ッあァ!」
激しくしないようになのか、一突きごとに少し間隔があけられ体がいちいち余韻で震える。
「こうや……あッ!んん……はぁはぁ」
「……ん」
「はぁあ、ぁ……いっんッ!」
「……気持ちいいな」
同意を含む声に俺はコクコク頷く。
「威」
「ぁあゥ!ん……はぁはぁはぁ」
「これ以上は激しいって怒るか?」
「あぁぁッ……とめ、て、からァ、きいて」
「ふふ、難しい」
「クッうンッ」
「夜もね、だからっねッ」
「ンンぁあ!」
「一旦スッキリしとこう」
最低限だったペニスへの刺激を与えられ、考える間もなくイカされ、同時に煌弥もイッてくれたようだ。
余韻が薄れるタイミングで、煌弥が離れる。
「……ッ……ん」
「ちゃんと休憩しないとな」
ゴムの処理を済ませると、まだ呼吸が治まりきらない俺に毛布を掛けて、煌弥も横に一緒に寝転ぶ。
にこやかな煌弥は俺が落ち着くのを待ってから、夕飯は何にしようかと考え始める。
外食は難しいとだけ伝えると、デリバリーで食べたいものを決めた。
「夜……またするの?」
「もちろん」
「お風呂ゆっくり入らせてくれるなら……」
「前後にマッサージもしてあげよう」
「……ありがたくお願いします」
「了解!」
煌弥は嬉しそうに頷いた。
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新作も楽しみにしてます💕
ありがとうございます!頑張ります♪
ふふっ…
溺愛、流され受けでしょうかね?
更新楽しみにしてます♪
ありがとうございます!