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第三話 一ヶ月後。
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一カ月後、隣国の王女の結婚発表があった。
そのお相手は、なんとヴォリスではなかった。あらゆる情報媒体で伝えらえたのは、ヴォリスとの婚約の噂はカモフラージュで、命を狙われていた王女の護衛も兼ねて婚約者の立場でいろいろ守っていたそうだ。
そもそも正式な婚約はしていないどころか、王女はこの国のとある伯爵家の次男と恋仲でそれを頼って逃げた最初の時点で婚約をしてしまって、それが公になると折角落ち着いてきた隣国との関係が再度悪化するから、様々な時間稼ぎのために真実は王国の中心のごく限られた者だけが知っていたらしい。
要は極秘任務ということだ。
「分かった?」
「第一声がそれって何?」
ノックの音で扉を開けたらヴォリスが立っていて、にこやかに一言。
もとからヴォリスが通ってくれていた家なのだから、来ることに不思議はない。
家財道具一式を処分して解約した筈の俺の住居なのに、戻ってみれば家具だけ新しくなって同じ部屋に住むことになっていた。
護衛という名の見張り役の巻き込まれ騎士は、ヴォリスの部下らしく、なぜだか俺を送り届けたあとも辺境領に残り、何やら忙しそうにしながら俺の様子も逐一確認しに来た。
ヴォリスよ、部下だからと何でもさせていいわけじゃないんだぞ、と思いながら、たぶん報告させてるんだろうなと予想しつつ、部下くんのヴォリスへの心酔具合もまあ引くぐらいではあったので、何も言わなかった。
そして、ヴォリスの噂の真相が瞬く間に広がってすぐに、夕方玄関のノックに対応すると、ヴォリスが騎士の姿で立っていたというわけだ。
どうした? と俺が言う前に、笑みを浮かべたヴォリスが放った一言よりなにより、俺は他に困惑していることがあった。
けれど楽し気なヴォリスは俺を玄関に押し戻すと、自分も入ってきてドアを閉めた。
「理解した?」
「言い方の問題じゃなくてだ、それより俺引っ越しどころか、仕事も辞めさせてもらえなかったのはひょっとしなくてもお前のせいだよな?」
そう。送り届けられた辺境伯領で、俺は何も失っていなかった。
仕事も元通り、俺は酷い風邪をひいていたことになっていた。
「冒険者なんて危険な仕事させられるわけないだろ」
「騎士のお前に言われる筋合いないと思う」
「筋合いしかない」
ずかずかと入ってきたと思ったら、すれ違いざま俺の手首をまた掴む。そして勝手に奥に進んでいく。
「え、なに? おい、なんだよ!?」
すぐさま辿り着くベッドにまたも押し倒されていた。
「抱くに決まってるだろ」
「決まってない! 全然決まってない!」
ひと月前は止まったのに、今度は全然止まらない、止められない。
「えっ、ぁ……ん! やめろって」
弱い耳を舐められて、力が抜けそうになるのをなんとか堪えて、一カ月前に言いそびれたことを伝える。
「そういうつもりで告白してないから」
「告白の目的なんて一つしかないだろ」
「っん! ぁ……ある、から」
「まさか婚約が餌になるなんて思ってなかったな」
シャツの裾を捲られて、手が入ってくるのを阻止しようと俺はその手を掴む。
「ほんとうに、ムリだから……二年、まったくしてないから」
「それ、止めてるつもりなら、逆効果だ」
何が逆?
しばらくしてないと、どうなるか分かってないとは思えない。
だって俺の身体を俺以上に知り尽くしていたのはヴォリスだし、変えたのもヴォリスだったんだぞ。
「……意味わかんない、え? 二年でサドに変更したのか?」
「なってもおかしくないと思わないか?」
「全然思わないけど……」
いや、そう言えば王都がヴォリスを変えたんだった。
いやいや、ヴォリスはもともと王都から来たんだから、そっちが真実の姿だったんだ。
少し切なくなった……。
なった俺を返してほしい……。
ヴォリスは全然変わってなかった。
「もぅ……ヤダ、ヤダッ! ムリッ」
二年してなかったから、無理やりヴォリスの欲を発散させるのだろうと思ったのに、まさに逆で、俺は以前のようにヴォリスによって呼び覚まされた快感のツボを散々思い出させられている。
もう分かったから、体中を緩急入り混じりまくりで、触るのをやめて欲しいと懇願してるのに聞き入れてくれない。
「まだ」
「あッ……ンん、もぅ!」
「二年分だからな」
「もう、いい! だいじょぶ、だから」
「全然大丈夫じゃない」
俺はヴォリスが好きなのを忘れないでほしい。
好きな相手がフリーになって戻ってきて、こんなにされたら、俺の理性なんかとっくの昔に崩壊している。
「あぅ……ハァ、あァ……痛くても、いい! 今のがキツい」
「俺がいなくても平気なんて二度と思わないくらいに、ちゃんと教える」
有言実行するのがヴォリス。
「あぁぁ! あ! あぁん!!」
教えてくれんでもいい! とはもう言葉にならない。
そんな俺なんかお構いなしに、ヴォリスの話は続いていく。
「本当に何もかも思い通りにならない人だけど、もう手放せないんだからな」
「クッ……ぅ……ああっッ」
返事を体に聞くのはマジでやめろ。
ヴォリスには簡単に翻弄されるんだから、意味があるのかと問いたい。
もちろんそんな余裕ないけど。
「忘れさせるつもりなんてそもそもなかったけど、会いに来てくれて本当に嬉しかった」
「あっ、あっ、ぁぁッッ」
「ヒクトと別れてからの二年は精神的にもキツかったけど、この一ヶ月は本当に堪えたから」
切なげにする表情が目に入るけど、俺はもうそれどころではない。
今まさに俺は耐えられないのだから。
「ヴィ、いれてよ……」
「ホント、すぐにでも抱き潰しに行きたかったのをひと月もよく我慢した」
「……あア! ヴィも……きもちよく、なってよ」
「まだ、もっとヒクトが気持ちよくなってからだ」
「もう、気持ちイイっ! いっぱい気持ちイイ」
「まだ、まだだ」
実はずっと怒らせていて、だからとことん追い詰めたいのか、本当に二年の時間を心配して万全を期しているのか。いじわるか、優しさか。
分かってしまう。
これは優しさだ。
あとは、意地悪じゃなくて、刻み込もうとしてるのだろうな。
そんなことを考える理性もすでに無くなっていたが、ヴォリスがいよいよ挿れてくれる時には、本音というか、目の前のヴォリスの存在しか世界にいないような、余計な考えなんかどっかへいって、ただ甘い時間を堪能するだけ。
「……ッ……ぁ……ん」
すっかり溶けた身体に、それでもじわじわとヴォリスは挿入し、俺の嬌声は音にもならなくなっていた。
「ヒクト」
まだ、すべてではないが、ある程度入り切るとヴォリスは止まって、俺の乱れた髪を撫でる。
それも以前よくしてくれていた仕草。
大きく剣を握る硬い手のひらなのに、タッチは柔らかく、俺は束の間、本能が整えようとする呼吸でさえ、ヴォリスを、全身で感じていた。
「はァ……ハァ……あぁ……」
「ヒクト、すごく気持ちよさそう」
見上げるヴォリスも少し眉間にシワが寄って、目も細められて、触れる肌は汗ばみ、そうさせてるのが俺だって、嬉しくなる。
「……いい……すごぃ……ヴィ」
ヤバい。
幸せ過ぎる。
ヴォリスの優しい目で見つめられて、身体も満たされて。
ヴォリスが俺を求めてくれているのが、伝わってくる。
「俺のヒクト、もう俺から離れられるなんて思わない?」
「おも、わない」
「もう離さないからな」
「ヴィ……ああ!!」
ヴォリスがゆっくりと律動を開始し、俺はより強い快楽の波に溺れていく。
でもヴォリスはもう俺だけを追い詰めるんじゃなくて、一緒に気持ちよなってくれて、やっぱりそっちの方が、俺はより満たされた。
「……ッヒクト……」
「……ヴィ……だいすき」
思わず溢れた気持ちをキスで受け止めてくれて、俺もヴォリスもイッた。
そして、一度果てたくらいでやめないのも変わってなかった。
そのお相手は、なんとヴォリスではなかった。あらゆる情報媒体で伝えらえたのは、ヴォリスとの婚約の噂はカモフラージュで、命を狙われていた王女の護衛も兼ねて婚約者の立場でいろいろ守っていたそうだ。
そもそも正式な婚約はしていないどころか、王女はこの国のとある伯爵家の次男と恋仲でそれを頼って逃げた最初の時点で婚約をしてしまって、それが公になると折角落ち着いてきた隣国との関係が再度悪化するから、様々な時間稼ぎのために真実は王国の中心のごく限られた者だけが知っていたらしい。
要は極秘任務ということだ。
「分かった?」
「第一声がそれって何?」
ノックの音で扉を開けたらヴォリスが立っていて、にこやかに一言。
もとからヴォリスが通ってくれていた家なのだから、来ることに不思議はない。
家財道具一式を処分して解約した筈の俺の住居なのに、戻ってみれば家具だけ新しくなって同じ部屋に住むことになっていた。
護衛という名の見張り役の巻き込まれ騎士は、ヴォリスの部下らしく、なぜだか俺を送り届けたあとも辺境領に残り、何やら忙しそうにしながら俺の様子も逐一確認しに来た。
ヴォリスよ、部下だからと何でもさせていいわけじゃないんだぞ、と思いながら、たぶん報告させてるんだろうなと予想しつつ、部下くんのヴォリスへの心酔具合もまあ引くぐらいではあったので、何も言わなかった。
そして、ヴォリスの噂の真相が瞬く間に広がってすぐに、夕方玄関のノックに対応すると、ヴォリスが騎士の姿で立っていたというわけだ。
どうした? と俺が言う前に、笑みを浮かべたヴォリスが放った一言よりなにより、俺は他に困惑していることがあった。
けれど楽し気なヴォリスは俺を玄関に押し戻すと、自分も入ってきてドアを閉めた。
「理解した?」
「言い方の問題じゃなくてだ、それより俺引っ越しどころか、仕事も辞めさせてもらえなかったのはひょっとしなくてもお前のせいだよな?」
そう。送り届けられた辺境伯領で、俺は何も失っていなかった。
仕事も元通り、俺は酷い風邪をひいていたことになっていた。
「冒険者なんて危険な仕事させられるわけないだろ」
「騎士のお前に言われる筋合いないと思う」
「筋合いしかない」
ずかずかと入ってきたと思ったら、すれ違いざま俺の手首をまた掴む。そして勝手に奥に進んでいく。
「え、なに? おい、なんだよ!?」
すぐさま辿り着くベッドにまたも押し倒されていた。
「抱くに決まってるだろ」
「決まってない! 全然決まってない!」
ひと月前は止まったのに、今度は全然止まらない、止められない。
「えっ、ぁ……ん! やめろって」
弱い耳を舐められて、力が抜けそうになるのをなんとか堪えて、一カ月前に言いそびれたことを伝える。
「そういうつもりで告白してないから」
「告白の目的なんて一つしかないだろ」
「っん! ぁ……ある、から」
「まさか婚約が餌になるなんて思ってなかったな」
シャツの裾を捲られて、手が入ってくるのを阻止しようと俺はその手を掴む。
「ほんとうに、ムリだから……二年、まったくしてないから」
「それ、止めてるつもりなら、逆効果だ」
何が逆?
しばらくしてないと、どうなるか分かってないとは思えない。
だって俺の身体を俺以上に知り尽くしていたのはヴォリスだし、変えたのもヴォリスだったんだぞ。
「……意味わかんない、え? 二年でサドに変更したのか?」
「なってもおかしくないと思わないか?」
「全然思わないけど……」
いや、そう言えば王都がヴォリスを変えたんだった。
いやいや、ヴォリスはもともと王都から来たんだから、そっちが真実の姿だったんだ。
少し切なくなった……。
なった俺を返してほしい……。
ヴォリスは全然変わってなかった。
「もぅ……ヤダ、ヤダッ! ムリッ」
二年してなかったから、無理やりヴォリスの欲を発散させるのだろうと思ったのに、まさに逆で、俺は以前のようにヴォリスによって呼び覚まされた快感のツボを散々思い出させられている。
もう分かったから、体中を緩急入り混じりまくりで、触るのをやめて欲しいと懇願してるのに聞き入れてくれない。
「まだ」
「あッ……ンん、もぅ!」
「二年分だからな」
「もう、いい! だいじょぶ、だから」
「全然大丈夫じゃない」
俺はヴォリスが好きなのを忘れないでほしい。
好きな相手がフリーになって戻ってきて、こんなにされたら、俺の理性なんかとっくの昔に崩壊している。
「あぅ……ハァ、あァ……痛くても、いい! 今のがキツい」
「俺がいなくても平気なんて二度と思わないくらいに、ちゃんと教える」
有言実行するのがヴォリス。
「あぁぁ! あ! あぁん!!」
教えてくれんでもいい! とはもう言葉にならない。
そんな俺なんかお構いなしに、ヴォリスの話は続いていく。
「本当に何もかも思い通りにならない人だけど、もう手放せないんだからな」
「クッ……ぅ……ああっッ」
返事を体に聞くのはマジでやめろ。
ヴォリスには簡単に翻弄されるんだから、意味があるのかと問いたい。
もちろんそんな余裕ないけど。
「忘れさせるつもりなんてそもそもなかったけど、会いに来てくれて本当に嬉しかった」
「あっ、あっ、ぁぁッッ」
「ヒクトと別れてからの二年は精神的にもキツかったけど、この一ヶ月は本当に堪えたから」
切なげにする表情が目に入るけど、俺はもうそれどころではない。
今まさに俺は耐えられないのだから。
「ヴィ、いれてよ……」
「ホント、すぐにでも抱き潰しに行きたかったのをひと月もよく我慢した」
「……あア! ヴィも……きもちよく、なってよ」
「まだ、もっとヒクトが気持ちよくなってからだ」
「もう、気持ちイイっ! いっぱい気持ちイイ」
「まだ、まだだ」
実はずっと怒らせていて、だからとことん追い詰めたいのか、本当に二年の時間を心配して万全を期しているのか。いじわるか、優しさか。
分かってしまう。
これは優しさだ。
あとは、意地悪じゃなくて、刻み込もうとしてるのだろうな。
そんなことを考える理性もすでに無くなっていたが、ヴォリスがいよいよ挿れてくれる時には、本音というか、目の前のヴォリスの存在しか世界にいないような、余計な考えなんかどっかへいって、ただ甘い時間を堪能するだけ。
「……ッ……ぁ……ん」
すっかり溶けた身体に、それでもじわじわとヴォリスは挿入し、俺の嬌声は音にもならなくなっていた。
「ヒクト」
まだ、すべてではないが、ある程度入り切るとヴォリスは止まって、俺の乱れた髪を撫でる。
それも以前よくしてくれていた仕草。
大きく剣を握る硬い手のひらなのに、タッチは柔らかく、俺は束の間、本能が整えようとする呼吸でさえ、ヴォリスを、全身で感じていた。
「はァ……ハァ……あぁ……」
「ヒクト、すごく気持ちよさそう」
見上げるヴォリスも少し眉間にシワが寄って、目も細められて、触れる肌は汗ばみ、そうさせてるのが俺だって、嬉しくなる。
「……いい……すごぃ……ヴィ」
ヤバい。
幸せ過ぎる。
ヴォリスの優しい目で見つめられて、身体も満たされて。
ヴォリスが俺を求めてくれているのが、伝わってくる。
「俺のヒクト、もう俺から離れられるなんて思わない?」
「おも、わない」
「もう離さないからな」
「ヴィ……ああ!!」
ヴォリスがゆっくりと律動を開始し、俺はより強い快楽の波に溺れていく。
でもヴォリスはもう俺だけを追い詰めるんじゃなくて、一緒に気持ちよなってくれて、やっぱりそっちの方が、俺はより満たされた。
「……ッヒクト……」
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