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『イングリッシュペイシェント』
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20代の後半だった頃です。私は九州の北部、山深い田舎街で広告デザインの職に
就いてました。実際「広告デザイン」なんて洒落た言葉とは程遠い
仕事ではありましたが・・・つまりは山間の鉱山事務所の伝票やテレホンカード
や小さな商店街のチラシのデザイン。
当時南九州の南端に住む彼女が毎週末にはオンボロ軽自動車を駆って私に会いに
来てくれた。
そんな5時間近い道程を費やして会いに来てくれる彼女が中々現れない週末が
ありました。
夜になって辺りは漆黒の闇。
田舎道の電灯もない山並みの闇の中を懐中電灯片手に彼女のオンボロ車めざして
歩きました
(携帯電話など無かった時代です)
2時間ほど進んだ山の中腹でオンボロ車を発見。暗闇の中エンストした車中で
泣きはらした
彼女に辿り着いた。
私の方こそ崩れそうな思いでした。
「イングリッシュペイシェント 1996」
この映画を初めて見た時、あの泣きはらした彼女を思い出しました。
究極の遠距離恋愛映画ですよね。
就いてました。実際「広告デザイン」なんて洒落た言葉とは程遠い
仕事ではありましたが・・・つまりは山間の鉱山事務所の伝票やテレホンカード
や小さな商店街のチラシのデザイン。
当時南九州の南端に住む彼女が毎週末にはオンボロ軽自動車を駆って私に会いに
来てくれた。
そんな5時間近い道程を費やして会いに来てくれる彼女が中々現れない週末が
ありました。
夜になって辺りは漆黒の闇。
田舎道の電灯もない山並みの闇の中を懐中電灯片手に彼女のオンボロ車めざして
歩きました
(携帯電話など無かった時代です)
2時間ほど進んだ山の中腹でオンボロ車を発見。暗闇の中エンストした車中で
泣きはらした
彼女に辿り着いた。
私の方こそ崩れそうな思いでした。
「イングリッシュペイシェント 1996」
この映画を初めて見た時、あの泣きはらした彼女を思い出しました。
究極の遠距離恋愛映画ですよね。
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