1 / 30
学園の憧れの王子様
私の好きな人は結城和真くん。
長身の超絶イケメンで頭良し性格良し学園の生徒から教師まで皆の憧れの貴公子だ。
とにかくすごい存在でそんな彼に入学式で一目惚れして以来ずっと恋焦がれている私は本日当たって砕けろで告白した。
望みなんて無かったし絶対に玉砕して泣き暮らすと思ってたんだ。
それなのに……
まさかまさかOKされるなんて夢にも思わなかった。しかもその返事が…
「佐倉瑠奈さん。君の気持ち凄く嬉しいよっ。ありがとうっ…本当にありがとう!君を大切にするからね?これから僕とずっと一緒に居ようね?」
イヤ、今でも夢じゃないかと思うんだけど私の右手の感覚は夢じゃない。
「どうしたの?さっきからボーッとして」
彼は私の右手に絡めた指にギュッと力を込めた。私はビクッと肩を震わせながら隣を歩く彼を見上げる。
今風にカットされた色素の薄いサラサラの茶髪、黒目がちの目ヂカラのある瞳。鼻も完璧で小鼻は小さく鼻筋が通っている。
薄く形の良い唇はいつも口角が上がっていて韓国アイドル並みの白く陶器のような美肌。
纏う香りは体臭なのかアロマなのかふんわり優しい檸檬系でトドメに180センチの細マッチョときたもんだ。
私はキョドりながらアワアワと口を開いた。
「えっと…あの、何だか夢みたいだなって、私…絶対結城くんに振られると思ってたから」
「和真」
「えっ?」
「結城くんじゃなくて和真って呼んで?もう俺と瑠奈は恋人同士なんだから。ね?」
腰を引き寄せられ結城くんの腕の中に閉じ込められた。耳に結城くんの息がかかりくすぐったくて身をよじる。
「か、和真くん…」
「ん、良く出来ました瑠奈。可愛い好き」
チュッと唇に触れるだけのキスをされ私は気絶しかけた。目の前の超絶美形が蕩けそうな微笑みを浮かべて私を見ている。
しかもキスされた!もうキャパオーバーだ!きっと私の顔はゆでダコみたいに真っ赤になってるよ!そんな私を気にせずなおも結城くんは私を抱きしめた。
…………………
ハッと気付けば自宅の前だった。ああ名残惜しいけどもうお別れだ。ん?てか私…結城くんに家を教えたっけ?話しながら言ったのかな?テンパりまくりで何を話したのかあんまり覚えてないや。
「送ってくれてありがとう。和真くんのお家はどの辺なの?遠回りにならなかった?」
「恋人を送るのは当然だよ。俺んちはここから5分くらい歩いたとこのグレー色のマンションなんだ。近くだしひとり暮らしだから瑠奈…遊びに来て?」
彼は繋いだ私の手を指で撫でながら怪しげに微笑んだ。うっ……告白してOKされて抱きしめられてキスされてお部屋に誘われたよ。今日一日で目まぐるしく経験してもうお腹いっぱい!!
「うん…行きたい。じゃあ今日はありがとう。また明日学校で!和真くんも気をつけて帰ってね?」
「ふふっ…こちらこそありがとう。また明日ね…瑠奈大好きだよ…」
おでこにチュッとキスをして結城くんは爽やかに去っていった。私は彼の後ろ姿が見えなくなるまで見つめていた。
__翌日
学園の王子がついに恋人を作ったと大騒ぎだった。冴えない女と王子様が付き合う話は漫画や小説ではよくある話、妬んだ女共に嫌がらせされたり攻撃されたりするのかなぁ?と私は怯えていた。けれどそんな様子は全く無くてホッとした。でも……
私は自分の席に座っているのだけど何故か結城くんが椅子に座り彼の膝の上に私が座っている状態。
お腹に腕を回され肩には結城くんが顎を乗せている。顔を真っ赤にした私とは対照的に涼しげな結城くん。
耳元で甘い言葉を囁かれて私の心臓はバクバク!周りにも丸聞こえだし辞めてぇーーー!
「俺昨日は瑠奈に告白して貰って嬉しすぎてよく眠れなかったんだ。人生でこんなに嬉しかった事は初めてかも!瑠奈が居れば他に何も要らない。てか瑠奈以外のモノに価値なんて無いから!はぁ…瑠奈と俺だけの世界なら良いのに…もし瑠奈に危害を加える奴が現れたらすぐ教えてね?俺と瑠奈の邪魔するゴミは全部俺が潰すから。ふふっ……」
最後の方は不穏な言葉が聞こえてきた。クラスメイト達も凍りついている。
「私も和真くんと同じ気持ちだよ!でもね…皆とは仲良くしたいし危害を加える人なんて居ないと思う!へ、平和が1番だよ!それに……私が好きなのは和真くんだけだし優先するのも和真くんだけだから!」
「瑠奈っ!あーもぉ、…ほんとに好き。」
結城くんにぎゅうぎゅう抱きしめられてちょっと苦しい。かなり恥ずかしい事を言ってしまったが結城くんのヤンデレが酷くならないように祈る。
長身の超絶イケメンで頭良し性格良し学園の生徒から教師まで皆の憧れの貴公子だ。
とにかくすごい存在でそんな彼に入学式で一目惚れして以来ずっと恋焦がれている私は本日当たって砕けろで告白した。
望みなんて無かったし絶対に玉砕して泣き暮らすと思ってたんだ。
それなのに……
まさかまさかOKされるなんて夢にも思わなかった。しかもその返事が…
「佐倉瑠奈さん。君の気持ち凄く嬉しいよっ。ありがとうっ…本当にありがとう!君を大切にするからね?これから僕とずっと一緒に居ようね?」
イヤ、今でも夢じゃないかと思うんだけど私の右手の感覚は夢じゃない。
「どうしたの?さっきからボーッとして」
彼は私の右手に絡めた指にギュッと力を込めた。私はビクッと肩を震わせながら隣を歩く彼を見上げる。
今風にカットされた色素の薄いサラサラの茶髪、黒目がちの目ヂカラのある瞳。鼻も完璧で小鼻は小さく鼻筋が通っている。
薄く形の良い唇はいつも口角が上がっていて韓国アイドル並みの白く陶器のような美肌。
纏う香りは体臭なのかアロマなのかふんわり優しい檸檬系でトドメに180センチの細マッチョときたもんだ。
私はキョドりながらアワアワと口を開いた。
「えっと…あの、何だか夢みたいだなって、私…絶対結城くんに振られると思ってたから」
「和真」
「えっ?」
「結城くんじゃなくて和真って呼んで?もう俺と瑠奈は恋人同士なんだから。ね?」
腰を引き寄せられ結城くんの腕の中に閉じ込められた。耳に結城くんの息がかかりくすぐったくて身をよじる。
「か、和真くん…」
「ん、良く出来ました瑠奈。可愛い好き」
チュッと唇に触れるだけのキスをされ私は気絶しかけた。目の前の超絶美形が蕩けそうな微笑みを浮かべて私を見ている。
しかもキスされた!もうキャパオーバーだ!きっと私の顔はゆでダコみたいに真っ赤になってるよ!そんな私を気にせずなおも結城くんは私を抱きしめた。
…………………
ハッと気付けば自宅の前だった。ああ名残惜しいけどもうお別れだ。ん?てか私…結城くんに家を教えたっけ?話しながら言ったのかな?テンパりまくりで何を話したのかあんまり覚えてないや。
「送ってくれてありがとう。和真くんのお家はどの辺なの?遠回りにならなかった?」
「恋人を送るのは当然だよ。俺んちはここから5分くらい歩いたとこのグレー色のマンションなんだ。近くだしひとり暮らしだから瑠奈…遊びに来て?」
彼は繋いだ私の手を指で撫でながら怪しげに微笑んだ。うっ……告白してOKされて抱きしめられてキスされてお部屋に誘われたよ。今日一日で目まぐるしく経験してもうお腹いっぱい!!
「うん…行きたい。じゃあ今日はありがとう。また明日学校で!和真くんも気をつけて帰ってね?」
「ふふっ…こちらこそありがとう。また明日ね…瑠奈大好きだよ…」
おでこにチュッとキスをして結城くんは爽やかに去っていった。私は彼の後ろ姿が見えなくなるまで見つめていた。
__翌日
学園の王子がついに恋人を作ったと大騒ぎだった。冴えない女と王子様が付き合う話は漫画や小説ではよくある話、妬んだ女共に嫌がらせされたり攻撃されたりするのかなぁ?と私は怯えていた。けれどそんな様子は全く無くてホッとした。でも……
私は自分の席に座っているのだけど何故か結城くんが椅子に座り彼の膝の上に私が座っている状態。
お腹に腕を回され肩には結城くんが顎を乗せている。顔を真っ赤にした私とは対照的に涼しげな結城くん。
耳元で甘い言葉を囁かれて私の心臓はバクバク!周りにも丸聞こえだし辞めてぇーーー!
「俺昨日は瑠奈に告白して貰って嬉しすぎてよく眠れなかったんだ。人生でこんなに嬉しかった事は初めてかも!瑠奈が居れば他に何も要らない。てか瑠奈以外のモノに価値なんて無いから!はぁ…瑠奈と俺だけの世界なら良いのに…もし瑠奈に危害を加える奴が現れたらすぐ教えてね?俺と瑠奈の邪魔するゴミは全部俺が潰すから。ふふっ……」
最後の方は不穏な言葉が聞こえてきた。クラスメイト達も凍りついている。
「私も和真くんと同じ気持ちだよ!でもね…皆とは仲良くしたいし危害を加える人なんて居ないと思う!へ、平和が1番だよ!それに……私が好きなのは和真くんだけだし優先するのも和真くんだけだから!」
「瑠奈っ!あーもぉ、…ほんとに好き。」
結城くんにぎゅうぎゅう抱きしめられてちょっと苦しい。かなり恥ずかしい事を言ってしまったが結城くんのヤンデレが酷くならないように祈る。
あなたにおすすめの小説
彼氏がスパダリでヤンデレすぎてしんどいくらい好き
恋文春奈
恋愛
スパダリでヤンデレな溺愛彼氏に愛されすぎる!! モテモテな二人はどうなる!? 運命の人と激甘同居生活が始まる…!! スパダリでヤンデレな溺愛彼氏 朝霧奏多(28) 色気が半端ない みれあにだけ愛が重い×ピュアな美人彼女 二瀬みれあ(22) 芯はあるが素直すぎて無自覚な時がある 奏多しか見えてない
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
男嫌いな王女と、帰ってきた筆頭魔術師様の『執着的指導』 ~魔道具は大人の玩具じゃありません~
花虎
恋愛
魔術大国カリューノスの現国王の末っ子である第一王女エレノアは、その見た目から妖精姫と呼ばれ、可愛がられていた。
だが、10歳の頃男の家庭教師に誘拐されかけたことをきっかけに大人の男嫌いとなってしまう。そんなエレノアの遊び相手として送り込まれた美少女がいた。……けれどその正体は、兄王子の親友だった。
エレノアは彼を気に入り、嫌がるのもかまわずいたずらまがいにちょっかいをかけていた。けれど、いつの間にか彼はエレノアの前から去り、エレノアも誘拐の恐ろしい記憶を封印すると共に少年を忘れていく。
そんなエレノアの前に、可愛がっていた男の子が八年越しに大人になって再び現れた。
「やっと、あなたに復讐できる」
歪んだ復讐心と執着で魔道具を使ってエレノアに快楽責めを仕掛けてくる美形の宮廷魔術師リアン。
彼の真意は一体どこにあるのか……わからないままエレノアは彼に惹かれていく。
過去の出来事で男嫌いとなり引きこもりになってしまった王女(18)×王女に執着するヤンデレ天才宮廷魔術師(21)のラブコメです。
※ムーンライトノベルにも掲載しております。
ヤクザの若頭は、年の離れた婚約者が可愛くて仕方がない
絹乃
恋愛
ヤクザの若頭の花隈(はなくま)には、婚約者がいる。十七歳下の少女で組長の一人娘である月葉(つきは)だ。保護者代わりの花隈は月葉のことをとても可愛がっているが、もちろん恋ではない。強面ヤクザと年の離れたお嬢さまの、恋に発展する前の、もどかしくドキドキするお話。
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。