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酒場のビール
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『うっ、』
雪弥は困惑して、ジョナサンを見つめ返す。
さっきまでとは別人のように感じるその人から目線を外せない。疑う様な様子に居心地の悪さを感じた。
なんと答えればいい?
『ぼくは、』
体を固くして、体が動かないよう気を使う。
鋭い剣の刃先に意識がいってしまう。
しかし考えても言葉が出てこない。ここの世界は、日本でない事は確かだし、言ったところで、、、、。
自分を、証明する物がない。
身一つで、明日からどう過ごして行くかも定まらず。
頭が真っ白になる。
君はいったい何者だ...........
雪弥はハッとした。突然とてつもなく怖い事に気がついた。内からねじれるような恐怖が込み上げる。
『かがみ、、、見せて。おねがい、、、』
『おねがい!!鏡をみせて!』
顔は青ざめ、動揺した様子で。
様子が一変した雪弥にジョナサンは面食らいながらも何か引っかかるものを感じおかしいと思った。剣をどけて
すぐさま鏡を取り出し、手渡す。小ぶりの手鏡で、蓋に見事な装飾が施されていた。
雪弥は鏡に飛びつくようにして受け取る。
動揺で息も荒くなっていた。
『っ、』
.................鏡に写っていたのは、ここの世界に来る前の日本人の雪弥の顔だった。
色白の肌、サラサラとした黒い髪。
いつもみる自分の顔。
っはー、と息を吐いて安堵した雪弥は目をきつく閉じた。
不安だった。もし、鏡に写っていたのが自分じゃなかったらと思うと。
様子を伺っていたジョナサンは、雪弥のそばに寄る。
『どうした?具合でも悪いのか。』
雪弥は眉尻をさげて、弱々しくジョナサンを見つめる。
『ううん。』
どっと疲れた気がする。
ジョナサンの方に体ごと向き、声をしぼりだす。
『ぼくは、こことは別のところに住んでいて。何が何だか、混乱してるんだ。』
様子を伺っていたジョナサンはしばし考え混むと、雪弥の体を支えた。
『話を聴こう。』
雪弥は困惑して、ジョナサンを見つめ返す。
さっきまでとは別人のように感じるその人から目線を外せない。疑う様な様子に居心地の悪さを感じた。
なんと答えればいい?
『ぼくは、』
体を固くして、体が動かないよう気を使う。
鋭い剣の刃先に意識がいってしまう。
しかし考えても言葉が出てこない。ここの世界は、日本でない事は確かだし、言ったところで、、、、。
自分を、証明する物がない。
身一つで、明日からどう過ごして行くかも定まらず。
頭が真っ白になる。
君はいったい何者だ...........
雪弥はハッとした。突然とてつもなく怖い事に気がついた。内からねじれるような恐怖が込み上げる。
『かがみ、、、見せて。おねがい、、、』
『おねがい!!鏡をみせて!』
顔は青ざめ、動揺した様子で。
様子が一変した雪弥にジョナサンは面食らいながらも何か引っかかるものを感じおかしいと思った。剣をどけて
すぐさま鏡を取り出し、手渡す。小ぶりの手鏡で、蓋に見事な装飾が施されていた。
雪弥は鏡に飛びつくようにして受け取る。
動揺で息も荒くなっていた。
『っ、』
.................鏡に写っていたのは、ここの世界に来る前の日本人の雪弥の顔だった。
色白の肌、サラサラとした黒い髪。
いつもみる自分の顔。
っはー、と息を吐いて安堵した雪弥は目をきつく閉じた。
不安だった。もし、鏡に写っていたのが自分じゃなかったらと思うと。
様子を伺っていたジョナサンは、雪弥のそばに寄る。
『どうした?具合でも悪いのか。』
雪弥は眉尻をさげて、弱々しくジョナサンを見つめる。
『ううん。』
どっと疲れた気がする。
ジョナサンの方に体ごと向き、声をしぼりだす。
『ぼくは、こことは別のところに住んでいて。何が何だか、混乱してるんだ。』
様子を伺っていたジョナサンはしばし考え混むと、雪弥の体を支えた。
『話を聴こう。』
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