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3章 都大会(1年目)
56話 都大会100m準決勝・加速を極めた皇帝
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「部長、どう思いますか……?」
「そうですね……加速を入れてなんとか互角か……仮にスターティングブロックからであれば、確実に私よりも速いと思います」
伊緒の問いに、蒼は少し考えてから冷静に答える。
「しかも見て、ここのバトンパス。受け取るときに凄く詰まってるし、渡すときも明らかに減速してるわ」
香織がスロー再生にして指摘をする。
「春の丘はバトンパスに難を抱えているという情報がありますが……準決勝は安全バトンで繋いだってことですね」
「だとすれば、決勝ではさらに速さを増す可能性がありますね」
あくまで冷静に、それでいて真剣な眼差しで録画を見つめる蒼の姿が、その言葉の真実味を増させた。
昨晩、レースを分析したときのそんな会話を、伊緒は思い出していた。
都大会1日目の最終種目、四継の準決勝で夏の森は無事に決勝進出を決めた。
同じ組で当たったのは、東地区の王者、春の丘高校。
部員は1年生4人のみ、フルメンバーでの出場だが強さの底が知れない存在だ。
1走から陽子がリードを稼ぎ、そのまま残りの3人もリードを守ることができた結果、夏の森が1着、春の丘が2着となった。
組の1着で通過なので、決勝は走りやすい6レーンに配置され、結果だけ見れば大満足と言える。
しかし、トラックの外、オペレータ席から客観的な視点でレースを見守っていた伊緒と香織は、すぐに楽観視できない事実に気付いた。
おそらく、春の丘は最初から2着狙い……つまりは、全力ではなかったと。
春の丘のオーダーは単純明快、地区大会から変わっていない。
陸上未経験者の阿比留翔子が役割のシンプルな1走。
東地区の100mを制した謎の新星、成野ひとをエース区間の2走に。
中学時代に800mで関東大会出場経験のあるベテラン、玉手乙姫にエース同士を繋ぐ難所、3走を。
そして関東6強の眠れる森の美女こと木下昼寝が4走で勝負を決める。
1・2走にバトンパスの難を抱えるが、安定感のある3・4走で調整する構成だ。
今回のレース、バトンミスを嫌ってか、2走の前後でかなり詰めた距離のパスをしている。
さらに、4走はバトンを受けてから順位を確認し、明らかに流して走っていた。
同じメンバーで走り続ける必要があるため、体力を温存したのだろう。
そんな中で、驚愕すべきは、2走の走り。
やや後方から夏の森を追いかける形になり抜くことは叶わなかったものの、距離自体は少し詰めていた。
「まさか、関東6強以外で部長相手に距離を詰める1年生がいたなんて」
400mを得意とするロングスプリンターとはいえ、そのストライドの大きさもあって、蒼のトップスピードは非常に速い。
単純な100mであれば瑠那や麻矢に劣るものの、加速をつけてから走れる四継に関しては麻矢を凌駕する。
2走という100m以上を走る区間であること、つまりトップスピードに加えて持久力が求められることも踏まえれば、瑠那にも決して大きく劣らない実力を持っているのだ。
そんな蒼を相手に距離を詰められる存在など、そうはいない。
「やっぱり、関東6強級……!」
これはしっかり情報収集せねば。と伊緒は今、100m準決勝の撮影準備をしている。
瑠那と麻矢も出場するが、揃っての応援は他のみんなに任せてきた。
伊緒の使命は、成野ひとを筆頭に、新進気鋭のショートスプリンター達の実力を見極めること。
「これより女子100m準決勝を開始します。3組で実施し、各組2着までとタイムレースで上位2人、計8人が決勝進出となります」
わー! というスタンドの歓声とともに1組目が登場する。
それもそのはず、関東6強にして全中の100m女王、大路大河が走るのだ。
『白銀皇帝』の名に違わぬ堂々とした佇まいは、1年生であることを忘れさせる。
麻矢はその隣を走る。
並みの選手であれば、隣から発せられる圧力に心を乱されてしまうようなポジション。
しかし麻矢に関しては、全く問題はなかった。
「おー背ぇ高いな。流石、速そうだ」
そんな軽口を叩きながら、しっかりと自分のレーンの先にあるゴールを見据えている。
伊緒の構えるカメラのレンズに気付くと「よく見てろよ」とでも言うように、トントン。と立てた親指で胸を叩いた。
号砲が鳴り、まずは麻矢が飛び出す。
ザクッとタータンに爪を突き刺すような、いつも通りの力強い加速でぐいぐいと進んでいく。
しかし今日は、猛獣がもう1匹いる。
大河のスタート自体は、決して速くない。
しかし中間加速から、大河の強さは誰の眼にも明らかになる。
(シフトチェンジ……2ndギア!)
加速に合わせて、少しずつフォームを変化させる技術。
それ自体は、多かれ少なかれ誰しもが意識して、あるいは意識せずともやっていることだ。
しかし大河のそれは、あまりにも精緻なのだ。
そして、変化させるのはフォームだけではない。
外から見ている観客にはおよそ分からない、力の注ぎ方や細かなベクトルまでも制御の対象となる。
(シフトチェンジ……3rdギア!)
60mを超え、トップスピードの戦いになる。
先頭を走る大河は、視線だけで周囲を冷静に確認する。
すぐ隣を、僅かに差をつけられただけで、未だ食らいつく麻矢が走っている。
麻矢はスタートと初期加速だけでなく、トップスピードの維持が上手い。
このまま食らいついていれば、勝負はまだ分からない。
初見の者なら、そう思うだろう。
加速を極めたと評される、『白銀皇帝』の走りを知らない者ならば。
一般的に、100mのレースの組み立ては3つに分割できる。
スタート、加速、維持だ。
当然、それぞれのフェイズで走り方を変える必要があるし、それは車やバイク、自転車などでも同じだ。
静止状態から動き出すスタートは最も力強い1速。
加速するための2速は、燃費は悪いがパワーと伸びを両立している。
最後に、パワーや伸びは無いが燃費に優れる、スピード維持のためのトップギア、3速。
ほとんどの選手は、この3つのギアを用いて走っていると言って良い。
走り方を知らない初心者であれば、2速までしかないこともままあるくらいだ。
しかし、加速を知り尽くした大河はこの例に当てはまらない。
周囲が維持のフェイズに入っても、大河はなおも加速する。
大河の3つ目のギアはスピード維持のためにあらず。
貪欲に、さらなる加速を引き出すためにある。
少しずつ、大河は麻矢を引き離していく。
80mを超えた頃、その差は歴然となっていた。
しかし加速を無理にし続けようとすれば、体力がゴールよりも先に尽きてしまう。
だからこそ、大河にはもう1つのギアがある。
(シフトチェンジ……オーバードライブ・4thギア!)
驚異的なスピードにも関わらず、リラックスした、無駄な力を注がないフォームでゴールを駆け抜ける。
準決勝ということもあって、最後は慣性だけで走り抜けたのだろうが、4thギアの力で、ほとんど減速はされていない。
よく誤解されることだが、大河の強みは貪欲とも言える加速ではない。
最適なギアを使えること。
それこそが真骨頂にして、全中優勝を掴んだ強さの理由だ。
やや遅れて2着で麻矢がゴールする。
3着には秋の川の1年生、五代叶が入った。
速報ゴールタイマーは11秒97を表示している。
決して全力ではないにも関わらず、11秒台が出たことに、スタンドからも感嘆と嫉妬、そして呆れの溜息が漏れる。
そして夏の森のメンバーは、麻矢が決勝進出を決めたことに安堵し、喜び合っていた。
しかし伊緒は、大河でも麻矢でもない、叶を見ていた。
「粗削りな走り……完成された瑠那さんのレベルもちろん、陽子よりもずっと粗削り。けど、速い……!」
伊緒の見立ては当たり、叶は3着ながら、後にタイムで拾われ決勝に進むことになった。
「そうですね……加速を入れてなんとか互角か……仮にスターティングブロックからであれば、確実に私よりも速いと思います」
伊緒の問いに、蒼は少し考えてから冷静に答える。
「しかも見て、ここのバトンパス。受け取るときに凄く詰まってるし、渡すときも明らかに減速してるわ」
香織がスロー再生にして指摘をする。
「春の丘はバトンパスに難を抱えているという情報がありますが……準決勝は安全バトンで繋いだってことですね」
「だとすれば、決勝ではさらに速さを増す可能性がありますね」
あくまで冷静に、それでいて真剣な眼差しで録画を見つめる蒼の姿が、その言葉の真実味を増させた。
昨晩、レースを分析したときのそんな会話を、伊緒は思い出していた。
都大会1日目の最終種目、四継の準決勝で夏の森は無事に決勝進出を決めた。
同じ組で当たったのは、東地区の王者、春の丘高校。
部員は1年生4人のみ、フルメンバーでの出場だが強さの底が知れない存在だ。
1走から陽子がリードを稼ぎ、そのまま残りの3人もリードを守ることができた結果、夏の森が1着、春の丘が2着となった。
組の1着で通過なので、決勝は走りやすい6レーンに配置され、結果だけ見れば大満足と言える。
しかし、トラックの外、オペレータ席から客観的な視点でレースを見守っていた伊緒と香織は、すぐに楽観視できない事実に気付いた。
おそらく、春の丘は最初から2着狙い……つまりは、全力ではなかったと。
春の丘のオーダーは単純明快、地区大会から変わっていない。
陸上未経験者の阿比留翔子が役割のシンプルな1走。
東地区の100mを制した謎の新星、成野ひとをエース区間の2走に。
中学時代に800mで関東大会出場経験のあるベテラン、玉手乙姫にエース同士を繋ぐ難所、3走を。
そして関東6強の眠れる森の美女こと木下昼寝が4走で勝負を決める。
1・2走にバトンパスの難を抱えるが、安定感のある3・4走で調整する構成だ。
今回のレース、バトンミスを嫌ってか、2走の前後でかなり詰めた距離のパスをしている。
さらに、4走はバトンを受けてから順位を確認し、明らかに流して走っていた。
同じメンバーで走り続ける必要があるため、体力を温存したのだろう。
そんな中で、驚愕すべきは、2走の走り。
やや後方から夏の森を追いかける形になり抜くことは叶わなかったものの、距離自体は少し詰めていた。
「まさか、関東6強以外で部長相手に距離を詰める1年生がいたなんて」
400mを得意とするロングスプリンターとはいえ、そのストライドの大きさもあって、蒼のトップスピードは非常に速い。
単純な100mであれば瑠那や麻矢に劣るものの、加速をつけてから走れる四継に関しては麻矢を凌駕する。
2走という100m以上を走る区間であること、つまりトップスピードに加えて持久力が求められることも踏まえれば、瑠那にも決して大きく劣らない実力を持っているのだ。
そんな蒼を相手に距離を詰められる存在など、そうはいない。
「やっぱり、関東6強級……!」
これはしっかり情報収集せねば。と伊緒は今、100m準決勝の撮影準備をしている。
瑠那と麻矢も出場するが、揃っての応援は他のみんなに任せてきた。
伊緒の使命は、成野ひとを筆頭に、新進気鋭のショートスプリンター達の実力を見極めること。
「これより女子100m準決勝を開始します。3組で実施し、各組2着までとタイムレースで上位2人、計8人が決勝進出となります」
わー! というスタンドの歓声とともに1組目が登場する。
それもそのはず、関東6強にして全中の100m女王、大路大河が走るのだ。
『白銀皇帝』の名に違わぬ堂々とした佇まいは、1年生であることを忘れさせる。
麻矢はその隣を走る。
並みの選手であれば、隣から発せられる圧力に心を乱されてしまうようなポジション。
しかし麻矢に関しては、全く問題はなかった。
「おー背ぇ高いな。流石、速そうだ」
そんな軽口を叩きながら、しっかりと自分のレーンの先にあるゴールを見据えている。
伊緒の構えるカメラのレンズに気付くと「よく見てろよ」とでも言うように、トントン。と立てた親指で胸を叩いた。
号砲が鳴り、まずは麻矢が飛び出す。
ザクッとタータンに爪を突き刺すような、いつも通りの力強い加速でぐいぐいと進んでいく。
しかし今日は、猛獣がもう1匹いる。
大河のスタート自体は、決して速くない。
しかし中間加速から、大河の強さは誰の眼にも明らかになる。
(シフトチェンジ……2ndギア!)
加速に合わせて、少しずつフォームを変化させる技術。
それ自体は、多かれ少なかれ誰しもが意識して、あるいは意識せずともやっていることだ。
しかし大河のそれは、あまりにも精緻なのだ。
そして、変化させるのはフォームだけではない。
外から見ている観客にはおよそ分からない、力の注ぎ方や細かなベクトルまでも制御の対象となる。
(シフトチェンジ……3rdギア!)
60mを超え、トップスピードの戦いになる。
先頭を走る大河は、視線だけで周囲を冷静に確認する。
すぐ隣を、僅かに差をつけられただけで、未だ食らいつく麻矢が走っている。
麻矢はスタートと初期加速だけでなく、トップスピードの維持が上手い。
このまま食らいついていれば、勝負はまだ分からない。
初見の者なら、そう思うだろう。
加速を極めたと評される、『白銀皇帝』の走りを知らない者ならば。
一般的に、100mのレースの組み立ては3つに分割できる。
スタート、加速、維持だ。
当然、それぞれのフェイズで走り方を変える必要があるし、それは車やバイク、自転車などでも同じだ。
静止状態から動き出すスタートは最も力強い1速。
加速するための2速は、燃費は悪いがパワーと伸びを両立している。
最後に、パワーや伸びは無いが燃費に優れる、スピード維持のためのトップギア、3速。
ほとんどの選手は、この3つのギアを用いて走っていると言って良い。
走り方を知らない初心者であれば、2速までしかないこともままあるくらいだ。
しかし、加速を知り尽くした大河はこの例に当てはまらない。
周囲が維持のフェイズに入っても、大河はなおも加速する。
大河の3つ目のギアはスピード維持のためにあらず。
貪欲に、さらなる加速を引き出すためにある。
少しずつ、大河は麻矢を引き離していく。
80mを超えた頃、その差は歴然となっていた。
しかし加速を無理にし続けようとすれば、体力がゴールよりも先に尽きてしまう。
だからこそ、大河にはもう1つのギアがある。
(シフトチェンジ……オーバードライブ・4thギア!)
驚異的なスピードにも関わらず、リラックスした、無駄な力を注がないフォームでゴールを駆け抜ける。
準決勝ということもあって、最後は慣性だけで走り抜けたのだろうが、4thギアの力で、ほとんど減速はされていない。
よく誤解されることだが、大河の強みは貪欲とも言える加速ではない。
最適なギアを使えること。
それこそが真骨頂にして、全中優勝を掴んだ強さの理由だ。
やや遅れて2着で麻矢がゴールする。
3着には秋の川の1年生、五代叶が入った。
速報ゴールタイマーは11秒97を表示している。
決して全力ではないにも関わらず、11秒台が出たことに、スタンドからも感嘆と嫉妬、そして呆れの溜息が漏れる。
そして夏の森のメンバーは、麻矢が決勝進出を決めたことに安堵し、喜び合っていた。
しかし伊緒は、大河でも麻矢でもない、叶を見ていた。
「粗削りな走り……完成された瑠那さんのレベルもちろん、陽子よりもずっと粗削り。けど、速い……!」
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