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episode9【Precious lady】
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「…………パーシバル?」
アネリはふいに、本に向けていた目を上げた。何か、胸に違和感に似たざわめきを覚えたのだ。
目は本から監視室の空間に向き、空間から扉に向けられる。
「どうしたお嬢さん?」
画面越しにアネリの様子に気付いたトレイシー警部が訊ねる。アネリは扉に目を向けたままつぶやく。
「……パーシバルは、大丈夫かしら」
首を傾げるトレイシー警部。
すると、別のモニターで監視していたマドック刑事が上擦った声を上げた。
「…警部っ!! 医務室で狙撃です! オドワイヤー医師が撃たれました!!」
「っ!!」
「なんだと!?」
言葉に一番最初に反応したのはアネリだった。本をその場に放り出し、扉を開け放って廊下に飛び出す。
トレイシー警部とマドック刑事は、同時にアネリの後ろ姿に目を向けて、叫んだ。
「待て!!」
が、アネリは止まらなかった。
一目散に、医務室を目指して走り出す。
「パーシバル…っ!」
オドワイヤーが撃たれた。それは確かに信じたくない恐ろしい出来事だ。
だがそれ以上に、パーシバルが心配だった。
今すぐ会いに行かなければ。アネリの頭の中を、その考えが支配する。
「パーシバル!」
閉め切られた医務室の扉を、
「んっ!」
体当たりする勢いで押し開けると、
「…っ、パーシバル…!」
そこには、横たわるオドワイヤーの傍らに座り込み、苦しげな表情をする彼の姿があった。
アネリの声に反応し、パーシバルは顔をゆっくりと声のほうへ向ける。
「………あぁ…、お嬢様…!」
彼の苦しげな表情は、みるみる和らいでいった。
アネリは、オドワイヤーの遺体を見て体を強張らせたが、その脇をすり抜けてパーシバルの傍へ寄る。
「パーシバル、無事? 何があったの? 誰がやったの?」
微かに返り血を浴びたパーシバルの顔に触れれば、パーシバルは心底安心したように目を細める。
「申し訳ございません…。先生を、護ることができませんでした…。犯人の正体は分かりません。先生を狙撃してすぐ、森の中へ逃げてしまいました……」
と思えば、また苦しげな顔に変わる。
オドワイヤーを護るどころか、みすみす犯人も逃がして。これではアネリに合わせる顔がない。深く深く自分を責めている。
……そしてその理由を“アネリとの約束のため”としてしまう自分がどうしようもなく卑怯に思えた。
「…パーシバル」
が、アネリは彼の考えをすぐに察する。
「いいの。あなたは悪くないわ。無事でいてくれて良かった……」
そう囁き、彼の大きな体に顔を埋める。
「…お嬢様………」
パーシバルもまたアネリの体を、壊れ物を扱うように優しく抱きしめた。
***
昼間から殺人事件が起こることを誰が予想していただろう。それも、よりによって専属医師を……オドワイヤーを殺されるだなんて。
オドワイヤーは遺体袋に詰められ、担架で運び出されていく。その様子を黙って見送る間も、アネリはただただ悲しげだ。
体調を回復させたらしいパーシバルは、彼女の肩を抱いて支えている。
「…警部、なぜオドワイヤー医師は殺害されたんでしょう。これまでの2件はどちらも夜に行われていたのに……」
マドック刑事が訊ねる。
が、トレイシー警部に分かるはずもない。復讐鬼の考えなどは。
「犯人は思わせぶりな予告状をよこしたが、何も夜に実行するとは書いてねぇ。気が変わったんだろうな」
「……身勝手だ…っ」
「……ひとつ思い当たることがあるの」
顔に影を落としていたアネリが口を開いた。その場の全員の視線が、少女ひとりに向けられる。
アネリの心当たりとは、誰もが気にも留めなかったこと。
「あたし、彼に言ったの。“おやすみ”って」
『おやすみ、オドワイヤー』
昨晩別れ際に告げた言葉だ。
「………お嬢さん……」
なんて不確かな理由だろう。考えすぎだ。何も関係ないさ。
アネリのためにも、そう笑い飛ばしてやりたかった。
「もし犯人があたし達の動向を知る手段を持っていたとしたら? ほんの些細なきっかけでも、殺害の理由になりえるのよ。犯人は律儀で、…だけど残虐かもしれないのだから」
アネリは憶測で言ってるわけではない。経験からだ。
この13年間、理不尽で気まぐれで残酷な多くの“復讐鬼”に命を狙われ続けてきたことによる経験だ。
昔、外で遊んでいた時に「ペットが欲しい」とつぶやいただけで、翌日には犬が届けられたことがあった。胃の中に時限爆弾を仕掛けられた犬が…。
だから自分の無意識の言葉がきっかけになったということも有り得るのだ。
「例えお言葉が犯人のきっかけになったとしても、それはお嬢様のせいではありません。それよりも今は次の奇襲に備えましょう。残るは2日…。ということは……」
パーシバルはその“2日”の意味を言うことを躊躇う。
なぜなら、予告された時間が少なくなってきたということは、
「ええ、そうね。そろそろあたしが狙われそうな気がするわ」
アネリは意外にも平然と答えた。
残るふたりの犠牲者のうちひとりは、アネリで間違いないだろう。
もうひとりは………、
「…ねえパーシバル、まだ“今日1日”は終わってないけど、約束を破らせて」
「…?」
アネリは、パーシバルを見上げて言った。
「ゆっくり療養しないで。今からはもう、あたしの傍を離れないで」
彼のためを思って、仕事をするなと命じたのは自分。
そのせいで結果オドワイヤーの死地に立ち会わせ、彼の心を傷付けたのも自分。
本当は分かっていたのに。パーシバルの役目はいついかなる時でも、アネリの傍を離れないことだと。
「その代わり“無茶しない”って約束は、ちゃんと守るから」
アネリは薄く微笑んだ。
「……あたしにはあなたの怪我を治す力も、あなたを護れる強さもないけど、足手まといになるのはいつものことだけど…」
――でも、
「あたしはやっぱり、パーシバルと一緒にいたいの」
屈託のない笑顔だった。
パーシバルの視線は、その輝く少女ただひとりに注がれる。
「………お嬢様………」
――つい最近まで、あんなにお小さく、か弱くていらしたのに……。
いつの間にこんなにたくましく、そして美しくなったのだろう。毎日毎日、彼女の成長を一番近くで見てきたはずなのに、今のアネリはとても眩しい。
小さくても大きな輝きを放つ、ガーネットの宝石のように。
――ああ…そうでしたね…。
パーシバルは再確認する。自分が本当に護るべきはこの方だ。旦那様の命令や、与えられた使命も関係ない。自分はただ、この女性のためだけに命を捧げよう。
そして願わくば、永久にこの女性の傍にあり続けたい。
――はい。光栄でございます。もちろんでございますとも。
――私の大切な大切な……
「ただひとりのお嬢様」
アネリはふいに、本に向けていた目を上げた。何か、胸に違和感に似たざわめきを覚えたのだ。
目は本から監視室の空間に向き、空間から扉に向けられる。
「どうしたお嬢さん?」
画面越しにアネリの様子に気付いたトレイシー警部が訊ねる。アネリは扉に目を向けたままつぶやく。
「……パーシバルは、大丈夫かしら」
首を傾げるトレイシー警部。
すると、別のモニターで監視していたマドック刑事が上擦った声を上げた。
「…警部っ!! 医務室で狙撃です! オドワイヤー医師が撃たれました!!」
「っ!!」
「なんだと!?」
言葉に一番最初に反応したのはアネリだった。本をその場に放り出し、扉を開け放って廊下に飛び出す。
トレイシー警部とマドック刑事は、同時にアネリの後ろ姿に目を向けて、叫んだ。
「待て!!」
が、アネリは止まらなかった。
一目散に、医務室を目指して走り出す。
「パーシバル…っ!」
オドワイヤーが撃たれた。それは確かに信じたくない恐ろしい出来事だ。
だがそれ以上に、パーシバルが心配だった。
今すぐ会いに行かなければ。アネリの頭の中を、その考えが支配する。
「パーシバル!」
閉め切られた医務室の扉を、
「んっ!」
体当たりする勢いで押し開けると、
「…っ、パーシバル…!」
そこには、横たわるオドワイヤーの傍らに座り込み、苦しげな表情をする彼の姿があった。
アネリの声に反応し、パーシバルは顔をゆっくりと声のほうへ向ける。
「………あぁ…、お嬢様…!」
彼の苦しげな表情は、みるみる和らいでいった。
アネリは、オドワイヤーの遺体を見て体を強張らせたが、その脇をすり抜けてパーシバルの傍へ寄る。
「パーシバル、無事? 何があったの? 誰がやったの?」
微かに返り血を浴びたパーシバルの顔に触れれば、パーシバルは心底安心したように目を細める。
「申し訳ございません…。先生を、護ることができませんでした…。犯人の正体は分かりません。先生を狙撃してすぐ、森の中へ逃げてしまいました……」
と思えば、また苦しげな顔に変わる。
オドワイヤーを護るどころか、みすみす犯人も逃がして。これではアネリに合わせる顔がない。深く深く自分を責めている。
……そしてその理由を“アネリとの約束のため”としてしまう自分がどうしようもなく卑怯に思えた。
「…パーシバル」
が、アネリは彼の考えをすぐに察する。
「いいの。あなたは悪くないわ。無事でいてくれて良かった……」
そう囁き、彼の大きな体に顔を埋める。
「…お嬢様………」
パーシバルもまたアネリの体を、壊れ物を扱うように優しく抱きしめた。
***
昼間から殺人事件が起こることを誰が予想していただろう。それも、よりによって専属医師を……オドワイヤーを殺されるだなんて。
オドワイヤーは遺体袋に詰められ、担架で運び出されていく。その様子を黙って見送る間も、アネリはただただ悲しげだ。
体調を回復させたらしいパーシバルは、彼女の肩を抱いて支えている。
「…警部、なぜオドワイヤー医師は殺害されたんでしょう。これまでの2件はどちらも夜に行われていたのに……」
マドック刑事が訊ねる。
が、トレイシー警部に分かるはずもない。復讐鬼の考えなどは。
「犯人は思わせぶりな予告状をよこしたが、何も夜に実行するとは書いてねぇ。気が変わったんだろうな」
「……身勝手だ…っ」
「……ひとつ思い当たることがあるの」
顔に影を落としていたアネリが口を開いた。その場の全員の視線が、少女ひとりに向けられる。
アネリの心当たりとは、誰もが気にも留めなかったこと。
「あたし、彼に言ったの。“おやすみ”って」
『おやすみ、オドワイヤー』
昨晩別れ際に告げた言葉だ。
「………お嬢さん……」
なんて不確かな理由だろう。考えすぎだ。何も関係ないさ。
アネリのためにも、そう笑い飛ばしてやりたかった。
「もし犯人があたし達の動向を知る手段を持っていたとしたら? ほんの些細なきっかけでも、殺害の理由になりえるのよ。犯人は律儀で、…だけど残虐かもしれないのだから」
アネリは憶測で言ってるわけではない。経験からだ。
この13年間、理不尽で気まぐれで残酷な多くの“復讐鬼”に命を狙われ続けてきたことによる経験だ。
昔、外で遊んでいた時に「ペットが欲しい」とつぶやいただけで、翌日には犬が届けられたことがあった。胃の中に時限爆弾を仕掛けられた犬が…。
だから自分の無意識の言葉がきっかけになったということも有り得るのだ。
「例えお言葉が犯人のきっかけになったとしても、それはお嬢様のせいではありません。それよりも今は次の奇襲に備えましょう。残るは2日…。ということは……」
パーシバルはその“2日”の意味を言うことを躊躇う。
なぜなら、予告された時間が少なくなってきたということは、
「ええ、そうね。そろそろあたしが狙われそうな気がするわ」
アネリは意外にも平然と答えた。
残るふたりの犠牲者のうちひとりは、アネリで間違いないだろう。
もうひとりは………、
「…ねえパーシバル、まだ“今日1日”は終わってないけど、約束を破らせて」
「…?」
アネリは、パーシバルを見上げて言った。
「ゆっくり療養しないで。今からはもう、あたしの傍を離れないで」
彼のためを思って、仕事をするなと命じたのは自分。
そのせいで結果オドワイヤーの死地に立ち会わせ、彼の心を傷付けたのも自分。
本当は分かっていたのに。パーシバルの役目はいついかなる時でも、アネリの傍を離れないことだと。
「その代わり“無茶しない”って約束は、ちゃんと守るから」
アネリは薄く微笑んだ。
「……あたしにはあなたの怪我を治す力も、あなたを護れる強さもないけど、足手まといになるのはいつものことだけど…」
――でも、
「あたしはやっぱり、パーシバルと一緒にいたいの」
屈託のない笑顔だった。
パーシバルの視線は、その輝く少女ただひとりに注がれる。
「………お嬢様………」
――つい最近まで、あんなにお小さく、か弱くていらしたのに……。
いつの間にこんなにたくましく、そして美しくなったのだろう。毎日毎日、彼女の成長を一番近くで見てきたはずなのに、今のアネリはとても眩しい。
小さくても大きな輝きを放つ、ガーネットの宝石のように。
――ああ…そうでしたね…。
パーシバルは再確認する。自分が本当に護るべきはこの方だ。旦那様の命令や、与えられた使命も関係ない。自分はただ、この女性のためだけに命を捧げよう。
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