48 / 93
1章
24-1
貴族の邸宅さながらの大きな4階建ての屋敷。
まさかのこの大きな建物が、俺の新たな生活拠点となった。
「すっ……ご……」
秘密の花園だと云わんばかりに花々が咲く庭は綺麗に手入れされており、庭の真ん中に置かれた噴水の飛沫が光を帯びて輝いて美しい。そこを抜け煉瓦色の建物の扉を開くと、白と金を基調としたエントランスが現れる。艶やかな大理石で出来た床の真ん中には、薔薇模様の絨毯が敷かれ、天井は首が痛くなるほど上にあった。
「まさかこれは、イーサンの個人宅……とか?」
公爵家の次男で、騎士団長。そんな彼に「所有物だ」と言われてもなんら疑問はない。
だが、予想に反してイーサンはそんな俺の言葉を鼻で笑った。
「そんな訳ないだろ、ここは第2騎士団の宿舎だ。幹部専用だがな」
朝を迎え、改めて今自分が居る場所の案内が行われた。
「宿、舎……!」
つまりそれって幹部専用の寮ってことだよね。スケール、バグり過ぎてるだろ。
たしかにイーサンを始め全員が名家の出であるし、王都騎士団なんて地位なんだから当然といえば当然か……と、どうにも前世での「寮」の記憶が拭えない己を、無理矢理納得させた。
「1階は共有スペース。食堂や娯楽室、応接室なんかがある。まぁ何をするにも俺が一緒だから無理に覚える必要はない」
「えっ、と……うん」
「何をするにも一緒」と、そこはかとない圧を感じつつも、気持ちを確かめ合いすっかりバカになっている俺はそんな些細な言葉すら嬉しくて、少し照れ気味に返事をした。
ぐるっと1階の案内を兼ねて部屋を周り、折り返しのある豪華な階段を登りながら、館内の説明は続く。
「2階はジェイスとキーファが使用、3階はギルバートが使っていて……そしてここ」
何を聞いても「ほへ」という声しか出ない俺が辿り着いた、最上階の4階。そこは深海のような、深い青に統一された落ち着く空間で、先程部屋を出た時は余りの美しさに声が漏れた程だった。
「ここはイーサン1人が使ってる部屋?」
「いや。違うな」
間違いなくここから下に降りたよな。イーサンの部屋じゃ無いならなんだ。
「じゃぁ客間とか?」
ただでさえ初めての場所で困惑する俺の手を引いた彼の足が、青に白い縁が施された扉の前で止まったかと思えば、こちらを向きニヤリと笑う。
「俺とお前の部屋だよ、アオ」
それまで疑問符で溢れかえっていた俺の顔が、突然ぼふっと赤く染まる。
「そそそそれは、あの、えっと……」
吃りあたふたする俺の腕が、部屋の中に引き込まれる。パタン、とドアが閉まると同時に薄く開いたままだった俺の唇は「ちゅ」と音を立て塞がれる。
「今日からここが俺とお前、2人で暮らす場所だ」
俺の顔が、大沸騰を起こした瞬間であった。
たたた確かにっっ!! 今までイーサンは、あの狭い俺の部屋で暮らして居たようなものだけれど。気持ちが通じ合った今、それはもう同棲というか新婚というか……いやそれは飛躍しすぎだろ何言ってんだ俺は。思った以上に浮かれている自分の頬をペチッと殴る。
「えっと、2人……の」
火事により全焼した診療所から運び出された俺は、イーサンが普段暮らしているという宿舎に運び込まれた。そこで1晩を共にし、彼はさも当然のように俺にここで暮らすよう言ったのだ。
「あぁそうだ。此処で幸せに暮らそうな」
確かに「これからどうしたものか」と頭を抱える俺にとっては、願ってもない申し出ではある。しかし、こんな立ち入ったことも無いような広すぎる部屋で、果たして俺は落ち着いて生活が出来るのだろうか。
「ひ、広すぎて落ち着かないね」
昨日はそれどころでは無かったが故に気が付かなかったが、なんだこのだだっ広い部屋は。ベッド周りの壁なんて、水槽が埋め込まれている。
広々とした水槽を優雅に泳ぐ美しい熱帯魚と目が合い、思わず「昨夜はどうも……」と頭を下げた。
「すぐ慣れる。それに……どうせ殆どをベッドで過ごすんだ。広さなんてどうでもよくなる」
視線の落ち着かない俺の耳元に、イーサンの甘い声が掛かる。
それは……俺の身が! 持たん!!
>>>
こうして始まった宿舎での生活は無事、貴族と平民の差を思い知らされる事となった。
規格外の部屋はともかく、プールと見まごう程の浴場。食堂だってヨーロッパ貴族が使うような豪華絢爛な場所、そしてそこで出される高級フランス料理たち。「テーブルマナー……え、合ってる?」なんてそればかり気になり、食べ物の味を感じる余裕なんて無い。「素材の味を上品に楽しむなんて、俺なんかにはまだレベルが高い……」と、とりわけ食事に関しては平民時代を懐かしむ俺が、居た。
ある日の夜。
広い浴槽の隅っこで、ぽつんと入浴を済ませ部屋に戻ると、先程までは居なかったイーサンがソファに腰掛けていた。
「あれ、イーサン帰ってる。こんな時間まで、お疲れ様だ……」
日本時間で言えば、今は22時を超えた頃。今日は朝も7時前には出て行ったし……やっぱり忙しいんだなぁ騎士団長って。
帰宅した愛しい彼を労おうと近付いた時、ふと彼が座るソファの前に置かれたテーブルが騒がしい事に気が付いた。
そこにはワインクーラで冷えたワイン、それと共に幾つかの料理が並んでいる。
鶏肉の焼けたいい匂いがする……それにこの清涼感のある香りはハーブだろうか?
――それはどこか家庭的で、落ち着く香りだった。
本日のハイクラスな夕食も、少しばかり残してしまった。使用人に「ごめんなさい」と告げ、満たされる事なく部屋に戻った俺の腹は、その刺激に「ぐぅ」と音を鳴らす。
その音で俺の存在に気が付いたのか、イーサンがこちらを振り向いた。
「ただいま、アオ。美味い酒が手に入った。今宵はこれで晩酌するとしよう」
「おかえりなさい。えっ……夜食、まさか作ってくれたの? イーサン今日、帰ってくるの遅かったのに……」
並べられたものは幾度と無く見た、繊細だけれど食欲を掻き立てる彼の料理たちで間違いない。
「気にするな、この白ワインの味を引き立たせる物もあった方がいいだろ?」
さも当然のように、彼は驚き立ち止まる俺にそう返す。
……ここの生活に中々慣れない事を察していたのだろうか。
確かに一緒に食事を摂る時も、手の進まない俺に「食欲が湧かないなら残してもいいんだぞ。無理することは無い」と気遣ってくれていた。
いや、決して食事が美味しくない訳ではない。何なら味は超一流。ただ単に……俺の舌が未だに庶民なのだ。
数日、そんな状態が続いているのを、彼が気付かない訳もなかった。
テーブルに並んでいるのは、チキンの香草焼き、魚介のカルパッチョ、そして……俺の好物である黒胡椒の効いたポテトサラダ。
イーサンとよく行く酒場での定番メニューが、そこにはあった。
帰宅して直ぐ、彼が俺の為にキッチンへ立つ姿を想像すると、心がキュッと掴まれてしまう。
「嘘でしょ……ありがとう、イーサン。……大好き」
赤い頬のまますぐ様彼の元に駆け寄ると、その大きな身体にぎゅっと抱き着いた。
まさかのこの大きな建物が、俺の新たな生活拠点となった。
「すっ……ご……」
秘密の花園だと云わんばかりに花々が咲く庭は綺麗に手入れされており、庭の真ん中に置かれた噴水の飛沫が光を帯びて輝いて美しい。そこを抜け煉瓦色の建物の扉を開くと、白と金を基調としたエントランスが現れる。艶やかな大理石で出来た床の真ん中には、薔薇模様の絨毯が敷かれ、天井は首が痛くなるほど上にあった。
「まさかこれは、イーサンの個人宅……とか?」
公爵家の次男で、騎士団長。そんな彼に「所有物だ」と言われてもなんら疑問はない。
だが、予想に反してイーサンはそんな俺の言葉を鼻で笑った。
「そんな訳ないだろ、ここは第2騎士団の宿舎だ。幹部専用だがな」
朝を迎え、改めて今自分が居る場所の案内が行われた。
「宿、舎……!」
つまりそれって幹部専用の寮ってことだよね。スケール、バグり過ぎてるだろ。
たしかにイーサンを始め全員が名家の出であるし、王都騎士団なんて地位なんだから当然といえば当然か……と、どうにも前世での「寮」の記憶が拭えない己を、無理矢理納得させた。
「1階は共有スペース。食堂や娯楽室、応接室なんかがある。まぁ何をするにも俺が一緒だから無理に覚える必要はない」
「えっ、と……うん」
「何をするにも一緒」と、そこはかとない圧を感じつつも、気持ちを確かめ合いすっかりバカになっている俺はそんな些細な言葉すら嬉しくて、少し照れ気味に返事をした。
ぐるっと1階の案内を兼ねて部屋を周り、折り返しのある豪華な階段を登りながら、館内の説明は続く。
「2階はジェイスとキーファが使用、3階はギルバートが使っていて……そしてここ」
何を聞いても「ほへ」という声しか出ない俺が辿り着いた、最上階の4階。そこは深海のような、深い青に統一された落ち着く空間で、先程部屋を出た時は余りの美しさに声が漏れた程だった。
「ここはイーサン1人が使ってる部屋?」
「いや。違うな」
間違いなくここから下に降りたよな。イーサンの部屋じゃ無いならなんだ。
「じゃぁ客間とか?」
ただでさえ初めての場所で困惑する俺の手を引いた彼の足が、青に白い縁が施された扉の前で止まったかと思えば、こちらを向きニヤリと笑う。
「俺とお前の部屋だよ、アオ」
それまで疑問符で溢れかえっていた俺の顔が、突然ぼふっと赤く染まる。
「そそそそれは、あの、えっと……」
吃りあたふたする俺の腕が、部屋の中に引き込まれる。パタン、とドアが閉まると同時に薄く開いたままだった俺の唇は「ちゅ」と音を立て塞がれる。
「今日からここが俺とお前、2人で暮らす場所だ」
俺の顔が、大沸騰を起こした瞬間であった。
たたた確かにっっ!! 今までイーサンは、あの狭い俺の部屋で暮らして居たようなものだけれど。気持ちが通じ合った今、それはもう同棲というか新婚というか……いやそれは飛躍しすぎだろ何言ってんだ俺は。思った以上に浮かれている自分の頬をペチッと殴る。
「えっと、2人……の」
火事により全焼した診療所から運び出された俺は、イーサンが普段暮らしているという宿舎に運び込まれた。そこで1晩を共にし、彼はさも当然のように俺にここで暮らすよう言ったのだ。
「あぁそうだ。此処で幸せに暮らそうな」
確かに「これからどうしたものか」と頭を抱える俺にとっては、願ってもない申し出ではある。しかし、こんな立ち入ったことも無いような広すぎる部屋で、果たして俺は落ち着いて生活が出来るのだろうか。
「ひ、広すぎて落ち着かないね」
昨日はそれどころでは無かったが故に気が付かなかったが、なんだこのだだっ広い部屋は。ベッド周りの壁なんて、水槽が埋め込まれている。
広々とした水槽を優雅に泳ぐ美しい熱帯魚と目が合い、思わず「昨夜はどうも……」と頭を下げた。
「すぐ慣れる。それに……どうせ殆どをベッドで過ごすんだ。広さなんてどうでもよくなる」
視線の落ち着かない俺の耳元に、イーサンの甘い声が掛かる。
それは……俺の身が! 持たん!!
>>>
こうして始まった宿舎での生活は無事、貴族と平民の差を思い知らされる事となった。
規格外の部屋はともかく、プールと見まごう程の浴場。食堂だってヨーロッパ貴族が使うような豪華絢爛な場所、そしてそこで出される高級フランス料理たち。「テーブルマナー……え、合ってる?」なんてそればかり気になり、食べ物の味を感じる余裕なんて無い。「素材の味を上品に楽しむなんて、俺なんかにはまだレベルが高い……」と、とりわけ食事に関しては平民時代を懐かしむ俺が、居た。
ある日の夜。
広い浴槽の隅っこで、ぽつんと入浴を済ませ部屋に戻ると、先程までは居なかったイーサンがソファに腰掛けていた。
「あれ、イーサン帰ってる。こんな時間まで、お疲れ様だ……」
日本時間で言えば、今は22時を超えた頃。今日は朝も7時前には出て行ったし……やっぱり忙しいんだなぁ騎士団長って。
帰宅した愛しい彼を労おうと近付いた時、ふと彼が座るソファの前に置かれたテーブルが騒がしい事に気が付いた。
そこにはワインクーラで冷えたワイン、それと共に幾つかの料理が並んでいる。
鶏肉の焼けたいい匂いがする……それにこの清涼感のある香りはハーブだろうか?
――それはどこか家庭的で、落ち着く香りだった。
本日のハイクラスな夕食も、少しばかり残してしまった。使用人に「ごめんなさい」と告げ、満たされる事なく部屋に戻った俺の腹は、その刺激に「ぐぅ」と音を鳴らす。
その音で俺の存在に気が付いたのか、イーサンがこちらを振り向いた。
「ただいま、アオ。美味い酒が手に入った。今宵はこれで晩酌するとしよう」
「おかえりなさい。えっ……夜食、まさか作ってくれたの? イーサン今日、帰ってくるの遅かったのに……」
並べられたものは幾度と無く見た、繊細だけれど食欲を掻き立てる彼の料理たちで間違いない。
「気にするな、この白ワインの味を引き立たせる物もあった方がいいだろ?」
さも当然のように、彼は驚き立ち止まる俺にそう返す。
……ここの生活に中々慣れない事を察していたのだろうか。
確かに一緒に食事を摂る時も、手の進まない俺に「食欲が湧かないなら残してもいいんだぞ。無理することは無い」と気遣ってくれていた。
いや、決して食事が美味しくない訳ではない。何なら味は超一流。ただ単に……俺の舌が未だに庶民なのだ。
数日、そんな状態が続いているのを、彼が気付かない訳もなかった。
テーブルに並んでいるのは、チキンの香草焼き、魚介のカルパッチョ、そして……俺の好物である黒胡椒の効いたポテトサラダ。
イーサンとよく行く酒場での定番メニューが、そこにはあった。
帰宅して直ぐ、彼が俺の為にキッチンへ立つ姿を想像すると、心がキュッと掴まれてしまう。
「嘘でしょ……ありがとう、イーサン。……大好き」
赤い頬のまますぐ様彼の元に駆け寄ると、その大きな身体にぎゅっと抱き着いた。
あなたにおすすめの小説
ストーカーから逃げ切ったのも束の間、転移後はヤンデレ騎士団に殺されかけている現実!
由汰のらん
ファンタジー
ストーカーから逃げていたある日、ハルは異世界に召喚されてしまう。
しかし神官によれば、どうやらハルは間違って召喚された模様。さらに王子に盾ついてしまったことがきっかけで、ハルは国外追放されてしまう。
さらに連行されている道中、魔族に襲われ、ハルの荷馬車は置き去りに。
そのさなか、黒い閃光を放つ騎士が、ハルに取引を持ちかけてきた。
「貴様の血を差し出せ。さすれば助けてやろう。」
やたら態度のでかい騎士は、なんとダンピールだった!
しかしハルの血が特殊だと知った騎士はハルを連れ帰って?
いっそ美味しい血と癒しを与えるダンピール騎士団のセラピストを目指します!
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
転生したらスパダリに囲われていました……え、違う?
米山のら
BL
王子悠里。苗字のせいで“王子さま”と呼ばれ、距離を置かれてきた、ぼっち新社会人。
ストーカーに追われ、車に轢かれ――気づけば豪奢なベッドで目を覚ましていた。
隣にいたのは、氷の騎士団長であり第二王子でもある、美しきスパダリ。
「愛してるよ、私のユリタン」
そう言って差し出されたのは、彼色の婚約指輪。
“最難関ルート”と恐れられる、甘さと狂気の狭間に立つ騎士団長。
成功すれば溺愛一直線、けれど一歩誤れば廃人コース。
怖いほどの執着と、甘すぎる愛の狭間で――悠里の新しい人生は、いったいどこへ向かうのか?
……え、違う?
助けたドS皇子がヤンデレになって俺を追いかけてきます!
夜刀神さつき
BL
医者である内藤 賢吾は、過労死した。しかし、死んだことに気がつかないまま異世界転生する。転生先で、急性虫垂炎のセドリック皇子を見つけた彼は、手術をしたくてたまらなくなる。「彼を解剖させてください」と告げ、周囲をドン引きさせる。その後、賢吾はセドリックを手術して助ける。命を助けられたセドリックは、賢吾に惹かれていく。賢吾は、セドリックの告白を断るが、セドリックは、諦めの悪いヤンデレ腹黒男だった。セドリックは、賢吾に助ける代わりに何でも言うことを聞くという約束をする。しかし、賢吾は約束を破り逃げ出し……。ほとんどコメディです。 ヤンデレ腹黒ドS皇子×頭のおかしい主人公
悪役令嬢の兄でしたが、追放後は参謀として騎士たちに囲まれています。- 第1巻 - 婚約破棄と一族追放
大の字だい
BL
王国にその名を轟かせる名門・ブラックウッド公爵家。
嫡男レイモンドは比類なき才知と冷徹な眼差しを持つ若き天才であった。
だが妹リディアナが王太子の許嫁でありながら、王太子が心奪われたのは庶民の少女リーシャ・グレイヴェル。
嫉妬と憎悪が社交界を揺るがす愚行へと繋がり、王宮での婚約破棄、王の御前での一族追放へと至る。
混乱の只中、妹を庇おうとするレイモンドの前に立ちはだかったのは、王国騎士団副団長にしてリーシャの異母兄、ヴィンセント・グレイヴェル。
琥珀の瞳に嗜虐を宿した彼は言う――
「この才を捨てるは惜しい。ゆえに、我が手で飼い馴らそう」
知略と支配欲を秘めた騎士と、没落した宰相家の天才青年。
耽美と背徳の物語が、冷たい鎖と熱い口づけの中で幕を開ける。
【完結】一生に一度だけでいいから、好きなひとに抱かれてみたい。
村松砂音(抹茶砂糖)
BL
第13回BL大賞で奨励賞をいただきました!
ありがとうございました!!
いつも不機嫌そうな美形の騎士×特異体質の不憫な騎士見習い
<あらすじ>
魔力欠乏体質者との性行為は、死ぬほど気持ちがいい。そんな噂が流れている「魔力欠乏体質」であるリュカは、父の命令で第二王子を誘惑するために見習い騎士として騎士団に入る。
見習い騎士には、側仕えとして先輩騎士と宿舎で同室となり、身の回りの世話をするという規則があり、リュカは隊長を務めるアレックスの側仕えとなった。
いつも不機嫌そうな態度とちぐはぐなアレックスのやさしさに触れていくにつれて、アレックスに惹かれていくリュカ。
ある日、リュカの前に第二王子のウィルフリッドが現れ、衝撃の事実を告げてきて……。
親のいいなりで生きてきた不憫な青年が、恋をして、しあわせをもらう物語。
※性描写が多めの作品になっていますのでご注意ください。
└性描写が含まれる話のサブタイトルには※をつけています。
※表紙は「かんたん表紙メーカー」さまで作成しました。
性技Lv.99、努力Lv.10000、執着Lv.10000の勇者が攻めてきた!
モト
BL
異世界転生したら弱い悪魔になっていました。でも、異世界転生あるあるのスキル表を見る事が出来た俺は、自分にはとんでもない天性資質が備わっている事を知る。
その天性資質を使って、エルフちゃんと結婚したい。その為に旅に出て、強い魔物を退治していくうちに何故か魔王になってしまった。
魔王城で仕方なく引きこもり生活を送っていると、ある日勇者が攻めてきた。
その勇者のスキルは……え!? 性技Lv.99、努力Lv.10000、執着Lv.10000、愛情Max~~!?!?!?!?!?!
ムーンライトノベルズにも投稿しておりすがアルファ版のほうが長編になります。
美少年に転生したらヤンデレ婚約者が出来ました
SEKISUI
BL
ブラック企業に勤めていたOLが寝てそのまま永眠したら美少年に転生していた
見た目は勝ち組
中身は社畜
斜めな思考の持ち主
なのでもう働くのは嫌なので怠惰に生きようと思う
そんな主人公はやばい公爵令息に目を付けられて翻弄される