難攻不落の異名を持つ乙女ゲーム攻略対象騎士が選んだのは、モブ医者転生者の俺でした。

一火

文字の大きさ
57 / 85
1章

こぼれ話.キーファとジェイス

しおりを挟む
『ジェイスさんは絶対、キーファのこと好きだと思うけどなぁ』

 アオさんにそんな事を言われてから、ジェイスさんの行動を妙に意識するようになってしまった。


 ジェイスさんとの出会いは、幼少期にまで遡る。伯爵家同士の交流パーティに嫌々連れてこられた俺は、会場から逃げ出し、不貞腐れて庭で空を眺めていた。
「あんな大人ばっかりのパーティ、つまんない」
 そんな事をボヤきながらゴロゴロと芝生の上を転がっている時だった。
「……お前、そんな所でなにしてるんだ」
 そう声を掛けてくれた絶世の美少年が、ジェイスさんだった。
 あの衝撃は今でも忘れない。
 透明感のある白肌に、ワインレッドの美しい髪。そして、灰色の強い眼差し。……俺の前に、天使が舞い降りた。

 ――そう、間違いなくあれが俺の初恋だった。

 だが、そこから彼にまた会うことは無かった。その場で遊びはしたものの、肝心の名前を聞いては居なかったので、どこの誰だかもわからない。
 月日が経つにつれて、それは子供の頃の大事な思い出として心の奥底に仕舞われていった。
 物心着く頃から騎士団に入る事を志願していた俺は、元々魔術師ソーサラーとしての能力が高かった為、15歳で魔法部隊に入隊を果たした。そしてあれよあれよという間に昇級を果たし、18歳を迎える頃には魔術部隊の隊長としての実力を認められ見事、第2騎士団の幹部へと抜擢された。

 そこで、俺の人生は大きな転機を迎える。

 その日は「皆に紹介する」と、団長から執務室に来るよう命じられていた。
ドアを叩き、おそるおそるその重厚なドアを開く。広い部屋の中は伽藍としていて、自分が一番乗りのようだった。
「まだ……誰も来ていない、か」
「どんな人が居るのか」「どんな挨拶をすればいいのか」そんな事を考えて、昨日は余り眠れなかった。
幹部って……どんな怖い人なんだろ。ただでさえ団長のイーサンって人は、冷酷無慈悲の鬼だって噂だし。
「てか、俺と同い年で最高位の聖騎士パラディンでおまけに団長ってどんなバケモンなんすか。確かに、俺も隊長だったけど……騎士団本隊の団長とは格が違いすぎる」
 そもそも俺が所属していた魔法部隊は、王国騎士団である第1・第2・第3騎士団とは完全に別組織と言っても過言ではない。普段居る建物も完全に別だし、顔を合わす時があったとしてもそれは大規模な討伐任務の時くらい。
 いつも戦いだ治安だと殺伐とした騎士団本隊とは真逆の魔法部隊。常に、のほほーんと魔術の研究をしたり、時折ヒヨコを集める等の任務に駆り出されたり……そんなゆるっとした騎士とは名ばかりの生活が性に合っていたというのに。
 唐突に第2騎士団長が「有能な奴がいると聞いた。俺の部隊に欲しい」と言い出したらしく……見事、俺に白羽の矢が立ってしまったのだ。
「イーサン団長と、副団長のギルバートさん……そして、軍師のジェイスさん……この3人が幹部だって聞いたけど」
 副団長のギルバートさんは、騎士団では有名人。名門・クライヴ家の親戚筋いとこだし、第1騎士団長のアレフさんとバディだった。侯爵家だということもあってか、イーサン団長の下に収まってはいるが、その実力は互角との噂。どの道鬼に変わりない。
「ジェイスさんは聞いた事ないけど、軍師って立場がもう怖いよ」
 とりあえず、ココには鬼しかいないのは間違いない。
 ……帰りたい。
「キーファくん~!新しい飲み物を錬成してみたよォ」
 なんて、まったりお茶してたあの空間に戻りたい。

 余りの先行き不安さに頭を抱えていると、背後のドアが叩かれた。
「ん?……なんだ、イーサン団長もギルバート副団長すら居ないのか。呼び付けておいて本当にアイツ ら……」
 小言と共に現れた男の姿が目に入った瞬間、俺の身体にの衝撃が蘇った。
「う、そ……あのとき、の……」
 天使の面影が色濃く残るその顔。……間違いようがない。仕舞われていた淡い思い出が、瞬く間に身体を駆け巡る。

 ――その日俺は、初恋との再会を果たした。


「……ァ……ファ……キーファ……おい、聞いてんのかバカキーファ!!」
 大きな怒鳴り声で、俺の意識は現実へと帰還する。
「……ジェイス……さん? ……あれ、会議は……」
 目の前には、仁王立ちの美丈夫。会議室の円卓で肘を付いている俺の周りには、彼以外誰一人として見当たらない。
「もうとっくに終わっている。まったく、しっかりしろ。騎士団の全体会議に第2騎士団代表としてきているんだ。ちゃんと幹部としての自覚を持ってだな……」
 猫みたいなツリ目を更に吊り上がらせ、ジェイスさんは俺に小言を言っているが、そんなことより俺の事を放って帰らなかった事がただ嬉しくて……思わず「待っててくれたんすね」と微笑んでしまった。
「……おい、なに笑っている」
「なんでもないっすよ~。それより、飯行きましょ! 今日の勤務、もう終わりですよね?」
 俺は立ち上がりすぐ様彼の隣に並ぶと、彼の腰に腕を回す。
「あ、あぁ……」
 昔は「離せ」と直ぐに振り払われていたが、最近はそれをして来ない。
 ……やっぱりなんか、ジェイスさん様子がおかしい?
 行動の違和感は拭えないが、それを問いただしたところで答えてくれるはずもない。「まぁ、気にしても仕方ないっすね」と切り替え、腰を抱く手にそっと力を込めた。
「何食べますかね。あっ、この前気になるって言ってたお店行きましょ」
「……行く」
 そっけない彼の反応が可愛らしくて仕方ないと思う俺も、中々に狂ってると思う。でも仕方ない、惚れてしまったんだから。

 勤務が終わると、2人で飯を食いに行く。
 その後は一緒に宿舎へと帰り互いの部屋に戻る定番ルートだった……筈が、ここ数ヶ月はほぼジェイスさんに誘われて隣にある彼の部屋で夜を明かすがお決まりになっていた。
 いつからだろう、こんな「名前の無い」関係になっていたのは。
 あの日再会を喜んだ俺に、ジェイスさんが言った言葉は「誰だお前」だった。
 ……まぁ、無理もないか。
 それでも初恋が忘れられない俺は、その日からジェイスさんの「犬」になった。彼が行く所には何処でも着いていくし、命じられる事は何でもこなす忠犬。
 キツい性格で誰にも心を開く事のない彼が、唯一隣に居ることを許してくれるその「立場いばしょ」が、俺には心地よかった。
 そして、ある日。
 「命じられる事」のひとつに『彼の色慾を満たす』が加わった。初めて、股間を露にしたジェイスさんから「しゃぶれ」と言われた時はどれだけ興奮したか。


「はー、美味しかったっすねぇ。店内も静かでお洒落で、ジェイスさん好みの場所でしたね。また行きましょ!!」
 空腹が満たされ大満足で店を出る。並んで立つ彼に目をやると、ピンク色に薄いた唇が弧を描いている。「あぁ、ジェイスさん大満足だったんだな」と、正直料理の味より、そんな彼の顔が嬉しくて仕方ない。
 「じゃ、帰りましょうかねー」と足を動かした俺の裾を、ジェイスさんはキュッと引っ張った。
「……いつも、俺が好きな店ばかりだろ……?」
「へ? まぁ、そうですけど……何か問題ありました?」
 俯きながらそう言う彼の姿は物珍しかった。振り向いた俺は、「??」を頭の上に掲げながら首を傾げる。
「……たまには、キーファが好きな店にも行かないか?」
「ええー!? ……っても、俺が好きな店イコールジェイスさんの好きな店だから、変わりないんで大丈夫っすよ!」
 「ニイッ」と満面の笑みでピースサインを作る俺を、上目遣いで見た彼は、恥ずかしそうに「ばか」と呟いた。
 え、ええ? どうしたんすか!? ……さっきワイン飲み過ぎたとか。い、いや……酒の強いジェイスさんに限ってそんなことは無いはず。
 見たこともないジェイスさんの赤面に見蕩れていると、腕を強く抱かれた。
「早く、帰るぞ」
 そう言って俺を引き摺るように彼はズンズンと歩き始める。いつも「誰が腕組んでいいと言った?」って言うジェイスさんだぞ!?
 ……本当に何があったんだ。
 ふと、アオさんが言ったが俺の中に蘇ってきた。
 ……いやまさか。あるはずないよ。ジェイスさんが「俺の事が好き」だなんて。

 
 部屋に戻るやいなや、俺はジェイスさんにベッドへと投げられた。
「……ほら、キーファ。今日はこれだ」
 甘い果実の様な彼の香りで満たされたベッドに、一糸まとわぬ姿でよじ登ってきたジェイスさんは、そこへマヌケに転がる俺へ1本の黒いタイを渡す。
 それを受け取った俺は、普段の自分から考えられないような人の悪い笑みを浮かべた。
 ……今日も最高にエロいなぁ、もう。
 手早くそれでジェイスさんの視界を覆う。すると途端に彼の口から甘い声が盛れ始めた。
 彼はいま目元を隠す黒い布しか纏わぬ、極上の芸術品。
 その姿に、俺が興奮しない訳が無い。
「今日は目隠しっすか。こんなんで物足ります? 昨日みたいに、魔法使ってハードなやつやってもいいんですよ?」
 本能が赴くままに、彼の胸元に手を伸ばす。真っ赤に腫れたソコは、昨日の余韻がまだ残っているのだろう。先端に少し指が触れただけで、ビクッと身体が大きく跳ねる。
「ぁあっ、ん……はっ……いい、キーファ……ぁん、もっと……」
「何して欲しいんですか? ちゃんとお願いしないとわかんないですよ」

 気高い彼の、夜の姿本性
 それは、快楽に溺れた雌猫生粋のドM

 当然、最初は驚いた。だってジェイスさんが紐を差し出し、俺に「縛れ」と言い出したのだから。
「ん、ぁ……乳首、噛め……」
 真っ赤な顔で眉を下げ懇願するジェイスさんを、目の当たりにして……俺が、興奮しない訳がない。快楽堕ちしたジェイスさんなんてそりゃ……ぶち犯したくなるでしょ。
「噛んで欲しいんですか? いいですよ」
 そう言って俺は身をかがめ「喰べて」と自己主張をする彼の2つの果実に息を吹き掛ける。
「んぁッ……はっ、ふぁ……」
 視界を奪われた彼は、そんな行為にも敏感に反応するのだろう……既に痛い程立ち上がっている彼の局部から、ピュッと白い液が飛ぶ。
「昨日も散々噛んだから、腫れてますね。……いいんですか? 傷だらけになっちゃいますよ?」
 彼が求める強い刺激とは真逆に、赤い突起を舌先で遊ぶようチロチロと舐めるれば「もっと強いの」と、俺のザラついた舌に自分のソレを擦り付ける。
「……なに勝手にやってるんですか? 俺そんなのやっていいって言ってないですよね」
「……ッッ!!  だって、物足りな……」
 「お仕置ですよ」と彼から身体を離すと、急に温もりを失ったジェイスさんは、視界を奪われた顔を左右に振り俺を探し求める。
「や、っ……キーファっ、あ……どこだ……」
 ――たまんな……
 局部からだらしなく液を垂らしなが、手探りで俺を探すジェイスさんの姿に、俺の下半身が痛い程に膨れ上がる。
「ねぇ、ジェイスさん……俺をお迎えする穴、自分で拡げて見せてくれますか? 上手に出来たら、ご褒美あげます」
 俺の声が聞こえたジェイスさんは、直ぐに卑猥な股を大きく開く。彼の綺麗な指で、くぱぁと開かれたソコからピンク色のナカが姿を現す。
「ん、ここ……キーファが欲しくてキュッとしてる……っ、はっ……」
 恥ずかしい部分に俺の視線を感じたのか、ジェイスさんの腰が誘う様にゆるゆると動き出す。
「そんなんじゃ見えないっすよ。俺のと同じ大きさに拡げて下さい、ジェイスさん」
「は、あぅ……こう……か?」
 思い切り拡げられた入口はヒクつき、俺を求め蠢いている。
「そうそう、上手に出来てえらいですね、ジェイスさん。……あぁ、ホントだ。ピンク色の襞が動いてますね。ほんと、淫乱だなぁ」
 彼が2本の指で目一杯秘部を拡げた瞬間、俺は一気にそこへ猛った己自身をぶち込む。
「……ッッッ!! ぁああぁああぁあっ、ゃぁあぅ、やぁっ……」
 思いもよらない刺激に、ジェイスさんの身体が大きく震えあがり、先端からプシュッと音を立て勢いよく液が呼び出す。
「何が嫌なんですか、イってる癖に。……ああ、お漏らしまでしてるじゃないですか」
「や、だめっ……だめ、キーファまだイって……んぁぁああ!!」
 ビクビクと快楽が走るジェイスの身体を追い詰めるかのように、絡み付く内部を遠慮なく奥を突き上げる。
「イきつづけんの好きでしょ? まだ足りないって、ナカ言ってますよ」
 先端で凝りをゴリゴリ擦ると、立て続けにプシュプシュッと液体が宙に舞う。
 キュッと爪先に力が入った足が「はなさない」と言わんばかりに腰に巻き付けば、俺もジェイスさんの腰を掴み、彼が狂う程の快楽に堕ちる最奥に、じゅぷごぷッと音を立て何度も己のソレを嵌める。
「ぁあ、あっああぁあ!! も、だめ……だめッ、またイっく、んぁああぁあっっ」
 目元の布を優しく撫でると、ジェイスさんの熱い手がそれに重なる。
「……っ、俺も……っん……」
彼の美しい手を両手で包み愛でながら、俺もジェイスさんのナカに全ての欲をぶち撒けた。

>>>

「そういえば、聞きました? アオさん、団長から命血剣貰ったらしいっすよぉ。……いいなぁ。俺も欲しいなぁ……」
 尻穴からごぷッと白い液を垂れ流しながら、俺の胸を枕替わりに横たわる彼の肩がピクっと動く。
「……だから何だ」
 一瞬顔を上げ俺の事を睨むと、直ぐにまた元の定位置へと綺麗な顔は戻って行った。
 ま、興味ないっすよね。俺もジェイスさんの命血剣欲しいなんて、思う方がおこがましいよなぁ。
 その生涯でただ1人、命枯れ果てるまで傍で守り続けると決めた相手に贈る命血剣己の半身。それはよく、プロポーズとして使われる。
 ……まぁ、そんなこと、天地がひっくり返っても起こりえないっすよね。「ははは」と苦笑する俺を、再び顔を上げたジェイスさんがじっと見たかと思えば、徐にベッドから彼は降りて行ってしまった。「あー、なんか気に障ること言ったかな」と、シャワーにでも行ったのか、戻ってくる様子はない。
 諦めてふかふかのベッドへ大の字になっていると、突如隣にぼふっとなにか質量のある物が落ちた。「何だ」とおそるおそる身体を起こすと、そこには灰色の真っ直ぐでシンプルな……剣というよりはジェイスさん愛用の日本刀に似た短刀があった。
「……えっっ……こ、これって……」
 その刀は、紅色の薔薇が巻きついたデザイン。
 ……まるで、高貴な誰かを表しているかのようだった。
「……要らないなら返せ」
 そう小さな声で囁きながら、ジェイスさんが俺の隣に戻ってくる。
「う、そ、……でしょ……?」
「嘘じゃないだろ。本物だ」
 俺は信じられないと言わんばかりに目を見開き、短刀と持ち主を交互に見遣った。頬をその薔薇のように染めた彼は、俺に何かを求めるように手を差し出す。
「い、嫌です、絶対に!! 絶対に死んでも返しません」
 俺がその短刀を抱き締め、イヤイヤと首を振ると、ジェイスさんは大きな溜め息を付いた。
「そうじゃない。……お前は、騎士おれに丸腰で生きろと言うのか」
「それ、って……」
 ジェイスさんの言わんとせん事を察するやいなや、俺は慌てて脱ぎ散らかした服の中から、1本の短剣を取り出し……そして両手で彼に差し出した。

「純白の柄にオレンジ色の宝石か。お前らしいな」

 それを受け取り、「ふっ」と微笑んだジェイスさんの顔は今まで見たどんな顔よりも美しくて。俺は痛いくらいに彼を抱き締めた。
「俺、一生ジェイスさんの犬でいますから。どんな時も貴方の傍にいて寄り添って、貴方を守る……そんな忠犬で居ることを約束します」
「はっ、こんな時まで犬志願か……」
 「痛いから離せ」と言われ力を緩める。正面で向かい合ったジェイスさんは、俺の首に腕を回すと……「ちゅ」と唇を重ねた。
「……ジェ、ジェイスさん!?」

 キ、ス。
 今まで、そんなのしてくれた事ない。何となく、こんな「名前の無い関係」でキスをするなんて良くないかもしれないと無意識に避けていた。
 勿論、彼からそれを強請られた事も無かった。
 驚きの連続で、瞳が零れ落ちん俺の顔を見て「なんて顔してるんだよ」とジェイスさんがまた綺麗な顔で笑う。

「……知ってるか、キーファ。生き物はな、1度飼ったら死ぬまで面倒みなきゃいけないって事を」
「それは勿論。それ、っ……て」

 ジェイスさんの吸い込まれそうな灰色の瞳が、じっと俺を見つめている。そっと顔を近付けて、彼のピンク色の唇を指で撫でる。すると彼は、その美しい両眼を静かに閉じた。
 唇を重ねたのは、俺の方から。
 ジェイスさんはそれを暖かく受け入れてくれた。
「……お前は一生俺に飼われる犬だ。俺の元を離れるのは絶対に許さん。俺以外へ尻尾を降るなら即叩き切る……いいな」
「はいっ! ジェイスさん飼い主にだけ懐く忠犬ですからね。任してください」
「……本当にお前は、……俺の事好きすぎだろ」
「大好き……いや、愛してますよ。ジェイスさん」

 3度目のキスはどちらからともなく。
 そこから俺たちは…今までの分を取り返すかのように、互いの唇を貪りあった。









しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?

  *  ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。 悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう! せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー? ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください! ユィリと皆の動画つくりました! お話にあわせて、ちょこちょこあがる予定です。 インスタ @yuruyu0 絵もあがります Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら! 名前が  *   ゆるゆ  になりましたー! 中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!

(無自覚)妖精に転生した僕は、騎士の溺愛に気づかない。

キノア9g
BL
※主人公が傷つけられるシーンがありますので、苦手な方はご注意ください。 気がつくと、僕は見知らぬ不思議な森にいた。 木や草花どれもやけに大きく見えるし、自分の体も妙に華奢だった。 色々疑問に思いながらも、1人は寂しくて人間に会うために森をさまよい歩く。 ようやく出会えた初めての人間に思わず話しかけたものの、言葉は通じず、なぜか捕らえられてしまい、無残な目に遭うことに。 捨てられ、意識が薄れる中、僕を助けてくれたのは、優しい騎士だった。 彼の献身的な看病に心が癒される僕だけれど、彼がどんな思いで僕を守っているのかは、まだ気づかないまま。 少しずつ深まっていくこの絆が、僕にどんな運命をもたらすのか──? 騎士×妖精

転生悪役弟、元恋人の冷然騎士に激重執着されています

柚吉猫
BL
生前の記憶は彼にとって悪夢のようだった。 酷い別れ方を引きずったまま転生した先は悪役令嬢がヒロインの乙女ゲームの世界だった。 性悪聖ヒロインの弟に生まれ変わって、過去の呪縛から逃れようと必死に生きてきた。 そんな彼の前に現れた竜王の化身である騎士団長。 離れたいのに、皆に愛されている騎士様は離してくれない。 姿形が違っても、魂でお互いは繋がっている。 冷然竜王騎士団長×過去の呪縛を背負う悪役弟 今度こそ、本当の恋をしよう。

希少なΩだと隠して生きてきた薬師は、視察に来た冷徹なα騎士団長に一瞬で見抜かれ「お前は俺の番だ」と帝都に連れ去られてしまう

水凪しおん
BL
「君は、今日から俺のものだ」 辺境の村で薬師として静かに暮らす青年カイリ。彼には誰にも言えない秘密があった。それは希少なΩ(オメガ)でありながら、その性を偽りβ(ベータ)として生きていること。 ある日、村を訪れたのは『帝国の氷盾』と畏れられる冷徹な騎士団総長、リアム。彼は最上級のα(アルファ)であり、カイリが必死に隠してきたΩの資質をいとも簡単に見抜いてしまう。 「お前のその特異な力を、帝国のために使え」 強引に帝都へ連れ去られ、リアムの屋敷で“偽りの主従関係”を結ぶことになったカイリ。冷たい命令とは裏腹に、リアムが時折見せる不器用な優しさと孤独を秘めた瞳に、カイリの心は次第に揺らいでいく。 しかし、カイリの持つ特別なフェロモンは帝国の覇権を揺るがす甘美な毒。やがて二人は、宮廷を渦巻く巨大な陰謀に巻き込まれていく――。 運命の番(つがい)に抗う不遇のΩと、愛を知らない最強α騎士。 偽りの関係から始まる、甘く切ない身分差ファンタジー・ラブ!

公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜

上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。 体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。 両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。 せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない? しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……? どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに? 偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも? ……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない?? ――― 病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。 ※別名義で連載していた作品になります。 (名義を統合しこちらに移動することになりました)

異世界にやってきたら氷の宰相様が毎日お手製の弁当を持たせてくれる

七瀬京
BL
異世界に召喚された大学生ルイは、この世界を救う「巫覡」として、力を失った宝珠を癒やす役目を与えられる。 だが、異界の食べ物を受けつけない身体に苦しみ、倒れてしまう。 そんな彼を救ったのは、“氷の宰相”と呼ばれる美貌の男・ルースア。 唯一ルイが食べられるのは、彼の手で作られた料理だけ――。 優しさに触れるたび、ルイの胸に芽生える感情は“感謝”か、それとも“恋”か。 穏やかな日々の中で、ふたりの距離は静かに溶け合っていく。 ――心と身体を癒やす、年の差主従ファンタジーBL。

俺、転生したら社畜メンタルのまま超絶イケメンになってた件~転生したのに、恋愛難易度はなぜかハードモード

中岡 始
BL
ブラック企業の激務で過労死した40歳の社畜・藤堂悠真。 目を覚ますと、高校2年生の自分に転生していた。 しかも、鏡に映ったのは芸能人レベルの超絶イケメン。 転入初日から女子たちに囲まれ、学園中の話題の的に。 だが、社畜思考が抜けず**「これはマーケティング施策か?」**と疑うばかり。 そして、モテすぎて業務過多状態に陥る。 弁当争奪戦、放課後のデート攻勢…悠真の平穏は完全に崩壊。 そんな中、唯一冷静な男・藤崎颯斗の存在に救われる。 颯斗はやたらと落ち着いていて、悠真をさりげなくフォローする。 「お前といると、楽だ」 次第に悠真の中で、彼の存在が大きくなっていき――。 「お前、俺から逃げるな」 颯斗の言葉に、悠真の心は大きく揺れ動く。 転生×学園ラブコメ×じわじわ迫る恋。 これは、悠真が「本当に選ぶべきもの」を見つける物語。 続編『元社畜の俺、大学生になってまたモテすぎてるけど、今度は恋人がいるので無理です』 かつてブラック企業で心を擦り減らし、過労死した元社畜の男・藤堂悠真は、 転生した高校時代を経て、無事に大学生になった―― 恋人である藤崎颯斗と共に。 だが、大学という“自由すぎる”世界は、ふたりの関係を少しずつ揺らがせていく。 「付き合ってるけど、誰にも言っていない」 その選択が、予想以上のすれ違いを生んでいった。 モテ地獄の再来、空気を読み続ける日々、 そして自分で自分を苦しめていた“頑張る癖”。 甘えたくても甘えられない―― そんな悠真の隣で、颯斗はずっと静かに手を差し伸べ続ける。 過去に縛られていた悠真が、未来を見つめ直すまでの じれ甘・再構築・すれ違いと回復のキャンパス・ラブストーリー。 今度こそ、言葉にする。 「好きだよ」って、ちゃんと。

【完結済】虚な森の主と、世界から逃げた僕〜転生したら甘すぎる独占欲に囚われました〜

キノア9g
BL
「貴族の僕が異世界で出会ったのは、愛が重すぎる“森の主”でした。」 平凡なサラリーマンだった蓮は、気づけばひ弱で美しい貴族の青年として異世界に転生していた。しかし、待ち受けていたのは窮屈な貴族社会と、政略結婚という重すぎる現実。 そんな日常から逃げ出すように迷い込んだ「禁忌の森」で、蓮が出会ったのは──全てが虚ろで無感情な“森の主”ゼルフィードだった。 彼の周囲は生命を吸い尽くし、あらゆるものを枯らすという。だけど、蓮だけはなぜかゼルフィードの影響を受けない、唯一の存在。 「お前だけが、俺の世界に色をくれた」 蓮の存在が、ゼルフィードにとってかけがえのない「特異点」だと気づいた瞬間、無感情だった主の瞳に、激しいまでの独占欲と溺愛が宿る。 甘く、そしてどこまでも深い溺愛に包まれる、異世界ファンタジー

処理中です...