5 / 12
色は思案の外
終話
しおりを挟む
「ねぇ、付き合おうよ裕太くん。俺、裕太くんの躰の味覚えちゃったもん、我慢するなんて無理だよ」
「て……めぇ……うっ、あっ、あっやめ……ッ」
ぐちゅ、ぐちゅ、とゆっくり腰を揺らしながら、的確に俺の良いところを擦っていくこの男は、どれだけ性悪なんだろうか。もう直ぐ三十路だというのに性に未熟な俺の躰は、しつこく愛され過ぎて悲鳴をあげている……が、樹はお構いなしだ。
眠っている最中に開かれた躰は、目が覚めてからも既に二時間以上、愛され続けている。まだ二度目だとういうのに男の味を知った俺の躰は、未熟ながらに貪欲らしく、樹を喜ばせる羽目になった。
「裕太くんも嫌でしょ? こんなセフレみたいな関係。だからさ、ね? 付き合いながら考えようよ、ね?」
「あっ! ぁあっ!」
ね? の度に強く腰をスライドさせるのを止めてほしい。
「そうする? そうするでしょ? 裕太くん、ねぇ?」
「分かった! 分かったから! も、腰止めてくれっ! やめっ、ひあっ、あぁあっ!!」
結局樹に言いくるめられた俺は、考える間も与えられずに樹の恋人になってしまった。
この男の恋人になるってことがどれほど大変なことなのか、モテる男の恋人ってやつがどれほど大変なものなのか俺が思い知る日は、案外近くに迫っている。
「俺たち、いま恋人になったんだよね?」
「そうそう、そう、そうね、あっ! ひっ!?」
「嬉しい……愛してる、裕太くん」
「もっ、たのむからっ、抜いてぇえぇええっ!!」
だが樹が与える快楽から逃げるのに必死な俺は、そんな日が足音を立てて近付いていることも知らなければ、飲み会の場所に樹が来られたのは、俺のスマホにGPSのアプリが仕込まれているからだなんて……全く、知る由もないのだ。
END
「て……めぇ……うっ、あっ、あっやめ……ッ」
ぐちゅ、ぐちゅ、とゆっくり腰を揺らしながら、的確に俺の良いところを擦っていくこの男は、どれだけ性悪なんだろうか。もう直ぐ三十路だというのに性に未熟な俺の躰は、しつこく愛され過ぎて悲鳴をあげている……が、樹はお構いなしだ。
眠っている最中に開かれた躰は、目が覚めてからも既に二時間以上、愛され続けている。まだ二度目だとういうのに男の味を知った俺の躰は、未熟ながらに貪欲らしく、樹を喜ばせる羽目になった。
「裕太くんも嫌でしょ? こんなセフレみたいな関係。だからさ、ね? 付き合いながら考えようよ、ね?」
「あっ! ぁあっ!」
ね? の度に強く腰をスライドさせるのを止めてほしい。
「そうする? そうするでしょ? 裕太くん、ねぇ?」
「分かった! 分かったから! も、腰止めてくれっ! やめっ、ひあっ、あぁあっ!!」
結局樹に言いくるめられた俺は、考える間も与えられずに樹の恋人になってしまった。
この男の恋人になるってことがどれほど大変なことなのか、モテる男の恋人ってやつがどれほど大変なものなのか俺が思い知る日は、案外近くに迫っている。
「俺たち、いま恋人になったんだよね?」
「そうそう、そう、そうね、あっ! ひっ!?」
「嬉しい……愛してる、裕太くん」
「もっ、たのむからっ、抜いてぇえぇええっ!!」
だが樹が与える快楽から逃げるのに必死な俺は、そんな日が足音を立てて近付いていることも知らなければ、飲み会の場所に樹が来られたのは、俺のスマホにGPSのアプリが仕込まれているからだなんて……全く、知る由もないのだ。
END
38
あなたにおすすめの小説
どうせ全部、知ってるくせに。
楽川楽
BL
【腹黒美形×単純平凡】
親友と、飲み会の悪ふざけでキスをした。単なる罰ゲームだったのに、どうしてもあのキスが忘れられない…。
飲み会のノリでしたキスで、親友を意識し始めてしまった単純な受けが、まんまと腹黒攻めに捕まるお話。
※fujossyさんの属性コンテスト『ノンケ受け』部門にて優秀賞をいただいた作品です。
腹を隠さず舌も出す
梅したら
BL
「後悔はしてるんだよ。これでもね」
幼馴染の佐田はいつも同じことを言う。
ポメガバースという体質の俺は、疲れてポメラニアンに変化したところ、この男に飼われてしまった。
=====
ヤンデレ×ポメガバース
悲壮感はあんまりないです
他サイトにも掲載
隠れヤンデレは自制しながら、鈍感幼なじみを溺愛する
知世
BL
大輝は悩んでいた。
完璧な幼なじみ―聖にとって、自分の存在は負担なんじゃないか。
自分に優しい…むしろ甘い聖は、俺のせいで、色んなことを我慢しているのでは?
自分は聖の邪魔なのでは?
ネガティブな思考に陥った大輝は、ある日、決断する。
幼なじみ離れをしよう、と。
一方で、聖もまた、悩んでいた。
彼は狂おしいまでの愛情を抑え込み、大輝の隣にいる。
自制しがたい恋情を、暴走してしまいそうな心身を、理性でひたすら耐えていた。
心から愛する人を、大切にしたい、慈しみたい、その一心で。
大輝が望むなら、ずっと親友でいるよ。頼りになって、甘えられる、そんな幼なじみのままでいい。
だから、せめて、隣にいたい。一生。死ぬまで共にいよう、大輝。
それが叶わないなら、俺は…。俺は、大輝の望む、幼なじみで親友の聖、ではいられなくなるかもしれない。
小説未満、小ネタ以上、な短編です(スランプの時、思い付いたので書きました)
受けと攻め、交互に視点が変わります。
受けは現在、攻めは過去から現在の話です。
拙い文章ですが、少しでも楽しんで頂けたら幸いです。
宜しくお願い致します。
汝、彼を裁け。
みや
BL
敗戦国イシュマの少年アシルは、
母を人質に取られ、敵国ルミナリアの英雄・
グラナード伯爵の暗殺を命じられる。
瀕死のまま捨てられた彼を拾ったのは、
皮肉にもそのグラナード伯爵だった。
屋敷で与えられた仕事と暖かい場所。
そして、伯爵の息子アルディアはアシルに本当の兄弟のように懐いていた。
無垢に懐き、毎晩「歌が終わったら遊ぼう」と約束を求めるアルディアと、借り物の幸福を噛み締めるアシルに近づく、タイムリミット。守るふりをした約束、裏切ると決めていた未来。大切なものを奪い、奪われる2人の愛憎劇。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる