さよなら幻覚、また来て自覚。

クリスティーナ破れカブレラ

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壱、

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押し入れを整理していたら、なんか添削されまくりの原稿用紙が出て来たのだけれども、なんのことはない、小学校二年生のときの作文で、その原稿用紙の右端余白、赤ペンで力強く大書された文言を読んでみたらば、お子さんの作文はよく書けていますから、明後日の朝礼で、みんなの前で読ませます。ですから、今日、明日の宿題は一切やらなくていいので、兎に角、ゆっくりと、落ち着いて、はっきりと、そして、途中でつっかえないようにして読む練習をさせて下さい、とのこと。担任から母親への連絡事項であり、そのことを母親に言ったら、手相にライター線があるというようなことを言ったときもそうだったのだけれども、なんの驚きの表情も見せず、そうだよ、最初っから、あぁ、この子は物書きになると思ってたから、だから、何にも驚きやしないよ。なんにも不思議には思わないよ。っつわれて。そー言えば、子供の頃から、作文を書けば、市の文園に掲載されるし(※ それは言い過ぎか)、中学のときは牧水賞を獲って、それから、一度、その市の文園に載った作文に感動、他の中学から赴任して来た先生から赴任早々、「…果たして、この作文を書いたのがどんな生徒なのか?楽しみにしてこの学校にやって来ました!」と、宣言されたものの、俺の場合、いつも言われるのだけれども、普段の喋っている言葉と文章にして表現するものとの乖離具合が激しいらしく、「…まさか、こんな生徒とは思いも寄りませんでした!」とかなんとか言われたりなんかしちゃったりしながら、その余りのギャップに失望したとか罵られたりしながら、そんなこともあったのだけれども、それら記憶を彼方から呼び醒まし覚醒、その作文は、校長先生も絶賛して趣味で発行している手書きの校報に全文掲載されたこともあったりなんかして、小論文もいつも殆んどなおされたことはないし、国語の成績はまあ普通だったのだけれども、しかし、あくまでもそれらはとじられた小さな世界の話であり、It's A 相撲ル ワールドのネヴァーエンディングではないストーリーでネヴァーマインド・ザ・ボロッカス井の中の蛙、大海インターネッツを知らず、世の中にはバケモンのような素人作家とかいて、しかも、人知れずひっそりと世界の片隅にこつわそりと佇んでいたりなんかしちゃってライク道祖神、世界をシャイニーに照射していたりなんかしちゃってライク磨崖仏、俺なんてその程度(※ 市中レヴェル)だったのね?痛烈に思い知らされ、物心以降、音沙汰なしの手持ち無沙汰、地獄の沙汰も才能次第で、なしのつぶてエクスプロージョンさざれはいわおとならず言わんのバカ騒ぎ、誰からも歯牙にも掛けられず、気にも掛けられず、声も掛けられず、誰にも届かない、誰にも響かない。何者にもならずならず者にもなれず、現在に至る。そして、これからも、なるべく他人に迷惑を掛けないようにして生きていこうと思うのだけれども、行く果ての虚仮威しエクスプレッションコースは、免れないかも知れません。そのときは如何か何卒よろしくお願いします。(何が「よろしく」なのか?そして、如何「お願いします」なのか?判然としないのですが、汗)

それでは!






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