1 / 1
壱、
しおりを挟む
「そいつァ~ちょっと違うんじゃねぇか?」とでも言うように、まるで私に諭すかのように、そう言ってくれたらどんなにうれしいことか。だが、それは叶わぬ願いだ。「そいつァ~ちょっくら違えんじゃねぇか?」と、口にすることは出来るかも知れない。「そいつァやっぱり違げぇと思うぜ?」「…まぁ、そういうこったな?」と云うことはあるだろう。ただ、私がそれを望むのは些か筋違いなのだ。「まぁ、こういうことだろ?」とは思うのだ。だが、私の求めるものはそこにない。私の望む答えをくれる者は何処にもいない。そもそもその問い自体が間違いであるならば、どうなるのだ?正解なんてありはしないのか?あるとするならばどうやって、それを見極めればいいのだろうか?誰か、教えて欲しい。私のような凡夫には、到底、理解出来ないのだ。「…ン?つまりどういうことなんだ?教えてくれよォ?誰かよォ!」などと問うことも、また、愚かなことなのであろうか?そうだとすれば、最早、打つ手はないではないか?嗚呼、ああ言えばこうなり、こう言えぱああなると云うのであれば、いっそ口でも閉ざそうか?しかし、そうするしかないじゃないか。口惜しいなァ…。嗚呼、悔しいなァ…。そして、今日、ふと思ったのだが、『何かに喩えて説明をする。』と云う行為自体、とても卑怯なのではないだろうか?喩えられる対象が判ってしまっても仕方がない。喩える対象が既に固定されてしまうのだから。そこで「喩えたのは、実は○○だったんです!」的な説明をするとしたら、余計な前置きが入ってしまうことになるので、尚更、ややこしくなるのではなかろうか?「この人を喩えるのにぴったりの諺はこれしか思いつかなかったんです!」「…は?そんなもんねェぞ?」「じゃあ、その人は、今、何やってると思います?」「知らねえ!」「知らないのですか!?」「おう!知らねぇ!」「あなたそれでも日本人ですかッ?(ビシィッ!)」とかなんとかね。もうこれ意味なくなって来てません?いやさァ、結局、喩えるものがないのならば、最初から比喩など使わず、そのまま直球勝負すりゃいいんじゃなですか?そして、「こんな風な人なんですね?」とでも言うかのような説明の後に続けて言えばいいんだ。「これは貴方のことなのですよ!」って。「…はァ?」ってな感じになって。しかし、それこそ喩えるべきものがなくなって来ているのではないか?と気付き始めている自分がいるのもまた事実なのだ。喩えたものが既に決まっている、若しくは既に終わっている。それか、現在進行中である場合、喩えるものがないから困ったことになったり、或いはその表現そのものが適切でない場合もある筈だ。喩えられるものの状態によっては、それはもうその人に全く無関係のものであるかも知れないのだ。そう考え始めると、私は、私の頭の中で繰り広げられているこの妄想に、一体どんな名前をつけて良いのやらと途方に暮れて、立ち往生しているのである。ああもうほんっとーにどうすりゃいいんだよ、コレ!?それでは皆ノ衆アデュー!!!!!
※ ↑ 註;総て100%人工痴能が書き綴った文章。
※ ↑ 註;総て100%人工痴能が書き綴った文章。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち
ヒロワークス
ライト文芸
女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。
クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。
それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。
そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決!
その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
春に狂(くる)う
転生新語
恋愛
先輩と後輩、というだけの関係。後輩の少女の体を、私はホテルで時間を掛けて味わう。
小説家になろう、カクヨムに投稿しています。
小説家になろう→https://ncode.syosetu.com/n5251id/
カクヨム→https://kakuyomu.jp/works/16817330654752443761
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる