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3章 学園中等部~
3-26 時々ふと考える時も
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‥‥‥夏季休暇も近付き、気温は徐々に上がり始める今日この頃。
学園内ではすでに衣服を夏服に変え、袖を短くしてスッキリと、暑さを紛らわせるようにしている生徒の姿が多くなった。
魔法でひんやりと涼めるようなものが扱える生徒ならば自前で涼み、魔道具を利用できるならそれを利用し、納涼を求めていく。
そして当然、この季節が近づくという事はプール開きもまた迫ってきており、それをハクロは楽しみにして目を輝かせていたりするのだが‥‥‥‥
【むむむむ…‥‥どうしよう】
「どうしたの、ハクロ?」
放課後になり、寮の方もまた魔道具によって空調が整っているので、早めに自室に戻ってのんびりしていると、ハクロが何やら悩んでいるような声を上げていた。
見れば、彼女の手元には図書室の方から借りて来た雑誌があったのだが…‥‥
【…‥‥今年のプール、指定解除。自由水着使用期間、って話あった。でも、どの水着が良いのか、わからなあい】
「ああ、そう言えばそうか」
学園のプールの授業は、指定の水着を着用して行われる授業。
都市の城壁近くにある、ダンジョンに飲み込まれたプール内で行われるのだが、今年度はどうやら授業内容の一部変更がなされたらしい。
その変更内容は、指定水着の解除…‥‥といっても、学園から支給されるものがいらず、自前で用意できる人に限られるのだけれども、一応ハクロは自分で用意が可能である。
とは言え、それなりにオシャレもしたいのか、プールで着る水着を考えこんでいたらしく、図書室から今年の流行を探ってアイディアを浮かべようとしていたようだが、むしろ迷いまくったらしい。
「と言うか、迷うほどって…‥‥あ、でも今までのがちょっと変わるからか」
【うん、私、ちょっと体変わった。上別に良いけど、下ちょっと変えないといけないもの、キュル】
腰を掛けるようにしていた体勢から、腰のあたりから生えるような体勢と言うべきか…‥‥やや着る事情が変わっている。
なので、下着などもしっかりと変えており、対応できるようにしていたらしいのだが、水着に関しては忘れていたようで、どうしたものかと悩むらしい。
ビキニタイプとかならそこまで変える必要はないが、今年は露出が少ないワンピースタイプの方がいいようで、そうなると接続部分に穴を開ける手間が発生するそうなのだ。
【泳ぎ方も、ちょっと変える。水着も調整、必要。やること多くて、頭疲れる‥‥‥】
持っていた本をわきへやり、天井へ飛び移ったかと思えば糸を垂らしてゆっくり通り、ベッドに腰を掛けていた僕の方に体をひっくり返すようにして足を延ばすハクロ。
なんというか、ちょっとカニがひっくり返っている光景に見えてしまうような気がしなくもないが‥‥‥細かいことが多いようで、疲れているようだ。
いつもならば彼女の背中で僕が寝転がったりするのに、こうやって彼女の方から寝転がってくるのも珍しいし、それなりに負担になっているのかな?
「そこまで悩まなくても良いような気もするけどね」
ぐでーんっとひっくりかえるハクロの顔を寄せつつ、そう僕はつぶやく。
【んー‥‥‥でも、きちんとしたの着たいの。だって‥‥‥キュルゥ】
っと、何か言おうとしていたようだが、ふと顔を彼女は赤くして目をそらす。
「ん?どうしたの?何がだってなの?」
【何でもない、ちょっと口に出すべきか、迷っただけ】
「?」
何かを言いよどむとか、こうやってごまかすのは珍しい気もするが、何か思うのであれば無理に尋ねる必要もないだろう。
そもそも水着に関しては、彼女が最終的に決めるからね…‥‥綺麗な姿なのに、見せつけてこられると理性的な部分で困りものになる。転生した分の精神年齢も足すだろうけれども、それを差し引いても僕は健全な男子だしなぁ‥‥‥そのあたりも考えておきたいところ。
とは言え、それなら別々の部屋で暮らせばいいかもしれないが、ハクロの方が離れるのを嫌がるし、僕だって嫌だし、何かと難しい所。
何にしても、プールの時期が迫ってきているのは、それはそれで楽しみなのであった。
【‥‥‥アルスに、私見て欲しい。この言葉だけなのに、ドキドキしちゃうな‥‥‥】
ぽつりとハクロがそうつぶやいたが…‥‥これも、心は人に近くになってきているゆえか、恋心を自覚してきた影響なのか…‥‥それは誰にも分らない。
ただ、アルスは知らないだろうし、ハクロはこれを自然にやっているので意識はしてないのだが‥‥‥蜘蛛のモンスターにとって、いや、虫系統のモンスターにとってはお腹は柔らかいものが多く、それ故に弱点であることが多いので、普通は警戒して見せない。
けれども、今彼女はアルスの前でひっくり返り、見せているのは…‥‥それだけ、アルスに対しての信頼を抱いているという事を示していたりする。
後にこの点を指摘されることになるのだが、それはまだ後の話であった‥‥‥‥
‥‥‥そしてアルスたちが寮室内でゆっくりとしている丁度その頃。
女子寮の方では、新たな入居者が来ており、歓迎会が開かれていた。
「ふふふ、留学ではなく編入とは珍しいですが、新しい仲間が来たのは歓迎いたしますわ」
「季節的にも中ごろとは言え、新しい人が来るのもいいですしねぇ」
にこやかに女子生徒たちに言われ、彼女も微笑み返す。
「ええ、この度はお父様にここで学びたいと願って、叶ったのですわ。エルスタン帝国の貴族のありようは色々と見習うべきところがあり、ぜひ参考にさせてくださいませ」
「良いですわね。でも、参考にしなくともここで過ごせばおのずと身に付き、頼まなくてもいいのよ、リリさん」
「そうそう、互に家の身分が有れどもここは平等。無理に固くならなくてもいいのよ」
おほほほっと笑いあう歓迎に、彼女も少し気を緩めさせ、穏やかに過ごし始める。
時期的には少しおかしく感じられるかもしれないが、新たに学園に加わった転入生で、アンドゥラ王国よりやって来た侯爵家の令嬢リリ。
留学生と言う立場にもなれるはずなのに、わざわざここへ編入して学びを徹底的にやる姿勢は興味を持たれ、他の令嬢たちからも色々とみられつつ、彼女は目的を果たすために入りこむ。
「‥‥‥でも、ドロドロしていないのは良かったですわね。それに、話を聞く限り‥‥‥ここにいるようですし」
ぼそりとつぶやき、胸元に付けたペンダントを握って確信するリリ。
そして令嬢たちが談笑し合う横では、世話を担当している従者たちが仲を深めていたが、リリの従者である彼もまた、とある確信を抱いているのであった…‥‥‥
「‥さてと、どう触れるべきかが問題ですがね」
学園内ではすでに衣服を夏服に変え、袖を短くしてスッキリと、暑さを紛らわせるようにしている生徒の姿が多くなった。
魔法でひんやりと涼めるようなものが扱える生徒ならば自前で涼み、魔道具を利用できるならそれを利用し、納涼を求めていく。
そして当然、この季節が近づくという事はプール開きもまた迫ってきており、それをハクロは楽しみにして目を輝かせていたりするのだが‥‥‥‥
【むむむむ…‥‥どうしよう】
「どうしたの、ハクロ?」
放課後になり、寮の方もまた魔道具によって空調が整っているので、早めに自室に戻ってのんびりしていると、ハクロが何やら悩んでいるような声を上げていた。
見れば、彼女の手元には図書室の方から借りて来た雑誌があったのだが…‥‥
【…‥‥今年のプール、指定解除。自由水着使用期間、って話あった。でも、どの水着が良いのか、わからなあい】
「ああ、そう言えばそうか」
学園のプールの授業は、指定の水着を着用して行われる授業。
都市の城壁近くにある、ダンジョンに飲み込まれたプール内で行われるのだが、今年度はどうやら授業内容の一部変更がなされたらしい。
その変更内容は、指定水着の解除…‥‥といっても、学園から支給されるものがいらず、自前で用意できる人に限られるのだけれども、一応ハクロは自分で用意が可能である。
とは言え、それなりにオシャレもしたいのか、プールで着る水着を考えこんでいたらしく、図書室から今年の流行を探ってアイディアを浮かべようとしていたようだが、むしろ迷いまくったらしい。
「と言うか、迷うほどって…‥‥あ、でも今までのがちょっと変わるからか」
【うん、私、ちょっと体変わった。上別に良いけど、下ちょっと変えないといけないもの、キュル】
腰を掛けるようにしていた体勢から、腰のあたりから生えるような体勢と言うべきか…‥‥やや着る事情が変わっている。
なので、下着などもしっかりと変えており、対応できるようにしていたらしいのだが、水着に関しては忘れていたようで、どうしたものかと悩むらしい。
ビキニタイプとかならそこまで変える必要はないが、今年は露出が少ないワンピースタイプの方がいいようで、そうなると接続部分に穴を開ける手間が発生するそうなのだ。
【泳ぎ方も、ちょっと変える。水着も調整、必要。やること多くて、頭疲れる‥‥‥】
持っていた本をわきへやり、天井へ飛び移ったかと思えば糸を垂らしてゆっくり通り、ベッドに腰を掛けていた僕の方に体をひっくり返すようにして足を延ばすハクロ。
なんというか、ちょっとカニがひっくり返っている光景に見えてしまうような気がしなくもないが‥‥‥細かいことが多いようで、疲れているようだ。
いつもならば彼女の背中で僕が寝転がったりするのに、こうやって彼女の方から寝転がってくるのも珍しいし、それなりに負担になっているのかな?
「そこまで悩まなくても良いような気もするけどね」
ぐでーんっとひっくりかえるハクロの顔を寄せつつ、そう僕はつぶやく。
【んー‥‥‥でも、きちんとしたの着たいの。だって‥‥‥キュルゥ】
っと、何か言おうとしていたようだが、ふと顔を彼女は赤くして目をそらす。
「ん?どうしたの?何がだってなの?」
【何でもない、ちょっと口に出すべきか、迷っただけ】
「?」
何かを言いよどむとか、こうやってごまかすのは珍しい気もするが、何か思うのであれば無理に尋ねる必要もないだろう。
そもそも水着に関しては、彼女が最終的に決めるからね…‥‥綺麗な姿なのに、見せつけてこられると理性的な部分で困りものになる。転生した分の精神年齢も足すだろうけれども、それを差し引いても僕は健全な男子だしなぁ‥‥‥そのあたりも考えておきたいところ。
とは言え、それなら別々の部屋で暮らせばいいかもしれないが、ハクロの方が離れるのを嫌がるし、僕だって嫌だし、何かと難しい所。
何にしても、プールの時期が迫ってきているのは、それはそれで楽しみなのであった。
【‥‥‥アルスに、私見て欲しい。この言葉だけなのに、ドキドキしちゃうな‥‥‥】
ぽつりとハクロがそうつぶやいたが…‥‥これも、心は人に近くになってきているゆえか、恋心を自覚してきた影響なのか…‥‥それは誰にも分らない。
ただ、アルスは知らないだろうし、ハクロはこれを自然にやっているので意識はしてないのだが‥‥‥蜘蛛のモンスターにとって、いや、虫系統のモンスターにとってはお腹は柔らかいものが多く、それ故に弱点であることが多いので、普通は警戒して見せない。
けれども、今彼女はアルスの前でひっくり返り、見せているのは…‥‥それだけ、アルスに対しての信頼を抱いているという事を示していたりする。
後にこの点を指摘されることになるのだが、それはまだ後の話であった‥‥‥‥
‥‥‥そしてアルスたちが寮室内でゆっくりとしている丁度その頃。
女子寮の方では、新たな入居者が来ており、歓迎会が開かれていた。
「ふふふ、留学ではなく編入とは珍しいですが、新しい仲間が来たのは歓迎いたしますわ」
「季節的にも中ごろとは言え、新しい人が来るのもいいですしねぇ」
にこやかに女子生徒たちに言われ、彼女も微笑み返す。
「ええ、この度はお父様にここで学びたいと願って、叶ったのですわ。エルスタン帝国の貴族のありようは色々と見習うべきところがあり、ぜひ参考にさせてくださいませ」
「良いですわね。でも、参考にしなくともここで過ごせばおのずと身に付き、頼まなくてもいいのよ、リリさん」
「そうそう、互に家の身分が有れどもここは平等。無理に固くならなくてもいいのよ」
おほほほっと笑いあう歓迎に、彼女も少し気を緩めさせ、穏やかに過ごし始める。
時期的には少しおかしく感じられるかもしれないが、新たに学園に加わった転入生で、アンドゥラ王国よりやって来た侯爵家の令嬢リリ。
留学生と言う立場にもなれるはずなのに、わざわざここへ編入して学びを徹底的にやる姿勢は興味を持たれ、他の令嬢たちからも色々とみられつつ、彼女は目的を果たすために入りこむ。
「‥‥‥でも、ドロドロしていないのは良かったですわね。それに、話を聞く限り‥‥‥ここにいるようですし」
ぼそりとつぶやき、胸元に付けたペンダントを握って確信するリリ。
そして令嬢たちが談笑し合う横では、世話を担当している従者たちが仲を深めていたが、リリの従者である彼もまた、とある確信を抱いているのであった…‥‥‥
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