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一難去ってもなぜこうも来るのか
#162 たまには積極的にデス
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SIDE旧アヴァロ法国残党
……ヴェールヌイ騎士王国とボラーン王国との親善試合。
この機会を逃すまいと、その話が出てからすぐに我々は準備をし始めていた。
ヴェールヌイ騎士王国の現政権を担うやつらは、我々がかつて甘い汁を飲めていた国を乗っ取った裏切り者たちであり、この親善試合の中で、騒ぎを起こしてしまえば、色々な面子を潰したり、国との関係を悪化させるなどして、我々にとって有利に動きやすくなる…‥‥そう考えての行動で、我々は親善試合の最中に攻撃を仕掛ける事にしたのだ。
それに、ヴェールヌイ騎士王国の者たちは何を考えているのか、汚らわしいモンスター共でさえも騎士として仕えさせ、もはや同じ人としては見られない。
そう、我々こそが真なるアヴァロ法国の者たちであり、彼らとは違った人種、我々の方が偉いのだ!!
そう思い、準備を進め、いざ実行に移そうとしたその時に…‥‥どういう訳かすべてがうまくいかなかった。
闇夜の襲撃を目論めば、どこからともなく現れた謎の者たちによって排除される。
密かに武器を入れていた店に捜査の手が入り、仲間が捕縛される。
強盗のふりをして襲おうとしたり、遠距離からの狙い撃ちを行おうとしたところで、どこからか何かが仲間たちの口へ入って逝かせてしまう。
ああ、ああ、ああああああああああ!!なぜこうもうまくいかないのだぁぁぁぁ!!
我々はただ、国を正しい道へ戻し、あの贅沢の限りも尽くすことが可能であった国へ変えたいだけなのだ!!
それなのに、それなのに、それなのに!!どうしてことごとくすべてが駄目になっていくのだ!!
……試合会場へ潜り込み、なんとか弓で攻撃して騒ぎを起こそうとした仲間がいたらしいが、直ぐに捕縛されたという情報が入り、動揺が広がる。
だがしかし、これでもまだ諦めはしない。
そう、ヴェールヌイ騎士王国の奴らがまだこの国の中に残っているのであれば、機会はいつでもあるのだ!!
「我々は屈しない。我々の成すべき目的を成し遂げるまで、諦めるな!!」
動揺している仲間たちへ向かって、私は叱責を飛ばし、皆の気を改めて引き締めさせたのだが…‥‥残念ながら、もうすでに我々は破滅の道へ向かっていたらしい…‥‥
――――――――――――――
SIDEシアン
……フィーアの試合が行われるまで、試合場の整備や休憩時間、他の試合も間に挟んでおよそ30分ほどの猶予しかない。
その短い時間の間に、旧アヴァロ法国の残党とやらを潰せるかどうかは不安だが…‥‥やり遂げねば、安心して見ていられないだろう。
「ワゼ、奴らの居場所は?」
「集音機能で確認済みデス。聞かれていない会話であろうとも、この耳からは逃れられまセン」
びこんびこんっと、ワゼのヘッドフォンのような耳の上から生えたパラボラアンテナのような装置が回転ししながら、彼女はそう自信満々に答えた。
「じゃ、その逃れられないやつらの場所へ向かおうか」
すくっと立ち上がり、僕はそう口にした。
移動方法は色々とあるが、今回ハクロは観客席でお留守番にさせたので、彼女に乗っての移動方法はない。
…‥正確に言えば、試合までの間にルルとの会話でもしてもらおうという、ごまかしで置いてきただけだったりする。
彼女には純粋に楽しんでほしいし、こういう馬鹿者はこっちで潰せばいいからね。
「とは言え、こういうのって秘密裏にやっておきたいからなぁ‥‥‥正体を隠したほうが良いかな?」
「でしたら、こちらをどうゾ」
どういってワゼが取り出したのは、単純明快な黒いコートと仮面。
仮面の方は単純に真っ白な円形の仮面。ちょっとアクセントとばかりに角が二本添えられている程度である。
「まぁ、これなら変装とかになるかもだけど…‥‥ワゼ、これってどこから持ってきたの?」
「ミニワゼシスターズの8~10号機計画を立ててまして、趣向を変えてちょっとこれを付けて見ようかと考えていたのデス」
「まだ増える予定か…‥‥と言うか、何でこんな仮面を?」
「都市内隠しアンケートの結果デス。フンフ発案『恐怖のメイドのイメージとは?』で、シンプルなものが良いという結果が出たからデス」
……本当に何をやっているのだろうかこのメイドは。
というか、恐怖のメイドイメージでなぜ真っ白な仮面の角付きメイド?‥‥‥あ、まさかチェンソーでも持たせて13日の‥‥‥
何にしても、軽い変装として僕はそれらを着用した。
「よし、それじゃ向かおうか」
場所は幸いにして、さほど離れていないとある建物の地下。
この距離ならば、さっさと駆け抜ける事も出来るだろうけれど‥‥‥‥目指すのであれば、最短距離で行きたいよね?
僕のその考えを読んだのか、腕を変形させある形状にさせたワゼ。
さっさとすべてを終わらせて、観客席へ戻ろうか‥‥‥‥
……ヴェールヌイ騎士王国とボラーン王国との親善試合。
この機会を逃すまいと、その話が出てからすぐに我々は準備をし始めていた。
ヴェールヌイ騎士王国の現政権を担うやつらは、我々がかつて甘い汁を飲めていた国を乗っ取った裏切り者たちであり、この親善試合の中で、騒ぎを起こしてしまえば、色々な面子を潰したり、国との関係を悪化させるなどして、我々にとって有利に動きやすくなる…‥‥そう考えての行動で、我々は親善試合の最中に攻撃を仕掛ける事にしたのだ。
それに、ヴェールヌイ騎士王国の者たちは何を考えているのか、汚らわしいモンスター共でさえも騎士として仕えさせ、もはや同じ人としては見られない。
そう、我々こそが真なるアヴァロ法国の者たちであり、彼らとは違った人種、我々の方が偉いのだ!!
そう思い、準備を進め、いざ実行に移そうとしたその時に…‥‥どういう訳かすべてがうまくいかなかった。
闇夜の襲撃を目論めば、どこからともなく現れた謎の者たちによって排除される。
密かに武器を入れていた店に捜査の手が入り、仲間が捕縛される。
強盗のふりをして襲おうとしたり、遠距離からの狙い撃ちを行おうとしたところで、どこからか何かが仲間たちの口へ入って逝かせてしまう。
ああ、ああ、ああああああああああ!!なぜこうもうまくいかないのだぁぁぁぁ!!
我々はただ、国を正しい道へ戻し、あの贅沢の限りも尽くすことが可能であった国へ変えたいだけなのだ!!
それなのに、それなのに、それなのに!!どうしてことごとくすべてが駄目になっていくのだ!!
……試合会場へ潜り込み、なんとか弓で攻撃して騒ぎを起こそうとした仲間がいたらしいが、直ぐに捕縛されたという情報が入り、動揺が広がる。
だがしかし、これでもまだ諦めはしない。
そう、ヴェールヌイ騎士王国の奴らがまだこの国の中に残っているのであれば、機会はいつでもあるのだ!!
「我々は屈しない。我々の成すべき目的を成し遂げるまで、諦めるな!!」
動揺している仲間たちへ向かって、私は叱責を飛ばし、皆の気を改めて引き締めさせたのだが…‥‥残念ながら、もうすでに我々は破滅の道へ向かっていたらしい…‥‥
――――――――――――――
SIDEシアン
……フィーアの試合が行われるまで、試合場の整備や休憩時間、他の試合も間に挟んでおよそ30分ほどの猶予しかない。
その短い時間の間に、旧アヴァロ法国の残党とやらを潰せるかどうかは不安だが…‥‥やり遂げねば、安心して見ていられないだろう。
「ワゼ、奴らの居場所は?」
「集音機能で確認済みデス。聞かれていない会話であろうとも、この耳からは逃れられまセン」
びこんびこんっと、ワゼのヘッドフォンのような耳の上から生えたパラボラアンテナのような装置が回転ししながら、彼女はそう自信満々に答えた。
「じゃ、その逃れられないやつらの場所へ向かおうか」
すくっと立ち上がり、僕はそう口にした。
移動方法は色々とあるが、今回ハクロは観客席でお留守番にさせたので、彼女に乗っての移動方法はない。
…‥正確に言えば、試合までの間にルルとの会話でもしてもらおうという、ごまかしで置いてきただけだったりする。
彼女には純粋に楽しんでほしいし、こういう馬鹿者はこっちで潰せばいいからね。
「とは言え、こういうのって秘密裏にやっておきたいからなぁ‥‥‥正体を隠したほうが良いかな?」
「でしたら、こちらをどうゾ」
どういってワゼが取り出したのは、単純明快な黒いコートと仮面。
仮面の方は単純に真っ白な円形の仮面。ちょっとアクセントとばかりに角が二本添えられている程度である。
「まぁ、これなら変装とかになるかもだけど…‥‥ワゼ、これってどこから持ってきたの?」
「ミニワゼシスターズの8~10号機計画を立ててまして、趣向を変えてちょっとこれを付けて見ようかと考えていたのデス」
「まだ増える予定か…‥‥と言うか、何でこんな仮面を?」
「都市内隠しアンケートの結果デス。フンフ発案『恐怖のメイドのイメージとは?』で、シンプルなものが良いという結果が出たからデス」
……本当に何をやっているのだろうかこのメイドは。
というか、恐怖のメイドイメージでなぜ真っ白な仮面の角付きメイド?‥‥‥あ、まさかチェンソーでも持たせて13日の‥‥‥
何にしても、軽い変装として僕はそれらを着用した。
「よし、それじゃ向かおうか」
場所は幸いにして、さほど離れていないとある建物の地下。
この距離ならば、さっさと駆け抜ける事も出来るだろうけれど‥‥‥‥目指すのであれば、最短距離で行きたいよね?
僕のその考えを読んだのか、腕を変形させある形状にさせたワゼ。
さっさとすべてを終わらせて、観客席へ戻ろうか‥‥‥‥
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