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春が近づき、何かも近づく
#218 物は相談デス
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SIDEシアン
「ご主人様、少々いいでしょうカ?」
「ん?どうしたのワゼ?」
夜、ハクロたちがお風呂に入っており、次の風呂の順番を待つ間に、魔力の衣の操作鍛錬を行っていると、ワゼがそう話しかけてきた。
「実はですね、フィーアからの連絡なのですが‥‥‥」
「‥‥‥なるほど」
ワゼの説明を聞き終え、僕はその内容に納得する。
まぁ、色々心労とかもあるだろうし、正直言って負担の2割はこちらが原因とも言えなくもない。
話を端的にまとめると、どうもミスティア関連。
王城では現在、魔王の動きなどに関して他国らからの問い合わせがあったり、一時期は減少傾向にあった暗殺者やその他刺客たちなどがまた増加してきており、現在安全とは言えない状況。
ゆえに、大掃除をこの際徹底的に行うことにして、そのために各王子・王女様達を安全な場所へ、一か所に集中させずに避難させるのだが‥‥‥
「その中で、第2王女様……ミスティアをこちらへ一時的に居させたいと」
「そのようでございマス」
大掃除するので大事なものを、他へ置いておく感じ。
その他へ置いておく場所として、僕らのところへ彼女を置きたいようだ。
まぁ、安全地帯と言われればそうかもしれない。
僕らがいるこの家のある場所は、ハルディアの森。
元々ポチたちフェンリル一家の住みかで、悪しき者が来ないような結界とやらも張られているようだし、ドーラの植物の見張り、ワゼたちの警戒、極めつけに僕自身の魔法でぶっとばす……セキュリティだけで見れば、そうたやすく侵入するような輩は無いだろう。
いや、強行突破できたりとか色々と例外もあるが‥‥‥何にしてもここならば安全なのは間違いないはず。
【ふぅ~いい湯でした……ん?何か話し合ってますか?】
「なんか話しているにょ?」
と、ここで風呂から上がってきたハクロたちが来たので、軽く説明を行う。
【なるほどなるほど‥‥‥ミスティアさんの避難ですか】
「王族というのも大変なにょ……まぁ、元その身としては分からなくもないにょ」
ふんふんと理解を示すハクロとロール。
ロールに関しては、元ははるか北の国を治めていた女王の立場があった分、王族の大変さを理解しているのだろう。
「とはいえ、あれは記憶だけにょ。そもそも氷漬けの門前払いが多かったし…‥‥」
状況が色々と違うようだが、それでも大変さは理解するようだ。
「そんなわけだから彼女をここに受け入れてもいいかもしれないけど‥‥」
【?何か問題があるのでしょうか?】
「いや、特には無い……のかな?」
年頃ともいえる娘を、ここに送って良いのかという疑問はある。
まぁ、ハクロがいるし、友人みたいなものだから問題は無いか。
でもあっちだと僕のこと魔王と把握しているだろうし、魔王の元へ王女を出すのか?
……中立という立場だから大丈夫と判断されていたりして。その他の企みがある可能性も無きにしも非ずだけど‥‥‥そうそう変な事は無いはずだ。多分。
「とりあえず、別に来ても良いよと返事を送ってくれ。ああ、客室とか開いていたかな?」
「大丈夫デス。部屋もいくつかありますし、ついでにフィーアも一緒に来るので、まとめて改良もできマス」
先日の温泉都市での騒動を受け、どうもワゼはシスターズのバージョンアップとやらを考えているらしい。
単純に機能を増加するのではなく、全体的なパワーアップも目論んでいるそうで、計画もきちんと立てたようだ。
ミニワゼシスターズのバージョンアップには、それ相応の材料も必要そうだが‥‥‥魔法屋として働く合間に、シスターズでも色々と動き、もうすでに集めたようである。
何にしても、特に変な事もあるまいし、僕らはミスティア王女がこの家に来ることを受け入れる。
居候のような形になるようだが、今更増えたところで問題もないだろう。
そう思いつつ、後はワゼに任せ、僕は風呂へ入りに向かうのであった…‥‥
【…‥‥】
「どうしたにょ、おかあしゃん」
【いえ、ちょっとばかりこう、ロールと一緒に入ったのは良いのですが‥‥‥】
「ご主人様と入りたいト?」
【とは言え、のぼせてしまったりしますし……ちょっと我慢しましょう】
うずっと動きつつ、気持ちを切り替えてロールと共に髪を乾かしに向かうハクロ。
それと同時に、ワゼはある部分を見逃さなかった。
「‥‥‥あの口がちょっとビクとした動き‥‥‥もしや、またですカ」
結構前にあり、収まったはずのもの。
また出てきたようだが……とりあえず、明日の朝辺りにまたやらかしそうだなとワゼは思いつつ、念のためにスパンっと叩けるように、特大のハリセンを用意し始めるのであった‥‥‥
「ご主人様、少々いいでしょうカ?」
「ん?どうしたのワゼ?」
夜、ハクロたちがお風呂に入っており、次の風呂の順番を待つ間に、魔力の衣の操作鍛錬を行っていると、ワゼがそう話しかけてきた。
「実はですね、フィーアからの連絡なのですが‥‥‥」
「‥‥‥なるほど」
ワゼの説明を聞き終え、僕はその内容に納得する。
まぁ、色々心労とかもあるだろうし、正直言って負担の2割はこちらが原因とも言えなくもない。
話を端的にまとめると、どうもミスティア関連。
王城では現在、魔王の動きなどに関して他国らからの問い合わせがあったり、一時期は減少傾向にあった暗殺者やその他刺客たちなどがまた増加してきており、現在安全とは言えない状況。
ゆえに、大掃除をこの際徹底的に行うことにして、そのために各王子・王女様達を安全な場所へ、一か所に集中させずに避難させるのだが‥‥‥
「その中で、第2王女様……ミスティアをこちらへ一時的に居させたいと」
「そのようでございマス」
大掃除するので大事なものを、他へ置いておく感じ。
その他へ置いておく場所として、僕らのところへ彼女を置きたいようだ。
まぁ、安全地帯と言われればそうかもしれない。
僕らがいるこの家のある場所は、ハルディアの森。
元々ポチたちフェンリル一家の住みかで、悪しき者が来ないような結界とやらも張られているようだし、ドーラの植物の見張り、ワゼたちの警戒、極めつけに僕自身の魔法でぶっとばす……セキュリティだけで見れば、そうたやすく侵入するような輩は無いだろう。
いや、強行突破できたりとか色々と例外もあるが‥‥‥何にしてもここならば安全なのは間違いないはず。
【ふぅ~いい湯でした……ん?何か話し合ってますか?】
「なんか話しているにょ?」
と、ここで風呂から上がってきたハクロたちが来たので、軽く説明を行う。
【なるほどなるほど‥‥‥ミスティアさんの避難ですか】
「王族というのも大変なにょ……まぁ、元その身としては分からなくもないにょ」
ふんふんと理解を示すハクロとロール。
ロールに関しては、元ははるか北の国を治めていた女王の立場があった分、王族の大変さを理解しているのだろう。
「とはいえ、あれは記憶だけにょ。そもそも氷漬けの門前払いが多かったし…‥‥」
状況が色々と違うようだが、それでも大変さは理解するようだ。
「そんなわけだから彼女をここに受け入れてもいいかもしれないけど‥‥」
【?何か問題があるのでしょうか?】
「いや、特には無い……のかな?」
年頃ともいえる娘を、ここに送って良いのかという疑問はある。
まぁ、ハクロがいるし、友人みたいなものだから問題は無いか。
でもあっちだと僕のこと魔王と把握しているだろうし、魔王の元へ王女を出すのか?
……中立という立場だから大丈夫と判断されていたりして。その他の企みがある可能性も無きにしも非ずだけど‥‥‥そうそう変な事は無いはずだ。多分。
「とりあえず、別に来ても良いよと返事を送ってくれ。ああ、客室とか開いていたかな?」
「大丈夫デス。部屋もいくつかありますし、ついでにフィーアも一緒に来るので、まとめて改良もできマス」
先日の温泉都市での騒動を受け、どうもワゼはシスターズのバージョンアップとやらを考えているらしい。
単純に機能を増加するのではなく、全体的なパワーアップも目論んでいるそうで、計画もきちんと立てたようだ。
ミニワゼシスターズのバージョンアップには、それ相応の材料も必要そうだが‥‥‥魔法屋として働く合間に、シスターズでも色々と動き、もうすでに集めたようである。
何にしても、特に変な事もあるまいし、僕らはミスティア王女がこの家に来ることを受け入れる。
居候のような形になるようだが、今更増えたところで問題もないだろう。
そう思いつつ、後はワゼに任せ、僕は風呂へ入りに向かうのであった…‥‥
【…‥‥】
「どうしたにょ、おかあしゃん」
【いえ、ちょっとばかりこう、ロールと一緒に入ったのは良いのですが‥‥‥】
「ご主人様と入りたいト?」
【とは言え、のぼせてしまったりしますし……ちょっと我慢しましょう】
うずっと動きつつ、気持ちを切り替えてロールと共に髪を乾かしに向かうハクロ。
それと同時に、ワゼはある部分を見逃さなかった。
「‥‥‥あの口がちょっとビクとした動き‥‥‥もしや、またですカ」
結構前にあり、収まったはずのもの。
また出てきたようだが……とりあえず、明日の朝辺りにまたやらかしそうだなとワゼは思いつつ、念のためにスパンっと叩けるように、特大のハリセンを用意し始めるのであった‥‥‥
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