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春間近、でも頭春は来ないで欲しい
#246 試作デス
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SIDEシアン
‥‥‥こつん、こつんっと足音が響き渡る地下通路。
「というか、天井ガラス張り?湖の中が見えるんだけど」
「いえ、特殊加工によって湖内からでは岩などにしか見えまセン」
我が家の地下に作られていたそこを通りながら、僕の問いかけに対してワゼはそう答えた。
まぁ、こういう湖の中に秘密基地のような物があるのはちょっとしたロマンを感じなくもないが‥‥‥いや、今はその話題は良いだろう。
気にするのであれば、この先にある者‥‥‥ワゼの試作型とされる機体だ。
先ほど我が子の卵が産まれたばかりなので、念には念を押してハクロたちは家に待機してもらい、僕がまずその試作機とやらを見に行くことにした。
ワゼの原型ともいえるような相手だとされるが、その中身とかはわからないし、万が一の可能性も考えてである。まぁ、流石にワゼが対処しているのであればその万が一もないような気もしなくはないが‥‥‥
「ここデス」
いくつかあった扉の前を通り過ぎ、たどり着いたのは突き当りにある大きな鉄の扉。
ぎぃぃっと音を立て、中に入る。
その部屋は広く作られてはいるが、あちこちにワゼが作ったと思わしき道具がいくつかあり、まだ組立途中や設計書などがある事から、ここで色々考えられていることが分かる。
そしてその奥の方へ進むと‥‥‥いつぞやか、ワゼが入っていたことのある棺桶のような黒い箱が蓋をされて立てかけられていた。
「ちょっとワゼのとはデザインが違うな…‥‥こっちの方が、なんか細かい装飾がある?」
「ええ、一応この装飾自体にも色々な意味はあるようデス」
ワゼの起動時には、魔法を箱にぶつけて魔力波長とか言うものを記録していたが、こちらの場合はその記録する部分の感応度とやらが低いらしく、それを補うための装飾らしい。
「そもそもこれは、ドーラさんが友人から手に入れたようで…‥‥」
入手経緯を聞くと、そもそもこの試作機入りの箱は、ドーラの友人が見つけたらしい。
あのシャゲシャゲいうドーラの友人がどの様な者か気になるが、その友人にワゼの事を話していたようで、そいつは興味を持って、ワゼのルーツを捜していたらしい。
で、その最中でこの試作機と思わしきものを見つけたのだとか。
「ん?でもそれじゃワゼの試作版とか言えないんじゃ?」
「それが‥‥‥非常に有力な情報もいくつかあったのデス」
まず、ワゼが元々ここに来たのには、川から流れてきたというのがあった。
この箱はその川の上流‥‥‥結構遠い場所にある山の崖際にあり、ボロボロだったのだとか。
「そこの崖にはある結界のような物があり、どうも人払い系統のようで、立ち入らせる気を失せさせるものだったようデス」
とはいえ、あくまでも「人払い」のものであり、その友人とやらはモンスターであったようで、今一つ効果はなく、普通に入り込めたらしい。
そしてその地を探索して色々調べたところ、どうやら元々研究所のような建物があった跡が見つかったのだとか。
「生存者は無し。既に廃棄されていたか、あるいは処分されたか…‥‥真偽は不明デス」
「そしてその跡地でこれを見つけたと?」
「ハイ。設計図も各所がボロボロでしたが、存在し、ドーラさんの友人は修復を試みたようですが、色々あって断念。結果としてこちらに来たのデス」
ちなみに、こういう設計図とかにも番号や名前が振られており、この箱内部の試作品もある程度できている状態で、その内部データなどを照合し、色々あってワゼの前の段階である試作であることが判明したようだ。
「私の正式名称は『万能家事戦闘人型ゴーレム01』…‥‥そして、この内部にいる機体の正式名称は『試作型万能家事戦闘人型ゴーレム00』‥‥‥細かい機能などは異なりましたが、大体の構造は一致してマス」
試作型と付くとはいえ、ワゼと同じメイドゴーレム。そのナンバーは0。
ワゼの原型ともいえるらしいが…‥‥
「一応、その友人とやらの手で修復はされてましたが、それでも不完全。ここに運び込まれ、手を尽くしたのですが‥‥‥残念ながら、試作機であったが故か、記憶機能は私よりも少々旧型で、データの大半が吹っ飛んでまシタ。メイドゴーレムとしての機能は果たせますが、製作者に関してのデータは復元不可能‥‥‥結局、不明デス」
「あー‥‥‥でも動くならば‥‥‥問題ないかな?」
製作者が気になるとは言え、今回もまたお預け。
とりあえず今は、その試作機とやらを起動してみたい。
「一応、魔力を流せばいい事は、私やあのダンジョンコアの時と同じなのですが、一つ注意デス」
「ん?」
「試作機という事だけあって、私とは色々と異なりマス。というかあの部分も…‥‥削ぎたかったですが、生憎そのようにしないと動かないようで‥‥‥いえ、それは置いておくとして、魔力を流せば起動し、ご主人様をご主人様として認識するようになっている点は同じなのですが、一度に入る容量は私以下‥‥‥‥いつぞやかのコアの時のように入れすぎると、もれなく半径5キロ球状に大爆発を引き起こしますので、注意してくだサイ」
「‥‥‥ああ、わかった」
その言葉に、僕はより慎重にやらざるを得なくなった。ワゼの時は、確か魔力を入れないと自爆するタイプで、被害想定半径は3キロ圏内だったかな?試作機というだけあって、慎重さというか機密性は高いのだろうか?
それに、前科というべきか、温泉都市でやらかした経験があるからなぁ…‥‥あの時は確か、温泉だらけになったんだっけ?
とりあえずドキドキとしながらも、慎重に箱に手を触れる。
魔力の量を調整して流すために魔力の衣を出し、少々量をワゼと検討し…‥‥切手サイズ程の切れ端の量で大丈夫だという事を確認。
「それじゃ、起動してみるか…‥‥」
そっとその決めた量を流すと、箱の装飾品が輝き始める。
そして、カタカタと震え…‥‥
【…‥‥魔力認識完了イタシマシタ。マスター登録ニ必要量確保。質、波長、及ビ生体認識完了。起動マデ30分想定デス】
「‥‥‥長くない?」
「処理自体は、私よりも遅いデス。もうちょっとやれればいいのですが、現状まだ下手に弄れまセン」
試作機というだけあって、やっぱりワゼとは色々異なるようだ。
というか、ワゼの時とは起動プロセスが違うな…‥‥こっちの方が早かった分、その辺の改良が成されていたという事なのだろうか?
とにもかくにも、律義に待つこと30分。
ワゼが持ってきたお茶を飲みつつ、この地下室のあちこちの説明を受け、ようやく時間が来たようだ。
【‥‥‥処理完了。コレヨリ起動イタシマス。『オープン』】
ぶしゅううううう!!っと音を立て、白い蒸気のようなものが箱から噴き出す。
そしてその蓋がガシャガシャとワゼの腕のように変形して収納されていき、内部の者が前に出て来た。
「‥‥‥‥」
出て来たのは、身長的にはややワゼよりも高め。容姿的にもワゼに似ており、すらりとした手足に、金髪のロングであり、耳部分は…‥‥獣耳?え、その部分はワゼとは違うんだ。
見た目的にはどちらかと言えばワゼの試作機というだけあって、ワゼの姉的だが‥‥‥どことは言わないが、一部が圧倒的に異なっている。
「ハクロサイズ‥‥‥いや、彼女よりちょっと大きめ?」
「‥‥‥設計書によれば、放熱板の役目もあるようデス。処理が遅い分熱も貯まりやすく、合理的と言えば合理的なのですガ…‥‥そのせいで、私の時は少々…‥‥ウウッ」
なんか黒い感情のような物をワゼから感じたが、これ以上話題に出すのは不味そうだ。
よく見れば、他の部分も少々ワゼとは違い、メイド服だけどこちらの方がやや肌の面積が広い。
髪の長さもワゼ以上だし、各所で放熱するそうだ。
「‥‥‥起動完了。試作型万能家事戦闘人型ゴーレム00、ココニ…‥‥ガピー!!」
「え?」
起動早々、変な音が聞こえてきた。
「あ、やっぱりデスカ」
「どういうこと?」
「どうもエラーが発生しやすいようで、設計図によれば最低10回以上再起動をしないといけないようデス」
「‥‥‥まじか」
試作機というだけあって、やはりというか、ワゼ以上に多くの問題を抱えているようであった‥‥‥‥
「ワゼ、次の再起動までにできればその悪い部分、全部改良できない?というか、修復時に何故やらなかったの?」
「出来ればご主人様にありのまま見せようと思いまシタ。決して悪いとこを先に強調しようと思ったわけではありまセン」
「‥‥‥何で目を背けるの?」
‥‥‥はぁっと溜息を吐きつつ、一旦00とやらを停止させる。
きちんと完璧に動けるように改良するまで、ちょっと待つ羽目になったのであった…‥‥
‥‥‥こつん、こつんっと足音が響き渡る地下通路。
「というか、天井ガラス張り?湖の中が見えるんだけど」
「いえ、特殊加工によって湖内からでは岩などにしか見えまセン」
我が家の地下に作られていたそこを通りながら、僕の問いかけに対してワゼはそう答えた。
まぁ、こういう湖の中に秘密基地のような物があるのはちょっとしたロマンを感じなくもないが‥‥‥いや、今はその話題は良いだろう。
気にするのであれば、この先にある者‥‥‥ワゼの試作型とされる機体だ。
先ほど我が子の卵が産まれたばかりなので、念には念を押してハクロたちは家に待機してもらい、僕がまずその試作機とやらを見に行くことにした。
ワゼの原型ともいえるような相手だとされるが、その中身とかはわからないし、万が一の可能性も考えてである。まぁ、流石にワゼが対処しているのであればその万が一もないような気もしなくはないが‥‥‥
「ここデス」
いくつかあった扉の前を通り過ぎ、たどり着いたのは突き当りにある大きな鉄の扉。
ぎぃぃっと音を立て、中に入る。
その部屋は広く作られてはいるが、あちこちにワゼが作ったと思わしき道具がいくつかあり、まだ組立途中や設計書などがある事から、ここで色々考えられていることが分かる。
そしてその奥の方へ進むと‥‥‥いつぞやか、ワゼが入っていたことのある棺桶のような黒い箱が蓋をされて立てかけられていた。
「ちょっとワゼのとはデザインが違うな…‥‥こっちの方が、なんか細かい装飾がある?」
「ええ、一応この装飾自体にも色々な意味はあるようデス」
ワゼの起動時には、魔法を箱にぶつけて魔力波長とか言うものを記録していたが、こちらの場合はその記録する部分の感応度とやらが低いらしく、それを補うための装飾らしい。
「そもそもこれは、ドーラさんが友人から手に入れたようで…‥‥」
入手経緯を聞くと、そもそもこの試作機入りの箱は、ドーラの友人が見つけたらしい。
あのシャゲシャゲいうドーラの友人がどの様な者か気になるが、その友人にワゼの事を話していたようで、そいつは興味を持って、ワゼのルーツを捜していたらしい。
で、その最中でこの試作機と思わしきものを見つけたのだとか。
「ん?でもそれじゃワゼの試作版とか言えないんじゃ?」
「それが‥‥‥非常に有力な情報もいくつかあったのデス」
まず、ワゼが元々ここに来たのには、川から流れてきたというのがあった。
この箱はその川の上流‥‥‥結構遠い場所にある山の崖際にあり、ボロボロだったのだとか。
「そこの崖にはある結界のような物があり、どうも人払い系統のようで、立ち入らせる気を失せさせるものだったようデス」
とはいえ、あくまでも「人払い」のものであり、その友人とやらはモンスターであったようで、今一つ効果はなく、普通に入り込めたらしい。
そしてその地を探索して色々調べたところ、どうやら元々研究所のような建物があった跡が見つかったのだとか。
「生存者は無し。既に廃棄されていたか、あるいは処分されたか…‥‥真偽は不明デス」
「そしてその跡地でこれを見つけたと?」
「ハイ。設計図も各所がボロボロでしたが、存在し、ドーラさんの友人は修復を試みたようですが、色々あって断念。結果としてこちらに来たのデス」
ちなみに、こういう設計図とかにも番号や名前が振られており、この箱内部の試作品もある程度できている状態で、その内部データなどを照合し、色々あってワゼの前の段階である試作であることが判明したようだ。
「私の正式名称は『万能家事戦闘人型ゴーレム01』…‥‥そして、この内部にいる機体の正式名称は『試作型万能家事戦闘人型ゴーレム00』‥‥‥細かい機能などは異なりましたが、大体の構造は一致してマス」
試作型と付くとはいえ、ワゼと同じメイドゴーレム。そのナンバーは0。
ワゼの原型ともいえるらしいが…‥‥
「一応、その友人とやらの手で修復はされてましたが、それでも不完全。ここに運び込まれ、手を尽くしたのですが‥‥‥残念ながら、試作機であったが故か、記憶機能は私よりも少々旧型で、データの大半が吹っ飛んでまシタ。メイドゴーレムとしての機能は果たせますが、製作者に関してのデータは復元不可能‥‥‥結局、不明デス」
「あー‥‥‥でも動くならば‥‥‥問題ないかな?」
製作者が気になるとは言え、今回もまたお預け。
とりあえず今は、その試作機とやらを起動してみたい。
「一応、魔力を流せばいい事は、私やあのダンジョンコアの時と同じなのですが、一つ注意デス」
「ん?」
「試作機という事だけあって、私とは色々と異なりマス。というかあの部分も…‥‥削ぎたかったですが、生憎そのようにしないと動かないようで‥‥‥いえ、それは置いておくとして、魔力を流せば起動し、ご主人様をご主人様として認識するようになっている点は同じなのですが、一度に入る容量は私以下‥‥‥‥いつぞやかのコアの時のように入れすぎると、もれなく半径5キロ球状に大爆発を引き起こしますので、注意してくだサイ」
「‥‥‥ああ、わかった」
その言葉に、僕はより慎重にやらざるを得なくなった。ワゼの時は、確か魔力を入れないと自爆するタイプで、被害想定半径は3キロ圏内だったかな?試作機というだけあって、慎重さというか機密性は高いのだろうか?
それに、前科というべきか、温泉都市でやらかした経験があるからなぁ…‥‥あの時は確か、温泉だらけになったんだっけ?
とりあえずドキドキとしながらも、慎重に箱に手を触れる。
魔力の量を調整して流すために魔力の衣を出し、少々量をワゼと検討し…‥‥切手サイズ程の切れ端の量で大丈夫だという事を確認。
「それじゃ、起動してみるか…‥‥」
そっとその決めた量を流すと、箱の装飾品が輝き始める。
そして、カタカタと震え…‥‥
【…‥‥魔力認識完了イタシマシタ。マスター登録ニ必要量確保。質、波長、及ビ生体認識完了。起動マデ30分想定デス】
「‥‥‥長くない?」
「処理自体は、私よりも遅いデス。もうちょっとやれればいいのですが、現状まだ下手に弄れまセン」
試作機というだけあって、やっぱりワゼとは色々異なるようだ。
というか、ワゼの時とは起動プロセスが違うな…‥‥こっちの方が早かった分、その辺の改良が成されていたという事なのだろうか?
とにもかくにも、律義に待つこと30分。
ワゼが持ってきたお茶を飲みつつ、この地下室のあちこちの説明を受け、ようやく時間が来たようだ。
【‥‥‥処理完了。コレヨリ起動イタシマス。『オープン』】
ぶしゅううううう!!っと音を立て、白い蒸気のようなものが箱から噴き出す。
そしてその蓋がガシャガシャとワゼの腕のように変形して収納されていき、内部の者が前に出て来た。
「‥‥‥‥」
出て来たのは、身長的にはややワゼよりも高め。容姿的にもワゼに似ており、すらりとした手足に、金髪のロングであり、耳部分は…‥‥獣耳?え、その部分はワゼとは違うんだ。
見た目的にはどちらかと言えばワゼの試作機というだけあって、ワゼの姉的だが‥‥‥どことは言わないが、一部が圧倒的に異なっている。
「ハクロサイズ‥‥‥いや、彼女よりちょっと大きめ?」
「‥‥‥設計書によれば、放熱板の役目もあるようデス。処理が遅い分熱も貯まりやすく、合理的と言えば合理的なのですガ…‥‥そのせいで、私の時は少々…‥‥ウウッ」
なんか黒い感情のような物をワゼから感じたが、これ以上話題に出すのは不味そうだ。
よく見れば、他の部分も少々ワゼとは違い、メイド服だけどこちらの方がやや肌の面積が広い。
髪の長さもワゼ以上だし、各所で放熱するそうだ。
「‥‥‥起動完了。試作型万能家事戦闘人型ゴーレム00、ココニ…‥‥ガピー!!」
「え?」
起動早々、変な音が聞こえてきた。
「あ、やっぱりデスカ」
「どういうこと?」
「どうもエラーが発生しやすいようで、設計図によれば最低10回以上再起動をしないといけないようデス」
「‥‥‥まじか」
試作機というだけあって、やはりというか、ワゼ以上に多くの問題を抱えているようであった‥‥‥‥
「ワゼ、次の再起動までにできればその悪い部分、全部改良できない?というか、修復時に何故やらなかったの?」
「出来ればご主人様にありのまま見せようと思いまシタ。決して悪いとこを先に強調しようと思ったわけではありまセン」
「‥‥‥何で目を背けるの?」
‥‥‥はぁっと溜息を吐きつつ、一旦00とやらを停止させる。
きちんと完璧に動けるように改良するまで、ちょっと待つ羽目になったのであった…‥‥
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