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何が良いのかどうかはその時次第かもしれないけど
#328 相手を知らぬのは不幸なのデス
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SIDEとある執事
「くそう!!あの神獣を手に入れらるかと思いきや!!ぜんぜん手に入らなかったぞ!!」
ガッシャァァンと先ほどオークション会場で購入された、貴重な品々…‥‥まぁ、こちらから見れば、二束三文の品ですが、騙されていることなんぞ分からない主人の暴れっぷりを、わたくしめは見ておりました。
ああ、執事協会から派遣されてもうそろそろひと月のセバスジュリアンのわたくしとしては、さっさと主替えをしたいところでございます。
「おいセバス!!どうにかならなかったのか!!」
「どうにもなりませんねぇ。オークションで残り3コインになった時点で、そもそも競売に参加できませんでしたしね」
「お前だって300コイン分あっただろうが!!」
「旦那様に、全部取られたのですが?」
おやおや、ご自身で命じてわたくしからコインを取っていたことすら、忘れていたのでしょうか?
これはいけません。仕えている主の頭が空っぽなのを忘れていましたな。
このあばっれぷりが収まるまで見ていると、ふと部屋のチャイムが鳴らされる。
そう言えば、お客様が来訪予定でしたが‥‥‥まぁ、あちらもこの主と同じ方でしたね。
「なんだと!?その手があったのをすっかり忘れておったわ!!」
「ふははははは!!そうであろうそうであろう!!だからこそ、もう間もなく手に入る頃合いにきてやったのだ!!」
‥‥‥主の驚愕に合わせ、お客様‥‥‥同じ穴の狢というか、たぷんたぷんの腹を揺らす方の言葉に、主は驚愕しております。
というのも、このお客様も先ほどのオークションに出席しており、同じくあの最後の品であった神獣を競り落としかけ、手に入れることができなかった方。
慰め合うのかと思いきや、なんと自身で雇われている私兵の方々を利用して、競り落とした方を襲撃し、神獣を奪い我がものにするとおっしゃったのでございます。
「ちぃ!!セバス急げ!!こちらも動き、先に奪うぞ!!」
「ふははははは!!無駄だろう無駄だろう!!こちらの方が早い分、もう間もなく神獣が届けられるのが目に見えている!!今日はその自慢をするためだけに、来たのだぁぁぁぁ!!」
まぁ、もう無駄なのは確かでございますね。先に動かれているし、この方の私兵はそれなりに腕に覚えもあるでしょう。
神獣を買い取った方がどれほどの技量なのかは知りませんが、それでもおそらく容易く手に入れ‥‥‥いえ、ちょっと待ってください?
「ん?そういえば…‥‥」
「む?どうしたんだ、セバス」
「いえ、あのオークション会場、皆様は仮面をされており、誰が誰なのか、個人の特定をしにくいようにされてましたが‥‥‥何かこう、気になるようなことがあったような気がするのでございます」
ふと思い出してみれば、あの時神獣を競り落とした方。
相手として、メイド服を着た方を連れてきておりましたが、あの姿は何処かで見たような‥‥‥
「‥‥‥少々、確認のために席を外させてもらいます」
そうことわっておき、急いでわたくしは確認作業のために、自分の私物を置いてある場所へ戻りました。
そしてその私物の中から、執事協会でのお知らせなどを取り出し、探し…‥‥そして、見つけました。
「‥‥‥仮面で隠れてましたが…‥‥この方なのは間違いないようですね」
執事たるもの、相手の姿などはきちんと覚えておくもの。
そこが今回、活かしきれておらず、こうして答えを見ないと分かりませんでしたが…‥‥誰なのかは、分かりました。
「ふむ、メイドでも、多くいる方…‥‥協会ではなく、HWG広報誌の方でございましたな。えーっと、このメイドの方は似たようなのが多くいますが、その仕えている主は、現在の魔王で‥‥‥‥」
…‥‥魔王?
そう言えば、ここ最近たまに出る話題で、今世に中立の立場の魔王が出たという話がありましたな。
確か、ボラーン王国の女王陛下の王配ともなっておられるようで、執事協会としては潜り込み、そのメイドの手腕を学びたいなどという話もあったはずですが…‥‥
「‥‥‥ふむ。となると、あの会場にいたメイドはこの方で、もう片方の男性はおそらくその仕えている方‥‥‥つまり、魔王という事になりますな。となると、神獣を競り落とした目的は不明ですが‥‥‥あ」
ちょっと待ってください。確か、あのお客様、神獣を奪うために私兵を仕向けたとか言ってましたね。
このわたくしの推測が正しいのであれば、向けた相手…‥‥今世の魔王ですよ。
中立の立場とは言え、害をなす相手には容赦ないとも言われておりますし…‥‥そんな方に、喧嘩を?
「‥‥‥お世話になりました、旦那様。本日より、しばらく休暇を戴きたいと思っております」
「いきなりどうした!?」
「いえ、執事としていたらぬところがあり‥‥‥その事で、反省したくなったのでございます。ああ、あなた様のように素晴らしい方に仕えていたかったのですが、しばらく自身を磨くために、お暇をいただきます」
…‥‥数秒で決断し、速攻でわたくしは荷物をまとめ、暇を戴きました。
お客様が来たすぐ後に、速攻で暇を戴きましたが、今は早く逃げなければなりません。
ああ、本当は素晴らしくもなんともなく、ただ単に阿呆で滑稽で、愚かすぎるあなた様を見て、ゲラゲラと心で笑いたかったのですが、我が身を滅ぼしそうなことに関しては、逃げた方が得策でしょう。
直接ここへ来るとは思いませんが、万が一にでも繋がりを辿って、来られては困りますからね。
それから数日後、執事協会の本部へ戻り、別の就職先を探そうとしていた頃合いに、情報が入った。
あのお客様の身に、何やら不幸が起き、それに続けてあの仕えていた主の方にも不幸が起きたのだとか。
なんでも、すべての汚職の証拠とかだけならいざ知らず、色々と隠したい黒歴史などをすべて領内にばらまかれ、見事に恥ずか死ぬはめになったのだとか‥‥‥まぁ、今となってはどうでもいい話しでしょう。
相手を調べもせずに、知りもせずに、やらかすことがいかに大変なことになるのか、それが学べたのは非常に良い機会でございましたな。
―――――――――――――――――
SIDEシアン
「‥‥‥っと、これで全部か」
「ええ、そのようデス」
適当な路地裏に、僕らが見をひそめてすぐに、この隠れてついてきていた襲撃者たちは素早く動き、迫って来た。
だが、戦力差というのものを考えておらず、あっという間にその場に転がった。
「‥‥‥ワゼ、後でこいつら片付ける際に、悔恨とか残さないように、根絶できないかな?」
「可能デス。ひとまず今は、人目につかぬところに放置し、尋問をシスターズに任せましょウ」
そういうと、陰から別のシスターズたちが現れ、襲撃者たちを引きずっていく。
どう調理されるかは分からないけど‥‥‥まぁ、ろくな目には合わないだろう。
【ガウガーウ!!】
「ああ。一応戦力的に楽だったけど、助かったよ」
【ガウッ!】
っと、子フェンリルが鳴いてきたので、それに答え撫でてあげる。
ポチより小さいとはいえ、流石フェンリルというべきか、大きな体ではあるが、撫で心地は非常に良い。
「とはいえ、今回の件もあるし‥‥‥似たような輩が、他にもいないとは限らないな」
「ええ、また狙う方もいますし、しばらくこちら側へ滞在されるのはどうでしょうカ?」
【ガウ?ガ~ウ…‥‥】
‥‥‥さっきの襲撃者たちのように、狙ってくる輩がいないとは限らない。
ワゼたちの調査で、先に潰せるだろうけれども、ちょっと時間かかるし…‥すぐに野に放つのではなく、しばらく僕らと共に居てくれた方が良いだろう。
【ガウ!】
「お、了解ってか」
わかってくれたようで、尻尾をふって子フェンリルは答えてくれた。
時間はそうかからないだろうけれども、ちょっとだけ一緒にいるのも良いだろう。
「‥‥‥そう言えば、ポチとかには名前あったけど、お前に名前あったかな?」
【シャゲシャゲェ】
「あ、あるんだ。ドーラ、先に教えてもらっていたのか」
【シャゲェ!】
流石というか、子フェンリルたちを親の立場以上に面倒を見ていたドーラだけあって、全員の名前は把握済みらしい。
まぁ、僕の場合一括りにして見ていたが、ドーラだと全て分けて見ていたからなぁ…‥‥結構凄い事なのかもな。
それはそうとして、この子フェンリルの名前を聞くと、「クロアチア=チルデドロス」らしい。
長いので、短く省略して「クロ」と呼んでいいかと聞いたところ、頷いて了承してくれた。
何にしても、期間は限られるとは思うけど、我が家に犬もといフェンリルが一時的に加わることになったのだった‥‥‥
「‥‥そう言えば、ロイヤルさんはそのままだったけど、ポチってきちんとした名前あったよね?」
「…‥‥確か省略して、その形になりましたが‥‥‥何でしたっケ?」
「え、ワゼも覚えてないの?」
‥‥‥もう居ないとはいえ、ポチの立場は相も変わらず不憫そうである。いやまぁ、僕が言える立場でもないけどね。
「くそう!!あの神獣を手に入れらるかと思いきや!!ぜんぜん手に入らなかったぞ!!」
ガッシャァァンと先ほどオークション会場で購入された、貴重な品々…‥‥まぁ、こちらから見れば、二束三文の品ですが、騙されていることなんぞ分からない主人の暴れっぷりを、わたくしめは見ておりました。
ああ、執事協会から派遣されてもうそろそろひと月のセバスジュリアンのわたくしとしては、さっさと主替えをしたいところでございます。
「おいセバス!!どうにかならなかったのか!!」
「どうにもなりませんねぇ。オークションで残り3コインになった時点で、そもそも競売に参加できませんでしたしね」
「お前だって300コイン分あっただろうが!!」
「旦那様に、全部取られたのですが?」
おやおや、ご自身で命じてわたくしからコインを取っていたことすら、忘れていたのでしょうか?
これはいけません。仕えている主の頭が空っぽなのを忘れていましたな。
このあばっれぷりが収まるまで見ていると、ふと部屋のチャイムが鳴らされる。
そう言えば、お客様が来訪予定でしたが‥‥‥まぁ、あちらもこの主と同じ方でしたね。
「なんだと!?その手があったのをすっかり忘れておったわ!!」
「ふははははは!!そうであろうそうであろう!!だからこそ、もう間もなく手に入る頃合いにきてやったのだ!!」
‥‥‥主の驚愕に合わせ、お客様‥‥‥同じ穴の狢というか、たぷんたぷんの腹を揺らす方の言葉に、主は驚愕しております。
というのも、このお客様も先ほどのオークションに出席しており、同じくあの最後の品であった神獣を競り落としかけ、手に入れることができなかった方。
慰め合うのかと思いきや、なんと自身で雇われている私兵の方々を利用して、競り落とした方を襲撃し、神獣を奪い我がものにするとおっしゃったのでございます。
「ちぃ!!セバス急げ!!こちらも動き、先に奪うぞ!!」
「ふははははは!!無駄だろう無駄だろう!!こちらの方が早い分、もう間もなく神獣が届けられるのが目に見えている!!今日はその自慢をするためだけに、来たのだぁぁぁぁ!!」
まぁ、もう無駄なのは確かでございますね。先に動かれているし、この方の私兵はそれなりに腕に覚えもあるでしょう。
神獣を買い取った方がどれほどの技量なのかは知りませんが、それでもおそらく容易く手に入れ‥‥‥いえ、ちょっと待ってください?
「ん?そういえば…‥‥」
「む?どうしたんだ、セバス」
「いえ、あのオークション会場、皆様は仮面をされており、誰が誰なのか、個人の特定をしにくいようにされてましたが‥‥‥何かこう、気になるようなことがあったような気がするのでございます」
ふと思い出してみれば、あの時神獣を競り落とした方。
相手として、メイド服を着た方を連れてきておりましたが、あの姿は何処かで見たような‥‥‥
「‥‥‥少々、確認のために席を外させてもらいます」
そうことわっておき、急いでわたくしは確認作業のために、自分の私物を置いてある場所へ戻りました。
そしてその私物の中から、執事協会でのお知らせなどを取り出し、探し…‥‥そして、見つけました。
「‥‥‥仮面で隠れてましたが…‥‥この方なのは間違いないようですね」
執事たるもの、相手の姿などはきちんと覚えておくもの。
そこが今回、活かしきれておらず、こうして答えを見ないと分かりませんでしたが…‥‥誰なのかは、分かりました。
「ふむ、メイドでも、多くいる方…‥‥協会ではなく、HWG広報誌の方でございましたな。えーっと、このメイドの方は似たようなのが多くいますが、その仕えている主は、現在の魔王で‥‥‥‥」
…‥‥魔王?
そう言えば、ここ最近たまに出る話題で、今世に中立の立場の魔王が出たという話がありましたな。
確か、ボラーン王国の女王陛下の王配ともなっておられるようで、執事協会としては潜り込み、そのメイドの手腕を学びたいなどという話もあったはずですが…‥‥
「‥‥‥ふむ。となると、あの会場にいたメイドはこの方で、もう片方の男性はおそらくその仕えている方‥‥‥つまり、魔王という事になりますな。となると、神獣を競り落とした目的は不明ですが‥‥‥あ」
ちょっと待ってください。確か、あのお客様、神獣を奪うために私兵を仕向けたとか言ってましたね。
このわたくしの推測が正しいのであれば、向けた相手…‥‥今世の魔王ですよ。
中立の立場とは言え、害をなす相手には容赦ないとも言われておりますし…‥‥そんな方に、喧嘩を?
「‥‥‥お世話になりました、旦那様。本日より、しばらく休暇を戴きたいと思っております」
「いきなりどうした!?」
「いえ、執事としていたらぬところがあり‥‥‥その事で、反省したくなったのでございます。ああ、あなた様のように素晴らしい方に仕えていたかったのですが、しばらく自身を磨くために、お暇をいただきます」
…‥‥数秒で決断し、速攻でわたくしは荷物をまとめ、暇を戴きました。
お客様が来たすぐ後に、速攻で暇を戴きましたが、今は早く逃げなければなりません。
ああ、本当は素晴らしくもなんともなく、ただ単に阿呆で滑稽で、愚かすぎるあなた様を見て、ゲラゲラと心で笑いたかったのですが、我が身を滅ぼしそうなことに関しては、逃げた方が得策でしょう。
直接ここへ来るとは思いませんが、万が一にでも繋がりを辿って、来られては困りますからね。
それから数日後、執事協会の本部へ戻り、別の就職先を探そうとしていた頃合いに、情報が入った。
あのお客様の身に、何やら不幸が起き、それに続けてあの仕えていた主の方にも不幸が起きたのだとか。
なんでも、すべての汚職の証拠とかだけならいざ知らず、色々と隠したい黒歴史などをすべて領内にばらまかれ、見事に恥ずか死ぬはめになったのだとか‥‥‥まぁ、今となってはどうでもいい話しでしょう。
相手を調べもせずに、知りもせずに、やらかすことがいかに大変なことになるのか、それが学べたのは非常に良い機会でございましたな。
―――――――――――――――――
SIDEシアン
「‥‥‥っと、これで全部か」
「ええ、そのようデス」
適当な路地裏に、僕らが見をひそめてすぐに、この隠れてついてきていた襲撃者たちは素早く動き、迫って来た。
だが、戦力差というのものを考えておらず、あっという間にその場に転がった。
「‥‥‥ワゼ、後でこいつら片付ける際に、悔恨とか残さないように、根絶できないかな?」
「可能デス。ひとまず今は、人目につかぬところに放置し、尋問をシスターズに任せましょウ」
そういうと、陰から別のシスターズたちが現れ、襲撃者たちを引きずっていく。
どう調理されるかは分からないけど‥‥‥まぁ、ろくな目には合わないだろう。
【ガウガーウ!!】
「ああ。一応戦力的に楽だったけど、助かったよ」
【ガウッ!】
っと、子フェンリルが鳴いてきたので、それに答え撫でてあげる。
ポチより小さいとはいえ、流石フェンリルというべきか、大きな体ではあるが、撫で心地は非常に良い。
「とはいえ、今回の件もあるし‥‥‥似たような輩が、他にもいないとは限らないな」
「ええ、また狙う方もいますし、しばらくこちら側へ滞在されるのはどうでしょうカ?」
【ガウ?ガ~ウ…‥‥】
‥‥‥さっきの襲撃者たちのように、狙ってくる輩がいないとは限らない。
ワゼたちの調査で、先に潰せるだろうけれども、ちょっと時間かかるし…‥すぐに野に放つのではなく、しばらく僕らと共に居てくれた方が良いだろう。
【ガウ!】
「お、了解ってか」
わかってくれたようで、尻尾をふって子フェンリルは答えてくれた。
時間はそうかからないだろうけれども、ちょっとだけ一緒にいるのも良いだろう。
「‥‥‥そう言えば、ポチとかには名前あったけど、お前に名前あったかな?」
【シャゲシャゲェ】
「あ、あるんだ。ドーラ、先に教えてもらっていたのか」
【シャゲェ!】
流石というか、子フェンリルたちを親の立場以上に面倒を見ていたドーラだけあって、全員の名前は把握済みらしい。
まぁ、僕の場合一括りにして見ていたが、ドーラだと全て分けて見ていたからなぁ…‥‥結構凄い事なのかもな。
それはそうとして、この子フェンリルの名前を聞くと、「クロアチア=チルデドロス」らしい。
長いので、短く省略して「クロ」と呼んでいいかと聞いたところ、頷いて了承してくれた。
何にしても、期間は限られるとは思うけど、我が家に犬もといフェンリルが一時的に加わることになったのだった‥‥‥
「‥‥そう言えば、ロイヤルさんはそのままだったけど、ポチってきちんとした名前あったよね?」
「…‥‥確か省略して、その形になりましたが‥‥‥何でしたっケ?」
「え、ワゼも覚えてないの?」
‥‥‥もう居ないとはいえ、ポチの立場は相も変わらず不憫そうである。いやまぁ、僕が言える立場でもないけどね。
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