392 / 459
幸せを乱されたくないので、徹底したい
#367 こちらはこちらで都合もあったようデス
しおりを挟む
SIDE神界
…‥‥異世界という存在があるように、それぞれの世界もまた数多くある。
あの世よりもさらに地獄を魅せる冥界もあれば、悪魔の出身地でもある魔界など、種類は多種多様。
その中でも、神々が住む神界と呼ばれる世界もあって…‥‥
「おや、ロキじゃないか。スライム状になっているとは、何があった?」
「いやはや、神殺しの目に遭ってね☆まぁ、何とか生きているからこんなんでも儲けものだよ」
とあるトリックスターな神、ロキが異様な姿になって帰ってきたことに、神々は驚く。
色々といたずら好きでもあり、自分のやりたいことはやってしまい、他の世界でもやらかす神でもあるロキ。
できればフルボッコにしたいとか、あのふざけた顔をふっ飛ばしたいとか色々思う神が多くあれども、ロキ自身の力は生半可なモノでもなく、実行できない神々が多かったのだ。
それなのに今回、何処かの世界へ向かい、帰って来たロキのその姿に、神々は胸がすくような想いがしつつも驚愕していた。
「あのロキが、スライム状に‥‥‥何があったんだ?」
「前から殴りたかったが、皆殺しのような状態は無いだろ」
「いや、一柱だからそう呼ばないんじゃ?」
「料理法に、そういうのがあるんだよ」
こそこそひそひそと話し合いつつも、ロキがなぜこうなったのか見当を付けられない神々。
かなり強い力を持つ神だけに、あの姿に変貌させられるような相手は限られそうなものなのだが、それでもその類と戦うようなそぶりなどもなかったので、理解することができない。
ただ、姿の変貌には驚いたが、その相手がどの様な物であれ、できればあの滅茶苦茶な性格の矯正もして欲しかったなぁと思っていたりもした。
「ま、しばらくは再生に専念したいからね。ちょっと籠らせてもらうよ」
「そうかもしれないが‥‥‥いや、本当にお前何があった?」
「ちょっとやらかした。まぁ、今度は油断しないけどねぇ☆」
スライムのようにプルプル震えながらも、元気に答えるロキ。
その場を去るその神の姿を見ながらも、神々はあの神に何があって、ああなったのか、皆目見当がつかないのであった…‥‥
―――――――――――――――――――――――
SIDEシアン
「…‥‥あんな姿で、返してよかったのだろうか」
「あれぐらいがちょうどいいデス」
神ロキが去ったことに関して、俺がそうつぶやくとワゼはどうでもいいようにそう口にする。
まぁ、彼女にとっての禁句を言って、盛大に地雷を踏み抜いた結果であるが‥‥‥あれ以上直すことできなかったからなぁ。
「悪魔ゼリアスさんも言ってましたからネ。『ロキはこの程度で良い』ッテ」
「悪魔にも見放される神とはこれいかに」
何にしても、家族へ害をなそうとした存在だからこれ以上同情する価値もないが…‥‥何をどうしたらあんなスライム状の姿になったのか、ちょっと理解できない。
治療過程で物体Xを投入したとかは見たが…‥‥まぁ、あれが原因ではないとは思いたい。神に影響を与える物質とか言われたら、それこそとんでもない物質だからなぁ…‥‥それを平気で食せる奴もいるが。
とにもかくにも、退散させたのでしばらくは大丈夫だろう。
でも、また来た時の対策とか取らないとなぁ…‥‥
「‥…なんか、疲れたな」
「そうですネ。帰還しましょうカ」
時間はかかったが、とりあえず安全を確保できたから良しとしよう。
また同じようなことをやらかすのであれば、その時こそワゼが最近作った物体X蟲毒とやらに投下すればいいだけの話だし、考える意味もない。
ひとまず僕らはその場を去り、愛する家族のいる元へ帰還するのであった…‥‥
…‥‥異世界という存在があるように、それぞれの世界もまた数多くある。
あの世よりもさらに地獄を魅せる冥界もあれば、悪魔の出身地でもある魔界など、種類は多種多様。
その中でも、神々が住む神界と呼ばれる世界もあって…‥‥
「おや、ロキじゃないか。スライム状になっているとは、何があった?」
「いやはや、神殺しの目に遭ってね☆まぁ、何とか生きているからこんなんでも儲けものだよ」
とあるトリックスターな神、ロキが異様な姿になって帰ってきたことに、神々は驚く。
色々といたずら好きでもあり、自分のやりたいことはやってしまい、他の世界でもやらかす神でもあるロキ。
できればフルボッコにしたいとか、あのふざけた顔をふっ飛ばしたいとか色々思う神が多くあれども、ロキ自身の力は生半可なモノでもなく、実行できない神々が多かったのだ。
それなのに今回、何処かの世界へ向かい、帰って来たロキのその姿に、神々は胸がすくような想いがしつつも驚愕していた。
「あのロキが、スライム状に‥‥‥何があったんだ?」
「前から殴りたかったが、皆殺しのような状態は無いだろ」
「いや、一柱だからそう呼ばないんじゃ?」
「料理法に、そういうのがあるんだよ」
こそこそひそひそと話し合いつつも、ロキがなぜこうなったのか見当を付けられない神々。
かなり強い力を持つ神だけに、あの姿に変貌させられるような相手は限られそうなものなのだが、それでもその類と戦うようなそぶりなどもなかったので、理解することができない。
ただ、姿の変貌には驚いたが、その相手がどの様な物であれ、できればあの滅茶苦茶な性格の矯正もして欲しかったなぁと思っていたりもした。
「ま、しばらくは再生に専念したいからね。ちょっと籠らせてもらうよ」
「そうかもしれないが‥‥‥いや、本当にお前何があった?」
「ちょっとやらかした。まぁ、今度は油断しないけどねぇ☆」
スライムのようにプルプル震えながらも、元気に答えるロキ。
その場を去るその神の姿を見ながらも、神々はあの神に何があって、ああなったのか、皆目見当がつかないのであった…‥‥
―――――――――――――――――――――――
SIDEシアン
「…‥‥あんな姿で、返してよかったのだろうか」
「あれぐらいがちょうどいいデス」
神ロキが去ったことに関して、俺がそうつぶやくとワゼはどうでもいいようにそう口にする。
まぁ、彼女にとっての禁句を言って、盛大に地雷を踏み抜いた結果であるが‥‥‥あれ以上直すことできなかったからなぁ。
「悪魔ゼリアスさんも言ってましたからネ。『ロキはこの程度で良い』ッテ」
「悪魔にも見放される神とはこれいかに」
何にしても、家族へ害をなそうとした存在だからこれ以上同情する価値もないが…‥‥何をどうしたらあんなスライム状の姿になったのか、ちょっと理解できない。
治療過程で物体Xを投入したとかは見たが…‥‥まぁ、あれが原因ではないとは思いたい。神に影響を与える物質とか言われたら、それこそとんでもない物質だからなぁ…‥‥それを平気で食せる奴もいるが。
とにもかくにも、退散させたのでしばらくは大丈夫だろう。
でも、また来た時の対策とか取らないとなぁ…‥‥
「‥…なんか、疲れたな」
「そうですネ。帰還しましょうカ」
時間はかかったが、とりあえず安全を確保できたから良しとしよう。
また同じようなことをやらかすのであれば、その時こそワゼが最近作った物体X蟲毒とやらに投下すればいいだけの話だし、考える意味もない。
ひとまず僕らはその場を去り、愛する家族のいる元へ帰還するのであった…‥‥
11
あなたにおすすめの小説
ReBirth 上位世界から下位世界へ
小林誉
ファンタジー
ある日帰宅途中にマンホールに落ちた男。気がつくと見知らぬ部屋に居て、世界間のシステムを名乗る声に死を告げられる。そして『あなたが落ちたのは下位世界に繋がる穴です』と説明された。この世に現れる天才奇才の一部は、今のあなたと同様に上位世界から落ちてきた者達だと。下位世界に転生できる機会を得た男に、どのような世界や環境を希望するのか質問される。男が出した答えとは――
※この小説の主人公は聖人君子ではありません。正義の味方のつもりもありません。勝つためならどんな手でも使い、売られた喧嘩は買う人物です。他人より仲間を最優先し、面倒な事が嫌いです。これはそんな、少しずるい男の物語。
1~4巻発売中です。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
病弱が転生 ~やっぱり体力は無いけれど知識だけは豊富です~
於田縫紀
ファンタジー
ここは魔法がある世界。ただし各人がそれぞれ遺伝で受け継いだ魔法や日常生活に使える魔法を持っている。商家の次男に生まれた俺が受け継いだのは鑑定魔法、商売で使うにはいいが今一つさえない魔法だ。
しかし流行風邪で寝込んだ俺は前世の記憶を思い出す。病弱で病院からほとんど出る事無く日々を送っていた頃の記憶と、動けないかわりにネットや読書で知識を詰め込んだ知識を。
そしてある日、白い花を見て鑑定した事で、俺は前世の知識を使ってお金を稼げそうな事に気付いた。ならば今のぱっとしない暮らしをもっと豊かにしよう。俺は親友のシンハ君と挑戦を開始した。
対人戦闘ほぼ無し、知識チート系学園ものです。
異世界に転生したら?(改)
まさ
ファンタジー
事故で死んでしまった主人公のマサムネ(奥田 政宗)は41歳、独身、彼女無し、最近の楽しみと言えば、従兄弟から借りて読んだラノベにハマり、今ではアパートの部屋に数十冊の『転生』系小説、通称『ラノベ』がところ狭しと重なっていた。
そして今日も残業の帰り道、脳内で転生したら、あーしよ、こーしよと現実逃避よろしくで想像しながら歩いていた。
物語はまさに、その時に起きる!
横断歩道を歩き目的他のアパートまで、もうすぐ、、、だったのに居眠り運転のトラックに轢かれ、意識を失った。
そして再び意識を取り戻した時、目の前に女神がいた。
◇
5年前の作品の改稿板になります。
少し(?)年数があって文章がおかしい所があるかもですが、素人の作品。
生暖かい目で見て下されば幸いです。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる