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チャンネル2 地道に広がる他者との交流
第四十九話 忘れがちだけど、しっかりと記念配信を予定しておくべきで
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―――ここ最近は、何かとごたごたとしていることが多かった。
それに最近は、アルゴニアでの騒動などもあったり、エリーゼたちの女子寮への引っ越し作業もあって、配信に関してすぐに触れることができなかったのもあるだろう。
まぁ、そこまでガチ目な配信者でもないので、触れていない期間の間に、登録者数が減って零細化している可能性も否定できなかったとはいえ…
「…それなのに、登録者数が増えていて…いつの間にか、五千人規模に…だと」
【意外ですね…この規模にまでなるとハ】
何かにバズったわけでもないし、配信活動自体が低下していたもの。
それでもなお、地道に増え続けていたようで…これはちょっと予想外だった。
とはいえ、原因が不明と言うわけでもない。
地道に活動していた当初からエリーゼを引き当てたり、サクラの活躍に、最近のアルゴニアでの救助活動記録やクロハの加入…話題自体は続いており、ちょっとづつながらもチャンネル登録者は増えていたのである。
ならばどうするか。
ここまでちょっと配信活動が低迷していた時期があったとはいえ、それでもやっていてくれた人がいるのならば答えるべきだろう。
よくありがちな何かの配信でバズってうん十万人の登録者が付いた~とかではないが、地道についてきた人がいるのだし、五千人の記念数字が出来たのだから、ここはまた記念配信でも行うか。
「とはいえ、前の千人突破時はマジックアイテムの扱いの流れだったし…二番煎じってわけにもいかないか」
【従魔たちの扱いに関しては、こちらは割と公共に流れてますシ】
マジックアイテムとは違い、従魔関係のコンテンツはペット系チャンネルと合わせてそこまで需要があるとは思えない。
いや、普通の獣とは違う彼女たちの姿はまた違った方向性でありそうだが…いかんせん、その方向で逝くとやらかしてしまう可能性も否定できない。
【ふむ…いっそ、我らで模擬戦でもどうだ?人数的にやることはできなくもないだろう?】
【でしたら私は、主様側で、お二人はは敵でお願いしますね】
「いや、いきなりそれはどうなんだろう…」
配信者の中には、自己研鑽も兼ねて自身の強さがいかほどのものなのか仲間内でお互いにぶつかり合う様子を見せたりすることもあるだろう。
モンスターとは違う、ガチの対人戦での配信動画と言うのも、中々熱くはある。
だがしかし…異土たちの場合、人数的に2VS2の模擬戦自体はできなくもないが、その場合敵対する二人が強すぎる。
そもそも異土自身、どの組み合わせでも、思いっきり厳しいのだが…クロハだと糸でからめとられるだろうし、サクラだと鉄壁のボディで攻撃が通用しないし、エリーゼはそもそも異土に動き方を教えた身なので読めるだろうし…
「…うん、無理だな。どの組み合わせでも地獄しか見えねぇや」
【大丈夫ですよ、主様。ふふふ、私がしっかりと、糸でくるんで大事に大事に大事に守りますからね】
それは守っているというよりも、軽めの拘束監禁に近いのでは…
「ただの一般配信者を、やばい者たちの争いに巻き込まないでほしい」
【エ?】
【何をいまさら?】
【ふふふ…?】
そう思ったが、何故か三人から首を傾げられた…え?
「まぁ、なんにせよ落ち着くのなら…雑談配信のほうが良いか?」
【それが一番良いですネ。とはいえ今は、お互いに別室なのでどこかでまとめてやるなら、ダンジョン内の方でやってみましょうカ?】
配信の中で軽く、視聴者たちと雑談するだけのもの。
記念配信としては地味かもしれないが、クロハが入って間もなくもあるし、彼女たちに関しての情報を出すのも良いはずだ。
と言うか、ギルドの方からも情報開示を色々と求められており…何でもかんでも、ギルドの方に今かなりの問い合わせが殺到していたりするからこそ、出来ることやできないことを出してほしいとのことだ。
ただし、やらかす可能性もあるので少しばかり検閲される可能性もあるが…まぁ、こっちの都合で色々と大変な目に合っている人もいるのならば仕方ない事ではある。
とにもかくにも、五千人突破の記念配信はとある中級ダンジョンの階層で雑談配信を行ってみることにするのであった…
【主殿が女装して、女子寮にある我らの部屋に来るのもありでは】
【主様の…ふふふ…いいかも】
「絶対にやらんからな」
妙な圧力を感じるが、絶対にやる気はない。
そう、何があろうとも絶対に…
【むぅ、せっかく皆で共同開発した、アラクネの糸にアイアンナーガの鱗の金属糸を織り交ぜて、私の技術で色々と機能を拡張したゴシックフリルなご主人様用のドレスを仕立てたのですガ…】
…世界一無駄遣い過ぎることをしてないか?
それに最近は、アルゴニアでの騒動などもあったり、エリーゼたちの女子寮への引っ越し作業もあって、配信に関してすぐに触れることができなかったのもあるだろう。
まぁ、そこまでガチ目な配信者でもないので、触れていない期間の間に、登録者数が減って零細化している可能性も否定できなかったとはいえ…
「…それなのに、登録者数が増えていて…いつの間にか、五千人規模に…だと」
【意外ですね…この規模にまでなるとハ】
何かにバズったわけでもないし、配信活動自体が低下していたもの。
それでもなお、地道に増え続けていたようで…これはちょっと予想外だった。
とはいえ、原因が不明と言うわけでもない。
地道に活動していた当初からエリーゼを引き当てたり、サクラの活躍に、最近のアルゴニアでの救助活動記録やクロハの加入…話題自体は続いており、ちょっとづつながらもチャンネル登録者は増えていたのである。
ならばどうするか。
ここまでちょっと配信活動が低迷していた時期があったとはいえ、それでもやっていてくれた人がいるのならば答えるべきだろう。
よくありがちな何かの配信でバズってうん十万人の登録者が付いた~とかではないが、地道についてきた人がいるのだし、五千人の記念数字が出来たのだから、ここはまた記念配信でも行うか。
「とはいえ、前の千人突破時はマジックアイテムの扱いの流れだったし…二番煎じってわけにもいかないか」
【従魔たちの扱いに関しては、こちらは割と公共に流れてますシ】
マジックアイテムとは違い、従魔関係のコンテンツはペット系チャンネルと合わせてそこまで需要があるとは思えない。
いや、普通の獣とは違う彼女たちの姿はまた違った方向性でありそうだが…いかんせん、その方向で逝くとやらかしてしまう可能性も否定できない。
【ふむ…いっそ、我らで模擬戦でもどうだ?人数的にやることはできなくもないだろう?】
【でしたら私は、主様側で、お二人はは敵でお願いしますね】
「いや、いきなりそれはどうなんだろう…」
配信者の中には、自己研鑽も兼ねて自身の強さがいかほどのものなのか仲間内でお互いにぶつかり合う様子を見せたりすることもあるだろう。
モンスターとは違う、ガチの対人戦での配信動画と言うのも、中々熱くはある。
だがしかし…異土たちの場合、人数的に2VS2の模擬戦自体はできなくもないが、その場合敵対する二人が強すぎる。
そもそも異土自身、どの組み合わせでも、思いっきり厳しいのだが…クロハだと糸でからめとられるだろうし、サクラだと鉄壁のボディで攻撃が通用しないし、エリーゼはそもそも異土に動き方を教えた身なので読めるだろうし…
「…うん、無理だな。どの組み合わせでも地獄しか見えねぇや」
【大丈夫ですよ、主様。ふふふ、私がしっかりと、糸でくるんで大事に大事に大事に守りますからね】
それは守っているというよりも、軽めの拘束監禁に近いのでは…
「ただの一般配信者を、やばい者たちの争いに巻き込まないでほしい」
【エ?】
【何をいまさら?】
【ふふふ…?】
そう思ったが、何故か三人から首を傾げられた…え?
「まぁ、なんにせよ落ち着くのなら…雑談配信のほうが良いか?」
【それが一番良いですネ。とはいえ今は、お互いに別室なのでどこかでまとめてやるなら、ダンジョン内の方でやってみましょうカ?】
配信の中で軽く、視聴者たちと雑談するだけのもの。
記念配信としては地味かもしれないが、クロハが入って間もなくもあるし、彼女たちに関しての情報を出すのも良いはずだ。
と言うか、ギルドの方からも情報開示を色々と求められており…何でもかんでも、ギルドの方に今かなりの問い合わせが殺到していたりするからこそ、出来ることやできないことを出してほしいとのことだ。
ただし、やらかす可能性もあるので少しばかり検閲される可能性もあるが…まぁ、こっちの都合で色々と大変な目に合っている人もいるのならば仕方ない事ではある。
とにもかくにも、五千人突破の記念配信はとある中級ダンジョンの階層で雑談配信を行ってみることにするのであった…
【主殿が女装して、女子寮にある我らの部屋に来るのもありでは】
【主様の…ふふふ…いいかも】
「絶対にやらんからな」
妙な圧力を感じるが、絶対にやる気はない。
そう、何があろうとも絶対に…
【むぅ、せっかく皆で共同開発した、アラクネの糸にアイアンナーガの鱗の金属糸を織り交ぜて、私の技術で色々と機能を拡張したゴシックフリルなご主人様用のドレスを仕立てたのですガ…】
…世界一無駄遣い過ぎることをしてないか?
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