憧れの召喚士になれました!! ~でも、なんか違うような~

志位斗 茂家波

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196 割と真面目に進んでいる方で

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「…‥‥位置把握、完了。座標の特定が終わりまシタ」
「で、ここはどこだ?」

 どこかの施設の内部にいるようで、潜みながら内部を探索する中、ノインがようやく今いる場所の位置を把握したらしい。

「空間移動距離から計算しつつ、センサーによる探知を行って見たところ‥‥‥おそらくここは、王国から離れた地下‥‥いえ、ダンジョンの内部のようデス」
「ダンジョンだと?」

 ダンジョン、それは適正学園のある都市近郊にもある類であり、モンスターなどがわんさか出る場所。

 内部には希少金属や道のお宝などもあり、うまく利用できれば周辺の発展が可能で、できなければ最悪災害の一種であるモンスター・パレードによって蹂躙されるという、ハイリスクハイリターンな場所なのだが‥‥‥どうやらここは、そのダンジョンを利用して作った施設らしい。

 だがしかし、どうもダンジョン自体の自己形成能力というべき部分がコントロールされているようであり、いろいろと人の手が入っているようなのだ。

「‥‥‥そんな事ってできたっけ?」
「普通は無理じゃな。ダンジョンコアを乗っ取って、操作できるのなら良いのじゃが‥‥‥‥」

 ダンジョンにはダンジョンコアと呼ばれる意志が存在するようなものが存在しており、それさえコントロールできればダンジョン自体を思いのままに動かせるそうだが…‥‥基本的に最奥部にあり、ダンジョンマスターと呼ばれるような強力なモンスターが守っているはずであり、突破できたとしてもコアを操作することはほぼできないのだとか。

「儂のように強力な幻術じゃとか、その手の技術を持つものなら良いのじゃが…‥‥それでも、ちょっと調整が難しいからのぅ。地形の操作よりも、精々モンスターの発生率を操作するぐらいになるじゃろう」
「それだけでも十分すぎるような気がするような‥‥‥」

 でも、モンスターの発生率の操作とかであれば、ここに人気が無いのは納得いくような気がする。

 というか、人気が無さすぎるというか…‥‥あの謎のおっさん、どこに行った?


 あちこちに部屋のような物があったとはいえ、どこもかしこも空室であり先へ進むも特に目立ったものがない。

 なんというか、ダンジョンどころか完全に放棄されたただの施設っぽいような…‥っと、思っていたその時であった。


「ン?ご主人様、前方より声を確認しまシタ」

 ノインがそう報告してきたので俺たちは聞き逃さないように黙り込み、ゼネの幻術で身を隠しつつ、その声の方へ向かった。

 そして奥の方にあった扉をそっと開ければ、何やら先ほどまでの無機質な室内のような形状から変わり、本とかの挿絵で見るような闘技場の観客席のような場所にあった。

 そして闘技場の形状とくれば、真ん中の方にその闘技を行う場所があるのだろうが、その場所が惨状と化していたのである。

「ぎゃああああああ!!」
「ぎげべぇぇぇっ!!」


 あちこちで悲鳴を上げているのは、様々な形状をした怪物たち‥‥と、そう見えてしまうが、よく見ればその顔がおかしい。

「あれ、人の顔をしていないか?」
「しているのぅ‥‥‥体が異形化しておるのか?」

 犠牲になっている怪物たちは、どれもこれも人の顔を残しており、ちょっと変形していても元が人間っぽいのが分かってしまう。

 そして彼らを喰らっているのは、既に人型が崩壊しており、完全な異形の怪物となっていたものたち。

【ギュルルルギャべバァァァァ!!】
【ゴゼボーン!!】
「ひぎゃぁぁぁ!!やめてくれぇぇぇぇ!!」
「何でこうなるんだぁぁぁ!」

 怪物が怪物を喰らいあう光景というか、より強いものを厳選するための殺し合いのように見えるというか‥‥‥観客席となっている周囲の方を見渡してみると誰もいない。

 ただ単に彼らはそこに置かれただけで、殺し合いをさせられているような物なのだろうか?

「何やら、蟲毒に近い事をしてますネ」
「蟲毒?」

 ノインいわく、呪いの類の一種だそうで、毒虫とかをひとまとめのツボに入れて争わせ、最後の一匹になったやつを利用するような手法らしい。

 で、この場所で行われているあの殺戮のし合いはその蟲毒に近く見えるのだとか。

「何でこんなことをしているんだ?」
「マスター、あそこを見てください!!」

 っと、カトレアが何かに気が付いたので、その方向を見れば‥‥‥そこには、先ほど俺たちが追いかけていたはずの謎のおっさんがいた。

 だがしかし、顔は確かに皮の中から出てきた形状ではあったが…‥‥肉体が既に、人間ではなかった。

「なぜだぁぁ!!何故任務をこなしたのに、こうなったんだぁぁぁぁぁでふぅうう!!」

 叫びつつ、必死になって逃げ回れるのは、まるで尺取虫になったような身体ゆえか、器用に隙間をかいくぐっている。

 汗をだらだらと流しながら逃げ回りつつ、そう叫んでいるが…‥‥

「‥‥‥周囲に人影が見えないし…‥‥アレが実行犯だとすれば、ここで失うのは不味いな」

 手の形とかはもはや既に失われているが、情報源となり得そうなのは間違いないだろう。

 そもそもここがどの様な物か俺たちは把握し切ってないし、短時間でなぜあのような姿になったのかもわからないが、とりあえず捕らえて情報を吐かせた方が良い。

「一旦、全部の動きを止めたほうが早いか?」
「それであれば、私に、お任せ!!」

 ぐっと指を立て、自信満々に言うアナスタシア。

「なら、やってみろ」
「了解!」

 ばっとその場から飛びあがり、闘技場の中心へ彼女は降り立った。

 混戦しており、あちこちで怪物どもが殺し合いをする中、突然飛び込んで聞きた雪女に、奴らは気が付き、続けて襲おうと動く。

 だが、彼等よりも彼女の方がはるかに動きが早かった。


 さっと手を伸ばし、周囲に何かを振りかけるように動かせば…‥‥瞬時に彼女の足元から周囲が凍り付いていく。

 そして怪物たちも例外ではなく、足元から一気に凍り付いて、一分も経たないうちに闘技場は氷の地へと変わり果てたのであった‥‥‥‥


「ふふん、この時期、やっぱり、調子いい!!」
「雪女の本領発揮というか、全部の瞬間冷凍か‥‥‥あれ、全滅してないよな?」
「見事な冷凍で、氷の下ではまだ生きているようデス」

 生きながらにして全部氷漬けにするのはちょっとえげつないかもしれないが、動けなくしたのであれば別に良いか。

「な、なんだこれぇぇ!!」
「動けねぇ!!襲われないのはいいけど逃げられれねぇ!!」
【ギィギャグブロボオオオオオ!!】

 闘技場に俺たちも降り立てば、周囲は阿鼻叫喚の悲鳴ばかり。

 まぁ、顔だけは全部氷から逃れているようなので叫べることは叫べるようだが、氷漬けで身動きが取れないのだろう。

 取りあえず、急な不意打ちなどを警戒しつつ、俺たちは尺取虫の体と化したおっさんの前に来た。

「な、なんだおまえらはでふぅ!!」
「なんだかんだと言われても‥‥‥名乗る奴はいるか?」

 普通、いないような気がする。まぁ、それは置いておくとして、声紋とか先ほどまで無事であったはずの姿の事を考えると、間違いなくコイツが実行犯っぽいので…‥‥尋問を開始するか。

「と言っても、無理に拷問する必要もないか。ゼネ、頼む」
「了解なのじゃ」

 正直尺取虫ボディにどう尋問すべきなのか分かりにくいし、ここは手っ取り早く彼女の魂抜き取りわざで吐かせた方が良いだろう。

 いやまぁ、被った被害などを考えるとある程度の痛みなどで支払ってもらいたいが‥‥‥それは後でゆっくりと考えるとして、この場所や、その他やらかした目的を素直に提供させてもらおう。

「それじゃ、さっそくずぼっと取るのじゃ」
「ちょ、おい、まつでふぅ!!なにをしたいのがぼべぇ!?」

‥‥‥言い終わる前に、華麗にゼネが魂を引っこ抜き、おっさんは頭だけ人間尺取虫の身体だけになるのであった…‥‥


「さてと、こやつの記憶を探らせてもらうのじゃが…‥‥投影するのにいい壁が無いのぅ」
「なら、作る?氷で壁、できるよ」
「頼むのじゃ」
「あ、そうだ、ついでに情報を集められそうなら、この周辺の怪物たちからも提供してもらうか」

 そうぼそっとつぶやけば、聞こえたのか顔を青ざめさせる怪物と化したらしい人間たち。

 既に全部が手遅れになっているような奴らはそこまで知恵が回っていないようだが‥‥色々と知っている情報を俺たちに提供してもらおうかな。この状況を見ると、ある程度の情状酌量の余地もあるかもしれないが‥‥‥こいつらのやったことの結果が、巡り巡ってこちらに迷惑をかけてきたようなので、それを考えるとやっぱり余地はない。容赦なく行こう。










「…‥‥なんだと!?」
「どうした、なにがあったのか?」

 ディーたちが闘技場を氷結させ、尋問を開始させていた丁度その頃。

 その場には確かに人影は無かったのだが…‥‥監視していた者たちがいた。

「この映像を見てください!!先ほどまで、実験場にいた者たちが、全滅しています!!」
「何?…‥‥全部氷結しているというか、顔だけ無事な‥‥‥いや、待て。何かがいるな」
「先ほど、飛び込んできたものとその仲間たちのようですが‥‥‥残念ながら、監視魔道具まで凍結して動かせません」

 その場にいなくとも、別の場所から監視できるような道具を駆使して、彼等はその場所から闘技場もとい実験場を監視していた。

 そこからデータが得られそうなので、色々と監視していたのだが‥‥‥その最中に異常が起きたのである。

「‥‥‥何か作業をしているが‥‥‥いや、まて、実験素材共とは違う、モンスターも引き連れているようだが‥‥‥これは確か‥‥‥」

 そうつぶやき、監視していた人の呼びかけに応じたその人物は、映像から目を話し、自身の机の中に入れておいた資料を取り出し、目を通した。

「‥‥ちっ、運が悪いな」
「なんでしょうか?」
「画質が悪すぎて良く見えないが、あれはおそらく我が組織の敵となりうる人物リストの上位のやつだ。確か召喚士でありつつ、その召喚獣が無茶苦茶な‥‥‥第12研究所で一時捕縛したという情報があったが、それを逆手に取られ、各地の研究所の情報を国へ届けたやつだろう」
「なんですとぅ!?」
「だが、その分情報もこちらにはあるが…‥‥どうやって侵入してきたかはともかく‥‥‥いや、むしろ運が良いかもしれん」

 先ほどまでは苦々しい顔をしていた人物ではあったが、考え直し、ニヤリと笑みを浮かべる。

「相手がこちらを調べ上げているだろうが、こちらも逆に調べており、効果的そうな対抗手段は既に用意済みだ」
「おお!?では、この場でもし、組織の害になりそうなあの人物を潰せれば」
「間違いなく、昇進できるだろう。とは言え、まだ様子見をしなければな…‥‥迂闊に動くよりも、今はまず、準備をするんだ」
「はい!!」

 指示に従い、直ぐに排除できるように、その対抗手段を彼らは用意していく。

 手に入れた情報などを駆使すれば、対抗策もかなり考えられ…‥‥いかに強力な相手だとしても、やりようはある。

 そう思いつつ、いざとなればすぐに逃亡可能にする準備も進めておくのであった‥‥‥‥


「あの、この対抗策案ででてきたこちらですが…‥‥本当に効果的なのでしょうか?」
「間違いないだろうな。確かに召喚獣は強力だろうが、その分明確な弱点ともいえるものもあるからな…‥‥くくくく、ここで始末できれば、幹部になれるだろう…‥‥」
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