305 / 373
295 普通にそこは理解しているので
しおりを挟む
ダンジョンも崩落を確認し、まだ残る夏季休暇。
流石にこれ以上の厄介事はあってほしくないなと思いつつ、のんびりと帰郷生活をディーは楽しんでいた。
「というか、こういう平和が本当に良いよなぁ。心穏やかというか…‥あ、餌だけ持ってかれた」
「んー、惜しいでござるな。拙者の方もやられたでござるよ」
「手づかみの方が早いぜ?」
「釣りの意味、無くなる」
村近くの川にて、今はのんびりと釣りを行っていたが‥‥‥残念ながら今日は調子が悪いらしい。
「カトレア、もう少し木蔭で覆えないかな?やっぱりちょっと暗くした方が釣れやすい気がする」
「わかりましたわ…‥っと、このぐらいかしら?」
「ああ、そのぐらいでいいかな」
ギラギラと太陽が照り付けるが、カトレアが近くに大木を生やし、その木蔭のおかげで守られるので問題ない。
全員でそろって川辺に並び、釣りを楽しむのも中々良いだろう。
「ふわぁぁ‥‥‥釣れないんだけどー、お兄ちゃん」
「まぁ、調子が悪いとこうだからなぁ」
とはいえ、釣りについて来たセラはこの不漁具合につまらなさそうで欠伸をしていた。
そして妹の頭の方には‥‥‥
「チュルルピィ」
「こっちは既に寝ているな」
「まぁ、草食ですし、魚に興味自体が無いのでしょウ」
蝶の飾りのように見えるけれども、そうではないモンスター。
もうすっかり元気になったが、妹に懐いたらしい蝶のモンスターであるウルバリーが眠りこけていた。
騒動が終わった後、ようやく体力が回復したのかウルバリーが飛び始めた。
けれども、何やら懐いた様子で妹の頭にくっつき、野生に帰ることをしなかったのである。
なので今は、ちょっとペットのように妹の頭にいるのであった。
「とはいえ、俺は名前を付けないからな?迂闊に契約でもして召喚獣になったら、それこそまた目も当てられないようなやらかしがありかねないしなぁ‥‥‥」
「御前様のその言葉、物凄く説得力があるのぅ…‥‥」
また美女とかそう言うのになられても困るし、これ以上増やす気もない。
なので、俺が名づけるのではなくセラが適当に「ウル太郎」と名付けておいた。
これで召喚契約を結ばずに済むかは不安なので名前を呼ぶ気はないが…‥‥もうちょっとネーミングはどうにかならなかったのかと思う。
何にしてもペットが増えたのは良いし、俺の方も増やさずに済んだのは幸いだろう。
「グゲェ!!グゲグゲェ!!」
「っと、リリスの竿に今度は食いついた!!逃すなよ!!」
「グゲェ!!」
今一つ釣れない中で、今度はリリスの持っていた竿に魚が食いついたようだ。
逃さないようにと思っていたら…‥‥
ぶちん!!
「「「「「あ」」」」」
‥‥‥まさかの釣り糸が千切れてしまい、見事に逃げられるのであった。
「…‥‥まぁ、こういうこともあるか」
「まどろっこしい/直接/串刺し駄目?」
「釣りなのにそれをやったら駄目だろ」
「いっそ、わっちが上流で水を酒に換えて酔わせてしまう方が楽でありんすかねぇ?」
「毒を投げ込む漁があるそうなので、その類になると思われマス。ですがそれをやられると、魚が全部酒漬けになりますので駄目デス」
ディーたちが平穏な時間を過ごしている丁度その頃。
王城の方では、グラディとゼノバースが机に伏していた。
「…‥‥争う相手が減ったのは良いが」
「‥‥‥こうも見せつけられると辛いな」
「甘いですしねぇ…‥‥苦い物とかが欲しくなりますわよね」
伏している王子たちに対して、王女はそう答えるが、彼女の方も苦笑している。
それもそうだろう。今、王城の中庭の方では甘ったるい光景があるのだから。
「まぁ、何にしても愚弟が婚約者を得て、臣下に下るという方に入ったのは良いのだが‥‥‥海洋王国の方から問い合わせも来たからな」
「まだまだごたついていそうなのに、彼らを引き取りたいって言うしね‥」
中庭の方には、第3王子とその婚約者となったハルモニアが今、甘い時間を過ごしていた。
というか、そのあまりのあまあまぶりには流石に糖分が多すぎたようで、現在王城内苦いものなどの需要が高まっており、やや不足しているのだ。
それに加えて、ハルモニアの出身国である海洋王国モルゼ…‥‥様々なことあがったせいでただ今立て直し中の国からも話があり、少々面倒なことになっていた。
「王家の血筋認定はされていないけど、第8王女が認められていなくとも妹が傍にいて欲しいという話が来たからね。まぁ、今は王女ではなく女王扱いらしいけれど…‥‥」
「臣下たちの力を借りて立て直し中だが、家族がいないというのも寂しいのだろう。気持ちが分からなくもないが、そもそもどこでハルモニアの生存が…‥‥いや、考えればわかってしまうか」
何にしても、この話によるとハルモニアの身柄を海洋王国の方に引き渡してほしいそうである。
もともと排斥してきた国が言うなと思うが、どうやら色々と寂しいのもあり、精神的な癒しを求めているのだろう。
だからこそ、公の場で認められずとも妹を手元に置きたいようである。
「調査によると、第8王女は元々王家だとかそう言うのは関係ないし、妹大事だったようだからねぇ。変な奴が支配していたせいで、従わざるを得なかったんだろうけど、もうそこは吹っ切れたんだろうな」
王家という事で、国王の命令には従う者だ。
けれども、それが間違っているのであれば止めなければいけなかったが…‥‥それがそう簡単にできなかった第8王女。
でも、海洋王国を襲った騒動を通してそのあたりの整理が付き、そのような面倒な考えから解放されたようである。
今は海洋王国の復興のために頑張っているようだが…‥‥まだまだ、問題は山積みな様子。
「だからこそ、万が一のことも考えたいのだろう。認められずともハルモニアは彼女の妹であり、子を成せば何とかして後継ぎにしたいというのもあるだろうからな」
なお、そう言うのであれば第8王女自身が早めに王配を得て、そちらで子を成せばいいとは思うのだが‥‥‥いかんせん、都合のいい相手がいない。
騒動のせいで彼女以外の王族が亡くなってしまったようで、精々あるのは数多くなった遺体ぐらいで、どうしようもない。
万が一のことがあれば、そこで王家が断絶する恐れもあり‥‥‥‥その恐れを出来るだけ取り除きたいようではあった。
「何にしても、エルディムも連れての国籍変更は認めたほうが良いか。もうすでに国王をやるという意思はないようだし、あの甘い様子はもう吐きそうになる」
「僕らも婚約者がいるけど、あそこまで甘くないからね…‥‥羨ましくもあるけど、流石にキツイ…‥‥」
「同感ですわね…‥‥いえ、わたくしにはいないのですけれども、あの光景は辛いものが…‥‥」
甘いものが好きな人もいるだろうが、そんな人でもおそらくは尻尾を捲いて逃げ出したくなるような、糖度120%越えの光景に、そろって溜息を吐く王子たち。
何にしても、夏季休暇の終了辺りをめどに調整が行われ、エルディムとハルモニアは海洋王国への引っ越しが決まりそうなのであった…‥‥
「ああ、そうなるとエルディムの留学の方も調整しないとな。今の海洋王国へ引っ越しさせるが、勉学などはまだ学ぶ必要がある」
「とはいえ、船が今そこまで余裕が無いらしいからねぇ。こちらから出すしかないか」
「わたくしも戻らないといけませんわね…‥‥はぁ」
…‥‥色々と面倒事が多いとはいえ、それでも彼らは王族であり、きちんと考えて決める必要がある。
国王である父親にもきちんと話を通し、そのあたりも何とかしないといけないのであった。
「ああ、わたくしも早く婚約者を内定させたいですわね…‥‥留学先で、色々と誘われるのはいいけれども、王族という部分しか見てない殿方が多いのは辛いですわね」
「むぅ、妹の幸せを考えるとそちらの方も考えないといけないが…‥‥複雑なものだな」
「いっその事、ディー君でもどうかなと言いたいけど‥‥‥城伯だし、他に召喚獣もいるからね。彼を狙う環境に入れるのはどうかと思うし、そこはどう思うのかな?」
「‥‥‥悪くはないとは思ってますけれども…‥‥色々と考えるところもありますのよねぇ」
何はともあれ、夏はまだ長いようで、じっくりと考える羽目になるのであった…‥‥‥
「ああ、そう言えばダンジョンの報告も来ていたな。潰したらしいが害にしかならかったらしいから良いが、色々と面倒なので前に失敗したダンジョンを一気に消滅させたいらしい」
「あのメイドから詳細な計画書が来たけど…‥‥コレ、下手したら地面に大穴が開くし、許可するべきなのかな?」
「…‥‥色々と無茶苦茶な人が多いってのも、考えものですわよねぇ」
流石にこれ以上の厄介事はあってほしくないなと思いつつ、のんびりと帰郷生活をディーは楽しんでいた。
「というか、こういう平和が本当に良いよなぁ。心穏やかというか…‥あ、餌だけ持ってかれた」
「んー、惜しいでござるな。拙者の方もやられたでござるよ」
「手づかみの方が早いぜ?」
「釣りの意味、無くなる」
村近くの川にて、今はのんびりと釣りを行っていたが‥‥‥残念ながら今日は調子が悪いらしい。
「カトレア、もう少し木蔭で覆えないかな?やっぱりちょっと暗くした方が釣れやすい気がする」
「わかりましたわ…‥っと、このぐらいかしら?」
「ああ、そのぐらいでいいかな」
ギラギラと太陽が照り付けるが、カトレアが近くに大木を生やし、その木蔭のおかげで守られるので問題ない。
全員でそろって川辺に並び、釣りを楽しむのも中々良いだろう。
「ふわぁぁ‥‥‥釣れないんだけどー、お兄ちゃん」
「まぁ、調子が悪いとこうだからなぁ」
とはいえ、釣りについて来たセラはこの不漁具合につまらなさそうで欠伸をしていた。
そして妹の頭の方には‥‥‥
「チュルルピィ」
「こっちは既に寝ているな」
「まぁ、草食ですし、魚に興味自体が無いのでしょウ」
蝶の飾りのように見えるけれども、そうではないモンスター。
もうすっかり元気になったが、妹に懐いたらしい蝶のモンスターであるウルバリーが眠りこけていた。
騒動が終わった後、ようやく体力が回復したのかウルバリーが飛び始めた。
けれども、何やら懐いた様子で妹の頭にくっつき、野生に帰ることをしなかったのである。
なので今は、ちょっとペットのように妹の頭にいるのであった。
「とはいえ、俺は名前を付けないからな?迂闊に契約でもして召喚獣になったら、それこそまた目も当てられないようなやらかしがありかねないしなぁ‥‥‥」
「御前様のその言葉、物凄く説得力があるのぅ…‥‥」
また美女とかそう言うのになられても困るし、これ以上増やす気もない。
なので、俺が名づけるのではなくセラが適当に「ウル太郎」と名付けておいた。
これで召喚契約を結ばずに済むかは不安なので名前を呼ぶ気はないが…‥‥もうちょっとネーミングはどうにかならなかったのかと思う。
何にしてもペットが増えたのは良いし、俺の方も増やさずに済んだのは幸いだろう。
「グゲェ!!グゲグゲェ!!」
「っと、リリスの竿に今度は食いついた!!逃すなよ!!」
「グゲェ!!」
今一つ釣れない中で、今度はリリスの持っていた竿に魚が食いついたようだ。
逃さないようにと思っていたら…‥‥
ぶちん!!
「「「「「あ」」」」」
‥‥‥まさかの釣り糸が千切れてしまい、見事に逃げられるのであった。
「…‥‥まぁ、こういうこともあるか」
「まどろっこしい/直接/串刺し駄目?」
「釣りなのにそれをやったら駄目だろ」
「いっそ、わっちが上流で水を酒に換えて酔わせてしまう方が楽でありんすかねぇ?」
「毒を投げ込む漁があるそうなので、その類になると思われマス。ですがそれをやられると、魚が全部酒漬けになりますので駄目デス」
ディーたちが平穏な時間を過ごしている丁度その頃。
王城の方では、グラディとゼノバースが机に伏していた。
「…‥‥争う相手が減ったのは良いが」
「‥‥‥こうも見せつけられると辛いな」
「甘いですしねぇ…‥‥苦い物とかが欲しくなりますわよね」
伏している王子たちに対して、王女はそう答えるが、彼女の方も苦笑している。
それもそうだろう。今、王城の中庭の方では甘ったるい光景があるのだから。
「まぁ、何にしても愚弟が婚約者を得て、臣下に下るという方に入ったのは良いのだが‥‥‥海洋王国の方から問い合わせも来たからな」
「まだまだごたついていそうなのに、彼らを引き取りたいって言うしね‥」
中庭の方には、第3王子とその婚約者となったハルモニアが今、甘い時間を過ごしていた。
というか、そのあまりのあまあまぶりには流石に糖分が多すぎたようで、現在王城内苦いものなどの需要が高まっており、やや不足しているのだ。
それに加えて、ハルモニアの出身国である海洋王国モルゼ…‥‥様々なことあがったせいでただ今立て直し中の国からも話があり、少々面倒なことになっていた。
「王家の血筋認定はされていないけど、第8王女が認められていなくとも妹が傍にいて欲しいという話が来たからね。まぁ、今は王女ではなく女王扱いらしいけれど…‥‥」
「臣下たちの力を借りて立て直し中だが、家族がいないというのも寂しいのだろう。気持ちが分からなくもないが、そもそもどこでハルモニアの生存が…‥‥いや、考えればわかってしまうか」
何にしても、この話によるとハルモニアの身柄を海洋王国の方に引き渡してほしいそうである。
もともと排斥してきた国が言うなと思うが、どうやら色々と寂しいのもあり、精神的な癒しを求めているのだろう。
だからこそ、公の場で認められずとも妹を手元に置きたいようである。
「調査によると、第8王女は元々王家だとかそう言うのは関係ないし、妹大事だったようだからねぇ。変な奴が支配していたせいで、従わざるを得なかったんだろうけど、もうそこは吹っ切れたんだろうな」
王家という事で、国王の命令には従う者だ。
けれども、それが間違っているのであれば止めなければいけなかったが…‥‥それがそう簡単にできなかった第8王女。
でも、海洋王国を襲った騒動を通してそのあたりの整理が付き、そのような面倒な考えから解放されたようである。
今は海洋王国の復興のために頑張っているようだが…‥‥まだまだ、問題は山積みな様子。
「だからこそ、万が一のことも考えたいのだろう。認められずともハルモニアは彼女の妹であり、子を成せば何とかして後継ぎにしたいというのもあるだろうからな」
なお、そう言うのであれば第8王女自身が早めに王配を得て、そちらで子を成せばいいとは思うのだが‥‥‥いかんせん、都合のいい相手がいない。
騒動のせいで彼女以外の王族が亡くなってしまったようで、精々あるのは数多くなった遺体ぐらいで、どうしようもない。
万が一のことがあれば、そこで王家が断絶する恐れもあり‥‥‥‥その恐れを出来るだけ取り除きたいようではあった。
「何にしても、エルディムも連れての国籍変更は認めたほうが良いか。もうすでに国王をやるという意思はないようだし、あの甘い様子はもう吐きそうになる」
「僕らも婚約者がいるけど、あそこまで甘くないからね…‥‥羨ましくもあるけど、流石にキツイ…‥‥」
「同感ですわね…‥‥いえ、わたくしにはいないのですけれども、あの光景は辛いものが…‥‥」
甘いものが好きな人もいるだろうが、そんな人でもおそらくは尻尾を捲いて逃げ出したくなるような、糖度120%越えの光景に、そろって溜息を吐く王子たち。
何にしても、夏季休暇の終了辺りをめどに調整が行われ、エルディムとハルモニアは海洋王国への引っ越しが決まりそうなのであった…‥‥
「ああ、そうなるとエルディムの留学の方も調整しないとな。今の海洋王国へ引っ越しさせるが、勉学などはまだ学ぶ必要がある」
「とはいえ、船が今そこまで余裕が無いらしいからねぇ。こちらから出すしかないか」
「わたくしも戻らないといけませんわね…‥‥はぁ」
…‥‥色々と面倒事が多いとはいえ、それでも彼らは王族であり、きちんと考えて決める必要がある。
国王である父親にもきちんと話を通し、そのあたりも何とかしないといけないのであった。
「ああ、わたくしも早く婚約者を内定させたいですわね…‥‥留学先で、色々と誘われるのはいいけれども、王族という部分しか見てない殿方が多いのは辛いですわね」
「むぅ、妹の幸せを考えるとそちらの方も考えないといけないが…‥‥複雑なものだな」
「いっその事、ディー君でもどうかなと言いたいけど‥‥‥城伯だし、他に召喚獣もいるからね。彼を狙う環境に入れるのはどうかと思うし、そこはどう思うのかな?」
「‥‥‥悪くはないとは思ってますけれども…‥‥色々と考えるところもありますのよねぇ」
何はともあれ、夏はまだ長いようで、じっくりと考える羽目になるのであった…‥‥‥
「ああ、そう言えばダンジョンの報告も来ていたな。潰したらしいが害にしかならかったらしいから良いが、色々と面倒なので前に失敗したダンジョンを一気に消滅させたいらしい」
「あのメイドから詳細な計画書が来たけど…‥‥コレ、下手したら地面に大穴が開くし、許可するべきなのかな?」
「…‥‥色々と無茶苦茶な人が多いってのも、考えものですわよねぇ」
0
あなたにおすすめの小説
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
リヴァイヴ・ヒーロー ~異世界転生に侵略された世界に、英雄は再び現れる~
灰色キャット
ファンタジー
「君に今の時代に生まれ変わって欲しいんだ」
魔物の王を討伐した古き英雄グレリア・ファルトは死後、突然白い世界に呼び出され、神にそう言われてしまった。
彼は生まれ変わるという言葉に孫の言葉を思い出し、新しい人生を生きることを決意した。
遥か昔に生きていた世界がどう変わっているか、発展しているか期待をしながら700年後の時代に転生した彼を待ち受けていたのは……『英雄召喚』と呼ばれる魔法でやってきた異世界人の手によって破壊され発展した――変貌した世界だった。
歴史すら捻じ曲げられた世界で、グレリアは何を求め、知り……世界を生きるのだろうか?
己の心のままに生き、今を知るために、彼は再び歴史を紡ぐ。
そして……主人公はもう一人――『勇者』、『英雄』の定義すら薄くなった世界でそれらに憧れ、近づきたいと願う少年、セイル・シルドニアは学園での入学試験で一人の男と出会う。
そのことをきっかけにしてセイルは本当の意味で『勇者』というものを考え、『英雄』と呼ばれる存在になるためにもがき、苦しむことになるだろう。
例えどんな困難な道であっても、光が照らす道へと……己の力で進むと誓った、その限りを尽くして。
過去の英雄と現代の英雄(の卵)が交差し、歴史を作る!
異世界転生型アンチ異世界転生ファンタジー、ここに開幕!
――なろう・カクヨムでも連載中――
【完結】剣聖と聖女の娘はのんびりと(?)後宮暮らしを楽しむ
O.T.I
ファンタジー
かつて王国騎士団にその人ありと言われた剣聖ジスタルは、とある事件をきっかけに引退して辺境の地に引き籠もってしまった。
それから時が過ぎ……彼の娘エステルは、かつての剣聖ジスタルをも超える剣の腕を持つ美少女だと、辺境の村々で噂になっていた。
ある時、その噂を聞きつけた辺境伯領主に呼び出されたエステル。
彼女の実力を目の当たりにした領主は、彼女に王国の騎士にならないか?と誘いかける。
剣術一筋だった彼女は、まだ見ぬ強者との出会いを夢見てそれを了承するのだった。
そして彼女は王都に向かい、騎士となるための試験を受けるはずだったのだが……
【完結】異世界に召喚されたので、好き勝手に無双しようと思います。〜人や精霊を救う?いいえ、ついでに女神様も助けちゃおうと思います!〜
月城 蓮桜音
ファンタジー
仕事に日々全力を注ぎ、モフモフのぬいぐるみ達に癒されつつ、趣味の読書を生き甲斐にしていたハードワーカーの神木莉央は、過労死寸前に女神に頼まれて異世界へ。魔法のある世界に召喚された莉央は、魔力量の少なさから無能扱いされるが、持ち前のマイペースさと素直さで、王子と王子の幼馴染達に愛され無双して行く物語です。
※この作品は、カクヨムでも掲載しています。
異世界召喚された俺の料理が美味すぎて魔王軍が侵略やめた件
さかーん
ファンタジー
魔王様、世界征服より晩ご飯ですよ!
食品メーカー勤務の平凡な社会人・橘陽人(たちばな はると)は、ある日突然異世界に召喚されてしまった。剣も魔法もない陽人が頼れるのは唯一の特技――料理の腕だけ。
侵略の真っ最中だった魔王ゼファーとその部下たちに、試しに料理を振る舞ったところ、まさかの大絶賛。
「なにこれ美味い!」「もう戦争どころじゃない!」
気づけば魔王軍は侵略作戦を完全放棄。陽人の料理に夢中になり、次々と餌付けされてしまった。
いつの間にか『魔王専属料理人』として雇われてしまった陽人は、料理の腕一本で人間世界と魔族の架け橋となってしまう――。
料理と異世界が織りなす、ほのぼのグルメ・ファンタジー開幕!
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える
ハーフのクロエ
ファンタジー
夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。
主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる