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302 そのあたりは差がありまして
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塔タイプのダンジョンは、その見た目以上に内部が広い。
どう考えても外から見るよりも広い点に関しては、その他のダンジョンとはさほど変わらないのだが…‥‥
ガコォン!!
「っと、落とし穴タイプの罠が多いな!」
「上に向かう分、どうやら下へ落とすような罠が多くなるようデス」
地下へ潜るタイプのダンジョンとは異なり、上へ目指す人たちを塔の底へ落す気なのかその手の罠が多い。
上へ向かえる階段にも仕掛けられており、何かのはずみに段差が消えうせて急角度の壁になったり、次の階層行に見せかけ足を踏み入れれば崩落するなどと、次へ進めるだろうと思わせてのものもそれなりにある。
これで常人であれば、誰も彼もが楽にかかってしまい、たどり着けなかっただろうが‥‥‥生憎ながら、俺たちにその手の罠は通じなかった。
というか以前、俺も似たような罠にかかって酷い目に遭ったことがあるし、対策を徹底的にしているんだよなぁ。あの酷い目に遭った記憶があるからこそ、できているともいえるが…‥‥。
「まぁ、そもそも拙者は歩かずに飛べば問題ないでござる」
「わたくしも、木の根を伸ばせばいいだけの話ですわね」
「御前様と同じジェットブーツで、いざとなれば飛行可能じゃしなぁ」
「水魔法の水球に乗り継げば、楽勝だぜ!」
「壁を蹴って飛べば、良い話しだな!」
各自、各々の持てる能力や渡されている装備品を使用することで、飛ぶし浮くし、床を使わないし、かかっても壁蹴りなどで対応可能である。
さらにはモンスターなどが襲撃してきても、逆にこの罠を使用することで無駄な労力を使わずに突破できてしまう。
先ほど大量の肉食モンスターの群れがいたが、落とし穴の罠にかければ次々と落ちていくからな‥‥‥いちいち討伐せずとも楽に片付くのであれば良い。
まぁ、その分後に来るであろう人達に被害がある可能性が無くもないが、落とし穴の状態から見ると前の階層に落とすタイプではなく、一気に一番下まで落とすようで、高さ的には重傷か死亡を免れない。
「飛べる人がいれば、あっという間に難易度が下がっていくな」
「ダンジョンコアなども、想定していないでしょウ」
この面子を想定できるダンジョンであれば、まだ手はあるだろうが‥‥‥罠を用意したであろうコアに意志があれば、相当悔しがりそうなのが目に見えている。
何にしても、ここはこれまで以上に楽な予感しかしないのであった…‥‥
「とはいえ、それ以外のもあるし気を緩めるなよ?下手に罠が発動すれば」
ぽちっ!!ぶぉおおおおおおん!!
「…‥‥蜂の大群が出てくるって罠もあるようだからな」
「まぁ、これなら焼き払えば良いだけでござる!」
まぁ、罠が仕掛けられていても巧妙に隠されているので、見つけるまで気が付かないような物もあるがな。
それでも臨機応変に対応できるようになったのは良い事なのだが‥‥‥考えたらそれだけ経験を積んでいるってことだし、なんか複雑な気分である。
とにもかくにも、落とす以外の罠の方が脅威だったような気もしなくはないが、面子的にはそこまで苦しむことはない。
ただ、あえて言うのであれば‥‥‥
ゴオォォォォ‥‥!!
ゴォォォォォッ!!
「…‥‥うるさくなってきたというか、外の風かコレ?」
「そのようですネ。かなり速いペースで上の階層に向かえていますが、どうやら外の強風が内部まで響き渡るようデス」
外で確認していた、塔の上部に纏わりつく強風。
そのせいで真横からの真っ直ぐ飛んで向かうことができずに、真面目に内部から上を目指しているのだが‥‥‥ある程度の高さに来たところで、風音が響き渡り始める。
「グゲェ、グゲェ‥‥‥」
「うるさいでござるな。かなりの強風ゆえなのでござろうけど、中までこうも響くとは思わなかったでござるよ」
「これ、壁破壊したら、外の強風、入って来るかな?」
「それが起きたら、大惨事になりそうな気がするぜ」
ごうごうっと吹き荒れる嵐の音が凄まじく、全員耳をふさぎ始める。
指示が聞こえにくくなるが、それでもそれなりに共にしているだけあって、わざわざ出さなくとも各自で動けてはいる。
とはいえ、必要な時に声が聞き取りにくいのは問題なのだが‥‥‥その問題は、次の階層に入った途端に解決した。
「‥‥‥音が聞こえなくなった?」
「そのようですが‥‥‥内装も変わったようデス」
外の風の音は消え失せ、内部の構造が変化している。
あちこちに気持ち悪い壁の色が出ており、ときおり脈打つかのように血管のようなものが浮き出ていた。
なんというか、以前にもでかい化け物に飲み込まれたことがあったが、その時と似たような内装。
「というか、生命反応が一気に増えましたネ…‥‥この階層自体が、生きたモンスターのようデス」
ノインがアホ毛をぐるぐる回しつつ、そうつぶやく。
どうやら似たようなというよりも、そのまま大きな怪物に飲み込まれたかのような…‥‥そんな構造に近い様だ。
「ジャルゲゲバァァ!!」
「ヒギャブッバァ!!」
「っと、ちょうど怪物のような奴らも来たが…‥‥どうやら、組織の研究所がある場所とみても間違いないな」
「構造パターン、及び組成術式なども解析完了。フェイスマスク製の怪物たちが、ここから出てくるようデス」
この塔の最上層にでもあるかと思ったが、どうやらここから組織フェイスマスクの研究所と化しているらしい。
いや、この様子だとこの怪物たちはそこから解き放たれたというか‥‥‥ここまで浸食してきているかのようにも見えるだろう。
周囲を見れば、俺たちを取り囲むかのように、どう見ても普通のモンスターではないような化け物が多く存在しており、襲い掛かろうと動いていた。
であれば、こちらとしても迎撃するだけだ。
装備品を構え、俺たちは迫りくる怪物の群れに対して、一斉に迎撃を開始し始めるのであった‥‥‥‥
「‥‥‥ふむ、ついにここまで来たか。とは言え、あそこの怪物たちは失敗作で、放置状態だったが‥‥‥掃除をしてくれるなら、ソレはソレで都合が良いだろう」
画面に映し出されているディーたちの動きを観ながら、その仮面の者はそうつぶやく。
「さてと、解凍処理ももうそろそろ終わるだろうし、中々良いペースで来てくれているのは嬉しい事だ。強さも全力ではないだろうが、ある程度は理解できたし‥‥‥この様子だと、アレに取り込ませれば予想以上の結果が出るかもしれんなぁ」
画面を切り替え、そこに映し出されている怪物‥‥‥魔道具を各部位に埋め込まれ、解けた水で濡れた体を見せるドラゴンに目を移す。
「解凍処理、78%‥‥‥っと、理性はまだ得ていないようだが、それでもなんとなく感じ取っているな?」
狂気のような目を持っていたはずのドラゴンだが、その目の色が変わっていることに仮面の者は気が付いた。
実験に失敗し、狂った失敗作となり果て、成功作へさせるためにさまざな手を尽くしていたが‥‥‥どうやら、元が大物だけに強者の気配を感じ取ったようであり、かすかに狂気から出たようだ。
ただしそれは完全な理性ではなく、強者が近づいてきたことへ歓喜‥‥‥いうのであれば戦闘狂の思考に近い様子でもあるが、この様子であれば問題はないだろう。
「さてと、完全解凍後はここまで来てもらって落とし穴にと言いたいが、彼らにはその手が通用しないことがもう分かっている。ならば、直接その部屋へ来てもらった方がいいな」
仮面の者は手を振るい。、塔の構造を動かし始める。
ダンジョンであるがゆえに、ダンジョン内の操作は本来コアが握っているはずだが…‥‥そのコアと仮面の者は意気投合してしまい、ひとつになっていた。
ゆえに、造作もなくただ単純に手を向けるだけで内部の構造は思い通りに変化していき、未知が作られていく。
「にしても、コアはコアで良いなぁ…‥‥このコアの持つ知識は未知のものでありつつも人知の範疇だが、この世界であれば超えているとも言っておかしくはない。惜しむらくは、それを実現できるだけの技術がない事だが‥‥‥様子を見る限りだと、彼らはその技術があるだろう」
画面を再び切り替え、怪物たちを薙ぎ払い、潰し、切り捨てるディーたちの姿を見て、仮面の者はそうつぶやく。
そして彼らの持つ道具などに目を通し、そのような技術がある事を確認していく。
「‥‥‥アレが手に入れば、より高みを目指せるだろう。場合によっては失敗作を成功作へのし上げる事よりも、この我が身に取り込むことで自身を人知を超えた神へ至らしめることができそうだが…‥‥まぁ、その判断はまだ早いか」
ここで焦ってしまえば、失敗する可能性がある。
元が大雑把な計画ゆえに、ここまで来たら慎重に動かなければ穴が大きすぎて、何処かで簡単に露見すると簡単に想定できてしまうのだ。
「さてと、後はこれで待つだけだとして…‥‥そうだな、万が一にでもあのドラゴンが討伐された際に、不意を突けるかどうか、できなくともどうやって技術を奪うかどうかなどに関して、色々と検討すべきか‥‥‥」
怒りと笑いが入り混じったような仮面を付けつつも、仮面の者の感情は今、そのどちらでもなかった。
既に一体化した身であり、コアなのか仮面の者なのか、既にその境界はあいまいになっている。
ゆえに、出ているのはどちらかと言えばコアが持っている人格であり‥‥‥丁寧な思考が可能となっている。
不気味な雰囲気を纏わりつかせ、画面を見ながら仮面の者は思考の海に沈み始めるのであった…‥‥
どう考えても外から見るよりも広い点に関しては、その他のダンジョンとはさほど変わらないのだが…‥‥
ガコォン!!
「っと、落とし穴タイプの罠が多いな!」
「上に向かう分、どうやら下へ落とすような罠が多くなるようデス」
地下へ潜るタイプのダンジョンとは異なり、上へ目指す人たちを塔の底へ落す気なのかその手の罠が多い。
上へ向かえる階段にも仕掛けられており、何かのはずみに段差が消えうせて急角度の壁になったり、次の階層行に見せかけ足を踏み入れれば崩落するなどと、次へ進めるだろうと思わせてのものもそれなりにある。
これで常人であれば、誰も彼もが楽にかかってしまい、たどり着けなかっただろうが‥‥‥生憎ながら、俺たちにその手の罠は通じなかった。
というか以前、俺も似たような罠にかかって酷い目に遭ったことがあるし、対策を徹底的にしているんだよなぁ。あの酷い目に遭った記憶があるからこそ、できているともいえるが…‥‥。
「まぁ、そもそも拙者は歩かずに飛べば問題ないでござる」
「わたくしも、木の根を伸ばせばいいだけの話ですわね」
「御前様と同じジェットブーツで、いざとなれば飛行可能じゃしなぁ」
「水魔法の水球に乗り継げば、楽勝だぜ!」
「壁を蹴って飛べば、良い話しだな!」
各自、各々の持てる能力や渡されている装備品を使用することで、飛ぶし浮くし、床を使わないし、かかっても壁蹴りなどで対応可能である。
さらにはモンスターなどが襲撃してきても、逆にこの罠を使用することで無駄な労力を使わずに突破できてしまう。
先ほど大量の肉食モンスターの群れがいたが、落とし穴の罠にかければ次々と落ちていくからな‥‥‥いちいち討伐せずとも楽に片付くのであれば良い。
まぁ、その分後に来るであろう人達に被害がある可能性が無くもないが、落とし穴の状態から見ると前の階層に落とすタイプではなく、一気に一番下まで落とすようで、高さ的には重傷か死亡を免れない。
「飛べる人がいれば、あっという間に難易度が下がっていくな」
「ダンジョンコアなども、想定していないでしょウ」
この面子を想定できるダンジョンであれば、まだ手はあるだろうが‥‥‥罠を用意したであろうコアに意志があれば、相当悔しがりそうなのが目に見えている。
何にしても、ここはこれまで以上に楽な予感しかしないのであった…‥‥
「とはいえ、それ以外のもあるし気を緩めるなよ?下手に罠が発動すれば」
ぽちっ!!ぶぉおおおおおおん!!
「…‥‥蜂の大群が出てくるって罠もあるようだからな」
「まぁ、これなら焼き払えば良いだけでござる!」
まぁ、罠が仕掛けられていても巧妙に隠されているので、見つけるまで気が付かないような物もあるがな。
それでも臨機応変に対応できるようになったのは良い事なのだが‥‥‥考えたらそれだけ経験を積んでいるってことだし、なんか複雑な気分である。
とにもかくにも、落とす以外の罠の方が脅威だったような気もしなくはないが、面子的にはそこまで苦しむことはない。
ただ、あえて言うのであれば‥‥‥
ゴオォォォォ‥‥!!
ゴォォォォォッ!!
「…‥‥うるさくなってきたというか、外の風かコレ?」
「そのようですネ。かなり速いペースで上の階層に向かえていますが、どうやら外の強風が内部まで響き渡るようデス」
外で確認していた、塔の上部に纏わりつく強風。
そのせいで真横からの真っ直ぐ飛んで向かうことができずに、真面目に内部から上を目指しているのだが‥‥‥ある程度の高さに来たところで、風音が響き渡り始める。
「グゲェ、グゲェ‥‥‥」
「うるさいでござるな。かなりの強風ゆえなのでござろうけど、中までこうも響くとは思わなかったでござるよ」
「これ、壁破壊したら、外の強風、入って来るかな?」
「それが起きたら、大惨事になりそうな気がするぜ」
ごうごうっと吹き荒れる嵐の音が凄まじく、全員耳をふさぎ始める。
指示が聞こえにくくなるが、それでもそれなりに共にしているだけあって、わざわざ出さなくとも各自で動けてはいる。
とはいえ、必要な時に声が聞き取りにくいのは問題なのだが‥‥‥その問題は、次の階層に入った途端に解決した。
「‥‥‥音が聞こえなくなった?」
「そのようですが‥‥‥内装も変わったようデス」
外の風の音は消え失せ、内部の構造が変化している。
あちこちに気持ち悪い壁の色が出ており、ときおり脈打つかのように血管のようなものが浮き出ていた。
なんというか、以前にもでかい化け物に飲み込まれたことがあったが、その時と似たような内装。
「というか、生命反応が一気に増えましたネ…‥‥この階層自体が、生きたモンスターのようデス」
ノインがアホ毛をぐるぐる回しつつ、そうつぶやく。
どうやら似たようなというよりも、そのまま大きな怪物に飲み込まれたかのような…‥‥そんな構造に近い様だ。
「ジャルゲゲバァァ!!」
「ヒギャブッバァ!!」
「っと、ちょうど怪物のような奴らも来たが…‥‥どうやら、組織の研究所がある場所とみても間違いないな」
「構造パターン、及び組成術式なども解析完了。フェイスマスク製の怪物たちが、ここから出てくるようデス」
この塔の最上層にでもあるかと思ったが、どうやらここから組織フェイスマスクの研究所と化しているらしい。
いや、この様子だとこの怪物たちはそこから解き放たれたというか‥‥‥ここまで浸食してきているかのようにも見えるだろう。
周囲を見れば、俺たちを取り囲むかのように、どう見ても普通のモンスターではないような化け物が多く存在しており、襲い掛かろうと動いていた。
であれば、こちらとしても迎撃するだけだ。
装備品を構え、俺たちは迫りくる怪物の群れに対して、一斉に迎撃を開始し始めるのであった‥‥‥‥
「‥‥‥ふむ、ついにここまで来たか。とは言え、あそこの怪物たちは失敗作で、放置状態だったが‥‥‥掃除をしてくれるなら、ソレはソレで都合が良いだろう」
画面に映し出されているディーたちの動きを観ながら、その仮面の者はそうつぶやく。
「さてと、解凍処理ももうそろそろ終わるだろうし、中々良いペースで来てくれているのは嬉しい事だ。強さも全力ではないだろうが、ある程度は理解できたし‥‥‥この様子だと、アレに取り込ませれば予想以上の結果が出るかもしれんなぁ」
画面を切り替え、そこに映し出されている怪物‥‥‥魔道具を各部位に埋め込まれ、解けた水で濡れた体を見せるドラゴンに目を移す。
「解凍処理、78%‥‥‥っと、理性はまだ得ていないようだが、それでもなんとなく感じ取っているな?」
狂気のような目を持っていたはずのドラゴンだが、その目の色が変わっていることに仮面の者は気が付いた。
実験に失敗し、狂った失敗作となり果て、成功作へさせるためにさまざな手を尽くしていたが‥‥‥どうやら、元が大物だけに強者の気配を感じ取ったようであり、かすかに狂気から出たようだ。
ただしそれは完全な理性ではなく、強者が近づいてきたことへ歓喜‥‥‥いうのであれば戦闘狂の思考に近い様子でもあるが、この様子であれば問題はないだろう。
「さてと、完全解凍後はここまで来てもらって落とし穴にと言いたいが、彼らにはその手が通用しないことがもう分かっている。ならば、直接その部屋へ来てもらった方がいいな」
仮面の者は手を振るい。、塔の構造を動かし始める。
ダンジョンであるがゆえに、ダンジョン内の操作は本来コアが握っているはずだが…‥‥そのコアと仮面の者は意気投合してしまい、ひとつになっていた。
ゆえに、造作もなくただ単純に手を向けるだけで内部の構造は思い通りに変化していき、未知が作られていく。
「にしても、コアはコアで良いなぁ…‥‥このコアの持つ知識は未知のものでありつつも人知の範疇だが、この世界であれば超えているとも言っておかしくはない。惜しむらくは、それを実現できるだけの技術がない事だが‥‥‥様子を見る限りだと、彼らはその技術があるだろう」
画面を再び切り替え、怪物たちを薙ぎ払い、潰し、切り捨てるディーたちの姿を見て、仮面の者はそうつぶやく。
そして彼らの持つ道具などに目を通し、そのような技術がある事を確認していく。
「‥‥‥アレが手に入れば、より高みを目指せるだろう。場合によっては失敗作を成功作へのし上げる事よりも、この我が身に取り込むことで自身を人知を超えた神へ至らしめることができそうだが…‥‥まぁ、その判断はまだ早いか」
ここで焦ってしまえば、失敗する可能性がある。
元が大雑把な計画ゆえに、ここまで来たら慎重に動かなければ穴が大きすぎて、何処かで簡単に露見すると簡単に想定できてしまうのだ。
「さてと、後はこれで待つだけだとして…‥‥そうだな、万が一にでもあのドラゴンが討伐された際に、不意を突けるかどうか、できなくともどうやって技術を奪うかどうかなどに関して、色々と検討すべきか‥‥‥」
怒りと笑いが入り混じったような仮面を付けつつも、仮面の者の感情は今、そのどちらでもなかった。
既に一体化した身であり、コアなのか仮面の者なのか、既にその境界はあいまいになっている。
ゆえに、出ているのはどちらかと言えばコアが持っている人格であり‥‥‥丁寧な思考が可能となっている。
不気味な雰囲気を纏わりつかせ、画面を見ながら仮面の者は思考の海に沈み始めるのであった…‥‥
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