351 / 373
339 それは誰かにとばっちりを
しおりを挟む
新入生たちも職業を顕現し終え、学園での生活に慣れてきた頃合い。
この時期になると、自分たちの持つ職業の力がどの様なものなのか、把握する人も多く、限界を試したくなるものや、もっと研鑽できないかなど、努力をし始める生徒たちが増えてきたりする。
まぁ、ソレはソレで良いだろう。自己成長が良い方向に伸びるのであれば、ある程度までは黙認できることもある。
「とは言え、流石にやらかすような輩はしっかりと捕まえるがな…‥‥レイア、そっちは?」
「終わったぞ。この二人、騎士の職業を顕現させたのはいいが、その力で無理やり他の生徒たちを叩きのめして手下とかにしようと企んでいたようで…‥‥しっかりと、しばき倒した」
どさっと地面に投げ出されるのは、簀巻きにされた新入生二名。
職業の顕現によって得た力に対して、何時しか傲慢さを抱いてしまい、力に溺れたようだが‥‥‥うん、見事にボッコボコになっているようだ。
「こっちの方もいたのじゃよなぁ…‥‥しかもくだらぬ理由で」
っと、今度は気絶して白目をむいている新入生をゼネが持ってきた。
「くだらない理由?」
「ここで一目惚れした女性生徒がいたようじゃが、その生徒が儂の方に告白してきてな…‥‥丁寧にお断りをしてできるだけ傷つかぬようにしたのじゃが、いらぬ正義感と言うかお世話と言うか、襲ってきたのじゃよ」
なお、気絶する寸前にこの新入生は告白を試みたそうだが、盛大にフラれたらしい。
‥‥‥ソレはソレで、なんか哀れすぎる気がする。なんか、うちの召喚獣がゴメン。
「ついでにわっちの方にもあったでありんすよ」
「そうそう、あったのだ」
そう言いながらリザとスルーズが引きずって来たのは…‥‥ぐるぐる巻きに縛られている新入生とその新入生に顔が似たオッサン。
「わっちが元々液体を酒に変えられる話をどこかで耳にしたのか、こやつら酒に興味持っていたようで、強要してきたのでありんすよ。無理やり従わせるぞと言うように意気込んで親共々やってきたようでありんすが‥‥‥」
「わらわも一緒にいたのだ。なので、叩きのめしたのだ」
親にあらかじめ連絡をして、最初から強盗まがいなことを企んでいた時点で、もうアウトだろう。
こちらはこちらで教師陣へ連絡して、退学させるようにした方が良いのかもしれない。
「なんで早々に、こうも問題ばかりが起きるのやら…‥‥」
一部はちょっとこちらの責任と言えるようなところがあるかもしれないが、起きてくる問題。
慣れて来たからこそ慢心を産み、そこで色々とやらかそうと考える人が出てしまうのかもしれない。
フェイスマスクはないのに、こうやって出てくる問題児たちへの応対に、頭を悩ませるのであった…‥‥
‥‥‥そして学園でディーたちが出て来た問題に対して溜息を吐きながら対応策をとっていた丁度その頃。
王城の方では、国王と第1王子、第2王子、第1王女が面として向かい合っていた。
「…‥‥それで、本当にやる気なのでしょうか、父上」
「ああ、そうだ。流石にそろそろ歳なのでな‥‥‥隠居を考えている。そして、息子たちよ、お前たちの優秀さはしっかりと確認しており、どちらに王位を継承すべきか迷っていた」
「退位されるのは良いのですが…‥‥迷って『いた』ということは、今はもうないと?」
「そういうことだ」
真剣な表情でそう口にする国王に対して、緊張して唾をのむ王子たち。
冬季休暇の時からこの話を聞かされており、色々な課題が密かに出されまくって苦労していたが‥‥‥どうやら国王はついに、自身の退位の最終的な決定を下すらしい。
「でも、それならなぜこうやって集めているのかしら?ディーの元へ嫁ぐ身ですので、王位継承には関係ないのですけれども…‥‥」
国王たちの重々しい空気の中で、そう問いかけるミウ。
立場的にはもう王位継承権を確実に逃れて、ディーの元へ行けるはずなので、ここに集まる意味はない。
第3王子であったエルディムも今は、婚約者と別の所で式を挙げたそうで、現在は新婚ほやほやで世界を巡る新婚旅行を1年がかりでやるらしく、ココへ呼ばれていない。
それなのに、こうやって集められてしまったのは‥‥‥‥
「‥‥‥ああ、そうだ娘よ。お前は本来ならば彼の元へ嫁ぐことになり、王位継承の話からは既に抜けているはずであった。息子たちが王位についても子に恵まれなければ、お前の子供の方に継承権が移る可能性もあるので、完全にとは言い切れなかったのだが…‥‥少し、事情が変わったのだ」
「事情とは?」
首をかしげるミウに対して、国王は懐からとある紙の束を出す。
何だと思い、王子たちも一緒にその内容を確認して…‥‥驚愕して目を見開いた。
「…‥‥え?これ、本当なの?」
「遊び人の職業ゆえに、情報を集めやすいのは知っていたが…‥‥父上、どこまで情報網を広げていたのですか」
「と言うか、これを捜すまでにどれだけのことを‥‥‥」
「いや、そう大したことではないぞ。そうだな…‥‥うむ、彼の元にいるメイドの言葉をちょっと自己流に直して言うのであれば、『国王たるもの、子供たちの未来を願って徹底的に調べ上げるのは普通な事である』ということか」
どこぞやのメイドと似たような口ぶりで、そう口にする国王。
それはが本人にバレたら、パクリとか言われそうな気がするのだが‥‥‥‥そんな事すらも気にしていないようだ。
「そもそもだ、国王と言う前に、親の立場…‥‥子供の幸せを願うのであれば、色々と調べておくのはおかしくはないだろう。現に、第3王子であったエルディムの方に婚約した娘に関しても調べ上げ、現在は一応大丈夫だという事も分かっている。ついでに言うのであれば、お前たちに万が一があった場合、遠縁のものなどがいないかなども調べ上げ、更には他国の王族たちの情報すらも得ているのだ」
遊び人と言う職業を得ながらも、王位つきつつ国王としての立場を考え、この国王は色々と行っていた。
どこの誰がどの様な人物であり、その趣味嗜好から生誕地、性格、昨日の晩飯は何だったのかまで‥‥‥間諜などに就いている人たちでさえも調べられないような細かい部分まで、頭の中に入れていたのだ。
「‥‥‥その中を捜す中で、この王国が建国される前まで色々とさかのぼり、どの様な人物がいたのかなども調べ上げていたのだが…‥‥行方が分からなくなっていた一族の話も見つかってな‥‥‥」
国王陛下の話に対して真剣に聞く王子たち。
この父親が大人しく退任するわけもなく、何か大きな面倒事の爆弾を投げてくる可能性があったのだが、それが現実となったことに対し、今は話の内容を少しでも理解して、驚愕をいかに減らせるのか努めるのであった‥‥‥‥
「…‥‥あれ?考えると、王位継承争いから抜け出せそうだったわたくしに、とばっちりが来たとも言えますよね?」
「「「…‥‥そうかもしれない」」」
「何でえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」
‥‥‥淑女たるもの、変な声は上げないのだが、こういう時には思わず叫ぶミウであった。
この時期になると、自分たちの持つ職業の力がどの様なものなのか、把握する人も多く、限界を試したくなるものや、もっと研鑽できないかなど、努力をし始める生徒たちが増えてきたりする。
まぁ、ソレはソレで良いだろう。自己成長が良い方向に伸びるのであれば、ある程度までは黙認できることもある。
「とは言え、流石にやらかすような輩はしっかりと捕まえるがな…‥‥レイア、そっちは?」
「終わったぞ。この二人、騎士の職業を顕現させたのはいいが、その力で無理やり他の生徒たちを叩きのめして手下とかにしようと企んでいたようで…‥‥しっかりと、しばき倒した」
どさっと地面に投げ出されるのは、簀巻きにされた新入生二名。
職業の顕現によって得た力に対して、何時しか傲慢さを抱いてしまい、力に溺れたようだが‥‥‥うん、見事にボッコボコになっているようだ。
「こっちの方もいたのじゃよなぁ…‥‥しかもくだらぬ理由で」
っと、今度は気絶して白目をむいている新入生をゼネが持ってきた。
「くだらない理由?」
「ここで一目惚れした女性生徒がいたようじゃが、その生徒が儂の方に告白してきてな…‥‥丁寧にお断りをしてできるだけ傷つかぬようにしたのじゃが、いらぬ正義感と言うかお世話と言うか、襲ってきたのじゃよ」
なお、気絶する寸前にこの新入生は告白を試みたそうだが、盛大にフラれたらしい。
‥‥‥ソレはソレで、なんか哀れすぎる気がする。なんか、うちの召喚獣がゴメン。
「ついでにわっちの方にもあったでありんすよ」
「そうそう、あったのだ」
そう言いながらリザとスルーズが引きずって来たのは…‥‥ぐるぐる巻きに縛られている新入生とその新入生に顔が似たオッサン。
「わっちが元々液体を酒に変えられる話をどこかで耳にしたのか、こやつら酒に興味持っていたようで、強要してきたのでありんすよ。無理やり従わせるぞと言うように意気込んで親共々やってきたようでありんすが‥‥‥」
「わらわも一緒にいたのだ。なので、叩きのめしたのだ」
親にあらかじめ連絡をして、最初から強盗まがいなことを企んでいた時点で、もうアウトだろう。
こちらはこちらで教師陣へ連絡して、退学させるようにした方が良いのかもしれない。
「なんで早々に、こうも問題ばかりが起きるのやら…‥‥」
一部はちょっとこちらの責任と言えるようなところがあるかもしれないが、起きてくる問題。
慣れて来たからこそ慢心を産み、そこで色々とやらかそうと考える人が出てしまうのかもしれない。
フェイスマスクはないのに、こうやって出てくる問題児たちへの応対に、頭を悩ませるのであった…‥‥
‥‥‥そして学園でディーたちが出て来た問題に対して溜息を吐きながら対応策をとっていた丁度その頃。
王城の方では、国王と第1王子、第2王子、第1王女が面として向かい合っていた。
「…‥‥それで、本当にやる気なのでしょうか、父上」
「ああ、そうだ。流石にそろそろ歳なのでな‥‥‥隠居を考えている。そして、息子たちよ、お前たちの優秀さはしっかりと確認しており、どちらに王位を継承すべきか迷っていた」
「退位されるのは良いのですが…‥‥迷って『いた』ということは、今はもうないと?」
「そういうことだ」
真剣な表情でそう口にする国王に対して、緊張して唾をのむ王子たち。
冬季休暇の時からこの話を聞かされており、色々な課題が密かに出されまくって苦労していたが‥‥‥どうやら国王はついに、自身の退位の最終的な決定を下すらしい。
「でも、それならなぜこうやって集めているのかしら?ディーの元へ嫁ぐ身ですので、王位継承には関係ないのですけれども…‥‥」
国王たちの重々しい空気の中で、そう問いかけるミウ。
立場的にはもう王位継承権を確実に逃れて、ディーの元へ行けるはずなので、ここに集まる意味はない。
第3王子であったエルディムも今は、婚約者と別の所で式を挙げたそうで、現在は新婚ほやほやで世界を巡る新婚旅行を1年がかりでやるらしく、ココへ呼ばれていない。
それなのに、こうやって集められてしまったのは‥‥‥‥
「‥‥‥ああ、そうだ娘よ。お前は本来ならば彼の元へ嫁ぐことになり、王位継承の話からは既に抜けているはずであった。息子たちが王位についても子に恵まれなければ、お前の子供の方に継承権が移る可能性もあるので、完全にとは言い切れなかったのだが…‥‥少し、事情が変わったのだ」
「事情とは?」
首をかしげるミウに対して、国王は懐からとある紙の束を出す。
何だと思い、王子たちも一緒にその内容を確認して…‥‥驚愕して目を見開いた。
「…‥‥え?これ、本当なの?」
「遊び人の職業ゆえに、情報を集めやすいのは知っていたが…‥‥父上、どこまで情報網を広げていたのですか」
「と言うか、これを捜すまでにどれだけのことを‥‥‥」
「いや、そう大したことではないぞ。そうだな…‥‥うむ、彼の元にいるメイドの言葉をちょっと自己流に直して言うのであれば、『国王たるもの、子供たちの未来を願って徹底的に調べ上げるのは普通な事である』ということか」
どこぞやのメイドと似たような口ぶりで、そう口にする国王。
それはが本人にバレたら、パクリとか言われそうな気がするのだが‥‥‥‥そんな事すらも気にしていないようだ。
「そもそもだ、国王と言う前に、親の立場…‥‥子供の幸せを願うのであれば、色々と調べておくのはおかしくはないだろう。現に、第3王子であったエルディムの方に婚約した娘に関しても調べ上げ、現在は一応大丈夫だという事も分かっている。ついでに言うのであれば、お前たちに万が一があった場合、遠縁のものなどがいないかなども調べ上げ、更には他国の王族たちの情報すらも得ているのだ」
遊び人と言う職業を得ながらも、王位つきつつ国王としての立場を考え、この国王は色々と行っていた。
どこの誰がどの様な人物であり、その趣味嗜好から生誕地、性格、昨日の晩飯は何だったのかまで‥‥‥間諜などに就いている人たちでさえも調べられないような細かい部分まで、頭の中に入れていたのだ。
「‥‥‥その中を捜す中で、この王国が建国される前まで色々とさかのぼり、どの様な人物がいたのかなども調べ上げていたのだが…‥‥行方が分からなくなっていた一族の話も見つかってな‥‥‥」
国王陛下の話に対して真剣に聞く王子たち。
この父親が大人しく退任するわけもなく、何か大きな面倒事の爆弾を投げてくる可能性があったのだが、それが現実となったことに対し、今は話の内容を少しでも理解して、驚愕をいかに減らせるのか努めるのであった‥‥‥‥
「…‥‥あれ?考えると、王位継承争いから抜け出せそうだったわたくしに、とばっちりが来たとも言えますよね?」
「「「…‥‥そうかもしれない」」」
「何でえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」
‥‥‥淑女たるもの、変な声は上げないのだが、こういう時には思わず叫ぶミウであった。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
リヴァイヴ・ヒーロー ~異世界転生に侵略された世界に、英雄は再び現れる~
灰色キャット
ファンタジー
「君に今の時代に生まれ変わって欲しいんだ」
魔物の王を討伐した古き英雄グレリア・ファルトは死後、突然白い世界に呼び出され、神にそう言われてしまった。
彼は生まれ変わるという言葉に孫の言葉を思い出し、新しい人生を生きることを決意した。
遥か昔に生きていた世界がどう変わっているか、発展しているか期待をしながら700年後の時代に転生した彼を待ち受けていたのは……『英雄召喚』と呼ばれる魔法でやってきた異世界人の手によって破壊され発展した――変貌した世界だった。
歴史すら捻じ曲げられた世界で、グレリアは何を求め、知り……世界を生きるのだろうか?
己の心のままに生き、今を知るために、彼は再び歴史を紡ぐ。
そして……主人公はもう一人――『勇者』、『英雄』の定義すら薄くなった世界でそれらに憧れ、近づきたいと願う少年、セイル・シルドニアは学園での入学試験で一人の男と出会う。
そのことをきっかけにしてセイルは本当の意味で『勇者』というものを考え、『英雄』と呼ばれる存在になるためにもがき、苦しむことになるだろう。
例えどんな困難な道であっても、光が照らす道へと……己の力で進むと誓った、その限りを尽くして。
過去の英雄と現代の英雄(の卵)が交差し、歴史を作る!
異世界転生型アンチ異世界転生ファンタジー、ここに開幕!
――なろう・カクヨムでも連載中――
異世界召喚された俺の料理が美味すぎて魔王軍が侵略やめた件
さかーん
ファンタジー
魔王様、世界征服より晩ご飯ですよ!
食品メーカー勤務の平凡な社会人・橘陽人(たちばな はると)は、ある日突然異世界に召喚されてしまった。剣も魔法もない陽人が頼れるのは唯一の特技――料理の腕だけ。
侵略の真っ最中だった魔王ゼファーとその部下たちに、試しに料理を振る舞ったところ、まさかの大絶賛。
「なにこれ美味い!」「もう戦争どころじゃない!」
気づけば魔王軍は侵略作戦を完全放棄。陽人の料理に夢中になり、次々と餌付けされてしまった。
いつの間にか『魔王専属料理人』として雇われてしまった陽人は、料理の腕一本で人間世界と魔族の架け橋となってしまう――。
料理と異世界が織りなす、ほのぼのグルメ・ファンタジー開幕!
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
【完結】異世界に召喚されたので、好き勝手に無双しようと思います。〜人や精霊を救う?いいえ、ついでに女神様も助けちゃおうと思います!〜
月城 蓮桜音
ファンタジー
仕事に日々全力を注ぎ、モフモフのぬいぐるみ達に癒されつつ、趣味の読書を生き甲斐にしていたハードワーカーの神木莉央は、過労死寸前に女神に頼まれて異世界へ。魔法のある世界に召喚された莉央は、魔力量の少なさから無能扱いされるが、持ち前のマイペースさと素直さで、王子と王子の幼馴染達に愛され無双して行く物語です。
※この作品は、カクヨムでも掲載しています。
【完結】剣聖と聖女の娘はのんびりと(?)後宮暮らしを楽しむ
O.T.I
ファンタジー
かつて王国騎士団にその人ありと言われた剣聖ジスタルは、とある事件をきっかけに引退して辺境の地に引き籠もってしまった。
それから時が過ぎ……彼の娘エステルは、かつての剣聖ジスタルをも超える剣の腕を持つ美少女だと、辺境の村々で噂になっていた。
ある時、その噂を聞きつけた辺境伯領主に呼び出されたエステル。
彼女の実力を目の当たりにした領主は、彼女に王国の騎士にならないか?と誘いかける。
剣術一筋だった彼女は、まだ見ぬ強者との出会いを夢見てそれを了承するのだった。
そして彼女は王都に向かい、騎士となるための試験を受けるはずだったのだが……
99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える
ハーフのクロエ
ファンタジー
夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。
主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる