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341 知らぬ過去の悪霊
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「‥‥‥実家で不審者大量捕縛?」
「そのような連絡が来まシタ。幸いなことに、防犯用の罠が稼働したので大事には至らなかったようデス」
実家でお手伝いとして置いてあるノインの子機でもあるミニシスターズ経由で、届けられた報告。
なんでも、急に何人もの不審者がやってきたらしく、全員罠にかかって捕縛されたようである。
「その防犯用の罠って、邸の方にもおいてあるやつでありんすか?」
「そうデス。ですが、ご主人様の実家は田舎の方なので、そこまで変な者もいないと思い、プロトタイプのものが多いのですが…‥‥それでも、見事に全部にかかったようデス」
性能自体は少し落ちると言いながらも、その性能が普通に仕掛けられるような類よりも高すぎる性能なので、常人ならば誰であろうとも捕縛可能らしい。
そんなものを仕掛けておいたのは‥‥‥あ、そう言えば許可していた。
いつぞやかのダンジョンが発生してモンスターの襲撃が遭ったときのこともあって、防犯体制はガッチガチに固めてもらっていたんだったと俺は思い出した。
こちらは召喚獣たちもいるので安全でもあるが、実家のある村は田舎だし、万が一にでも同様の事や、と族ンドが出てきて襲撃しかねない可能性もあるからだ。
大事な者たちを守るのであれば、そういう時ぐらい惜しみなく色々と使う方が良いと過去の教訓でも学んでいるので、罠の大量設置をお願いしていたのである。
‥‥‥なお、プロトタイプばかりなのは、まだ作動光景が安全な方面でもあるという理由もあったりする。流石に母や妹にグロイ光景になりかねない物を見せたくはない。
とにもかくにも、実家に急に押し寄せてきた不審者の情報を聞きつつも、その素性が同なのかと言うところに疑問があった。
「普通の盗賊風の装いから、何処かの騎士の格好…‥‥何処の馬鹿がやって来たんだ?」
「悪意のある方々に反応するようにしていたので、悪い方々なのでしょう」
「悪人に有らずとも、良からぬことを考えていたのは間違いないじゃろうなぁ…‥‥しかし、御前様の実家に押し掛ける馬鹿共とは、どういうことなのじゃろうか?」
今でこそ、ディーの立場は城伯と言う地位にあり、フェイスマスク討伐の功績もあって高い方とは言えるだろう。
とは言え、元は平民だし、実家の方も違う領主が治める領地でもあるし、襲うにしてもその理由が分かりにくい。
「何処かの国が、勝手にやって来たとか…‥?一応各国の諜報としての役目を将来的に担うけど、邪魔になるから人質として狙っていたとか」
「その可能性は少ないデス。神聖国や森林国なども加わっている分、下手に身バレをしたらそれこそ国の危機になりかねないですからネ」
そもそも、フェイスマスク討伐の際に実力は見られているし、迂闊に手を出せば不味い輩だというのは考えなくとも分かりそうなものである。
やる気はないが、いざやろうと思えば国を落とせてもおかしくはないからな…‥‥何でこんな召喚獣ばかりが自分のもとにいるのか、と言う事にもなりそうだがそれはもう回答するのも諦めている。
「なんか/謎/多いね?」
「ふむ、狙うにしても旨味はそうないとは思うのだ」
色々と気になる事もあるが、とにもかくにも物騒な話しである。
「一応、実家のある領地は他の貴族家の領地だから迂闊に干渉するわけにもいかないからな‥‥‥ただ、不安なのもあるし、邸の方に一時的に保護ということで来てもらう方が良いのかな?」
貴族としての地位もある分、そのあたりの話が面倒くさい。
ひとまずは安全性の確保のために、母たちをこちらへ移動させるべきかと思い、まずは領民の移動に該当しかねないので王子たちにでも相談しに行った方が良いかと思うのであった。
「干渉と言うけど、この間の雪ドーム、あれ十分な干渉じゃないの?」
「アナスタシア、その指摘は言うな」
‥‥‥一応、あれはあれで領主のいない間にできた、自然の造形物ってことでごまかしていたりする。
そもそも、あの村のある地方を治めている領主って確かまだ放浪しているはずだし‥‥‥管理不十分の上の不審者侵入などもあって、さらに面倒そうな話になる予感もするなぁ…‥‥
‥‥‥ディーの抱いたその嫌な予感は、大体の場合当たっていることが多い。
そして今回も例にもれず、当たっていたのだが…‥‥その原因は、彼の知らない場所にあった。
いや、もっと言うのであれば、彼が産まれる前のことと言うか、今は亡き父親に関しての者か。
「‥‥‥間違いないだろう、ココが墓だ」
ディーたちが話し合いつつ、実家の方では不審者たちが丁寧にミニシスターズでラッピングされて捕縛している中、ヌルングルス村の墓場にて集まる者たちがいた。
そして彼らはとある墓の前に立ち、そこの名前を確認しつつ‥‥‥埋まっていた棺を掘り起こした。
「…‥‥どうだ?」
「年月を経て、状態としては最悪となっているが…‥‥復元可能なはずだ。あちらの方で確保は失敗したようだが、こちらだけでも輸送するぞ」
「分かった。バレぬうちに、さっさと動かねばな‥‥‥」
そう言い、彼らは棺を運んでその場から去るのであった‥‥‥‥
「そのような連絡が来まシタ。幸いなことに、防犯用の罠が稼働したので大事には至らなかったようデス」
実家でお手伝いとして置いてあるノインの子機でもあるミニシスターズ経由で、届けられた報告。
なんでも、急に何人もの不審者がやってきたらしく、全員罠にかかって捕縛されたようである。
「その防犯用の罠って、邸の方にもおいてあるやつでありんすか?」
「そうデス。ですが、ご主人様の実家は田舎の方なので、そこまで変な者もいないと思い、プロトタイプのものが多いのですが…‥‥それでも、見事に全部にかかったようデス」
性能自体は少し落ちると言いながらも、その性能が普通に仕掛けられるような類よりも高すぎる性能なので、常人ならば誰であろうとも捕縛可能らしい。
そんなものを仕掛けておいたのは‥‥‥あ、そう言えば許可していた。
いつぞやかのダンジョンが発生してモンスターの襲撃が遭ったときのこともあって、防犯体制はガッチガチに固めてもらっていたんだったと俺は思い出した。
こちらは召喚獣たちもいるので安全でもあるが、実家のある村は田舎だし、万が一にでも同様の事や、と族ンドが出てきて襲撃しかねない可能性もあるからだ。
大事な者たちを守るのであれば、そういう時ぐらい惜しみなく色々と使う方が良いと過去の教訓でも学んでいるので、罠の大量設置をお願いしていたのである。
‥‥‥なお、プロトタイプばかりなのは、まだ作動光景が安全な方面でもあるという理由もあったりする。流石に母や妹にグロイ光景になりかねない物を見せたくはない。
とにもかくにも、実家に急に押し寄せてきた不審者の情報を聞きつつも、その素性が同なのかと言うところに疑問があった。
「普通の盗賊風の装いから、何処かの騎士の格好…‥‥何処の馬鹿がやって来たんだ?」
「悪意のある方々に反応するようにしていたので、悪い方々なのでしょう」
「悪人に有らずとも、良からぬことを考えていたのは間違いないじゃろうなぁ…‥‥しかし、御前様の実家に押し掛ける馬鹿共とは、どういうことなのじゃろうか?」
今でこそ、ディーの立場は城伯と言う地位にあり、フェイスマスク討伐の功績もあって高い方とは言えるだろう。
とは言え、元は平民だし、実家の方も違う領主が治める領地でもあるし、襲うにしてもその理由が分かりにくい。
「何処かの国が、勝手にやって来たとか…‥?一応各国の諜報としての役目を将来的に担うけど、邪魔になるから人質として狙っていたとか」
「その可能性は少ないデス。神聖国や森林国なども加わっている分、下手に身バレをしたらそれこそ国の危機になりかねないですからネ」
そもそも、フェイスマスク討伐の際に実力は見られているし、迂闊に手を出せば不味い輩だというのは考えなくとも分かりそうなものである。
やる気はないが、いざやろうと思えば国を落とせてもおかしくはないからな…‥‥何でこんな召喚獣ばかりが自分のもとにいるのか、と言う事にもなりそうだがそれはもう回答するのも諦めている。
「なんか/謎/多いね?」
「ふむ、狙うにしても旨味はそうないとは思うのだ」
色々と気になる事もあるが、とにもかくにも物騒な話しである。
「一応、実家のある領地は他の貴族家の領地だから迂闊に干渉するわけにもいかないからな‥‥‥ただ、不安なのもあるし、邸の方に一時的に保護ということで来てもらう方が良いのかな?」
貴族としての地位もある分、そのあたりの話が面倒くさい。
ひとまずは安全性の確保のために、母たちをこちらへ移動させるべきかと思い、まずは領民の移動に該当しかねないので王子たちにでも相談しに行った方が良いかと思うのであった。
「干渉と言うけど、この間の雪ドーム、あれ十分な干渉じゃないの?」
「アナスタシア、その指摘は言うな」
‥‥‥一応、あれはあれで領主のいない間にできた、自然の造形物ってことでごまかしていたりする。
そもそも、あの村のある地方を治めている領主って確かまだ放浪しているはずだし‥‥‥管理不十分の上の不審者侵入などもあって、さらに面倒そうな話になる予感もするなぁ…‥‥
‥‥‥ディーの抱いたその嫌な予感は、大体の場合当たっていることが多い。
そして今回も例にもれず、当たっていたのだが…‥‥その原因は、彼の知らない場所にあった。
いや、もっと言うのであれば、彼が産まれる前のことと言うか、今は亡き父親に関しての者か。
「‥‥‥間違いないだろう、ココが墓だ」
ディーたちが話し合いつつ、実家の方では不審者たちが丁寧にミニシスターズでラッピングされて捕縛している中、ヌルングルス村の墓場にて集まる者たちがいた。
そして彼らはとある墓の前に立ち、そこの名前を確認しつつ‥‥‥埋まっていた棺を掘り起こした。
「…‥‥どうだ?」
「年月を経て、状態としては最悪となっているが…‥‥復元可能なはずだ。あちらの方で確保は失敗したようだが、こちらだけでも輸送するぞ」
「分かった。バレぬうちに、さっさと動かねばな‥‥‥」
そう言い、彼らは棺を運んでその場から去るのであった‥‥‥‥
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