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360 未来も見据えて着実にしてました
…‥‥年月は気が付けばかなり流れている。
そう、例えばムーン王国であったはずなのだが、他国の議会制度なども参考にして腐らぬようにゆっくりと権力を放棄してムーン情報大国へと国名が変更されていたり、馬車などが行き交っていたはずが今では自動で動く魔道具車などによって交通網が大強化されていたりとすることが、年月による変化を思いっきり印象付けるだろう。
「いや、ちょっと昔のことを思い出して改めて見たけど…‥‥やり過ぎてないかな、コレ?」
「‥‥‥発展、ちょっとやらかし過ぎまシタ。予定よりもはるかに進んじゃいまシタ」
本日は仕事も終え、久しぶりにゆっくりと家族全員で過ごしていたのだが‥‥‥今はもうただのこの国での拠点と化しただけの王城から見下ろし、ディーはそうつぶやいた。
最初の第一子であるニノがすくすく生長する中で、皆が出産を重ねて子供たちも増えて賑やかになっているはずだが、国内の賑わいようも負けていないだろう。
いや、もはやすでに他国とは類を見ないほどの発展ぶりを遂げているのだが…‥‥ちょっとばかり国を成長させ過ぎてはいないだろうか?
なんかこう、数世紀ぐらいこの国の方が発展しすぎているような…‥‥気のせいでもないのかもしれない。
とはいえ、ツッコミを入れるのはやめておこう。
やるだけきりがないので諦めの居地に達しており、今は健やかに笑いあう娘や息子たちの顔を見る方がこの現状を見なくていいという現実逃避手段があるからね。
「でもまぁ、王権なども無くしてただの一国民みたいになっているのになぁ…‥‥何で未だに、国王陛下とか呼ばれるのかが分からないよ」
「無くしてもここまでやった偉業があるからでしょウ。ご主人様はもうちょっと胸を張ってもいいのデス」
「やったとしても、全員で協力しただけだし、俺ばかりが言われるわけにもいかないからなぁ…‥‥」
でもまぁ、人々が笑って暮らせる国になっているのであれば、それはそれでいいかと思えるだろう。
少しばかりたくましくなりすぎて、他国でも働いて同様の発展を目指していたりするせいで、現在各国が凄まじい勢いで成長を遂げようとしており、感謝の証などが届けられるのは、そろそろ国の倉庫を圧迫しそうなのでやめてほしいのだが‥‥‥うん、それも気にするまい。
今はただ、久しぶりにゆっくりと取れる時間を家族と過ごしているのが良いだろう。
「なんというか、御前様ちょっとばかり人生を達観した目になっておらぬかのぅ?まだ若いのに仙人の境地に至っているようじゃ」
「え、そうか?」
っと、考えこむ中でゼネが近づいてきてそう口にして、俺は自分がそんな目をしていたのかとちょっと驚く。
まぁ、無理もない。国を作ってからもなお、色々とあり過ぎたのだから。
例えば子供が生まれるたびに婚約申し込みが増えていたり、狙おうとする愚か者がいくらでも湧くのでもぐらたたきに追われていたり、新しい国ができたらこの国の豊かさを狙って良く策を仕掛けようとする国が出るので未然に防いだり‥‥‥‥何かと多すぎる。
というか、なんで面倒事を引き起こす人が世界中にいるのだろうか?せめて100年ぐらいはじっとしていて欲しい。
「でも100年は流石に俺、この世からいなくなっているかも」
「んー、まだギリギリ大丈夫だとは思いまスヨ?ご主人様の健康管理はしっかりしていますし、寿命以上にいきそうです」
「それはそれでどうかと思うのだが」
というか、ノインが言うと本当のことになりそうでちょっとシャレにならない。寿命を超えてまで生き続けるとか、可能なのだろうか?
まぁ、娘や息子たちの成長を考えると、孫が出来るころまでは確実に生きたいとは思う。
「なんじゃったら儂が、御前様の死後にアンデッドにしてあげる事もできるのじゃぞ?」
「いや、それはやらなくていいからな?流石に人生は一度きりでいい」
というか、それだと死後も面倒ごとに見舞われそうな予感なのだが。
落ち着いた死生を送らせない気かよとツッコミを入れつつ…‥‥ふと、俺は思う。
アリスやルナティア、ミウはさておき、召喚獣たちは…‥‥俺の死後はどうなるのか。
話によれば召喚も途切れ、元の世界に戻ったりもするのだが…‥‥面子的にはこの世界で契約しているのもいるので細かい部分が不明である。
それに、子供たちも召喚獣たちと血を分けているのも多いし、そちらはそちらでどうなるのかもよく分かっていない。
一説によると、この世界にいるモンスターの中には実は過去に召喚された召喚獣たちの子孫という話もあるので、この世界から消え失せるという事はないかもしれないが…‥‥そのあたりはどうなるのか?
‥‥‥でもまぁ、そんなことを考えていても切りがないかと思い、直ぐに切り替えて後に回す。
後回しはちょっと不味いかもしれないが、答えが出ない時には出ないだろうし、気持ちを切り替えていたら思いつく可能性もあるからね。ある程度余裕をもって過ごせばいいとも色々と学んでいるのだよ。
「何にしても、まだまだ人生は続くのかと思うと、後何度面倒事があるのかすごい気が滅入るなぁ‥‥‥」
「ご主人様は、ある意味騒動の星に、運命に愛されているかもしれませんからネ。流石の私でも予想は不可能デス」
そこまで言われるのかよと思いつつも、何も言い返せない。
むしろそんなレベルなのかと思いつつも、今はただゆったりと家族での時間を過ごすのであった…‥‥
「ところで息子と娘たちでなんか喧嘩しているけど、娘たちの方が有利になってない?」
「私達似ですからかネ?」
そう、例えばムーン王国であったはずなのだが、他国の議会制度なども参考にして腐らぬようにゆっくりと権力を放棄してムーン情報大国へと国名が変更されていたり、馬車などが行き交っていたはずが今では自動で動く魔道具車などによって交通網が大強化されていたりとすることが、年月による変化を思いっきり印象付けるだろう。
「いや、ちょっと昔のことを思い出して改めて見たけど…‥‥やり過ぎてないかな、コレ?」
「‥‥‥発展、ちょっとやらかし過ぎまシタ。予定よりもはるかに進んじゃいまシタ」
本日は仕事も終え、久しぶりにゆっくりと家族全員で過ごしていたのだが‥‥‥今はもうただのこの国での拠点と化しただけの王城から見下ろし、ディーはそうつぶやいた。
最初の第一子であるニノがすくすく生長する中で、皆が出産を重ねて子供たちも増えて賑やかになっているはずだが、国内の賑わいようも負けていないだろう。
いや、もはやすでに他国とは類を見ないほどの発展ぶりを遂げているのだが…‥‥ちょっとばかり国を成長させ過ぎてはいないだろうか?
なんかこう、数世紀ぐらいこの国の方が発展しすぎているような…‥‥気のせいでもないのかもしれない。
とはいえ、ツッコミを入れるのはやめておこう。
やるだけきりがないので諦めの居地に達しており、今は健やかに笑いあう娘や息子たちの顔を見る方がこの現状を見なくていいという現実逃避手段があるからね。
「でもまぁ、王権なども無くしてただの一国民みたいになっているのになぁ…‥‥何で未だに、国王陛下とか呼ばれるのかが分からないよ」
「無くしてもここまでやった偉業があるからでしょウ。ご主人様はもうちょっと胸を張ってもいいのデス」
「やったとしても、全員で協力しただけだし、俺ばかりが言われるわけにもいかないからなぁ…‥‥」
でもまぁ、人々が笑って暮らせる国になっているのであれば、それはそれでいいかと思えるだろう。
少しばかりたくましくなりすぎて、他国でも働いて同様の発展を目指していたりするせいで、現在各国が凄まじい勢いで成長を遂げようとしており、感謝の証などが届けられるのは、そろそろ国の倉庫を圧迫しそうなのでやめてほしいのだが‥‥‥うん、それも気にするまい。
今はただ、久しぶりにゆっくりと取れる時間を家族と過ごしているのが良いだろう。
「なんというか、御前様ちょっとばかり人生を達観した目になっておらぬかのぅ?まだ若いのに仙人の境地に至っているようじゃ」
「え、そうか?」
っと、考えこむ中でゼネが近づいてきてそう口にして、俺は自分がそんな目をしていたのかとちょっと驚く。
まぁ、無理もない。国を作ってからもなお、色々とあり過ぎたのだから。
例えば子供が生まれるたびに婚約申し込みが増えていたり、狙おうとする愚か者がいくらでも湧くのでもぐらたたきに追われていたり、新しい国ができたらこの国の豊かさを狙って良く策を仕掛けようとする国が出るので未然に防いだり‥‥‥‥何かと多すぎる。
というか、なんで面倒事を引き起こす人が世界中にいるのだろうか?せめて100年ぐらいはじっとしていて欲しい。
「でも100年は流石に俺、この世からいなくなっているかも」
「んー、まだギリギリ大丈夫だとは思いまスヨ?ご主人様の健康管理はしっかりしていますし、寿命以上にいきそうです」
「それはそれでどうかと思うのだが」
というか、ノインが言うと本当のことになりそうでちょっとシャレにならない。寿命を超えてまで生き続けるとか、可能なのだろうか?
まぁ、娘や息子たちの成長を考えると、孫が出来るころまでは確実に生きたいとは思う。
「なんじゃったら儂が、御前様の死後にアンデッドにしてあげる事もできるのじゃぞ?」
「いや、それはやらなくていいからな?流石に人生は一度きりでいい」
というか、それだと死後も面倒ごとに見舞われそうな予感なのだが。
落ち着いた死生を送らせない気かよとツッコミを入れつつ…‥‥ふと、俺は思う。
アリスやルナティア、ミウはさておき、召喚獣たちは…‥‥俺の死後はどうなるのか。
話によれば召喚も途切れ、元の世界に戻ったりもするのだが…‥‥面子的にはこの世界で契約しているのもいるので細かい部分が不明である。
それに、子供たちも召喚獣たちと血を分けているのも多いし、そちらはそちらでどうなるのかもよく分かっていない。
一説によると、この世界にいるモンスターの中には実は過去に召喚された召喚獣たちの子孫という話もあるので、この世界から消え失せるという事はないかもしれないが…‥‥そのあたりはどうなるのか?
‥‥‥でもまぁ、そんなことを考えていても切りがないかと思い、直ぐに切り替えて後に回す。
後回しはちょっと不味いかもしれないが、答えが出ない時には出ないだろうし、気持ちを切り替えていたら思いつく可能性もあるからね。ある程度余裕をもって過ごせばいいとも色々と学んでいるのだよ。
「何にしても、まだまだ人生は続くのかと思うと、後何度面倒事があるのかすごい気が滅入るなぁ‥‥‥」
「ご主人様は、ある意味騒動の星に、運命に愛されているかもしれませんからネ。流石の私でも予想は不可能デス」
そこまで言われるのかよと思いつつも、何も言い返せない。
むしろそんなレベルなのかと思いつつも、今はただゆったりと家族での時間を過ごすのであった…‥‥
「ところで息子と娘たちでなんか喧嘩しているけど、娘たちの方が有利になってない?」
「私達似ですからかネ?」
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※2017/8/29 連載再開しました!