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2章 吹く風既に、台風の目に
2-36 説明されても、飲み込みにくく
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‥‥‥人と言うのは、自分の意識が他に向けすぎている時ほど、覚えていないことが多い。
命にかかわるような、本気で不味い状況。
慌て過ぎて、急いでどうにかしなければと思う状況。
そして、意識が落ちてから再び浮上するまでの途切れた間‥‥‥
「だから、何があったのかが分からないから、教えてもらったけど…‥‥いや、本当に何がどうなってああなったの?」
「リスク発動して、ご主人様から『人間』が欠落した結果、ああなっただけなのデス」
室内を暗くして、カタカタと壁に映像を映し出すゼナ。
彼女の目から直接光線が出て映し出される光景は中々シュールなものを感じさせるが、そんなものよりも映像の中身の方が問題である。
映し出されていたのは、巨大な大剣を手にした大きなドラゴン。角を生やし、鋭い目を持ち、その身に鎧をまとわせてあの大きな魔獣と対峙して戦闘を行っている光景。
攻撃を受けつつもびくともせず、相手を消し飛ばすさまはすさまじすぎるというか、こんなことが起きていた事実を受け入れさせてくれないだろう。
「というか、どうやって撮った?あの大剣がゼナなら、こんな三人称視点を撮影するのは無理だと思うんだが」
「実はこれ、他の生徒たちや教師陣が持っていた魔剣たちから受け取った情報デス。所々視点が切り替わるので、見やすいように編集をしていますが、起きた事は本当なのデス」
さらっと魔剣同士の映像撮影手段を口にしたゼナ。つまりやりようによってはもっと多くの魔剣を介して映像が撮れるらしい。
そんな事実も驚愕させられるが、映し出されているドラゴンが何なのかと問えば‥‥‥どうやらあれ、俺らしい。
「‥‥‥リスクって、人外どころかドラゴンになることかよ」
「いえ、違いマス。欠落させるのですが、欠落させたのがどうも概念的な意味合いでの『人間』だったようで、それが抜けた結果、ドラゴンになったのデス」
「本当にどういうことだ?」
話を詳しく聞くと、ゼナの全力を解放するリスクは本来欠落‥‥‥『人間』という概念そのものを無くしてしまう事によって、所有者の持ちうる力全てを大幅に増幅し、人間では耐えられないような力を与えてくれるモノらしい。
とは言え、そんな大事なものを失えば、そもそもこの世界に存在すること自体が物凄く怪しくなるそうで、下手をすれば幽霊のようになって逝ってしまう可能性があるらしい。
その副次的なリスクを避けるために、全身を鎧で覆って中身が無くならないようにするはずだったそうだが‥‥‥ここで誤算が生じたようだ。
「どういう訳かご主人様の中身に人間以外のものが…‥‥あの、ドラゴンの因子が眠っていたようで、人間から解き放たれた結果覚醒してしまったようなのデス」
長い間眠っていたような、封じられていたようなその力が人間の概念の存在が欠落したことによって呼び起こされ、表に出て来た。
その因子がゼナの力によってさらに増幅されてしまい、肉体の代わりの器の鎧として顕現することはなく、出て来たドラゴンの肉体を構築し、その身に纏う事になったことであの姿になったようである。
「一応、制限時間をかけていたことで解放され、増幅効果が切れたことで崩壊しまシタ。肉体も再構築されたことでボロボロだった部分も修復され、完治されたのですが…‥‥」
「リスクはその時限りにできず、こうやってしっかり代償も払うことになった、か‥‥‥‥その代償がドラゴンの角や羽なのはまだ良いけど、凄い邪魔な代償だな…‥‥」
今いるのは、王都内の病院に用意された特別室。
こんなところに何故搬送されたのかと言えば、ドラゴンになったことによる影響の検査やこの身に起きてしまったことを調べるためのようで、起きた騒動の拡散をむやみに広げないように隔離する意味合いもあるらしい。
無理もないだろう。物語などに出る様なドラゴンになる人間なんて普通はいるはずがない。
それなのに現れてしまったという事で、世間に話が広がりにくいようにここへ運ばれたようだ。
そしてついでに言えば、ドラゴン化とも言える現象の代償と言うべきか、肉体にその特徴が残っているようだ。服の下で見えないが鱗があったり、頭の方にはドラゴンの時よりもサイズダウンはしているが立派な角や、背中には竜の翼が生えている。
しかも翼の方は動かせるようだが、まったく飛ぶことができない無用の長物と化しており、ベッドで横になる際に物凄く邪魔になるだけである。
「映像だと、暴風を起こしていたりするのに、コレだと何もできないってただのいらないものじゃん‥‥‥」
「調べてみたところ、広げることはできても操り切れてないだけのようデス。訓練をすれば、おそらく飛行可能になりますが…‥‥それだと、ソードウイングモードが無駄になるので、複雑な想いを抱かされマス」
頑張れば飛べるらしいが、結局背中を下にして寝ることは現状できない様子。
それにこんな中途半端なドラゴン化‥‥‥ちょっと語呂が悪いので竜化と呼ぶが、この状態だと人前に出にくいかもしれない。
一時の危機を逃れるためにリスクを背負ったが、中途半端すぎる代償に嘆くべきかどうするべきなのか、いまいちわからない感情を背負わされる羽目になるのであった。
「というか、何でドラゴンの因子とやらがあるんだよ。それじゃまるで、親にドラゴンが…‥‥いや、そもそも人間とドラゴンの間で子供を成せるのか?」
「…‥‥無理、という可能性はないんだよね」
「生徒会長?」
っと、少々気になったところに気が付いてつぶやいていると、生徒会長が室内に入って来た。
その後ろにはラドールや…‥‥えっと‥‥‥
「…‥‥スイマセン、その後ろの人って、誰ですか?」
「ぞなぞな、よくぞ聞いてくれたぞな!!我輩こそ、デュランダル学園生徒会の研究部部長のフォンテーヌぞなぁ!!まぁ、本来なら助手のマリアンヌがいるのだが、今回はちょっと人数が少ないほうが良いという事でいないぞなね」
シルクハットをかぶり、ぐるぐるメガネをかけ、自信満々に白衣をひらめかせて告げるのは、前々からちょっと見ていた、ゼナに対しての視線を向けていた人である。
というか、案の定研究部の人だったか‥‥‥ねじが100本は抜けているんじゃないかと言うような人がいるらしいので、あまり近づきたくなかった。
「人からドラゴンに転じさせる、メイドの魔剣!!以前から色々と気になっていたぞなが、今回ようやく多大な請願状が実を結び、説明解説分析を行うための講師として、呼ばれたのだぞなぁぁ!!」
ハイテンションのようで、そう答える研究部長。
正直言って、今までのちょっと嘆く空気が吹っ飛ばされたが、混沌を混ぜ込むために呼ばれた人にしか思ない。
「というか、何でラドールも…‥」
「あはは、いやまぁちょっと色々というか、事情があってね。本当はもう一人呼びたいところだったけれども、彼は彼で動いたようだから来れなかったんだよね」
苦笑する彼だが、少しばかり真剣そうな表情も浮かべていた。
何があるのかは分からないが、ふざけた案件とかではなさそうだ。
「さてと、一応状況が混沌と化していく前に、しっかりと話をしよう。フィー、この件は特に、君に関して非常に重要なことがあるからな」
ゼナの手によっていつの間にか椅子が用意され、各自着席する。
「俺に関してですか?ゼナから見せられたドラゴンになる事でしょうカ?」
「それもあるが、もう一つある。…‥‥フィー、君の生まれに関して、父親の方はまず確実に何かのドラゴンなのはあの光景を見て分かるが、母親に関してはっきりわかったことがある」
「母に関して‥‥‥ですか」
ドラゴンになった話も重要そうだが、それ以上にもっと大切な話だというような雰囲気に、俺は何事かと疑問に思う。
というか、母親から切り出した時点で父親がドラゴンだというのは確定っぽいのだが、この雰囲気だと母親の方も何かあるのだろうか?
「ああ。色々な調査も積み重ね、証拠も集まったが‥‥‥間違いないだろう。君の母親は、ミルガンド帝国内で青薔薇姫の名を持ち、生ける厄災天災大災害、コホン、当時をする人たちからは今もなお記憶に残るという人物だ」
「さらっと何か、物騒なことを言いかけてないですかね?」
「仕方がないだろう。調べたら知っている人たちが全員で逃げ出そうとしたからな…‥‥」
告げられた言葉に驚きつつも、言いかけていた言葉にツッコミを入れてしまった。
しかもかなり遠い目をしているし、話を調べるために何か苦労をしていたのかもしれない。
…‥‥それに青薔薇姫と言えば、前にゼナから話を聞いていた人ではあるが、その人が俺の母親だというのはどういうことなのだろうか?
色々と疑問に抱きつつも、内容を聞き逃さないように話に集中するのであった‥‥‥
命にかかわるような、本気で不味い状況。
慌て過ぎて、急いでどうにかしなければと思う状況。
そして、意識が落ちてから再び浮上するまでの途切れた間‥‥‥
「だから、何があったのかが分からないから、教えてもらったけど…‥‥いや、本当に何がどうなってああなったの?」
「リスク発動して、ご主人様から『人間』が欠落した結果、ああなっただけなのデス」
室内を暗くして、カタカタと壁に映像を映し出すゼナ。
彼女の目から直接光線が出て映し出される光景は中々シュールなものを感じさせるが、そんなものよりも映像の中身の方が問題である。
映し出されていたのは、巨大な大剣を手にした大きなドラゴン。角を生やし、鋭い目を持ち、その身に鎧をまとわせてあの大きな魔獣と対峙して戦闘を行っている光景。
攻撃を受けつつもびくともせず、相手を消し飛ばすさまはすさまじすぎるというか、こんなことが起きていた事実を受け入れさせてくれないだろう。
「というか、どうやって撮った?あの大剣がゼナなら、こんな三人称視点を撮影するのは無理だと思うんだが」
「実はこれ、他の生徒たちや教師陣が持っていた魔剣たちから受け取った情報デス。所々視点が切り替わるので、見やすいように編集をしていますが、起きた事は本当なのデス」
さらっと魔剣同士の映像撮影手段を口にしたゼナ。つまりやりようによってはもっと多くの魔剣を介して映像が撮れるらしい。
そんな事実も驚愕させられるが、映し出されているドラゴンが何なのかと問えば‥‥‥どうやらあれ、俺らしい。
「‥‥‥リスクって、人外どころかドラゴンになることかよ」
「いえ、違いマス。欠落させるのですが、欠落させたのがどうも概念的な意味合いでの『人間』だったようで、それが抜けた結果、ドラゴンになったのデス」
「本当にどういうことだ?」
話を詳しく聞くと、ゼナの全力を解放するリスクは本来欠落‥‥‥『人間』という概念そのものを無くしてしまう事によって、所有者の持ちうる力全てを大幅に増幅し、人間では耐えられないような力を与えてくれるモノらしい。
とは言え、そんな大事なものを失えば、そもそもこの世界に存在すること自体が物凄く怪しくなるそうで、下手をすれば幽霊のようになって逝ってしまう可能性があるらしい。
その副次的なリスクを避けるために、全身を鎧で覆って中身が無くならないようにするはずだったそうだが‥‥‥ここで誤算が生じたようだ。
「どういう訳かご主人様の中身に人間以外のものが…‥‥あの、ドラゴンの因子が眠っていたようで、人間から解き放たれた結果覚醒してしまったようなのデス」
長い間眠っていたような、封じられていたようなその力が人間の概念の存在が欠落したことによって呼び起こされ、表に出て来た。
その因子がゼナの力によってさらに増幅されてしまい、肉体の代わりの器の鎧として顕現することはなく、出て来たドラゴンの肉体を構築し、その身に纏う事になったことであの姿になったようである。
「一応、制限時間をかけていたことで解放され、増幅効果が切れたことで崩壊しまシタ。肉体も再構築されたことでボロボロだった部分も修復され、完治されたのですが…‥‥」
「リスクはその時限りにできず、こうやってしっかり代償も払うことになった、か‥‥‥‥その代償がドラゴンの角や羽なのはまだ良いけど、凄い邪魔な代償だな…‥‥」
今いるのは、王都内の病院に用意された特別室。
こんなところに何故搬送されたのかと言えば、ドラゴンになったことによる影響の検査やこの身に起きてしまったことを調べるためのようで、起きた騒動の拡散をむやみに広げないように隔離する意味合いもあるらしい。
無理もないだろう。物語などに出る様なドラゴンになる人間なんて普通はいるはずがない。
それなのに現れてしまったという事で、世間に話が広がりにくいようにここへ運ばれたようだ。
そしてついでに言えば、ドラゴン化とも言える現象の代償と言うべきか、肉体にその特徴が残っているようだ。服の下で見えないが鱗があったり、頭の方にはドラゴンの時よりもサイズダウンはしているが立派な角や、背中には竜の翼が生えている。
しかも翼の方は動かせるようだが、まったく飛ぶことができない無用の長物と化しており、ベッドで横になる際に物凄く邪魔になるだけである。
「映像だと、暴風を起こしていたりするのに、コレだと何もできないってただのいらないものじゃん‥‥‥」
「調べてみたところ、広げることはできても操り切れてないだけのようデス。訓練をすれば、おそらく飛行可能になりますが…‥‥それだと、ソードウイングモードが無駄になるので、複雑な想いを抱かされマス」
頑張れば飛べるらしいが、結局背中を下にして寝ることは現状できない様子。
それにこんな中途半端なドラゴン化‥‥‥ちょっと語呂が悪いので竜化と呼ぶが、この状態だと人前に出にくいかもしれない。
一時の危機を逃れるためにリスクを背負ったが、中途半端すぎる代償に嘆くべきかどうするべきなのか、いまいちわからない感情を背負わされる羽目になるのであった。
「というか、何でドラゴンの因子とやらがあるんだよ。それじゃまるで、親にドラゴンが…‥‥いや、そもそも人間とドラゴンの間で子供を成せるのか?」
「…‥‥無理、という可能性はないんだよね」
「生徒会長?」
っと、少々気になったところに気が付いてつぶやいていると、生徒会長が室内に入って来た。
その後ろにはラドールや…‥‥えっと‥‥‥
「…‥‥スイマセン、その後ろの人って、誰ですか?」
「ぞなぞな、よくぞ聞いてくれたぞな!!我輩こそ、デュランダル学園生徒会の研究部部長のフォンテーヌぞなぁ!!まぁ、本来なら助手のマリアンヌがいるのだが、今回はちょっと人数が少ないほうが良いという事でいないぞなね」
シルクハットをかぶり、ぐるぐるメガネをかけ、自信満々に白衣をひらめかせて告げるのは、前々からちょっと見ていた、ゼナに対しての視線を向けていた人である。
というか、案の定研究部の人だったか‥‥‥ねじが100本は抜けているんじゃないかと言うような人がいるらしいので、あまり近づきたくなかった。
「人からドラゴンに転じさせる、メイドの魔剣!!以前から色々と気になっていたぞなが、今回ようやく多大な請願状が実を結び、説明解説分析を行うための講師として、呼ばれたのだぞなぁぁ!!」
ハイテンションのようで、そう答える研究部長。
正直言って、今までのちょっと嘆く空気が吹っ飛ばされたが、混沌を混ぜ込むために呼ばれた人にしか思ない。
「というか、何でラドールも…‥」
「あはは、いやまぁちょっと色々というか、事情があってね。本当はもう一人呼びたいところだったけれども、彼は彼で動いたようだから来れなかったんだよね」
苦笑する彼だが、少しばかり真剣そうな表情も浮かべていた。
何があるのかは分からないが、ふざけた案件とかではなさそうだ。
「さてと、一応状況が混沌と化していく前に、しっかりと話をしよう。フィー、この件は特に、君に関して非常に重要なことがあるからな」
ゼナの手によっていつの間にか椅子が用意され、各自着席する。
「俺に関してですか?ゼナから見せられたドラゴンになる事でしょうカ?」
「それもあるが、もう一つある。…‥‥フィー、君の生まれに関して、父親の方はまず確実に何かのドラゴンなのはあの光景を見て分かるが、母親に関してはっきりわかったことがある」
「母に関して‥‥‥ですか」
ドラゴンになった話も重要そうだが、それ以上にもっと大切な話だというような雰囲気に、俺は何事かと疑問に思う。
というか、母親から切り出した時点で父親がドラゴンだというのは確定っぽいのだが、この雰囲気だと母親の方も何かあるのだろうか?
「ああ。色々な調査も積み重ね、証拠も集まったが‥‥‥間違いないだろう。君の母親は、ミルガンド帝国内で青薔薇姫の名を持ち、生ける厄災天災大災害、コホン、当時をする人たちからは今もなお記憶に残るという人物だ」
「さらっと何か、物騒なことを言いかけてないですかね?」
「仕方がないだろう。調べたら知っている人たちが全員で逃げ出そうとしたからな…‥‥」
告げられた言葉に驚きつつも、言いかけていた言葉にツッコミを入れてしまった。
しかもかなり遠い目をしているし、話を調べるために何か苦労をしていたのかもしれない。
…‥‥それに青薔薇姫と言えば、前にゼナから話を聞いていた人ではあるが、その人が俺の母親だというのはどういうことなのだろうか?
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