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4章 そして悪意の嵐は、吹き始める
4-6 玉なのか球なのか、または珠なのか
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‥‥‥ひゅごぉぉぉっと音が耳の側を駆け抜ける中で風を切り、翼を時々はばたかせて高度を調整しつつ、黒い球体の場所へめがけて飛翔し加速する。
ドラゴンの翼だけでなく、魔剣の翼も併せて加速していき、もう間もなく目に見えてきてもおかしくはない頃合いになって来たが‥‥‥それはつまり、相手にとっても同じ様な位置に来たと感じさせることにもなったのだろう。
「目標、感知可能圏内に補足しまシタ。この速度でなら後一分も、っつ!!ご主人様、急上昇してくだサイ!!」
「わかった!!」
相手の位置をゼナが捉えたところで、急に彼女が叫び、俺はすぐに答えて瞬時に真上に飛び上がった。
ドゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!
「今のは!?」
「正体不明の魔獣の位置から放たれた、強力なエネルギー波のようデス!!相手もすでに、こちらの位置を補足し攻撃を仕掛けてきたようデス!!」
たった今、先ほどまでいた場所を一瞬のうちに飲み込んだ黒いビームのような攻撃。
しかも続けて何発も撃ち出されているようで、直ぐに二撃、三撃と同じ攻撃がやって来た。
ドゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!ドゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!
「っと、やばいな。もう相手の攻撃圏内に入ったのか」
「どうやらそのようデス。しかもかなりの高エネルギーを連射しているにも関わらず、衰える様な反応がありまセン。相手の航行速度はこちらよりはるかに遅いようですが、大半を攻撃に転嫁させているのが原因でショウ」
まだ姿も見えないというのに、いきなり攻撃を仕掛けてくるとは中々殺意の強い魔獣のようだ。
ここに来るまでの道中で他の魔剣士たちも応戦していたようだが、この攻撃を見ると全滅どころか消滅させられたのではないかと思わせられるだろう。
そしてついでに、接近するにつれて少しづつある感覚が出て来たが…‥‥これは、夢で見たような嫌な感覚だろう。となるとあれは、ちょっとした予知夢のようなものだったのか、あるいは自然と感じていたからこそ見た夢なのかもしれない。
そう考えている間にも近付いたようで、攻撃をかいくぐりつつようやく相手の姿が見えて来た。
聞いていた情報通り、確かに巨大な丸い球体のような魔獣だろう。
けれども、表面がぐつぐつと煮えたぎっているような動きを見せており、固体とかではなく何かの液体が球状に固まっていることがうかがえる。
そしてその煮えたぎる表面に所々小さな水滴が跳ねたかと思えば、一滴一滴がすぐに爆発し、次の瞬間には細かい光線となってこちらに迫って来た。
ドビュウウウウ!!ドビュドビュドビュゥ!!
「太い感じから一転して、細かい光線で対空用に切り替えてきたか!!」
「避けられるような大ぶりの攻撃ではなく、細かい手段で的確に潰す気なのでしょウ。機動力を失わないように、私の刃で翼を保護しマス」
ソードウイングの刃の翼がドラゴンの翼に覆いかぶさり、がっちりと保護する。これで直撃を受けても翼に穴が開くようなことはない。
「魔剣じゃないと、魔獣相手には絶命させられないが、それでもこっちも攻撃できるからな!!目には目を、数には数の攻撃を!!『拡散ドラゴンブレス』!!」
ぶぉぉぉぉぉっと勢いよくブレスを吐き出しつつ、途中で分散して迫りくる光線を迎え撃つ。
弾幕相手には弾幕でだが、お互いに決定打に欠けるだろう。
「というか、この細かい攻撃やさっきの太い攻撃何かを考えると、確かに全滅してもおかしくはないな!!広範囲、単体攻撃両方とも強いって何だよこの魔獣は!!」
「ただ今計測していますが、データに無い魔獣ですネ。構成している物質自体はありふれた魔獣のものに近いのですが、内部構成に読み取れない部分が存在していマス。いえ、これは似たようなものがあるようですが、ちょっと数値に違いがあり過ぎますネ」
「似たようなもの?」
「インスタント魔獣デス。スライムの構成物質に似ているのですが、所々におかしなものがあるようでまだ解析が進みまセン」
インスタント魔獣…‥‥魔剣士の魔獣相手の練習用として使われていたスライムか。
取り込んだものによって様々な魔獣の姿を取ってくれるが、それでも強さは微妙な弱さだったはずである。
だがしかし、目の前のこいつはどう考えても一線を画すような強さであり、人為的に作れるものかどうかという点でも疑いたくなるだろう。
煮えたぎる球状の魔獣という時点でスライムなのかという事も怪しすぎるからなぁ。そう言えば並の魔獣ならば咆哮を上げていたりするのに、この魔獣は案外静かな感じがするな。
とにもかくにも、お互いに攻撃をしかけつつも、状況は膠着しているままだ。流石に一人でやることは限られているし、相手の体力とこちらの体力で考えると、ちょっと不味いかもしれない。
「ゼナ、このままではらちが明かない!!一旦退却して体勢を立て直すぞ!!」
「了解デス!!ですが、どうやってこの場から退却しましょうカ!」
「こちらの方が早いなら、ちょっと目くらましをするか距離を取ってもらうだけだ!!『スクリューソードモード』にチェンジ!!」
翼を覆っていた刃の翼が瞬時に形状を変え、大きな筒状の物体となる。
本来は水中専用のモードでもあるが、陸地であっても空気があればこの芸当が可能だ。
「ブレスも交えて攻撃的に!!『ブレストルネード』!!」
内部のスクリューが回転し、空気を吸い上げて暴風が吹き出される。
それに乗せるように俺の方もブレスを吐き、燃え上がる炎がより一層強力な火炎竜巻となって黒い球状の魔獣へ直撃し、爆発を引き起こした。
ドッゴォォォォォォォォン!!
「良し、今のうちに退却だ!!」
素早くソードウイングに切り替え、俺たちはこの場から去ることにした。
どうせ王都の方角に向かって進んできている魔獣だから、この場から逃げたとしてもすぐに追いついてくるのが目に見えている。
それでもいい。一人で相手ができないような代物ならば、退却して他の魔剣士たちと協力するのは手段として一番最適解だろう。
いや、一応やれる手段としてはリスクを犯してのドラゴン化という切り札もあるが‥‥‥それはゼナに、できるだけ控えるようにという釘は刺されている。
なぜならば、彼女の力を解放して同じような手段が取れるとは限らないのだ。
あの時は欠落する代償が『人間』だったからこそ、ドラゴンの力が目覚め、変化した。
でも、次にやる時に同じ様な代償が選択されるとは限らず、仮に慣れたとしても再び解除した時にどうなるのかが分からないのだ。
‥‥‥大きな力には、それ相応の代償が必要。その場限りのリスクだとしても、結局後で大きなツケがやってくる。
ドラゴンの力を発現し、元に戻っても竜化した影響は治らず、未だに角や翼があるのが良い例だ。
それでさらにリスクを犯せば…‥‥また人から離れるのは目に見えている。
だからこそ、本当に彼女の、魔剣の力を解放する手段は切り札として温存しておきたい。
人でなくなった時に、自分が自分でいられるのかが分からないのだから…‥‥
「‥‥‥おぉ、退却してリベンジの予定かぁ。うん、脳筋すぎる力押しの馬鹿という訳でもないのかもねぇ」
‥‥‥フィーが退却を判断して素早くその場から離れた丁度その頃。
ゼナの感知の範囲にいたにも関わらず、彼女の感知を潜り抜けた状態でその人物は観察を行っていた。
「しっかり報告待ちではなく自分の目で見るようにと思ったが、これはこれで面白い判断をしてくれたなぁ。できればここで突撃してくれた方が見やすかったが、どうやって来るのかという方法を見れるからよしとしようかなぁ」
取り出したメモに詳細に書き出しつつ、とっくの前にその場からいなくなったフィーが飛び去った方角に目を向ける。
「それに、ここに来るまでに感情などもある程度測定できたが、やはりあの魔獣相手に対しては不快感が強かったようだねぇ。原因はドラゴンの血か、あるいは母親の本当の血の影響か‥‥‥んー、興味深い。捨て駒を利用して行動に移したが、十分すぎるほどの収穫を得られただろう」
にやりと笑みを浮かべつつ、その人物は浮いている魔獣に対して音もない指示を出し、魔獣は従ってフィーの飛んでいった方向に向かって進みだす。
「さてさて、三日三晩浸けて念入りに熟成し、ついでに捨て駒もざっくりと細切れにして煮詰めたから、ちょっと良い感じに出来上がった作品…‥‥これ相手に、彼はどう出るのか非常に楽しみだねぇ」
くすりと笑い、観察しやすい場所の確保のために先回りを行う。
その手には魔獣を作る際に、ちょうど都合が良いほど欲望にまみれていた人物を手にかけた時に付着した血がしたたり落ちていたが、そんな事も気にしない。
興味があるのはただ一つ、この結果がどうなっていくのか、その先だけなのであった…‥‥
「…‥‥それにしても、こうやって目にするのは初めてだけど、誰もがあれが『魔剣』なのかというツッコミを入れるのはものすごく分かるねぇ。翼にスクリュー…‥‥剣というにはどう考えても形を変えすぎでしょう。聞いた話だとガトリングにガントレットとか、質量保存の法則とかその他の常識をことごとく無視しまくっているよねぇ」
そのツッコミに関しては、同意する人が物凄く多いだろう。他者から見ても、この世界にいる誰もが見ても、同じツッコミを入れているのだから…‥‥
ドラゴンの翼だけでなく、魔剣の翼も併せて加速していき、もう間もなく目に見えてきてもおかしくはない頃合いになって来たが‥‥‥それはつまり、相手にとっても同じ様な位置に来たと感じさせることにもなったのだろう。
「目標、感知可能圏内に補足しまシタ。この速度でなら後一分も、っつ!!ご主人様、急上昇してくだサイ!!」
「わかった!!」
相手の位置をゼナが捉えたところで、急に彼女が叫び、俺はすぐに答えて瞬時に真上に飛び上がった。
ドゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!
「今のは!?」
「正体不明の魔獣の位置から放たれた、強力なエネルギー波のようデス!!相手もすでに、こちらの位置を補足し攻撃を仕掛けてきたようデス!!」
たった今、先ほどまでいた場所を一瞬のうちに飲み込んだ黒いビームのような攻撃。
しかも続けて何発も撃ち出されているようで、直ぐに二撃、三撃と同じ攻撃がやって来た。
ドゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!ドゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!
「っと、やばいな。もう相手の攻撃圏内に入ったのか」
「どうやらそのようデス。しかもかなりの高エネルギーを連射しているにも関わらず、衰える様な反応がありまセン。相手の航行速度はこちらよりはるかに遅いようですが、大半を攻撃に転嫁させているのが原因でショウ」
まだ姿も見えないというのに、いきなり攻撃を仕掛けてくるとは中々殺意の強い魔獣のようだ。
ここに来るまでの道中で他の魔剣士たちも応戦していたようだが、この攻撃を見ると全滅どころか消滅させられたのではないかと思わせられるだろう。
そしてついでに、接近するにつれて少しづつある感覚が出て来たが…‥‥これは、夢で見たような嫌な感覚だろう。となるとあれは、ちょっとした予知夢のようなものだったのか、あるいは自然と感じていたからこそ見た夢なのかもしれない。
そう考えている間にも近付いたようで、攻撃をかいくぐりつつようやく相手の姿が見えて来た。
聞いていた情報通り、確かに巨大な丸い球体のような魔獣だろう。
けれども、表面がぐつぐつと煮えたぎっているような動きを見せており、固体とかではなく何かの液体が球状に固まっていることがうかがえる。
そしてその煮えたぎる表面に所々小さな水滴が跳ねたかと思えば、一滴一滴がすぐに爆発し、次の瞬間には細かい光線となってこちらに迫って来た。
ドビュウウウウ!!ドビュドビュドビュゥ!!
「太い感じから一転して、細かい光線で対空用に切り替えてきたか!!」
「避けられるような大ぶりの攻撃ではなく、細かい手段で的確に潰す気なのでしょウ。機動力を失わないように、私の刃で翼を保護しマス」
ソードウイングの刃の翼がドラゴンの翼に覆いかぶさり、がっちりと保護する。これで直撃を受けても翼に穴が開くようなことはない。
「魔剣じゃないと、魔獣相手には絶命させられないが、それでもこっちも攻撃できるからな!!目には目を、数には数の攻撃を!!『拡散ドラゴンブレス』!!」
ぶぉぉぉぉぉっと勢いよくブレスを吐き出しつつ、途中で分散して迫りくる光線を迎え撃つ。
弾幕相手には弾幕でだが、お互いに決定打に欠けるだろう。
「というか、この細かい攻撃やさっきの太い攻撃何かを考えると、確かに全滅してもおかしくはないな!!広範囲、単体攻撃両方とも強いって何だよこの魔獣は!!」
「ただ今計測していますが、データに無い魔獣ですネ。構成している物質自体はありふれた魔獣のものに近いのですが、内部構成に読み取れない部分が存在していマス。いえ、これは似たようなものがあるようですが、ちょっと数値に違いがあり過ぎますネ」
「似たようなもの?」
「インスタント魔獣デス。スライムの構成物質に似ているのですが、所々におかしなものがあるようでまだ解析が進みまセン」
インスタント魔獣…‥‥魔剣士の魔獣相手の練習用として使われていたスライムか。
取り込んだものによって様々な魔獣の姿を取ってくれるが、それでも強さは微妙な弱さだったはずである。
だがしかし、目の前のこいつはどう考えても一線を画すような強さであり、人為的に作れるものかどうかという点でも疑いたくなるだろう。
煮えたぎる球状の魔獣という時点でスライムなのかという事も怪しすぎるからなぁ。そう言えば並の魔獣ならば咆哮を上げていたりするのに、この魔獣は案外静かな感じがするな。
とにもかくにも、お互いに攻撃をしかけつつも、状況は膠着しているままだ。流石に一人でやることは限られているし、相手の体力とこちらの体力で考えると、ちょっと不味いかもしれない。
「ゼナ、このままではらちが明かない!!一旦退却して体勢を立て直すぞ!!」
「了解デス!!ですが、どうやってこの場から退却しましょうカ!」
「こちらの方が早いなら、ちょっと目くらましをするか距離を取ってもらうだけだ!!『スクリューソードモード』にチェンジ!!」
翼を覆っていた刃の翼が瞬時に形状を変え、大きな筒状の物体となる。
本来は水中専用のモードでもあるが、陸地であっても空気があればこの芸当が可能だ。
「ブレスも交えて攻撃的に!!『ブレストルネード』!!」
内部のスクリューが回転し、空気を吸い上げて暴風が吹き出される。
それに乗せるように俺の方もブレスを吐き、燃え上がる炎がより一層強力な火炎竜巻となって黒い球状の魔獣へ直撃し、爆発を引き起こした。
ドッゴォォォォォォォォン!!
「良し、今のうちに退却だ!!」
素早くソードウイングに切り替え、俺たちはこの場から去ることにした。
どうせ王都の方角に向かって進んできている魔獣だから、この場から逃げたとしてもすぐに追いついてくるのが目に見えている。
それでもいい。一人で相手ができないような代物ならば、退却して他の魔剣士たちと協力するのは手段として一番最適解だろう。
いや、一応やれる手段としてはリスクを犯してのドラゴン化という切り札もあるが‥‥‥それはゼナに、できるだけ控えるようにという釘は刺されている。
なぜならば、彼女の力を解放して同じような手段が取れるとは限らないのだ。
あの時は欠落する代償が『人間』だったからこそ、ドラゴンの力が目覚め、変化した。
でも、次にやる時に同じ様な代償が選択されるとは限らず、仮に慣れたとしても再び解除した時にどうなるのかが分からないのだ。
‥‥‥大きな力には、それ相応の代償が必要。その場限りのリスクだとしても、結局後で大きなツケがやってくる。
ドラゴンの力を発現し、元に戻っても竜化した影響は治らず、未だに角や翼があるのが良い例だ。
それでさらにリスクを犯せば…‥‥また人から離れるのは目に見えている。
だからこそ、本当に彼女の、魔剣の力を解放する手段は切り札として温存しておきたい。
人でなくなった時に、自分が自分でいられるのかが分からないのだから…‥‥
「‥‥‥おぉ、退却してリベンジの予定かぁ。うん、脳筋すぎる力押しの馬鹿という訳でもないのかもねぇ」
‥‥‥フィーが退却を判断して素早くその場から離れた丁度その頃。
ゼナの感知の範囲にいたにも関わらず、彼女の感知を潜り抜けた状態でその人物は観察を行っていた。
「しっかり報告待ちではなく自分の目で見るようにと思ったが、これはこれで面白い判断をしてくれたなぁ。できればここで突撃してくれた方が見やすかったが、どうやって来るのかという方法を見れるからよしとしようかなぁ」
取り出したメモに詳細に書き出しつつ、とっくの前にその場からいなくなったフィーが飛び去った方角に目を向ける。
「それに、ここに来るまでに感情などもある程度測定できたが、やはりあの魔獣相手に対しては不快感が強かったようだねぇ。原因はドラゴンの血か、あるいは母親の本当の血の影響か‥‥‥んー、興味深い。捨て駒を利用して行動に移したが、十分すぎるほどの収穫を得られただろう」
にやりと笑みを浮かべつつ、その人物は浮いている魔獣に対して音もない指示を出し、魔獣は従ってフィーの飛んでいった方向に向かって進みだす。
「さてさて、三日三晩浸けて念入りに熟成し、ついでに捨て駒もざっくりと細切れにして煮詰めたから、ちょっと良い感じに出来上がった作品…‥‥これ相手に、彼はどう出るのか非常に楽しみだねぇ」
くすりと笑い、観察しやすい場所の確保のために先回りを行う。
その手には魔獣を作る際に、ちょうど都合が良いほど欲望にまみれていた人物を手にかけた時に付着した血がしたたり落ちていたが、そんな事も気にしない。
興味があるのはただ一つ、この結果がどうなっていくのか、その先だけなのであった…‥‥
「…‥‥それにしても、こうやって目にするのは初めてだけど、誰もがあれが『魔剣』なのかというツッコミを入れるのはものすごく分かるねぇ。翼にスクリュー…‥‥剣というにはどう考えても形を変えすぎでしょう。聞いた話だとガトリングにガントレットとか、質量保存の法則とかその他の常識をことごとく無視しまくっているよねぇ」
そのツッコミに関しては、同意する人が物凄く多いだろう。他者から見ても、この世界にいる誰もが見ても、同じツッコミを入れているのだから…‥‥
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