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5章 復讐は我にあり
5-23 欲望というのは、消え失せにくく
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欲望というのは、案外消えにくいものだ。
とは言え、大抵の場合は何かの目的があってからこそ出るものであり、果たすことができればいつの間にか無くなっている。
‥‥‥けれども、果たしたとしても新たな目的ができたら、また湧き出るなど、きりがない事も多く‥‥‥だからこそ、その果てしなき欲望に呑まれる者もいるだろう。
【ブグォォォォォォ!!】
そう、今まさに魔獣たちに襲い掛かり、その体を次々飲み込むのはその呑まれた者なのかもしれない。
果てしない欲望に突き動かされ、どの様な結果になるのかも理解せず、ただ今は目の前にあるものを喰らいつくしていくのである…‥‥
「…‥‥『拝啓、親愛なる友へ』か。久しぶりにラドールからの手紙が来たな」
帝国の学園寮内、本日は休日という事で自室でゆっくりと過ごしている中、王国の方から留学という事でしっかり転送されてきた俺宛の手紙の中に、友人のものがあった。
「レードン王国からきたもののようですネ」
「あっちは留学を終えて帰国していたけど、どうなっていたのやら」
ドルマリア王国に留学してきていた、友人のラドール。
レードン王国の方に帰国してから音沙汰はそんなになかったが、こうやって手紙を出してきているところを見ると、元気にやっているのかもしれない。
「そう、ちょっと血生臭くても元気にやっていると思いたい」
「毒物の類はないですガ、事件性を感じさせかねない感じになってますよネ」
内容を読んでみると、軽い近況報告のようなもので、ここ最近あった出来事に関して書いてあるようだ。
どうやらヤンが過ぎた婚約者とのことで少々進展があったらしく、仲が深まっているという事になっていた。
「ですが…‥‥これ、よく見れば暗号文になってますネ。バレないように、知恵を絞って書いたのでしょウ」
「解読するとどうなる?」
「『タスケテタスケテ、悪気ガナイノハワカッテイルケド、コノママダト…‥‥』などと書かれてますネ。ですが、解読不可能なものになってないようで、ここから先は別のものが書かれていマス」
「そっちは?」
「『助ケハイラナイ、私ト彼、ウマクイッテイル、愛ノ巣作リハ順調デス』と」
…‥‥頑張って考えたと思われる暗号文をあっさりものにしているところを考えると、ラドールの婚約者とやらは頭脳明晰なのかもしれない。
訳してもらうと所々かなり強い思いが見えるようで、これ以上読まないほうが良いと警鐘がなってきたのでしっかりと呪いを払うレベルで厳重な封をしてもらい、見なかったことにする。
「‥‥‥元気そうでよかったな、ラドール」
「内容に関してハ?」
「世の中には、触れないほうが良いこともあるという事を学ばせてもらったよ」
友人だからと言って、この思いを見ると俺たちが同行できるような類ではあるまい。
これはもう、ラドール自身がしっかりと向き合って話し合うべきことであり、介入は不可能だと判断させてもらった。
決して、魔獣以上の恐ろしい恐怖を感じたとかではない‥‥‥と言いたい。人って、恐ろしいものに転じる時はとことん追求することが出来るんだなぁっと思わず遠い目をしながら思ってしまう。
「こういう手紙を見た後だと、ちょっと気分変えたくなるな‥‥‥ゼナ、せっかく帝国にいるんだから、ちょっと帝都内を見て回ろうか」
「ハイ。では、お出かけの準備をいたしましょウ」
まだ休日の時間はたっぷりあるし、気分転換に外に出るのは良いかなぁ…‥‥
「休日とは言え、久し振りに城に帰って来てみれば、お兄様がお兄様を運んでいるところに遭遇するとは思いませんでしたわ」
「こっちも、まさか休日早々に兄を運ぶとは思わなかったが‥‥‥今日、医者って医務室にいたっけか?」
「いますわよ。常駐していますもの」
「それもそうか」
フィーが遠い目をしつつ外に出ようかとしていた丁度その頃、帝都の中にある城の中では、タンカに人を乗せて運ぶルルシアと、その兄である第2皇子の地位についているカイゼルの姿があった。
そしてそのタンカに乗せられているのは、このミルガンド帝国の第1皇子にして次期皇帝と言われる二人の兄だったが…‥‥現在、ふわふわと魂のようなものをだして気絶をしていた。
「どうも兄上は、ここ最近帝国の各地で起こっていることに関して調べていたようでな、無理してぶっ倒れたらしい」
「お兄様ったら、きちんと自分の体と相談しておかないといけないですわよ」
ぶつくさと言いつつも、タンカに兄を乗せて運ぶ兄妹。本来であれば皇帝の座をかけて争うような立場にいる者たちだが、幸いなことに仲はお互いに良好であり、血を見る様な争いごとは無かった。
ただし、その代償というべきか第1皇子自身に血を見るようなことはそこそこの頻度であったりしており、今日のぶっ倒れは珍しい赤い色を見ないことでもあった。
「まぁ、仕方がないか。妹よ、兄上はお前が遭遇した怪物に関することや、帝国周辺での魔獣の異常事態に関して調べていたようだからな。魔剣士としてのことに集中する我々の分まで、やってくれているのだ」
「それもそうですわね‥‥‥でも、体を大事にして欲しいですわ。次期皇帝になるならば、負担を減らすための業務の効率化などもやっていくべきですわね」
「そうなんだがなぁ…‥‥どうしても、無駄を作る馬鹿は出るのが頭の悩みどころだしなぁ」
どれだけ負担を減らすために動いても、何かと面倒事は大きな国ほど多く起きるものであり、帝国も例外ではなく色々な事態に関しての情報が集まってきやすい。
そして目にするからこそすべてができなくてもできる限りの部分だけでもやろうとした結果、終わりの見えない仕事地獄に嵌ることもあり、この第1皇子のようなことになるのもあるのだ。
「せっかくの休日、何が悲しくて実の兄を医者へ運ばなければならないのやら‥‥‥ほら、兵士たちどいて欲しいですわ」
「運ばせたくても、この兄結構繊細だからなぁ。いつもの介護班はこういう時に限って風邪にかかって寝込むとは、運の悪い事だ」
えっさほいさっと運びつぶやき、皇子を搬送する兄妹。
休日だからこそたまにはと思って同時に日帰りでの帰宅をやってみれば、その時間を兄の治療に取られてしまうのであった‥‥‥‥
「うう、まだだ、まだ仕事をさせて欲しい‥‥‥ナマコプラズマキングが、ドンブリゴンベェがぁ…‥‥」
「…‥‥うなされてますけれども、何をやっていますの?」
「分からん。兄上は寝ても覚めても、仕事中毒にならないとやってられんほどため込みやすいからなぁ‥‥‥」
とは言え、大抵の場合は何かの目的があってからこそ出るものであり、果たすことができればいつの間にか無くなっている。
‥‥‥けれども、果たしたとしても新たな目的ができたら、また湧き出るなど、きりがない事も多く‥‥‥だからこそ、その果てしなき欲望に呑まれる者もいるだろう。
【ブグォォォォォォ!!】
そう、今まさに魔獣たちに襲い掛かり、その体を次々飲み込むのはその呑まれた者なのかもしれない。
果てしない欲望に突き動かされ、どの様な結果になるのかも理解せず、ただ今は目の前にあるものを喰らいつくしていくのである…‥‥
「…‥‥『拝啓、親愛なる友へ』か。久しぶりにラドールからの手紙が来たな」
帝国の学園寮内、本日は休日という事で自室でゆっくりと過ごしている中、王国の方から留学という事でしっかり転送されてきた俺宛の手紙の中に、友人のものがあった。
「レードン王国からきたもののようですネ」
「あっちは留学を終えて帰国していたけど、どうなっていたのやら」
ドルマリア王国に留学してきていた、友人のラドール。
レードン王国の方に帰国してから音沙汰はそんなになかったが、こうやって手紙を出してきているところを見ると、元気にやっているのかもしれない。
「そう、ちょっと血生臭くても元気にやっていると思いたい」
「毒物の類はないですガ、事件性を感じさせかねない感じになってますよネ」
内容を読んでみると、軽い近況報告のようなもので、ここ最近あった出来事に関して書いてあるようだ。
どうやらヤンが過ぎた婚約者とのことで少々進展があったらしく、仲が深まっているという事になっていた。
「ですが…‥‥これ、よく見れば暗号文になってますネ。バレないように、知恵を絞って書いたのでしょウ」
「解読するとどうなる?」
「『タスケテタスケテ、悪気ガナイノハワカッテイルケド、コノママダト…‥‥』などと書かれてますネ。ですが、解読不可能なものになってないようで、ここから先は別のものが書かれていマス」
「そっちは?」
「『助ケハイラナイ、私ト彼、ウマクイッテイル、愛ノ巣作リハ順調デス』と」
…‥‥頑張って考えたと思われる暗号文をあっさりものにしているところを考えると、ラドールの婚約者とやらは頭脳明晰なのかもしれない。
訳してもらうと所々かなり強い思いが見えるようで、これ以上読まないほうが良いと警鐘がなってきたのでしっかりと呪いを払うレベルで厳重な封をしてもらい、見なかったことにする。
「‥‥‥元気そうでよかったな、ラドール」
「内容に関してハ?」
「世の中には、触れないほうが良いこともあるという事を学ばせてもらったよ」
友人だからと言って、この思いを見ると俺たちが同行できるような類ではあるまい。
これはもう、ラドール自身がしっかりと向き合って話し合うべきことであり、介入は不可能だと判断させてもらった。
決して、魔獣以上の恐ろしい恐怖を感じたとかではない‥‥‥と言いたい。人って、恐ろしいものに転じる時はとことん追求することが出来るんだなぁっと思わず遠い目をしながら思ってしまう。
「こういう手紙を見た後だと、ちょっと気分変えたくなるな‥‥‥ゼナ、せっかく帝国にいるんだから、ちょっと帝都内を見て回ろうか」
「ハイ。では、お出かけの準備をいたしましょウ」
まだ休日の時間はたっぷりあるし、気分転換に外に出るのは良いかなぁ…‥‥
「休日とは言え、久し振りに城に帰って来てみれば、お兄様がお兄様を運んでいるところに遭遇するとは思いませんでしたわ」
「こっちも、まさか休日早々に兄を運ぶとは思わなかったが‥‥‥今日、医者って医務室にいたっけか?」
「いますわよ。常駐していますもの」
「それもそうか」
フィーが遠い目をしつつ外に出ようかとしていた丁度その頃、帝都の中にある城の中では、タンカに人を乗せて運ぶルルシアと、その兄である第2皇子の地位についているカイゼルの姿があった。
そしてそのタンカに乗せられているのは、このミルガンド帝国の第1皇子にして次期皇帝と言われる二人の兄だったが…‥‥現在、ふわふわと魂のようなものをだして気絶をしていた。
「どうも兄上は、ここ最近帝国の各地で起こっていることに関して調べていたようでな、無理してぶっ倒れたらしい」
「お兄様ったら、きちんと自分の体と相談しておかないといけないですわよ」
ぶつくさと言いつつも、タンカに兄を乗せて運ぶ兄妹。本来であれば皇帝の座をかけて争うような立場にいる者たちだが、幸いなことに仲はお互いに良好であり、血を見る様な争いごとは無かった。
ただし、その代償というべきか第1皇子自身に血を見るようなことはそこそこの頻度であったりしており、今日のぶっ倒れは珍しい赤い色を見ないことでもあった。
「まぁ、仕方がないか。妹よ、兄上はお前が遭遇した怪物に関することや、帝国周辺での魔獣の異常事態に関して調べていたようだからな。魔剣士としてのことに集中する我々の分まで、やってくれているのだ」
「それもそうですわね‥‥‥でも、体を大事にして欲しいですわ。次期皇帝になるならば、負担を減らすための業務の効率化などもやっていくべきですわね」
「そうなんだがなぁ…‥‥どうしても、無駄を作る馬鹿は出るのが頭の悩みどころだしなぁ」
どれだけ負担を減らすために動いても、何かと面倒事は大きな国ほど多く起きるものであり、帝国も例外ではなく色々な事態に関しての情報が集まってきやすい。
そして目にするからこそすべてができなくてもできる限りの部分だけでもやろうとした結果、終わりの見えない仕事地獄に嵌ることもあり、この第1皇子のようなことになるのもあるのだ。
「せっかくの休日、何が悲しくて実の兄を医者へ運ばなければならないのやら‥‥‥ほら、兵士たちどいて欲しいですわ」
「運ばせたくても、この兄結構繊細だからなぁ。いつもの介護班はこういう時に限って風邪にかかって寝込むとは、運の悪い事だ」
えっさほいさっと運びつぶやき、皇子を搬送する兄妹。
休日だからこそたまにはと思って同時に日帰りでの帰宅をやってみれば、その時間を兄の治療に取られてしまうのであった‥‥‥‥
「うう、まだだ、まだ仕事をさせて欲しい‥‥‥ナマコプラズマキングが、ドンブリゴンベェがぁ…‥‥」
「…‥‥うなされてますけれども、何をやっていますの?」
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