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探していたら見つけた
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「どこかに良い場所はないかな?」
のんびり生きようと思い、とりあえず拠点とすべき場所を探すことにしたゼロ。
とりあえず現在地を把握するために、魔人となったことで得たチートじみている魔法を使用してみることにした。
どのような魔法が使えるのかは、魔人としての本能故か想像するだけで理解ができる。
そして、目的としている魔法もすぐにわかるのだ。
……あくまで既存の魔法らしいけどね。想像して創り出しているのではなく、この世界に存在する魔法でという事のようだ。
「『地図作成』!!」
魔法を発動させると、目の前に一枚の紙が出来上がり、そこの周辺の地図が創り出される。
とりあえず範囲としては、周辺の地形だけにした。
いやまぁ、いきなり国単位とかやっても分かるわけないし、情報整理しやすいようという考えがあるのだよ。
地図を見て、どのような地形になっているのか確認すると、どうやら南西の方に森があるようだ。
そこそこの広さのようだが、中央の方に小さな湖もあるようでそのあたりは少しだけ開けているらしい。
「よし、この場所にするか」
水飲み場としても、畑を作るにしても湖を水源として出来るだろうし、周辺の木を切り倒してログハウスみたいなものなら立てることができるだろう。
魔法を使用して建てることもできるし、魔人となったせいか人間離れした怪力もあるようなので自力で持ち運びするのもありかもしれない。
とりあえず家の建設とかは後にしておいて、現地視察のためにゼロはその森へ向かった。
……移動方法は徒歩の予定だったけど、そこそこ距離があるようなので飛行魔法を使用しました。
車もないし、この世界の交通事情とかまだ知らないしな。
向かっていると、途中で川にゼロは差し掛かった。
湖とはつながっていないようだが、この川に沿って行けば森の近くまで行けそうである。
魔法で飛んでいくのもいいけど、ふと川下りでもしてみようかと、ゼロはなんとなくで思い付き、そうすることにした。
川の岸辺に立ち、ボートに向いていそうなものを探す。
「ちょうどいい木とか、そう言ったものがないかな?」
きょろきょろとあたりを見渡すと、ふとゼロは上流から何かが流れてきたのに気が付いた。
「ん?」
よく見れば、都合のいいことにボートのようなものだが、キラキラと日光で反射しており、材質は気ではないことだけはよくわかる。
と言うか、なんとなく氷でできた船のような…‥‥魔法があるし、氷魔法で船を作る人がいたとしても不思議ではないだろう。
でも、何か様子がおかしいような……あ、よく見れば溶けていないか?
「助けて――――――!!」
「悲鳴が上がっているじゃん!!」
どうやら誰かが乗っているようで、こちらに気が付いたらしく、助けを求める声が聞こえた。
氷でできた船が、このポカポカ陽気で溶けてきたようで、しかも川に流れているうちに底のほうからも溶けてきたようだ。
何者かは知らないけど、とりあえず異世界へ転生して初めての出会いとなるので、慌ててゼロは助けに向かうのであった……
のんびり生きようと思い、とりあえず拠点とすべき場所を探すことにしたゼロ。
とりあえず現在地を把握するために、魔人となったことで得たチートじみている魔法を使用してみることにした。
どのような魔法が使えるのかは、魔人としての本能故か想像するだけで理解ができる。
そして、目的としている魔法もすぐにわかるのだ。
……あくまで既存の魔法らしいけどね。想像して創り出しているのではなく、この世界に存在する魔法でという事のようだ。
「『地図作成』!!」
魔法を発動させると、目の前に一枚の紙が出来上がり、そこの周辺の地図が創り出される。
とりあえず範囲としては、周辺の地形だけにした。
いやまぁ、いきなり国単位とかやっても分かるわけないし、情報整理しやすいようという考えがあるのだよ。
地図を見て、どのような地形になっているのか確認すると、どうやら南西の方に森があるようだ。
そこそこの広さのようだが、中央の方に小さな湖もあるようでそのあたりは少しだけ開けているらしい。
「よし、この場所にするか」
水飲み場としても、畑を作るにしても湖を水源として出来るだろうし、周辺の木を切り倒してログハウスみたいなものなら立てることができるだろう。
魔法を使用して建てることもできるし、魔人となったせいか人間離れした怪力もあるようなので自力で持ち運びするのもありかもしれない。
とりあえず家の建設とかは後にしておいて、現地視察のためにゼロはその森へ向かった。
……移動方法は徒歩の予定だったけど、そこそこ距離があるようなので飛行魔法を使用しました。
車もないし、この世界の交通事情とかまだ知らないしな。
向かっていると、途中で川にゼロは差し掛かった。
湖とはつながっていないようだが、この川に沿って行けば森の近くまで行けそうである。
魔法で飛んでいくのもいいけど、ふと川下りでもしてみようかと、ゼロはなんとなくで思い付き、そうすることにした。
川の岸辺に立ち、ボートに向いていそうなものを探す。
「ちょうどいい木とか、そう言ったものがないかな?」
きょろきょろとあたりを見渡すと、ふとゼロは上流から何かが流れてきたのに気が付いた。
「ん?」
よく見れば、都合のいいことにボートのようなものだが、キラキラと日光で反射しており、材質は気ではないことだけはよくわかる。
と言うか、なんとなく氷でできた船のような…‥‥魔法があるし、氷魔法で船を作る人がいたとしても不思議ではないだろう。
でも、何か様子がおかしいような……あ、よく見れば溶けていないか?
「助けて――――――!!」
「悲鳴が上がっているじゃん!!」
どうやら誰かが乗っているようで、こちらに気が付いたらしく、助けを求める声が聞こえた。
氷でできた船が、このポカポカ陽気で溶けてきたようで、しかも川に流れているうちに底のほうからも溶けてきたようだ。
何者かは知らないけど、とりあえず異世界へ転生して初めての出会いとなるので、慌ててゼロは助けに向かうのであった……
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